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王家の紋章番外編@2ちゃんねる

1 :我が名は名無し:2001/03/14(水) 08:00
少女漫画板で熱く語られている名作「王家の紋章」!
本編も面白いけど私的にはこんな話が読みたいの!こんなことを考えたの!
という方!ここに熱い思いをぶつけてください!
荒らしはお断り。下品路線も不可です。良識ある番外編待望!
感想・クレームはここだけで。本編板を煽るような真似は慎みましょう!

2 :我が名は名無し:2001/03/14(水) 08:02
んでもって、ここのもとになった旧スレはこちら。
http://salad.2ch.net/test/read.cgi?bbs=gcomic&key=975782896&ls=50

さらに本編スレはこちら。
http://salad.2ch.net/test/read.cgi?bbs=gcomic&key=982681983

3 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/14(水) 17:04
どきどき。。。808さんはまだだろうか?

4 :名無しさん:2001/03/14(水) 17:38
新作・・・待望(はあと)
808さん以外の人とか新人さんとか。
マタ〜リと逝きましょ〜ね。うふ。

5 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/14(水) 18:47
妄想じゃなく毛草話。
ラガッチュと愛死すなんか読んでみたいっす。どきどき・・


6 :名無しさん:2001/03/15(木) 07:00
正当派 綿日酢と来夜炉留,伊豆見留と来夜炉留,大穴 らがっちゅとあいしす・・・
読みたいパターンいろいろ。
でも王子派の毛草が充実してほしい。あとの二組はほっといてもそれなりに幸せそう。

7 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/15(木) 10:07
あと仕事の鬼のライアン兄さんとか。
アイシスがバビロニアに嫁いじゃってから、ほったらかしになってるミヌーエとか・・・

8 :名無しさん:2001/03/15(木) 14:16
というわけで作家さん、いらっしゃ〜い(はあと)
他人が不快感を覚えるような汚いエロ、極端にキャラクタ・イメージを歪める
ような描写なんかはやめようね。
番外スレ自体,嫌いな人も読みに来るだろうけど煽り、荒らしはやめようね。
また〜りと行きましょう!

ああっ、愛の大河番外編が読みたい!

9 :名無しさん:2001/03/15(木) 17:37
>6
らがっちゅとあいしす、幸せになりそうな組み合わせか?
お互い相当無理してるみたいだが。少なくともアイシスは。

「ふ、なんだかんだと言っても女は最初に抱かれた男に靡くもの。アイシスも所詮は。
私の虜よのう。ふははははは!」
「ああ、もう、らがっちゅはげっちゅには抱かれたくない。あのオヤジ臭い自信が
許せぬのじゃ。おお、メンフィス・・・!」
「おいたわしや〜、アイシスさまぁぁぁ。」


10 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/16(金) 00:45
まじレスしかも長くなりそでスマソ。

1さん、あなたはエライ!ありがとう!!
私は好きだけど、本当に嫌いな人(≠わざわざ旧スレ覗きに来てうざがってた人)が
迷惑してるだろうと思うと、あのage荒らしには参ってた。これで安心して楽しめるよ。

>感想・クレームはここだけで。本編板を煽るような真似は慎みましょう!

うんうん。これ大事。今後もこっちのこと少女漫画板で話題にする人は
非難でも擁護でも荒らし、ね。荒らしを理詰めで説得するのは無理。放置しよう。

たださぁ、8さんとかも書いてること、気持ちわかるし悪意無いのもわかるんだけど、
あんまり線引きしない方がいいと思うよ。線引きは荒らしを生む。
旧スレの荒らしって、便乗愉快犯はともかく、熱心に808さんを攻撃してた人は
自分も妄想書いた人で、新スレ12さんの「下品なポルノはいやんbut808さんはOK」
発言あたりにカチンときたんじゃないかな。
本音は「ひとのこと下品呼ばわりするほどあんたらは上品なのか?」だったのでは。
808さん自身のコメントも「私のは過激じゃない。私は過激なのは嫌い。」って
匂わせてる感じで、相手を刺激しちゃってたような気がする。
妄想を楽しみたいけど自分の好みの範囲までにしたい、っていうのは
ちょっと虫がいいのでは。人の好みは千差万別だしね。
今まで書かれたものは、私も苦手なのあったけど、でもどれも支持してた人がいた。
だったら「私はこういうの嫌い」って言うべきじゃないな、と私は思った。
とにかく、自分は正当なつもりでも、攻撃は反撃を生む。
マターリ楽しむためには、自分の好みでない妄想があっても、黙ってた方がいいと思う。
ひとが書いたものを非難すると、書いた人だけでなく楽しんでる人も不快な思いをするし。

11 :名無しさん23:2001/03/16(金) 01:03
>10 <内容をあんまり線引きしない方がいいと思う

私もそれ同意っす。そもそも少女板から出なければならなかった理由が、
「好ましくない」と思う一部の人の意見だったんだから。
やっとこっちに分室した以上は、思うように自由に書きましょー
*   * * *
    *  *
     *
(´ー`)ノポポポポポ・・・・

12 :10:2001/03/16(金) 01:13
書き込んだら掲示板が表示されて、別世界ぶりにちょっとびっくり。
女子校出て共学の大学に入ったばかりの頃のカルチャーショックを思い出す…。
なんか、ここに書くときはsageで書く方がよくない?
ここで上がってると得体の知れない荒らしを逆輸入してしまいそうだ。
(その場合も、やはり徹底的に放置、ね。)

808さん、誤解しないでね。私はあなたのファン。
さらっとしてて綺麗で好きだ。(露骨な言葉を避けた言い回しが、かえってsensualだ。)
あなたの王子のイメージも好きだ〜。王子がルカに厳しい理由のところも、うんうん!て感じ。
新作楽しみにしてます。(旧スレでの屈折した非難は気にしなさんなよ。)

私はえっち要素無いのも好きだ。
81さんもまた書いて欲しいし、
954〜958さんの(テーマの割にはえっち度低いよね)も良かった。
妄想作家のみなさんありがとう&期待してます!

13 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/16(金) 01:18
おおっ!優しみが散布されている!!ありがとぉ〜!!!

14 :名無しさん:2001/03/16(金) 05:58
作家デビューしてもいいですか?前スレの808さんとか他の方の見て、こんなんも
ありかぁってウレシクなった厨房の私。
「王子は紫の君を育てた源氏の君タイプ」っていうカキコとずっと前に某サイトで
見たある作品からイメージしました。っていうかほとんどなぞってるだけかも。
っちゅうわけで光源氏なイズミル王子。ああ、国文科の毛僧・・・。


15 :名無しさん:2001/03/16(金) 06:01
遠くから暖かい規則正しい音がする。懐かしい音。
何かしら・・・?
身を起こして音を探ろうとしたキャロルは強い力で押さえ込まれた。
キャロルは王子の胸に頭をのせて眠っていたのだ。聞こえていた音の正体は王子の鼓動!

きゃあっ!

姫よ,姫よ。何故,逃げる。そなたはあのまま眠り込んでしまったのだ。私も睡魔には勝てず,つい寝過ごしたらしい。
何という顔をしている?そなたが恐れるようなことはしておらぬわ!誰がそのような卑怯なことをするものか。
・・・姫よ。エジプトの庭で初めて出会ったその日から,そなたが愛しい。そなたがまるで妹のように思えることもある。

妹?私が?

ふふ,初めて会った時,そなたは私を兄と呼んだ。そなたは意地っ張りで,不器用な妹だ。目が離せぬわ。やれやれ,この年で子守をする羽目になろうとはな!

冗談めかして顔をのぞき込む王子に,初めてキャロルは笑いかけた。

姫・・・。初めて笑ったな。良かった。そなたが一生,私や自分の運命を呪いながら過ごすことになったなら・・・どうしようかと思っていたのだ。
あの庭で見つけた少女が頑なな殻の中に一生閉じこもってしまったら・・・と。
そなたが今の境遇を嫌っているのは知っている。家族を忘れがたく思っていることも。だが,姫。これだけは言っておく。不幸な生き方をしてはならぬ。よいな。

王子の真摯な言葉にキャロルは深く心を打たれた。

王子・・・。あなたは何故,私にそんなに優しいの?私は人質でしょう?私はあなたにひどいことを言ったわ。それなのに・・・。

姫,同じことはもう言わぬぞ。そなたは人質ではないし,私の弄び者でもない。私はそなたを大切に思っている。それだけだ。
そなたが望むなら,私はそなたの兄ともなってやろう。欲しいものは全て与えてやる。だから・・・生きよ。運命を切り開く生気に満ちたそなたの姿が忘れられぬのだ。私は・・・そなたを愛している。
さぁ,私は部屋に戻ろう。夜明け前だ,私がここで夜明かししたと噂する者も出まい。

寝台を降り,出ていこうとする王子に思わずキャロルは言った。

16 :名無しさん:2001/03/16(金) 06:01
待って,王子。あの・・・あの・・・一方的に話して行ってしまうの?私はどうすればいいの?私の話も聞いて。

王子は立ち止まって驚いてキャロルを見つめる。

愛する・・・なんて言われてもどうしていいのか分からない。どういうことなのか分からないんですもの。でも,でも,あの,私はあなたを信頼してもいいの?私はこの世界でひとりぼっち。でも誰か信頼できる人が・・・相談したり,話をしたり,色々なことを教わったりできる人が欲しいの。私,あなたを信頼して良いの?

おお・・・!姫,姫!そう言ってくれるのか?私を信頼してくれるのか?おお,私はそなたが信頼するに足る者となろう。そなたを守ってやる。おお,姫!

王子はキャロルを思わず抱きしめた。キャロルは唐突な王子の行動に驚いて固まってしまった。だがその暖かさが懐かしく,嬉しくて王子の胸に体を預けたのだった。

王子とキャロルの間に新しい時間が流れ始めた。
王子はキャロルに様々なことを教え,徐々に他の人々にも会わせるようにした。潔癖なキャロルを刺激しないよう,細心の注意を払いながら彼女をヒッタイトの王子妃として遇する王子。人々の尊敬を勝ち得られるように。誰もがヒッタイトの王子妃にふさわしいと認めるように。
だが,二人きりの時はキャロルを妹として扱い,心解すようにつとめた。
他愛ない会話を楽しみ,ゲームで勝ち負けを競ったり,まじめな話をしたり。楽器の合奏をすることもあったし,お互いに相手の知らない新しい知識を伝えあったりもした。
何気ない言葉や仕草の端々から窺われるキャロルの深い知識,思慮深さ,優しい気だてが王子の恋情を深くする。

夜遅くまで話し込むことが多くなると王子とキャロルは同じ部屋で眠り込んでしまうことも多くなった。それはただの添い寝なのだけれど周囲の人々は恋人同士が婚儀に先立って結ばれたのだと解釈した。
キャロルはそれを聞いて怒り狂ったが,この誤解に嬉しさを感じているイズミル王子は優しさと威厳をもってキャロルに言い聞かせた。

皆がそなたを尊敬している。誰もそなたを淫らな娘とは思っていまい。私がそなたを守ると言ったのだ。悪質な噂など流れぬ。よいか,今,そなたが騒げば人々はもっと無責任に騒ぎ立てよう。全て私に任せ,そなたは知らぬ顔をしておれ。よいな。さぁ,この話は終わりだ。


17 :名無しさん:2001/03/16(金) 06:05
長くてスマソ。個人的には「王子の鼓動で目覚めるキャロル」っちゅう
シチュエーションに萌え〜なので真似しました。原作者の方、もし読んで
いたら許してください。盗作とかじゃなくて純粋にすてきすぎるから
お借りしました。本当にごめんなさい。

なんちゅうか、私の妄想の中ではキャロルは王子に最初に会ってて、今
、王子がキャロルを懐かせようとしてる最中ってことになってます。
もちろん清らかな関係よーん。紫の君の物語好きなんよ。

18 :名無しさん:2001/03/16(金) 07:40
ををっ!さっそくコピペを。
続きもあったら嬉しい。
漂う優しさぽぽぽが良いわ〜。

でも無用な荒らしを呼ぶかも知れないから、モトネタがあるってこと
あんまり公表しないほうがいいかも。作者にことわりなしのモロ・コピペ
はやめたほうがいいと思うけどね。(あ、深読みしすぎか。スマソ)

19 :名無しさん:2001/03/16(金) 17:28
イズミル萌えのひと以外の作品もきぼーん。
やっぱりメンフィス×キャロルの組み合わせも欲しいな。
ところで源氏の君×紫の上がモデルの王子×キャロル妄想の場合、
結ばれちゃった夜(はあと)も書いて欲しいなっ。

20 :その名はアリ萌え:2001/03/16(金) 21:43
《侍女アリの告白》

 密やかな諜者の気配が消えたかと思うと、衣擦れの音がして、やがて滑るような
低い足音を残して扉が閉まった。王が、なにやら緊急の報告を受けて出てゆかれた
らしい。珍しいことではないが、何事だろうか。急ぎ、表の宮殿に斥候を走らせねばならぬ。
 今夜は、不気味なほど赤い上弦の月が出ていた。びょうびょうと吹き付ける風は、
山犬の声を運んでくる。
 神の門の都は、じきに夜明けを迎えるらしい。冷気の向こうに、輝く明星が見えてきた。

 わたしは、主の寝所にそっと身を滑りこませた。
途端、奥の寝台を隔てる薄い幕の向こうから物憂げな声が飛ぶ。

ーーーアリか?
ーーーはい。アイシスさま。

ーーー湯浴みする。支度を。
ーーーご用意しております。

わたしは努めて感情を押し殺し、乾いた声で答える。

ーーー表の様子を誰ぞに探らせよ。

主はのろのろと身を起こしながら、短く命じた。
わたしの目にはいるのは、床に散らばった色とりどりの薄衣と、燈火をはじく黄金
の釧、そして、王の胸元に下げられた赤い目の竜の飾り。
 幕を引き上げ、主は姿を現す。むき出しの足と、しどけなく薄物を肩に掛けただけの裸身、くっきりと影を
掃いた目の下の隈をわたしはとらえる。

 そうして、いつものように身体を引きずり、主は湯殿に向かう。わたしの外は誰も彼も遠ざけて、長い間そ
こに籠もるのだ。
 湯船から立ち上る湯気と、室内で焚かれる香木の煙のせいで主の姿はかすみ、
わたしには主のゆらゆらと水面に垂れる黒髪と、水をはじく細い指しか見えない。
ずいぶんと長い間、主とわたしは沈黙を共有する。
 やがて、その白い指に血の気が昇り、跳ねる水音が止んだ頃、わたしは香油壺を
もって主の元ににじり寄る。湯船からあがった身体を葦の寝台に横たえ、水気を
丁寧に拭うと、その上に香油を刷り込む。故郷の香りそのものであるとろりとした
液体は、主の背のくぼみに小さな池をつくる。わたしの無様な指が、静かにその上
を行き来する。

21 :その名はアリ萌え:2001/03/16(金) 21:44

続き

 もうこの儀式のような湯浴みにも、なれてしまった。わたしの手は主の身体の変化
をしっかりと捉えている。硬質な青い身体は、この都にきてから、薄紅を掃いて柔ら
かくなり、手に吸い付くようななめらかな肌理細やかさをもち、神経がむき出しで張
り巡らされたような繊細な膚となったのを知っている。そればかりではない。 
 ほっそりとしていた腰回りは、放恣に豊かさを増し、青白かった胸元は匂い立つよ
うに艶冶になった。

 わたしの指が、主の肩をもみほぐし円を描いて腕をなではじめると、主は決まって
肩を震わせて忍び泣きはじめる。下唇を噛み、押し殺したすすり泣きが、主とわたし
の間に低く流れていく。わたしは聞こえていないふりをして、黙って指を動かし続ける。
 黙々と震える主の背中をなでていると、掌から、かの人の愛執が伝わって来る気がする。

 そのなめらかな背に、鎖骨が影を落とす豊かな胸元に、くびれた腰に、王の痕がくっ きりと残っている。
わたしはそれを消そうと懸命に指を動かすけれど、主の身体の奥深くに灯された燠火は燃え続け、わたしの
手を拒絶する。
 主は知っているのだろうか、その燠火を燃やし続けるのが、主自身であることを。どんなに厭わしく思い、
懸命に湯殿でケガレを祓おうとしても、夜毎の臥所の記憶は澱のように降り積もり、主自身を変えていって
いることを。
 夜伽を務めるわたしの目には、もう一つの主の姿も焼き付いている。
王が触れたとたん、満開の花が散るように、灰の塊がもろく崩れ去るように、主の
身体がしなり王の腕のなかにおさまる姿。またはその白い両の腕を、王の首に巻き付
けて、激しい渇望のしぐさを飽かず繰り返す姿。あでやかな口唇から漏れた熱いわななきすら耳の奥に残っている。

 そして決まって、主は例の嘆きを口に出す。

ーーーああ、エジプトに帰りたい・・・・・・

 あの燃えるようなあえぎをあげた口で、終わらぬ繰り言をつぶやく。
わたしの耳にも慣れた、主の呟き。

 どちらも、主の貌である。カァとバァのように分かちがたく結び付いた二つの相。
わたしは最近、どちらの主も本来の姿だろうと思い始めている。

 そうして、朝が来れば主はいつもの姿を取り戻す。
古い王国の王后にふさわしい冠を戴き、黄金の房飾りのついた領巾を長々とひき、
ピッタリと身を包むあでやかなドレスを纏って、人々の感嘆の眼差しのなかを歩む。
漆黒の髪に縁取られた誇り高い顔に、燠火の燃える瞳と、薫るような微笑み輝かせて。

 わたしの最愛の女王よ、わたしの唯1人の主、あなたのためにわたしの両腕が
血に染まることも厭わぬ。
 あなたの愛執はわたしのもの、それこそが、わたしを活け立たせるもの。

 終了。

22 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/16(金) 23:22
おおおおおお・・・アイシス様〜! 堪能しました。
是非ラガッチュも登場編とかも書いて頂けないでしょーか。

ところで、sage進行に賛成。
別にここの板の人達に読んで欲しいわけでも盛り上げて欲しいわけでもないし。
ここの板の住人さん達からみたら「なんじゃこりゃ?」なスレだろうし。
私らは文章力鍛えたいわけじゃないし…お邪魔するのも気が引けるよ。
ひそーりまたーり希望。

23 :おさかなくわえた名無しさん:2001/03/17(土) 00:01
うれしいです。ただそれだけです。


24 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/17(土) 02:37
すばらしい。。。
それだけです。
続編を切望すます。

25 :24です。:2001/03/17(土) 19:25
”すます”ってなにかしら?
”します”が正解!

ちょっと逝って来ます。

26 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/19(月) 00:12
お礼とお詫びです。808です。

>1さん
ありがとうございました。
旧スレが荒れておろおろしてたんですが、おかげでモメ事もおさまり、
数行では言い表せないほど感謝してます。
また妄想がふくらんでしまったら、ここを使わせて頂きます。

>妄想嫌いな方達
本当にごめんなさい。黙って我慢して下さってた方達には特に謝りたいです。
(ここじゃ読まれないでしょうが、本編板のスレに書くのもマズイと思うので。)

>苦言を呈して下さった方達
ありがとうございます。
これからはレスするときには、喧嘩売ったような結果にならないよう気をつけます。

みなさん、お騒がせしてすみませんでした。
せっかく2ちゃんなのにコテハンのようにしていたのを不快に思った人も
いるかもしれないので、今後は何か書くとしてもコテハンはやめておきますが、
最後に808としてお詫びしておきたかったので。長くてごめんなさい。

私もここでいろいろ読めるのを楽しみにしています。

27 :名無しさん:2001/03/19(月) 06:49
>808さん
来てくださったのですね!わーん,新スレを立てたかいがありました。
またぜひ書いてくださいね!

28 :名無しさん:2001/03/19(月) 14:59
14です。光源氏と紫の君の、王子×キャロル妄想の続きです。
読んでいただければ幸いです。一人でオリジナリティのない妄想してるだけだったのに
膨らんでくるとやっぱり・・・。というわけで読んでいただけると嬉しいです。

いつもの添い寝の夜。
王子とキャロルは今日あったことなど,とりとめもない会話を交わしていつしか眠
りに落ちる。
王子に対する警戒心がほとんどなくなったかのように無邪気に喋るキャロル。
それは本心からなのか。それとも何かの折りに覗く王子の男の心に対する無意識の
防御なのか。
王子には分からない。キャロルも敢えて自分の心を見つめない。

兄さんのような人。私を大事に守ってくれる人。怖いこともあるけれど,大好き。
安心できるわ。エジプトのことも何もかも忘れて子供の頃に戻ったようなこの安ら
かな時の中にずっといられたらいいのに・・・。

キャロルの身勝手な想い。手枕に添い臥しながらキャロルの口は徐々に重くなり,
その小さな体の重みと暖かさが王子を苦しめる。

姫・・・。愛しい私の姫。こんなに誰かを大切に思えることがあるとは知らなかっ
た。こんなに誰かを愛せるとは我ながら信じられぬ。
ずっとずっと大切に見守ってきた。
まだほんの子供。幼い私の姫。もっと時間を与えて自ずと咲き綻ぶその時を待つべ
きなのだろうな。私の腕の中で見守って傅いて、教え導き・・・。
だが、だが・・・待てぬ。もう。手枕が重すぎて・・・!


29 :名無しさん:2001/03/19(月) 15:00
姫・・・?起きているか?

ええ・・・?なあに?

私を愛しているか?私を好きか・・・?

ええ・・・大好きだわ。怖いと思ったこともあったけれど・・・優しい。とても。

本当に?私を愛してくれるか?私はそなたの言葉を信じて良いか?

変なことを聞くのね・・・。大好きよ・・・。

夢心地の優しい声音。そのまま寝入ってしまうキャロルに王子は囁きかける。

私はそなたをこの上もなく愛している。だから・・・何をしても許して欲しい。
許す・・・と言ってくれ。全てはそなたを愛しく思うが故なのだ・・・。

?・・・ええ、いいわ。でも許すって・・・何を?・・・!!

王子はキャロルの夜衣をくつろげ、驚くキャロルの悲鳴を接吻で塞いでしまう。
王子の荒々しい手で暴かれる白い肌、白い体。
あまりのことに茫然自失、身動きもかなわぬキャロルにうわごとのように愛の言
葉を浴びせながら王子はキャロルに触れた。
小さな胸の双丘を弄び、薄桃色のサクランボウを啄む。
白い肌を接吻で覆い、キャロルでさえ知らぬ秘密の場所を探る。そこは夜目にも
鮮やかな白い肌とは対照的に濃い薔薇色の花が隠れていて、王子の心を狂わせる。
王子は優しく接吻し、しなやかな指でくつろげ、自分を受け入れてくれるよう嘆
願の仕草を繰り返す。キャロルの幼い体は王子の技巧の前に心とはうらはらに急
速に開花してゆくのだった。

姫、姫。愛しい姫。どうか私を受け入れてくれ。力を抜いて・・・。

ああ・・・ああ・・・。怖い。怖い。こんな・・・!ああ・・・。

姫・・・。ああ、そなたは私のものだ。生涯かけて幸せにいたそうぞ・・・。

長い長い時が過ぎ,ようやく王子はキャロルを許した。王子の好き心は熱く燃え立
ち,愛しい少女を思うがままに翻弄した。キャロルを愛しく思いながらも,同時に
嗜虐的な獣にもなれる男の心の不思議。


30 :名無しさん:2001/03/19(月) 15:04
次の日の朝。
王子が寝所から出てきたのにキャロルは起きあがってこない。
側仕えの人々はいつしかそれと悟って気遣わしげにキャロルのいる寝所を見つめる。

まぁ・・・驚きましたわ。王子がお持ちになった小布に・・・。ずっと王子と姫君は
添い伏しておられたから・・・もうすっかりご夫婦の間柄だとばかり。姫君は昨夜,
初めて・・・でしたのね。

王子は昼頃、キャロルの許を訪れた。キャロルは頭から掛布を引きかぶり、王子の
手を邪険に払った。

どうしたのだ?気分が悪いのか?皆が・・・心配しているぞ。さぁ、強情を張るな。顔を見せてくれ。

沈黙。漏れ聞こえるすすり泣き。嫌い,嫌い,大嫌い。汚らわしい,恥知ら
ず・・・!いっそ私を殺して・・・!死んでしまいたい!

そなたは私を許し難き汚らわしい男と思っているのであろうな。そうだ、私は自ら
に科した禁を破り、そなたを抱いたから。・・・可哀想なことをしたと思っている。
だが、謝りはせぬ。そなたを愛しいと思うからこそ妻にしたのだ。私はそなたが望
むような兄のような男には・・・そなたにとって都合の良い男にはなれぬ。
さぁ・・・姫。

王子はやがて諦めて出ていってしまった。
頭をもたげたキャロルの枕元に、既婚女性が着ける飾り帯が置かれていた。正妻に
贈られる美しい品。だがキャロルはそれに触れようともしない。

ひどいわ。王子。信じていたのに。嫌って言ったのに。あんな人を兄さんのように
思っていたなんて・・・。好きだと思っていたなんて。

キャロルは王子が好きだった。そして彼女とて女。いつかは王子と結ばれるの
だ・・・と無意識のうちに漠然と感じてはいただろう。しかし王子は性急で・・・
あまりに性急で・・・年よりも幼いところのある少女はただ混乱している。

王子は妃としたキャロルを今まで以上に愛しく思い、大切に大切にした。婚儀の
準備を進め、ヒッタイトで何の財産的な後ろ盾もない彼女のために、自分の領地
の一部をキャロル名義のそれに変えたりした。キャロル個人の倉庫が決められ、
様々なものが潤沢に蓄えられた。
全ては王子の心遣いである。

だがキャロルは王子に心閉ざしたままで、同席すらも避けようとする。お付きの
人々は、はらはらした。

姫君。いい加減になさいませ。王子に対してご無礼ではありませぬか?王子はこの
上もなく姫君を大切になさっておいでですよ。これほどのお扱い、そうはございま
せん。姫君、どうか王子のお腕の中で幸せになってくださいませ。

あの夜以来、王子はキャロルを抱かなかった。相変わらず同じ部屋で眠りはしたも
のの。王子はキャロルに言った。何もせぬ。そなたが私を受け入れるまで待とう、
と。

半月が過ぎ、一ヶ月が過ぎた。キャロルは人々の祝福の呼びかけを知り、王子の優
しい心遣いを知るようになってきていた。分かっていたのだ。王子の心は。許せな
いと思いながらも、王子に惹かれる自分が理解できなかった。
王子はそんなキャロルをただ見守った。

執務に疲れて自分の部屋の露台に座り、ぼんやりとしていた王子の目が優しく塞が
れた。いい香りのする暖かな白い手。懐かしい手。王子はおののきながら呟く。

姫・・・?

王子・・・。私・・・お礼を言おうと・・・。いえ、その前にひどいことを言った
お詫びを・・・。
あなたが私に色々と気遣ってくれたことを知ったの。わ、私が弄び者と思われない
ようにって。私がここに馴染めるようにって。その他いろいろと。
あの・・・ありがとう。本当にありがとう。

姫・・・。

だから・・・私、ここにいるの。ずっといるの。でも・・・私以外の人に私にして
くれたみたいなこと・・・しないで。したら・・・許さないから・・・。

姫・・・。ああ,そなたは私の所に来てくれたのだな・・・。

王子は優しくキャロルを抱きしめた。王子にそっと接吻するキャロル。長い長い
ひとりぼっちの日々がやっと終わった二人・・・。

31 :名無しさん:2001/03/19(月) 15:06
スミマセヌ。というわけで終わりです。
王家だかなんだか分からない展開です。妄想が嫌いな方や源氏物語が好きな方には
不愉快だと思います。ごめんなさい&読み飛ばしてください。
読んでくださった方はありがとうございます。
というわけで逝ってきます。

32 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/19(月) 16:08
>31
私のつぼを異様に刺激しました(汗)ドキドキ。
すてきです(@@ ぐるぐる・・・

33 :名無しさん:2001/03/19(月) 17:15
>31
上に同じっす。大人の男の人が、女の子を自分好みに育てる設定萌え〜。
メンフィスじゃ、この手の話は成り立たないかも。メンフィスは猛獣だから
キャロルが調教するほうがしっくりくる。
・・・はい。こういう話が好きな私はアンジェリーク萌えでもあります。
また同じシリーズきぼーん。

34 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/19(月) 17:56
>31
毛草が好きで、源氏物語も大好きな私は、うっふっふ。
続編を切望いたしまするぅ〜。。。


35 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/03/20(火) 07:41
>31
源氏物語的設定良すぎ〜。続編つーか王子がキャロルに勉強教えたり、いっしょに
遊んだりするとこ読みたい〜。
んでもって「」とか使ってもっと普通の文章っぽく書いてほしいなぁ。
ってわがまま。

36 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/03/20(火) 13:54
けっこう書く人いるのね。
毛創なんてバカみたいと思いつつ、しっかりコピペする私はイタイ。

37 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/20(火) 14:34
>36 ちょっと感じ悪いじょ。悪意でないなら気をつけてちょ。荒らしだったらレスしてスマソ。 昼間っから見に来てる同病の士より

38 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/20(火) 14:36
>36
いやあなたは全然痛くないよ。一緒に楽しみまショー@

39 :38:2001/03/20(火) 14:38
ごめん、かぶった(汗)

40 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/20(火) 14:39
で、らがっちゅ登場はいつ? 痕跡だけでなく、さ。痕跡だけのも萌えたけど〜。

41 :37:2001/03/20(火) 14:46
すまんすまん。38さんの方がオトナ。でも昼から期待してるのが私だけでなくて結構マジで安心した。

42 :またの名をラガチュ萌え:2001/03/20(火) 16:04
ラガッチュ登場させてみましょう。

43 :またの名をラガチュ萌え:2001/03/20(火) 16:08
《ラガシュ王の独白》

夢を見ていたらしい。
頭の隅を引っ掻くような、いらだたしい違和感を覚えて目覚めた。
部屋の暗がりに、今やわたしの一部分となった気配を感じて身を起こす。
なるほど、夢ではなく、あれがわたしを目覚めさせたのか。

_____何用か。

低く誰何すると、闇の奥から耳慣れた声が答える。

_____オムリ大臣が至急の御報告ありと。急ぎいつもの場所へお運びくださりませ。

問い返しても無駄だとわかっていたが、わたしの傍らの温もりがそうさせたらしい。

_____朝儀のときにせよ。

_____お后さまの故国にて一大事出来、との御伝言にございます。

無表情な返答に、わたしは仕方なく寝台からすべりおりた。

_____直ぐ行く。


音もなく、気配は消えた。足下に散らばった寝衣を素早く着ると、背後で
寝返りを打つ気配がした。后はまだ深いまどろみのなかにいるらしい。幸福なことだ。
掛け布がずり落ち、すべらかな肩がむき出しになっている。
わたしは后の上に身をかがめ、その魅惑的な肩に接吻する。ほのかに、昨夜の
香料が鼻腔をくすぐった。后はまだ目を醒まさない。
眠っているときくらいは、我がものとしても良かろうよ。自嘲的な考えが、脳裏をかすめた。

后の寝所をでて、中庭を歩く。
東の空が、茜色を帯びてきている。もうすぐ夜明けらしい。
ユーフラテスをわたる風が、ナツメヤシの枝を揺すり、わたしの身体を冷やす。

庭園の中央に瀟洒な四阿が見えてきた。
薄明かりのなかに、小柄な男の姿が浮かぶ。オムリだ。

____エジプトにて妙な騒ぎがおこっております。

わたしが四阿に入ってきたとたん、オムリは単刀直入に切り出した。
この男は、歴代の名門貴族の出にありながら、無駄なことは一切口にせぬ。
それが、わたしの側に長くいる理由であるが。

____妙な騒ぎと?

あの若造が青くなるようなことならば好ましい。内心期待せずに問い返す。
しかし、オムリの報告はわたしの好奇心を十二分に刺激した。
エジプト王家に、王弟と名乗る男が出現したという。西方の廃神殿で育った
庶出の若い男とか。実に面白い。大神官が後見役を買って出て、しばらくすれば
王都に姿を現すらしい。


44 :またの名をラガチュ萌え:2001/03/20(火) 16:13
続き


____いかがいたしましょうか。

オムリがこういう時は、決まって大量の諜者を放ったあとである。
かまわぬ。そのまましばし、情勢を探らせよう。
仮に王弟だとして、脇腹の王子ならば王家に世継ぎの子がおらぬ以上、王姉を娶った
わたしの地位は揺るがぬ。偽物でも、状況次第でいかようにも使えよう。
場合によっては、王家の懐深く潜らせる蛇として。致命傷を与える毒を盛らせるのだ。
無論后には気取られぬよう、密やかにすべてのことを運べ。

オムリは万事心得たように頷く。
そして、四阿を立ち去る前に、この男には珍しく躊躇の色を見せながら言った。

___このうえは、早急にお后さまとの間にお世継ぎを・・・・・・


わたしは自らの頬が、皮肉にゆがんだのを感じた。
オムリは礼儀正しく目をそらしたが。

そして、一人夜明け前の四阿の暗がりに身を浸しながらわたしは想う。

オムリですら、わたしの心を正確にはわかっておらぬ。
当然だ、わたし自身が捉えかねているのだからな。
あのアイシスがわたしの世継ぎを産む?
そのために手に入れたはずだが、どこか他人事のような気さえする。
かといって、あれに対する恋着が醒めたわけでもない。
むしろ、あれを夜毎抱けば抱くほど、わたしのあれに対する恋情がいや増すのを感じる。
わたしの腕のなかで、思いがけぬほどしなるあれの躯。しっとりと我が手に馴染む
あれの黒髪、ひんやりとしていながら芯が熱いあれの膚。あのときのあれの眉宇の震え。わたしの耳
元で聞く、あれの物狂おしい嗚咽。

すべてが、わたしのものだ。
あれが渇望してやまぬ弟も、永遠に預かり知らぬところ。
あれの愛する弟を、あれの目の前で血祭りにあげてみたいものだ。男ながらあれによく似た
美貌を苦痛でゆがませ、あの唇からもれる哀願の言葉を聞きたい。
これは憎しみではない。あれの心をえぐり出して、我が前に開かせたいだけだ。
わたしの腕のなかでわたしと溶け合うあれの心が、幻なのか真実なのか。確かめてみたいだけだ。

しかし例え幻であれ、わたしは力尽くであれの心を枉げるつもりはない。
それはわたしの誇りが許さぬ。
今、わたしはさぞかし凄まじい顔をしているであろう。
未明の仄暗さが、隠してくれているのは幸いなことだ。

細く甲高い鳴き声を響かせて、眼前を低く鳥が横切って行った。
そろそろ夜が明ける。
名も知らぬ暁の鳥よ、わたしの冥い想念を共に連れてゆけ。
朝が来ればわたしには不要のものだ。

終了。


45 :またの名をラガチュ萌え:2001/03/20(火) 16:24
こんなの書いてる自分がイヤになる 良い日和の休日なのに(藁

46 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/20(火) 17:05
イヤにならないでぇ〜〜〜!!!
もう萌え萌え。っていうか、素敵です。はぁ〜…。(←溜め息)
うん。ラガシュって複雑な心理の人と思うですよ。ああウットリ。

47 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/03/20(火) 17:23
うわーい。らがっちゅさまぁ。おとなのアナタをお待ちしていました(はあと)。
何てすてきなのぉ。優しいお兄さまタイプの王子も萌えだけど、大人のらがっちゅ
もすてき。
これからも楽しみです。

48 :名無しさん@めんぴー萌え:2001/03/20(火) 19:08
また・・・夢か。
年老いた王は深い吐息をついて独り寝の臥所に起きあがる。
浅い空虚な眠りの中に訪れる・・・夢。
つかの間の幸せ。刹那の至福。心地よく甘美な夢想。
そして・・・目覚めた時の深い深い絶望。暗黒の空漠。

キャロル、キャロル。私を置いて逝ってしまった不実なそなた。
ずっと側にいると幾度も幾度も誓ったそなた。
繰り返される約束は私の宝。
重ねられる誓いの言葉は私だけのもの。

愛しているわ、愛しているわ・・・。

それなのに。
そなたは逝ってしまった。世継ぎの王子の命と引き替えに。
まだ18の若さ。幼く頼りない体で、母とならねばならなかったそなた。
子をそなたに萌(きざ)させたのは私。
私がそなたに与えた新たな命。私の世継ぎの王子。
許してくれ、許してくれ。
そなたの体の成熟を何故、待ってやれなかったのか。

それでも。
そなたは王子の未来を祝福して・・・私に微笑んで逝った。
私の幸福を祈って。私に会えて良かったと言って。
側に居られないことを詫びて。愛していると言って。
その日から私は一人だ。たった一人だ。

老王の哀しみをただ夜空の月だけが見ていた。

49 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/20(火) 19:27
いいわ、いいわ、みんなきっちりサゲているところもいいわ。
みんな大人だわ電波がこないことを大神殿に祈るわ。

50 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/20(火) 19:47
>>48
そんなぁ。。。
哀しいよ、哀しすぎるよぉ。。。
(ρ_;)くすん。

51 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/03/20(火) 21:24
>50
ん〜、でもメンフィスが早死にする代わりにキャロルが早死にしたのでわ?
こういう哀しいのもたまにはいいよ。
っていうか王子萌えなので、王子が幸せならいいの。
めんぴー、許せい。

52 :名無しさん@私も書いた:2001/03/20(火) 22:08
私も王子萌えなんで書いてみましたよん。

文武両道、智に優れ、武に優れ。
冷静沈着、内に炎の激しさを秘め。
王族として孤高の内に生きる。
令名高きヒッタイトの世継ぎの王子、それが自分。

それなのに今は・・・。
王子は傍らに眠る柔らかく小さな姫を暖かく見守りながら思う。
たった一人の小さな娘に身も心もからめ取られてしまった。

世継ぎの王子として、女は早い時期から与えられていた。
こういう知識も不可欠であるから。
つまらない醜聞で王家の尊厳を汚してはならぬから。
与えられたのは経験豊かで後腐れのなさそうな女達。
挑発したり、うぶなふりをしたり。媚びを含んだ目、目、目。
どんなこともさせてくれた。どんなこともしてくれた。
王子は女達の下心に軽蔑を感じながら、無感動に抱いた。
中には王子に本気になる愚かな女もいた。王子に縋って愛を囁く。
だが王子は冷然と女達をあしらうだけ。彼女らは単なる欲望のはけ口。

でも、この姫は違う。
高貴の生まれの不思議な姫。金色の髪、青い瞳。
優しい心根。毅然とした強さを内に秘め。
傲慢な王子はだいぶ年の離れた姫に一目で恋をした。
王子は知った。
あまりに愛しいと。あまりに心惹かれると。
どんなに人は不器用になってしまうかということを。
王子は恋を知らぬ粗暴な若者のように姫に愛を告白した。
甘やかな口説、荒々しい接吻、優しい言葉、強引な求愛。
自分でも自分の心を扱いかねて。恋の虜となって。

やっと自分の求愛に応えてくれた姫を王子は性急に抱いた。
小鳥のような姫は混乱にうち震え、気を失った。
あまりに手慣れた王子の愛撫ゆえに。
ただ白い脚の間の秘密の神殿に接吻を受けただけで。

快楽を知らぬ初な姫。快楽に耐えることもできぬ初な体。
おお、私の清らかな姫。これからは私が教えよう。
恋を。愛を。快楽を。愛とは言葉だけで語られるものではないのだ。
そなたに快楽を教え、深く求めるように教えるは私の喜び。私の誇り。

王子は体の火照りを持て余したまま、短い眠りに落ちた。
あといくつの夜と朝を重ねれば、私は愛しい娘を妻にできるのだろう?

53 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/21(水) 04:40
王子の揺れ動く心中が詩的に綴られててとても良いです(><)♪>52

54 :名無しさん@私も書いた:2001/03/21(水) 07:45
をを!新作が増えてるわねん。
らがっちゅの哀しいココロがよいわー。私的にはあの夫婦、仮面だと思ってたけど。
そっかー、純情らがっちゅもグーよん。
でも、らがっちゅといい王子といい王家の男性って純情さん多いのね。

55 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/03/21(水) 07:51
さっそくコピペ。
ところで「@私も書いた」さんてコテハン?ROMして保存した画面から書いてる?
どうでもいいけどマヌケっぽい。

56 :またの名をラガチュ萌え:2001/03/21(水) 08:37
名作揃いなのねん。ここ。らがっちゅが特によいわよん。
お〜じのも萌え。
>55
そんなことどうでもいいじゃない。自画自賛、批判、絶賛なんでもありーん。
そうここは2ちゃんなのよね。

57 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/21(水) 13:10
引っかかる書き込みがあっても、その都度取り合ってはなりませぬ。
脳内確認だけにしておこう。また荒れないように。

58 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/03/21(水) 13:42
そうです。せっかくの場所なのに荒れたらもったいないですもん。
えっと前に書いた王子とキャロル@源氏物語の他日版です。では逝きます!

キャロルは真剣な顔で机に向かっていた。
王子がにわかに教師となってキャロルにヒッタイトの文字を教えたのだが、考古学
好きのキャロルは砂地が水を吸い込むように急速に新しい知識を自分の物にして
いった。
書物の内容はヒッタイトの歴史や地理産業に関するものや、算術教本、簡単な法律
集などなど。女性好みであろう、と王子が気を回して新しく買い求めた音楽の書物
や伝説を集めた書物などもある。
傍らには蝋板。文字は読めるだけでは意味がない。書けるようにもならなくてはい
けないのだ。キャロルは王子の文字をお手本にして練習に励む。文字、文字を組み
合わせた文章。
王子がキャロルに学問を教えるのは執務の合間。いつも見ていてやるわけにはいか
ないこの生徒に王子は宿題を出す。書き取り、算術・・・。
女性の読み書きなどあまり重視されなかったこの時代だが王子はキャロルにしっか
りとした教養も求めた。お付きの人々はこの睦まじい教師と生徒のやりとりを微笑
ましく思っていた。


59 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/03/21(水) 13:44
(これでいいかしら?)
キャロルは仕上げた宿題を見直した。書き取りに計算問題。書き取りは自作の定型詩。キャロルにはまだ押韻が難しい。
計算問題はキャロルにしてみれば簡単なものだったが、王子に教えられたヒッタイトの数字を使わずに、慣れたアラビア数字を使って20世紀のやり方で解いたものだ。

さらさらとこぼれ落ちてくる金色の髪を掻き上げながら鉄筆を手に蝋板を見つめているキャロル。部屋の入り口で王子はまぶしく見つめていた。
「姫・・・熱心だな。」
「きゃあっ、王子・・・。驚いたわ。いつの間に?・・・見て、宿題はできたわ!」
自慢そうに蝋板を差し出すキャロル。王子としてはもっと恋人らしいやりとりを期待していたのだが、この優秀な生徒は目の前の眉目秀麗な男性を教師としか見ていない。
「ふん・・・どれどれ。」
王子は差し出された蝋板を見た。几帳面に書かれた小さな文字。王子と同じに少し右上がりなのは王子の手跡を手本にしているからか。
定型詩は浅い春の美しさを描いたもの。遠くに消え残る雪。暖かな日差し。
まだ冬の名残をとどめる風に混じる花の香り・・・。
「ふむ・・・よく書けている。まぁまぁの出来だ。それに計算・・・。これは?
答えは合っているがこの記号は?」
キャロルは少しはにかみながら王子にアラビア数字と、それを使った筆算の説明を
する。
「ほう・・・。こういうやり方もあるのか。なるほど。分かりやすいな。桁数が増
えても簡単だ。そなたはこういうことも知っているのだな!」
王子はすっかり感心して言った。素直な生徒は褒められたのが嬉しくて頬を染めて
いる。

60 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/03/21(水) 13:45
その日、王子はキャロルに竪琴を教えた。キャロルは飲み込みが早いので王子が横
笛を吹くと何とか合わせることが出来るようになっていた。
薄紅色の指先が銀色の弦を弾くのに思わず見とれる王子。笛の調子が乱れてしまう。
「王子?どうしたの?珍しいのね。何か心配事でも?」
「いや・・・何でもない。」
王子は髪を掻き上げるキャロルを見つめていたが不意に膝に抱え上げた。戸惑い暴
れるキャロルに言い聞かせる王子。
「おとなしくいたせ。髪が・・・。私が邪魔にならぬよう編んでやろう・・・。
櫛はどこだ?」
王子はそっとキャロルの髪を梳り、一本のお下げに編んでやる。
「これはまた・・・うっとおしいほど豊かな髪だな。しなやかで・・・。ふふ、
編もうとしても指の間からこぼれてしまう・・・。」
王子は長い時間をかけて愛しい少女の髪の毛を編んでやった。キャロルは恥じらい
体を強ばらせている。
「できた。これでよい。あとでもっと良い髪の飾り紐をやろう。」
王子は自分の髪の毛をまとめていた革紐でキャロルの髪をまとめてやりながら言った。
「あ、ありがとう。」
キャロルはそれだけ言うのがやっとだ。王子の手が、王子の吐息が、王子の笑みが
キャロルを恥じらわせる。王子の優しい視線がキャロルを戦かせる。
「よく似合う。」
王子は照れ隠しのように素っ気なく言った。王子はキャロルに告げていない。
ただ梳き流しただけの髪は夫を持たぬ少女の印。鏝で縮らせたり、編んで垂らしたり
・・・手を加えてまとめた髪は夫を持つ女性の印。
(そなたは私の妃だ。まだ幼いそなたが不憫で抱かずにいるが・・・だが、そなたが
本当に私の妃となる日は近いのだぞ?)
王子の心はもはや妹を守る兄のそれではない。キャロルはそれを知らぬげに優しく
無邪気に王子に微笑みかけるのだった。


61 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/03/21(水) 17:27
うーん。ツボだなぁ。
恋以前の恋みたいな。
でも王子ってちょっと可哀想。お預けばっかりじゃん。
そのお預けが嬉しい王子はやっぱサド?
では退社前にコピペシマソ。

62 :もじもじ・・・:2001/03/21(水) 20:17
おあずけされる王子を読んで楽しい私はさらにサド・・・?きゃー

63 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/03/21(水) 21:19
メンフィス萌えの人いませんか〜。
正当派主人公かっぷるのらぶらぶきぼーん。

64 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/03/21(水) 22:06
ほへーーーっっ、、
仕事からかえったあとのビールのお供。ヶップッッ。。。。

65 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/22(木) 13:27
ゆっくりと少女を育てあげて大人になるのを待つなんて、王子ならでは。
確かにエジプトの暴れん坊には出来ない芸当でんな。
それぞれに愛し方が違うってゆーのが、よいね〜。


66 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/03/22(木) 14:04
王子とキャロルの年の差っていくつ?
源氏物語を真似るなら8つ違い?16才と24才かぁ。
現役高校生と若手サラリーマンあるいは新進気鋭の院生とか。
王子って冷静沈着で育成も趣味なのね(爆)。

67 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/22(木) 17:02
やはしキャロルは鳩と一緒か。笑 でもそんな離れてるかな…キャロルとミタムン王女、同じくらいでしょ?

68 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/03/22(木) 17:35
キャロルは鳩と一緒・・・ワラタ。
年の差ねぇ。王子は20才は越えてると思う。20才から22才くらいだと
思ってるんだけど。

69 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/03/22(木) 21:26
王子は気長だねぇ。
某・王家の謎本には同定だと書いてあったけど、どうよ。
しかし王子好みの女性になるって難しそう(笑)。

70 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/03/22(木) 22:04
厨房王子の物語・・・。

王子がようやく執務を終えたのは真夜中すぎのことだった。
寝室に入るとキャロルは机にうつ伏して眠り込んでいた。
「姫・・・こんなところで眠り込んで・・・風邪をひくではないか。」
王子は耳元にそっと囁きかけると、軽い体を抱き上げてそっと寝台に降ろした。
「う・・・ん?」
キャロルは低く吐息をついたが目は覚まさない。無防備な寝顔。子供のような。それでいて夜着から覗く肌の白さはどうだろう。かすかに上下するまろやかな胸の双丘の艶めかしさはどうだろう。
王子に触れられて急速に成長する体。キャロル自身は気づいていない。だが王子はその体の変化をつぶさに知っていた。
「姫・・・。」
首筋にそっと唇を這わせながら王子は囁く。疲れているはずなのに体は昂ぶり、昼間は深く眠っている好色な獣が目覚める。
「起きよ・・・。夫を待たずに眠るとは・・・。まだ・・・しておらぬことがあろう?」
「う・・・ん。王子・・・?大好きよ・・・。」
夢うつつでキャロルは馴染んだ匂いのする暖かな体に身を寄せ、また深く寝入ってしまう。
(うう・・・。全く子供だな。こんな時にそのように身を寄せられると・・・!)
王子の眉根が寄せられる。やっと王子は自分の衝動を押さえ込むと憮然とした表情でキャロルの横に身を横たえた。
ふと目を足下に落とすと、王子の意志とは関係ない変化はまだ収まりきっていない。
王子は厨房のようにもんもんとして、夜明けを迎えるのであったよ・・・。
合掌。


71 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/23(金) 01:10
みんな上手いな〜
もっともっときぼんぬ!


72 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/03/23(金) 07:57
厨房の王子〜。王子ファンの皆様、スマソ。ワラタよ〜。
メンフィスは直裁イケイケってかんじだけど王子は恥ずかしがり屋さんなのねん。
多分、メンフィスならたたき起こしてるぞ。

73 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/23(金) 13:14
「ファラオである、この私より先に眠るとはなにごとぞーっ!」
・・・ってか?
でも、キャロルが起きている場合は無茶言いそうだけど、案外
眠ってるキャロルの寝顔みて、頬を赤らめてそうな気もする。


74 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/03/23(金) 14:15
わはは。メンフィスならどうかな〜って思ったら妄想爆走。70の原作者さんスマソ。

メンフィスがようやく執務を終えたのは真夜中すぎのことだった。
寝室に入るとキャロルは机にうつ伏して眠り込んでいた。
「キャロル・・・。このような所で眠りおって!待っておれと申したに・・・!」
メンフィスはそう言いながらも、そっと小さな体を寝台に移してやるのだった。
「キャロル・・・キャロル。私だぞ・・・?」
メンフィスはそっと耳元に囁きかけた。甘い香りがメンフィスの鼻腔をくすぐり、
思わずメンフィスは白い首筋に唇をつけた。
「う・・・ん?」
キャロルはうっすらと目を開いた。
「キャロル。起きよ。私を待っていてくれると申したではないか。ファラオたる私
を待てぬとは怪しからぬ。・・・仕置き、ぞ・・・。」
メンフィスはもうすっかり「その気」モードであるがキャロルはメンフィスの腕の
中でまた寝入ってしまう。「良い子はねんね」モードなのである。
「キャロル・・・。」
メンフィスはそっと鎖骨の窪みに接吻し、さらに薄絹からほのかに透ける乳嘴をつ
まみ上げるようにしたのだが・・・。
キャロルは眠り込んでいて全く気づかない。一人相撲が恥ずかしくなったメンフィス
は妃の無邪気な寝顔を憮然として眺めた。
(待っていると申したに!)
その時、キャロルが寝返りをうち、メンフィスの胸の中に潜り込んできた。
メンフィスは嬉しさに真っ赤になってしっかりとキャロルを抱きしめた。「やる気」
モードはしばらく続くのだが、メンフィスは「♪あし〜たがあ〜るぅさぁ」と呟いて
寝ようと努力するのだった・・・。
ちーん・・・。


75 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/23(金) 14:39
ラスト4行に大爆笑。メンフィスっていつも「やる気モード」なイメージが。。

76 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/03/23(金) 14:47
諸国漫遊が趣味のエジプト王妃、メンフィスの明日はあるのかしらん?

77 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/23(金) 15:46
〜あしーたがあるーさ、明日がある〜♪〜
歌ってるメンフィスを容易に想像できる。
なんか、最近お笑いキャラ路線?
負けるな、ファラオ!頑張れ、ラーの子!

78 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/03/23(金) 16:54
>74
シリアス&らぶらぶ&嘆美な世界もいーけど、私が求めていたのはこのノリなのよ!
がんばれ、めんぴー。
夜明け前に「目覚めたか」ってたたき起こして仲良くしちゃえ!

79 :おさかなくわえた名無しさん:2001/03/23(金) 20:31
きゃあぁぁぁぁぁ!
どれも素敵だー!
個人的には王子の源氏物語っぽいのがツボなんだけど
73さん、最高だよー!
次、まだぁ?
禁断症状を引き起こす恐るべしスレだわー!

80 :夢見る七誌:2001/03/24(土) 04:35
あの女さえいなければ・・・
アリの目に暗い憤りの炎が燃える。
あの女がわたしの気高い女王をここまで追い詰めた

わたしがお育てした類まれなき神秘の女王アイシスさま・・・
今はその誇りすら憎しみに埋めてしまおうとしているのか
毎朝のラーへの祈りすらどこか空ろな手さばきが痛々しい限り

アイシスさまの母君はイシスの神殿の巫女でした
美貌をかわれて豊穣の祭りの舞姫として王宮へ上がり
そのまま神殿へ戻ることなく王の元へ召され
そしてアイシスさまがお生まれになった
幼女の頃から美しく賢いアイシスさまを父君はことのほか愛されました

わたしの母はアイシスさまの乳母でした
流行の熱病でアイシスさまの母君もわたしの母もあの世に召されてしまいました
残されたアイシスさまを父君はよりいっそう溺愛なされたことは言うまでもございません
それはもう溺愛するにふさわしい素晴らしい姫さまでございました

姫さまの4さいのお誕生日の頃に弟君がご誕生あそばされました
弟君の母上は王の妹であらせられる王妃さまでした
長い長い間お子に恵まれなかった王妃さまのご懐妊、そしてお世継ぎの誕生に国は沸き
王はたくさんの供物をささげて太陽神に感謝の意をお示しになりました

アイシスさまの運命の糸はこの時結ばれてしまったのでしょう

お世継ぎをお産みになったあとめっきり体質が弱くなられた王妃は
枕元へアイシスさまをお召しになってくりかえしくりかえしこうおっしゃいました

「イシスとオシリスの古から王と姉妹は結ばれるもの・・・メンフィスを守って愛してね。この王子には貴方しかいないのですから。メンフィスのイシスになってあげてね」

(続く)




81 :夢見る七誌:2001/03/24(土) 04:51
すみません、初めての投稿であせってさげ失敗しました・・・
やっぱり読むほうに専念します

82 :伯爵令嬢的王家の紋章:2001/03/24(土) 06:16
「アリよ、わたくしは幾度となくキャロルを亡き者にと謀ったが、いまだメンフィスの傍を離れぬ・・・ああいやな・・・!」
バビロニアに嫁いでどれほどの時間が流れたのか。愛する弟への情念は失せることなく、以前にも増してアイシスの心を燃え上がらせる。

「メンフィスがキャロルを愛する気持ちはどうにもならぬ。いっそ、キャロルがメンフィスを見限ればよいものを・・・!」
「アイシスさま、これを・・・」
「・・・薬草か?」
「これはバビロニアに代々伝わる秘薬でございます。愛する者の記憶を失うという・・・」
「なんと・・・!そのような薬があるとは!これをキャロルに飲ませれば・・・!!」

エジプト王宮。
「キャロルさま〜、起きてください!」

つづく

83 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/24(土) 07:17
おねがいだ、できれば2つになっても、長くてもいイから完結させてくだしゃい。
続くが2個も3個もでてくると、私のショボイ頭では収集できニャイイーー涙。

家族が起きてくる前のしばしのくつろぎタイムが、悶悶タイム化してしまフ。

84 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/24(土) 09:34
>>80-81
一度失敗したくらいでめげるな!
81ではちゃんとsage成功してるんだから次は心配無いではないか!
つづき書いてくれ〜!
私はつづきものがあっても良いと思うんだが…。>83

でもそんときは何番の続きか >> で飛べるようにしといてね。>80 & >82

85 :裏王家:2001/03/24(土) 09:42
ここを教えられたのでこっちでカキコ

キャロルは遠い意識の中で誰かの気配を感じた。「誰、、、?」キャロルが村人の案内で通されたこの天幕には、甘い香りが漂っている。
「きっとこの匂いのせい、、、?」キャロルはその甘い香りを再び深く吸い込んだ。「キャロル、、」聞き慣れた声が耳元で囁いて来た。
「メンフィス、、、?」キャロルは無意識に手を伸ばす。誰かが自分の手を握りしめた。「あ、、」キャロルはその手に覚えが有った。
「キャロル、、やっと我が胸に、、」メンフィスとは違う声が、ぬくもりがキャロルの体に重なった。
「やめて、、、」キャロルは今はっきりと気付いた、、、「イズミル王子、、」そう言い終ると同時にイズミルはキャロルに口付けをした。
「いや、、」キャロルは大きく首を振って口付けを拒む。しかし王子は片手でキャロルの両手首を掴み、もう片方の手で弱々しく抵抗するキャロルの服をゆっくりと脱がしていく。
「キャ!いや、、」一枚ずつ脱がされやがて白い肌が現れた。「美しい、、」王子は深いため息を付いた。
唇から首筋、へと王子は唇を這わせる。やがて二つの膨らみを唇が捉えた。「あ、、」キャロルから吐息がもれる。
王キャロルは遠い意識の中で誰かの気配を感じた。「誰、、、?」キャロルが村人の案内で通されたこの天幕には、甘い香りが漂っている。
「きっとこの匂いのせい、、、?」キャロルはその甘い香りを再び深く吸い込んだ。「キャロル、、」聞き慣れた声が耳元で囁いて来た。
「メンフィス、、、?」キャロルは無意識に手を伸ばす。誰かが自分の手を握りしめた。「あ、、」キャロルはその手に覚えが有った。
「キャロル、、やっと我が胸に、、」メンフィスとは違う声が、ぬくもりがキャロルの体に重なった。
「やめて、、、」キャロルは今はっきりと気付いた、、、「イズミル王子、、」そう言い終ると同時にイズミルはキャロルに口付けをした。
「いや、、」キャロルは大きく首を振って口付けを拒む。しかし王子は片手でキャロルの両手首を掴み、もう片方の手で弱々しく抵抗するキャロルの服をゆっくりと脱がしていく。
「キャ!いや、、」一枚ずつ脱がされやがて白い肌が現れた。「美しい、、」王子は深いため息を付いた。
唇から首筋、へと王子は唇を這わせる。やがて二つの膨らみを唇が捉えた。「あ、、」キャロルから吐息がもれる。
王子はキャロルの小さなピンク色の乳首に口付け、下から上を舐め、次第に硬く立って来た乳首を舌で転がした。
つづく

86 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/24(土) 11:17
いらっしゃいませ。85さん。

「つづく」の先をきぼ〜ん!
どきどき、わくわく。。。

87 :夢見る七誌:2001/03/24(土) 11:56
お言葉に甘えて・・・>>80の続きです

「メンフィス、あなたはわたしのオシリス。私達は二人で生きて行くの・・」

王妃さまの強い希望によって産まれたばかりのメンフィスさまとアイシスの間に婚約の儀が執り行われ
それからしばらくして王妃さまは眠るようにおなくなりになられました。
残されたのはアイシスさまとメンフィスさま、良く似た面差しのお美しい姉弟でございましたよ・・・
母とも姉ともなって幼いアイシスさまがメンフィスさまを愛してまもってこられなければ
あのようにいとけない赤子は当の昔に母君の元へ行ってしまわれたことでしょう・・・

誰もがアイシスさまが正妃になられるのを待っていたのに
それなのに、ああ!

わたしの女王は今日も王宮の隠し通路を通りこっそりとしのび歩く
行く先は弟君のお部屋、愛しても愛しても愛を返してくださらなかったメンフィスさまのお部屋

秘術の香を焚き、芥子の煙で意識を失った弟君をかき抱くアイシスさま
ぐったりした体を抱きしめ、口付けの雨を降らせ、聞こえぬ耳にかきくどく
「メンフィス・・・そなたこそは、わらわのオシリス」

女王の手は弟君の体を抱きしめ、さぐり・・・そしてある一点の変化を導き出す

88 :夢見る七誌:2001/03/24(土) 11:55
お言葉に甘えて・・・>>80の続きです

「メンフィス、あなたはわたしのオシリス。私達は二人で生きて行くの・・」

王妃さまの強い希望によって産まれたばかりのメンフィスさまとアイシスの間に婚約の儀が執り行われ
それからしばらくして王妃さまは眠るようにおなくなりになられました。
残されたのはアイシスさまとメンフィスさま、良く似た面差しのお美しい姉弟でございましたよ・・・
母とも姉ともなって幼いアイシスさまがメンフィスさまを愛してまもってこられなければ
あのようにいとけない赤子は当の昔に母君の元へ行ってしまわれたことでしょう・・・

誰もがアイシスさまが正妃になられるのを待っていたのに
それなのに、ああ!

わたしの女王は今日も王宮の隠し通路を通りこっそりとしのび歩く
行く先は弟君のお部屋、愛しても愛しても愛を返してくださらなかったメンフィスさまのお部屋

秘術の香を焚き、芥子の煙で意識を失った弟君をかき抱くアイシスさま
ぐったりした体を抱きしめ、口付けの雨を降らせ、聞こえぬ耳にかきくどく
「メンフィス・・・そなたこそは、わらわのオシリス」

女王の手は弟君の体を抱きしめ、さぐり・・・そしてある一点の変化を導き出す

89 :夢見る七誌:2001/03/24(土) 12:20
愛している愛している愛している・・・・・・ささやきは呪縛

ぐったりと眠るメンフィスさまを抱きしめて女王は身にまとった薄物を肩からすべらせる
伝説の女神のような白い裸身、豊かな胸に弟君を沈めこのまま体も融けよとばかりに抱きしめる

「そなたのことを一番知っているのはこの私・・・!」

アイシスさまはメンフィスさまの男性自身を導き出し責めたてる
意識のないメンフィスさまは赤子のように頑是無く、それでもそこは白い指が動くままに熱くそそり立ち
目覚めている時には受け入れない姉君の愛撫をあるがままに受け入れる
時折まゆを寄せ、ぴくりと反応するのは夢を見ていらっしゃるのか・・・・

「あああ・・・・・もう、わたくし・・・」
切ない喘ぎをあげて弟君の怒張を体に受け入れ、そのままお手は白い豊かな胸をもみたてる

わたしの女王が、誇り高い女王が意識のない男を抱いている・・・
その光景はわたしの中に焼きつき・・・生涯消えることはない

バビロニアに嫁ぐことが決まった時にアイシスさまが見た数日の夢・・・

女王よ、わたしの愛するアイシスさま・・・罪は私も共に背負わせてくださいますように・・・・

(完)

90 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/03/24(土) 15:39
す,すばらしすぎる・・・!

91 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/24(土) 20:19
>>85
嫌がってるのにしちゃうの?
そ、そんなのって〜、続きが読みた〜いっ!


92 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/24(土) 21:19
私は83・・悶悶タイムを乗り越えて、やっとこれたよ、2チャンネル。
 あら、演歌みたい。

作家さんたちアリガトぉーん。
エロなのか切ないのか・・>>89でもチョットクスン。アイシスかわいそ・・・

93 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/25(日) 11:45
ほんと、結構書く人いるんですね。いろいろあっておもしろい。
私的にはアリ萌えまたはラガチュ萌えの方、再登場熱烈きぼーん。

94 :名無しさん(新規):2001/03/25(日) 14:33
>>85 「ムリやリ王子」好きだー!気になりすぎです。

95 :王子ラブ:2001/03/25(日) 16:07
個人的にあの某王家HPの創作小説が好きだった。えっと、、なんだっけな〜
タイトル忘れたけど、、イズミル王子とアイシスが姉弟って言う設定で、、、
結構悲劇的な物語だった、、。アイシスがイズミルの子をみごもって、、ラガシュの子供
として隠そうとするんだけど、結局バレて、、面白かったのに作者が今行方不明、、
誰か〜作者に呼びかけてここにきて〜って言ってくれ〜
85番さん、結構好きだよ、、そのネタ

96 :名無しさん(新規):2001/03/25(日) 16:24
>95 作者行方不明。。何か事情があったんでしょうね。
ここはサイトとは関係なしに、いろんなのが読めて楽しいっす。
いろんなカップルで自由に書けるところがGOODー@@

97 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/25(日) 17:50
sage推奨。
E-mail欄に半角小文字で sage と入れておけば良い。

別に強制じゃないけど、ほとんどの人がsageてるのはsageておきたい人が多い証拠じゃないかな。
私がsageたい理由は、なんかここの板ではこのスレ場違いな気がするから。
他のスレ見ると、真面目に文章修行してる人達がいて・・・お邪魔せずに片隅で息をひそめていたくなる。
無用な荒らしも呼びたくないし。
ここにスレ立ててくれた1さんには感謝してるけど。(2chのスレは誰のものでもないところが良い。)

たまに書いておこ。しつこいけど【sage推奨】

98 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/25(日) 19:21
sage進行にサンセーです。
排他的かもしれないが、少女版からこっちへきたのも好みが別れるからだし。

sage進行で、お題は自由にて楽しみましょう。
続きものがあってもよいと思いますが、その際、題名つけるか番号じゃない固定ハン
使ってくださると嬉しいな。
いろんな作品をお待ちしてます。カーフラに転んだメンフィスとか(藁・・ダメ?



99 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/25(日) 19:39
同意。>97さん
85さんと95さんは書き込む前にスレ読んでみて、流れを掴んで欲しいな。
どこのスレでも、いろいろモメて自然にできた「マターリ楽しめる雰囲気を守る流れ」があると思う。
全部読むのは大変かもしれないけど、せめて直近50レスくらいは読んで。
(本編版スレで85さんにやんわり「スレは全部読んでから書いて」って言ってた人は私ではないよ。)

>95さん
85さんがageてるから気付かなかったのかもしれないけど、97さんが言うようにここはsage派が多いのです。
それから、このスレには書かれていないけど、本編版スレの1にあるようにファンサイトネタは危険。
あなたに悪意が無くても、荒らしを呼ぶきっかけになりやすい。

>85さん
直前の数レスでage/sageが話題になってるけど、読まなかったのかな?
ストーリー書く人は感想書くだけの人以上に流れを気にした方がいいと思うけど。
人のレスを読まないで書き込んでるとしたら、
他の人がストーリーを数レスに分けて書いてるところに割り込んじゃったりしないか心配。
それから、>>84さんの「続きものを書く人への要望」も読んでおいた方がいいと思うよ。「>>レス番号」の話。

くどくて悪かったけど、お二人とも悪意でageたわけじゃなさそうなので、一応言ってみた。
荒らしだったらこんなに書くだけ馬鹿みたいなんだけど。

100 :裏王家:2001/03/25(日) 21:19
げげげ、、書いちゃ駄目だったのね、、こんなネタ、、逝きます。すみません。

101 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/25(日) 21:54
>>100
逝かなくていいってば。よく読めよ。
っていうか、本当にこのスレ読んでないんだね。一度先頭から全部読んでみ。
そして安心したらつづきを書くがよい。
続き読みたいっていうレスもあったのに、それも読まなかったのか?
キャロル並みにそそっかしいヤツだな(笑

>>99
内容には同意するけど、もともと他人のレス読まないようなタイプに長文の忠告しても効果薄いよ。
全く読まれないか、斜め読みして誤解されるかがオチ。今回は後者だったようで。

102 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/25(日) 22:02
しかもまだsageてないよ。>>100
その労力、無駄に終わったなり。同情。>>97-99

逝かなくていいから本当に他人のレスちゃんと読め!!!!!

103 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/25(日) 22:11
でもホントに、つづきもの書く人は、以下の2レスを読んどいて欲しい。
>>84 「前回レスの番号のリンク(>>ajを付けてね」
>>98 「名前欄には題名か固定ハン(番号でないもの)を入れてね」
この2つ、併用がありがたいな〜。

もうウルサイ? そりゃスマソ。

104 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/25(日) 23:48
101以降の奴
おまえも、言い方があるだろう。
偉そうに、何様なんだよ

内容はもっともなことなんだから。
こんな言い方されると、いやでしょう?

105 :名無しさん(新規):2001/03/26(月) 00:07
次スレ立てるときは「お約束」みたいのを書いといたほうがいいのかな。
折角ここにスレ立てたのに、また内部紛争みたいになるのは避けたいもの。
新規のみんなが導入部分からつまづいて、作家がいなっちゃったら寂しいし。
複数で立て続けに1人を指摘すると逆に諭すつもりが荒れちゃう。。

でもageたい、sageたいって主張がそれぞれなのは構わないけど、流れは
読むべきだと思うが。

106 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/26(月) 00:41
>>100さん(=「裏王家」さん)
>>99さんが言ってるのは「sageで書いてね」ってことでしょう。
で、このスレッドの今までのレスを読めばsageてる理由もわかるはず、と。
ネタがダメとは誰も言ってないから大丈夫。

>>105さんに同意。
新規の作家さんはちょっと失敗(というほどのことでもないけど)しても凹まないで。
落ち込んで逝っちゃうより、続き書いてくれた方が良い。

107 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/26(月) 00:55
まぁ、書いてくれる人に高飛車に要望言うのもナンですな。

と、言いつつ、
つづきもの書いてくれる人は >>87 さんみたいにしてくれるとわかりやすい。
と、言ってしまふ。

108 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/26(月) 01:56
さげ・上げやお約束論争もいいけどそろそろいったん切り上げませんか?
わたしだったら今のこのスレッドに書こうって思わないかもなので作家さんがいなくなりそうで心配です〜
作品感想とか次への要望なんかを書く方向にしませんか?

言い出しっぺなので、まずはわたしから・・・・

>>87の夢見る七誌さんのが好きです
アイシスさまの生い立ちのサイドストーリーっぽくて素敵だった
これならメンフィスがアイシスを憎みきれないことや
アイシスの執着や愛憎がなんか全部納得って感じで感動しちゃいました
意識のないメンフィスとのえっちで子供ができていたらどうなったかなとか妄想したりして(きゃ)

あと、アリの目から見たラガッチュ×アイシスさまなんていいかも・・・です

基本的にアイシスさま萌え〜んなので(笑)また書いてくださいね

109 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/26(月) 02:18
>裏王家さん!
続きが読みたいですので、帰って来てくださ〜い!



110 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/26(月) 02:24
私は>>82の伯爵令嬢的王家の紋章さんの続き待望。少女板の443さんですよね?

111 :伯爵令嬢的王家の紋章:2001/03/26(月) 03:39
そうです。少女板の443から漂流してきた者です。
台詞ばかりな上に、今回は脱線気味です。

>>82 のつづき

その2「あやしげなる食べ物」

「キャロルさま、朝ですよ!早起きしてメンフィス様に朝食をお作りするってはりきってらしたのに。起きてください。」
侍女のテティが、まだ陽の昇らぬ早朝にキャロルを起こしに来たところだった。

「んん・・・テティ・・・あ・・朝!起きなくちゃ!メンフィスはまだ起きてないわね。おっいしーい朝食をつくるわ!」

平凡な毎日。メンフィスの傍に居ることが一番の幸せだった。この幸せがずっと続けば良いのに・・・。
(もう、エジプトから・・・メンフィスの傍から離れないわ!)

キャロルはお嬢さま育ちで、現代にいた頃は料理はからっきしであったが、メンフィスのために心を込めた料理を作ろうと毎日励んでいるのであった。
「今日は和食にチャレンジしようかしら!アレも作ってあるし」
「キャロルさま、私もお手伝いいたしますわ!」
「えーと、じゃあ、これを器に盛ってちょうだい。」
キャロルは今日のために、とっておきのあるモノを用意していた。
「キャロルさま、このネバネバとしたものは、何ですか?」
「テティ、これはね、納豆というの。大豆を発酵させて作るのよ。20世紀の健康食よ!」
「ナットウですか・・・でも、この臭い!強烈ですわ〜」
テティは、納豆のあまりに強烈な臭いに鼻を摘まんだ。
「さてと・・・完成!メンフィスはまだ寝てるわね。わたしがもっていくわ」

その頃、メンフィスはまだ眠りの中にいた。
「メンフィス、おはよ・・・まだ眠ってるわ。疲れてるのね・・・起こさない方がいいわ。ここにおいておきましょ」
途端、メンフィスの敏感な嗅覚が反応した。
「・・・んんん」
「あら、起こしちゃった?」
「・・・何事ぞ!異臭が漂っておる!・・・なんじゃ、この怪しい食物は??」
「メンフィス!それは納豆というものよ。食べてみて」
「うぬう、キャロル!そなたは腐ったものをこの私に食せというのか!許さぬ!」
「違うわ、メンフィス!それは納豆よ!とっても体にいいんだから、食べて!」
「ナットウ・・・このような怪しげなる食物はいらぬ!」
「ひどいわ!ねえ、一口でいいから、食べてみて。はい、あ〜ん」
「ん・・・・・まあ、美味いような・・気もするな・・・」
メンフィスは、納豆が決して美味しいとは思わなかったが、キャロルが一生懸命作ったものなので、ほとんど食べてしまった。
「わたしも食べましょう。・・・ああ、メンフィス!腐ってるわ、これ!納豆じゃない!」
「な、な、なんとーーーーー!キャロル、もう一度申してみよ!」
「腐ってるのよ、食べてはいけない!どうしよう、メンフィス!あなたは全部食べてしまったわ!」
「ああ・・・腹が・・・く、苦しいーーーーー!」
「・・・わ、わたしもなんだか・・・苦しくなったわ・・・テ、テティ・・・助けてえ〜!」

(つづく)



112 :伯爵令嬢的王家の紋章:2001/03/26(月) 04:56
>>111 のつづき

その3「そして、エジプトへ・・・」

食中毒事件から数日後、メンフィスとキャロルは未だ病床に臥せったままであった。

宰相イムホテップは困惑しきりだ。
「困ったことだ。王と王妃がこのように臥せっていては、いつ敵国から攻め入られるとも限らぬ。このことは、あくまで内密にせねば。」

ふたりのことは、エジプトの民にさえも内密にされた。敵国に勘付かれぬよう細心の注意を払わねばならない。そのため、ふたりは、ウナス、ルカ、テティと少数の侍女と共に、とある神殿の奥に隠されていた。

「ああ、メンフィスさま、キャロルさま。どうか目をお覚ましくださいますよう・・・」
(それにしても、ただの食中りにしてはいやに酷い。誰かが毒でも混ぜたのではないかしら・・・?)

「テティ、おまえも見ていたのであろう?食中りでこのようになるのであろうか?」
ウナスが訝しげに問うた。

「いつものように、メンフィスさまの朝餉をお作りしたんですよ。なのに、ナットウを召し上がった途端、おふたりとも気を失ってしまったのです。」一方ヒッタイトでは、ルカによりキャロルが病に倒れたことを知らされた王子は、悶々と悲痛の日々を送っていた。

「おお、女神イシュタルよ・・・!どうか・・・どうか、姫をお救いくださるよう・・・!」
(ああ、一目でいいから、姫を・・・!わたしが姫の看病にあたりたい!)

「ルカによれば、姫はさる神殿の奥に隠されているという。将軍、エジプトへ参ろうぞ!姫をお助けせねば・・・!私が治してみせようぞ!」その頃バビロニアでは、既に侍女のアリが情報を掴んでいた。
「アイシスさま、エジプトの間者によれば、メンフィスさまとキャロルが病に臥せっておるとのことです!」
「なんと、アリよ!・・・して、病状はいかに?」
「食中りとか・・・しかし、ふたりとも枕も上がらぬ重症と聞きます」
「ああ、メンフィス。あなたを助けたい!・・・・アリよ、そなたは薬の調合に長けておる。メンフィスに薬を用意せよ。わたくしがメンフィスを助ける!キャロルは・・・殺すか・・・」
(いや・・・殺したとて、メンフィスはキャロルを想い続けるだろう。わたくしに靡くことはあるまい。)

「アリよ、過日そなたが申しておった秘薬、キャロルに飲ませようぞ。わたくし自らエジプトへ参りましょう!」
「・・・しかし、アイシスさま。ラガシュ王に知られては・・・!」
「あの方は・・・わたくしを愛しておらぬ。そして、わたくしも・・・。バビロニアを捨てる覚悟で・・・参ろうぞ!」

(つづく)


113 :伯爵令嬢的王家の紋章:2001/03/26(月) 06:01
>>112 のつづき

その4 「鉢合わせ」

エジプトへの道のりは遥か遠く、アイシスの体力を著しく消耗させたが、メンフィスに会いたい一心からか、アイシスの一行は休むことなく進み続けた。ラガシュに気付かれているとは知らずに・・・。

「アイシスよ、何を企んでおる・・・」
「ラガシュ王、このままでよいのですか?あの方角は・・・もしやエジプトへ向かっているのでは・・・?」
「オムリよ、案ずるな。アイシスは帰ってくる。否が応でも、帰らせる・・・。今は、様子を見ようぞ」

(アイシス・・・・!まだ、メンフィスを忘れられぬのか・・・!)

ラガシュは平静を装っているものの、心中は穏やかでない。いや、それどころか嫉妬の炎に身を焦がし、苛立ちを抑えるのに必死であった。今すぐにでも、アイシスを捕らえて傍に置きたい。しかし、もしもアイシスがそれを拒んだら・・・?ラガシュのプライドが許さない。いや、怖いのだ・・・。

(わたしの気持ちがわからぬのか、アイシス・・・)

時を同じくして、イズミル王子もエジプトへ向かっていた。
イズミル王子のもとへ、例の鳥の知らせが来た。
「おお、ルカの知らせが・・・」

  キャロルさまは相変わらずのご病状。
  同じくメンフィス王も臥せったままです。
  こちらの神殿には、わたしを含め少数の者しかおりませぬ。
  警備も思いのほか少なく、好機かと。
  王子のおいで、お待ちしております。

「姫よ、今すぐ参るに!」

アイシスと、イズミル王子・・・それぞれの思いを秘め、今、エジプトへ到着・・・・

今宵は月もなく、神殿は深い闇に飲み込まれている。

「おお、姫はここにいるのだな!」

王子は昂ぶる気持ちを抑え、息を殺して神殿への侵入を試みた。
しかし、神殿を警護しているはずの兵士が全くなく、辺りは静寂に包まれている。

「・・・将軍、警備が全く見当たらぬ。ルカが根回ししたのであろうか?」
「明かりもすべて消えています。おかしいですなあ・・・」

「・・・!」
王子の足に、やわらかい感触が伝わる。人間のそれだった。
「な・・・!エジプト兵ではないか!これは一体・・・」

闇の中を凝視すると、あちらこちらに兵士が倒れている。
「わたしより先に、何者かが姫を・・・?急がねば!」

王子は神殿の奥に進んだ。すると、何かが動いた。人影がひとつ・・・ふたつ・・・
「何者!」
「おお・・・誰かと思えば、そなたはイズミル」
「お、おまえはアイシス!どうしてここに・・・!」

(つづく)


114 :伯爵令嬢的王家の紋章:2001/03/26(月) 07:07
その5「再会」

「ふっ・・・そなたはキャロルが目当てであろう」
「ならば、そなたはメンフィス目当てというわけか・・・」

女心は、まこと不可思議なものよ・・・
かつて見たアイシスは、ラガシュ王に執心かのようであったものを。やはりメンフィスを忘れられずにいたのか・・・

「アイシスよ。まさか、ここで一戦交えようというわけではあるまい。姫はわたしが頂く。今は一刻の猶予も許さぬ事態。これで失礼するぞ」

「待ちや、イズミル。そなた・・・キャロルが欲しいのであろう。ならば、手を貸そうぞ。」
「手を貸す?これはまた・・・」
「この薬草はバビロニアに伝わる秘薬・・・。煎じて飲ませれば、愛する者の記憶を消し去るという。これをキャロルが飲めば、どうなるであろうかのう・・・?」
「おお、これを・・・!これを飲めば、メンフィスのことを忘れると・・・!」
「感謝するぞ、アイシス。急ぎにて失礼する。」

(姫よ、そなたを愛しているがゆえに・・・そなたを得るためには、わたしは手段を選ばぬ・・・!)

逸る気持ちを抑えつつ、王子はキャロルの元へ向かった。足取りはゆっくりと、軽やかである。
そこには、メンフィスの姿はなく、キャロル一人が横たわっていた。

「姫よ・・・」

暗雲立ち込める夜空から月がそっと顔を覗かせ、キャロルの顔をやさしく照らしていた。
固く閉じられた瞼は暫しの間、開かれなかったのであろう。顔は青白く、頬に色はない。
唇は微かに開いている。王子はその感触を確かめた。

(痩せている・・・息も荒い・・・!)

「姫・・・生きるのだ・・・姫!」
「将軍、ヒッタイトへ姫を連れて参るぞ!」

(つづく)

115 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/03/26(月) 07:32
元気なスレでよいな〜。
本編に出てくる人たちのそれぞれのドラマが読めるのって面白い。
個人的にはメンフィス萌えなんだけど、源氏物語風パロ(王子×キャロル)や
侍女の独り言編にはまりました。

それから教えてちゃんで申し訳ないのですが、過去のスレ番号にリンクはるのって
(数字が青い色になるのです)どうしたらいいんでしょうか?
上げ下げはわかったのですが・・・。

116 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/26(月) 07:48
>>115←こーゆーのでしょ?
「>>スレ番号」って入れたらあとは勝手にリンク処理してくれます

半角で「>」を2回打って「>>」にして次にスレ番号を入れるのよ

117 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/26(月) 08:29
>>111
オイ,納豆食べた朝ご飯の後に食中毒かい・・・
                     激しく ワラタ。。。 

118 :伯爵令嬢的王家の紋章:2001/03/26(月) 08:51
111-114
エロがない上に、収拾つきそうにない展開で、スマソ・・・

119 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/26(月) 09:03
>118
いや、あの(汗)
収拾つかないって思う話はあんまりかかない方がいいと思うんですけど
短くていいから完了して欲しいな?

120 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/26(月) 10:46
なんでもあり、でいいんじゃないかと思う。

121 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/26(月) 12:25
>>118
つ、続きを・・・。
短くなくてもいいから、収拾はつけてくだされ。
でも、細川センセよりは短くしてくだされ。。。

122 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/26(月) 12:35
だれか、アトラスの生い立ち物語を書いてくだされ、書けない自分が寂しい

エロなし大好き、・・・エロモダイスキ…
簡潔なお話大好き・・・チョウヘンモヨミタイ・・・

123 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/03/26(月) 14:17
ここを知って王子萌えになってしまったワタシ。王子のお話書いた方、ソックリ話
かもしれませんが書いてしまいました〜。

夜明け前・・・。いつものように傍らに横たわる年若い妃の白い体に手を伸ばした
王子は違和感を感じた。
「姫・・・?もう起きていたのか?・・・どうしたのだ?体が冷たい」
「・・・今日は嵐の神のご祭儀・・・。緊張して眠れなかったの。失敗しないか、
王子に恥をかかすようなことがないか、ちゃんと私にできるのかしらって・・・。
眠れなかったの」
冷えた体はそのせいか、と王子は納得した。緊張したり動揺したりするとキャロル
の白い肌は陶器のように熱を失い、かたくなになる。
「そんなことが心配で、ここしばらく私につれなかったのか?ひどいな」
「わ,笑い事じゃないのよ。私、いつもいつも心配で怖いの・・・」
王子はキャロルを抱きしめた。
「大丈夫だ。そなたは大丈夫だ。私が保証してやる。そなたは誰もが認める我が妃。
何も怖がることはないのだ・・・。そうだ、まじないをしてやろう・・・」
「まじない・・・?きゃっ・・・!ああ・・・」
王子はキャロルの唇を深くむさぼり、敏感な場所にしなやかな自分の指を吸わせた。
王子の体がキャロルを暖め、強ばった体はやがて潤いと活力を取り戻し、不安は奔流
に洗い流される・・・。

124 :伯爵令嬢的王家の紋章:2001/03/26(月) 14:17
一応流れは、少女板の443にあるとおりで、収拾つかないわけではないですが、
王家と伯爵令嬢を下敷きに書くと、当然長くなるわけで・・・すみませぬ。
あれだけ書いておきながら、まだ伯爵令嬢でいえば1巻の終わり位なのです。

ちなみに、キャロルはただの食中毒ではなく、さる者の陰謀だったんですが、
それを書くのはまだ先の話になるかと・・・
************************************************************************

>>114 のつづき

その5「目覚め」

「姫よ・・・わたしの腕の中で目覚めるのだ・・・」
王子は口移しで、例の秘薬を流し込んだ。キャロルの喉がゆっくりと動く。

「このままでは、姫は死んでしまう。姫よ・・・!」
「・・・・あ・・・ここは・・・・?」
「・・・おお!姫よ、目覚めたか!そなたはずっと眠ったままだったのだぞ!よ・・・よかった・・・」
「あなたはだれ?なにも思い出せないの」

(おお、アイシスの秘薬は姫の記憶をすべて流し去ったというのか・・・?それとも、かつて少しは私を愛していてくれたということなのか・・・?)

「わたし・・・名前も・・・住んでいたところも、みんな思い出せない。わからないの・・・みんな忘れてしまったの〜〜〜!思い出せないのよ」
「姫・・・忘れてしまったのか・・・」

(エジプトでのことを、今日までのことを、いままでのすべてを・・・!忘れてしまったのか・・・!)

「・・・わたしを愛していてくれた・・・というわけではないのだな。まあよい、そなたはわたしの妃にと誓った姫なのだよ・・・」
「ええっ!わたしがあなたの・・・?」
「そなたは・・・このわたしまで忘れてしまったのか・・・?そなたは、わたしとの婚儀を前に、眠りについてしまった。そなたが目覚めるのをどれほど待ったものか・・・」

(まだつづく)

125 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/03/26(月) 14:18
その2っす。

ヒッタイト王子の妃として豪華に盛装したキャロルの申し分ない美しさに王子は深
い満足を覚えた。幼い少女は王子の愛を受け、臈長けた女性に変わってゆく。男と
しての深い満足感。
キャロルが必死になって万人に仰がれる女性になろうとしていることを王子はよく
知っていた。勉強に励み、人々に交わり・・・。
父王の後宮の女性達がキャロルを妬んで、意地の悪いことをするのも知っていた。
その女性達の中には王子に色の道を手ほどきした者もあったから。
だが、キャロルは弱音を吐かず、毅然と、あるいはかるく受け流して海千山千の女
性達と渡り合ってきた。その強さ、健気さが王子には愛おしい。
「さぁ、参ろう。申し分なき王子妃ぶりだ」
王子はキャロルの手を取り神殿に向かった。
王族が行うその祭儀は臣下百官・後宮の女性達も列席する。皆、敬意と畏怖の眼差
しの下に鋭く辛辣な観察眼を隠しているのだ。
王子はキャロルの手をしっかりと握り、定められた場所に立った。キャロルは軽く
王子に手を預け、優雅に、しかし犯しがたい気品を漂わせて歩を運んだ。
そんなキャロルを見つめる後宮の女達の目、目、目・・・。だが、どんな視線も
キャロルを狼狽えさせることはできず、無言の気品の前に妬みの視線は立ち消えて
しまう。
響きわたる祈りの言葉、漂う香の煙・・・祭儀は進む・・・。


126 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/03/26(月) 14:19
で、最後です。

「今日は疲れたな」
王子はしどけなく寝台に寝ころんで、傍らのキャロルを見上げた。
「そなたは無事につとめを果たした。まるで女神が舞い降りたようだと・・・皆、
申しておった。私からも礼を言うぞ」
「まぁ、王子、そんな。私はただあなたに教わった通りにしただけよ。でも・・・
王子が褒めてくれるのは嬉しいわ。ありがとう」
頬を染めるキャロルは昼間の気品はどこへやら、やはり童女のようで・・・。
「礼の仕方はもっと他にあろう?」
王子は帯で前をとめただけのキャロルの夜着の前をはだけながら囁いた。
「ああ・・・甘い香りがする。白い肌・・・今宵は私が暖めてもらおう」
キャロルは無言で王子の仕草に答えてゆく。浅黒い肌を撫でるその白い手に・・・
王子は身も心も奪われ、おぼれてゆくのだった。

127 :名無しさん@お腹いっぱい123:2001/03/26(月) 14:22
ごめんなさい。124さん!
なんか気持ち悪いサンドイッチ状態になってしまいました。
「続き」とかって書いてありますが、私が書いたのは
>>123 >>125 >>126です。失礼しました。

128 :名無しさん@お腹いっぱい123:2001/03/26(月) 14:25
あれ、混線?今日はにぎやかだ。
127さん、リンクは半角でねん。
>>123
>>125
>>126


129 :伯爵令嬢的王家の紋章:2001/03/26(月) 14:27
127さん、こちらこそごめんなさい!同時刻に書き込んでしまったのね・・・
せっかくの良い作品なのに、ホント、申し訳ないです。

130 :sage:2001/03/26(月) 16:57
みんな下げて書いているのに、なんであがってんの?不思議。

131 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/26(月) 17:28
>130
あなた、上げたね?

132 :ライアン兄さん萌え〜:2001/03/26(月) 17:40
ちゅうわけでキャロルらぶなライアン兄さんの悶々をば・・・。
ライアン兄さんとキャロルは血がつながっていないという妄想で逝きます。

それは見果てぬ夢。遠い日の幸せな約束。

兄さん、兄さん。ライアン兄さん!大好きよ。だーい好き!
ずっとそばにいるの!約束よ!

幼いキャロルの声。幼い金髪の天使。冗談のように笑い飛ばしていたけれど、
その言葉を忘れたことなどなかった。
少女はいつまでも幼いままではいられない。
日を追う毎に美しくたおやかに・・・。
匂やかな魅力、愛らしい笑み。
幼い肢体は伸びやかに成長し、無邪気な笑みは僕の心を絡め取る蜘蛛の糸。

ずっとずっと見守っていてやりたいと思っていた。
見守っているだけで幸せだと思っていたあの少年の日。
見守っていたいだけの少女は、いつ、ずっと側にいてほしい乙女になったのだろう?
薔薇色の唇は抗いがたい誘惑。薄紅色の指先は優しく愛を求める。
白いうなじは無意識の媚態を示し、甘い肌の香りは理性を奪う。

妹、妹、異母妹・・・!
僕はどうすればいいんだろう?僕の中の獣が夜毎に吼え、日毎に悶える。
愛しいお前、愛しいキャロル。
お前を奪ってしまいたい。お前を手折ってしまいたい。
お前を愛したい。妹としてではなく、恋人として。

お前が・・・欲しい・・・。



133 :伯爵令嬢的王家の紋章:2001/03/26(月) 18:08
>>124 のつづき

その6「懐かしい声」

(わからない・・・わからないわ!何も思い出せない!ほ、ほんとにわたしは・・・)

キャロルは、過去の一切の記憶を失った戸惑いからか、毎夜眠れぬ日々を過ごしていた。

(イズミル王子さまはとても良くしてくださるわ。でも、な・・なぜかしら、恐ろしいような・・気がする・・・)

キャロルはふと、傍に眠る王子の横顔を見つめた。人形のように整った麗しい顔は、闇の中に美しく浮かび上がっていた。やさしく閉じた瞳の、その睫が濡れているように見えた。

(泣いているの・・・?王子さま、わたしはあなたを本当に愛していたのかしら・・・?)

東方の空が微かに薄明かりを帯びた頃、ようやくキャロルは眠りに誘われるのであった。

やがて陽は空高く上り、眩しい陽光がキャロルを照らしている。
「・・・んん、もう朝!イズミル王子さまは・・・?」
傍に寝ているはずの王子はいない。部屋の外は、人々の活気で騒がしい。
「いけない、また寝坊してしまったわ!」

「・・・姫よ、お目覚めか」
そこには、とうに起床して身支度を調えた王子と共に、まだ見知らぬ美しい少年が立っていた。

「イズミル王子さま、おはようございます。またわたしったら、寝坊してしまって・・・」
「そなたは病み上がりの身なのだから、ゆるりと休んでおるがよい。」

「キャロルさま。ご病気ご平癒、誠に喜ばしく申し上げます」
聞き覚えのある声だった。懐かしい声、いつもわたしを守ってくれていたような・・・でも、誰だろう?記憶の糸を手繰り寄せようとするが、どうしても思い出せない。
「あなたは・・・?」
「これはルカといって、そなたの忠実なる家来ぞ。そなたを片時も離れずに守護しておった者だ」
「・・・ああ、ごめんなさい!わたし、記憶をなくしてしまって全く憶えていないの。」

「どうかキャロルさま。お気になさらずに・・・」
この時が来るのを待っていた。王子の長年の恋が成就するのを。そして、ヒッタイトで姫にお仕えするこの時を・・・!
ただキャロルと言葉を交わすだけで感極まって、ルカは大泣きしてしまった。

「本当にごめんなさい。・・・ルカ」
「いえいえ違うのです、キャロルさま!ただ、わたしは嬉しさの余り・・・王子!すみませぬ!」
「よしよし・・・ルカよ、これからも姫をお守りするのだぞ」

(まだつづきます・・・)


134 :伯爵令嬢的王家の紋章:2001/03/26(月) 18:10
その50(仮)

悠久の歴史の中に漂ったキャロルの数奇な運命・・・そののち・・・

イズミルは若くしてヒッタイトの王となり、令名なる王として諸外国の人々に騒がれ・・・
キャロルはその英知と美貌で、ヒッタイトの民に慕われ・・・
メンフィスはただ一人の妃と誓ったキャロルを想い続け、年若くして戦禍に散り・・・
アイシスはライアンと共に現代へ旅立ち・・・
ラガシュはバビロニアの戦とともに滅び・・・
ミノスは、イズミルに追いつき追いこすべく、いま諸外国漫遊の旅に・・・

そしてヒッタイトは今・・・

おおそなたを・・・愛さずにはいられない

「姫よ、改めて申し込もう。わが妃に・・・!」
「ええ・・・イズミルさま!」

(完)

135 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/03/27(火) 08:04
>>132
ををっ、ついにライアンネタも!
けっきょくあの兄妹って血がつながっていないんだよね?
悶々ライアンのことをキャロルはどう思ってるんだろ?

>>124
よいわ〜。イズミル王子のほうが絶対いいよね!伯爵令嬢を使って王家を完結
させるの萌えです。
続編ちゅうか、途中編(アランが行方不明になってコリンヌが探し回るとこ)
きぼーん。



136 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/03/27(火) 13:35
ここって脇役萌えというか主人公カップル以外萌えの人、多いね。
アイシスの切なさにじんときました。続編希望or美しい完結の余韻を楽しみたい
のジレンマですよぉ。

イズミル王子の濃い恋ももっと読みたいです。作者さま、よろしくお願いいたします。

137 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/03/27(火) 20:06
今まで、同人とか創作やおいなど人生の中で関わることが
ほとんどなかったし,好きではなかったのですが、
なんかここを読むと以外とおもしろいのね、と目覚めてしまいました。

おかげさまで色々なサイトもうろうろしています、皆様アリガト。

138 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/03/28(水) 07:48
よそから見れば、かなり変わった妄想ワールドなんだろうけど結構楽しい。
妄想作家さんたちも普通のヒトなんだろうなぁ・・。
荒らし・煽りのつもりはないです。単なる感想です。
不愉快なかたごめんなさい。

139 :名無しさん@妄想いっぱい:2001/03/28(水) 21:09
本編スレで熱く書き込んでいるうちにキャロルのことを過保護溺愛しちゃうイズミル王子の妄想がもくもくもくぅ。カキコに来ました。

今日はイシュタル女神の祭日。夕暮れのハットウシャのあちこちで松明がたかれ、にぎやかな音楽や楽しそうな喧噪が聞こえる。
「いいなぁ・・・」
キャロルは宮殿の窓からぼんやりと外を眺めていた。ハットウシャにもだんだん馴染んできたとはいえ、キャロルから見れば立派すぎる大人の貫禄を備えたイズミル王子に守られた生活は少し窮屈でもある。
(メンフィスは熱血漢の坊やだと突き放して見ることもできたけど王子は隙がないんですもの。何だか窮屈で・・・)
「姫、ここにいたのか」
王子が声をかけた。
「祭を見ていたのか。探したぞ。さぁ、外に連れていってやる。支度いたせ」
商人のような衣装の王子は戸惑うキャロルを質素な身なりに着替えさせると宮殿の外に出た。
「王子・・・?一体?」
「今宵は愛の女神イシュタルの祭。そなたにも見せてやりたくて、な。ふふ、今宵は忍びだ。私からはぐれるなよ!」
王子はわざと磊落な口調で言うと、キャロルの肩を抱えて黄昏の街に繰り出した。

140 :名無しさん@妄想いっぱい:2001/03/28(水) 21:10
「わぁ・・・!」
あちこちに飾られた飾りもの、家々の壁に垂らされた多彩なタペストリー、晴れ着で街を行き交う人々、美味しそうな食べ物の匂い・・・。
キャロルは子供のように瞳を輝かせ、何一つ見逃すまいというように頭をあちこちに向けた。
その子供のようなキャロルを見守る王子の目には優しい暖かな光があった。
(楽しそうに・・・あんなふうに笑うこともあるのだな。何やら少し気鬱のようだとムーラに聞いて連れ出したが・・・。良い気晴らしになったようだな)
「見て!王子、あれ!大きな山車ね。何て綺麗!」
「ああ。あれは女神の眷属を乗せたもの。辻毎に飾られている。」
キャロルは山車に近づき珍しげに見物する。生き生きとしたその姿は、ヒッタイトの世継ぎとして早く立派に成長することだけを求められてきた孤独な青年の心を癒すのだった。

広場では踊りの輪が出来ていた。旋回を繰り返す単純な踊りは浮き立つような旋律に乗り、いつ果てるとも知れず続いてゆく。
「私、踊ってきてもいい?楽しそうですもの」
キャロルの問いに王子は狼狽えた。おとなしい娘なのに急に・・・。
だがキャロルは王子の返事を待たずに踊りの輪の中に入っていった。引き留めようとした王子に誰かが言う。
「野暮は言いっこなしだよ。兄さん!いいじゃないか祭の晩くらい」
キャロルは踊る。嫉妬と恋情に浮かされたような目をした王子の前で。
翻るベール、スカートの裾は浮き上がり、白い踝がほの見える。伏せることを忘れた真っ青の瞳は輝き、頬は薔薇色に染まる。
旋回の繰り返しに疲れたキャロルの肩を誰とも知らぬ若者が掴んだ。
「娘さん。なんてかわいいんだろう!他へ行こうよ。楽しいことを教えてあげよう!名前は何というの?」
戸惑うキャロルはすぐさま王子に助けられた。
「すまぬな。これは私の相手だ。娘は他にもおろうほどに、よそをあたれ!」
力一杯ひねり挙げられた手首を押さえながらその若者は行ってしまった。
王子は無言でキャロルの手を掴むと足早に広場を去った。嫉妬で煮えくり返っていたのだ。


141 :名無しさん@妄想いっぱい:2001/03/28(水) 21:10
「姫。これを」
宮殿に帰り、王子は神殿近くの屋台で買い求めた小さな指輪をキャロルに差し出した。
赤い銅の指輪には深紅のガラス玉がはめ込まれている。決して高価なものではないけれど恋人同士が祭の夜には幸せな恋の成就を願って買い求める縁起物。
「つけてやろう・・・」
王子は有無を言わさず、自分が妃と思い定めている少女の白い指に指輪をはめてやった。
「あ、あの王子。さっきは・・・助けてくれてありがとう。あの・・・」
「全くそなたは不用心だな。私がいなければどうなっていたか。」
王子は不機嫌に言ったが、王子に叱られてしょぼんとしてしまったキャロルを見てはそう長くも不機嫌ではいられない。
「その指輪・・・気に入ったか?」
「え?ええ・・・きれいね。とっても。嬉しいわ。初めて。王子からこんなふうに贈り物を貰うの・・・」
キャロルは白い指を反らせて指輪に見入る。その幼さと一人前の女性の艶めかしさが混じった仕草を見て王子はときめいた。
王子は今までひたすら見守ってきた少女のうなじにそっと顔を埋め、問うた。
「では・・・その返礼に接吻をひとつ欲しいものだな・・・」
小さな小さな声。初恋に怯える少年の声音。
キャロルは戸惑い・・・やがて王子に初めての接吻を贈った。
指輪のガラス玉がきらり、と光った・・・。


142 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/28(水) 21:49
>妄想いっぱいさん。
うえ〜ん(><)
王子、よかったね〜っと言ってあげたい。


143 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/29(木) 03:25
>>141 かわいいはなしをありがとう。ふとこんな風景がうかんだのですが。
>キャロルは戸惑い・・・やがて王子に初めての接吻を贈った。

そしてその二人を影から見守り感涙に咽ぶルカとムーラ。
その後ろにはまだキャロルを諦めきれないおしのびアルゴン。
そのまた後ろには同盟国王としてしゃあしゃあと来ているラガシュ。(無論キャロル狙い)
更に後ろにはキャロルのことが忘れられずに潜んできたメンフィス。(ごめんよ)
そのまた後ろには、その情報を察知して懲りずにメンフィスを追いかけてきたアイシス。
その後ろにはやっぱり泣いてるアリ。「おいたわしや〜〜〜〜アイシスさま〜〜〜〜」
おまけ、その後ろ(上?)に漂ってるリムシン大神官の息子の霊。

壮大な片思い漫画だったんだね!

144 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/29(木) 05:45
電車ごっごみたいに、どんどん繋がりそうだ。
輪にするためには、王子がアイシスを好きになる?
いや、正確にはアリか。
・・・無理だ。キルケーもびっくりの展開だ。

145 ::名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/29(木) 06:05
>>139、140、141
なーんか、王家じゃないけど、どこかで見たおはなしだわん...(笑)

146 :名無しさん@妄想いっぱい:2001/03/29(木) 07:51
>>143
いいね〜。片思いの人たちの注目。哀しくもおかしくて笑える。
んでもってそんな人たちの背後にはキルケーがいて「恋が叶うようお助けいたしますえ」
とかいって幽霊のよーにうろうろしてるの。アヤシイおまじないグッズ握りしめて。

147 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/29(木) 13:16
でもキルケーは美形にしか恩返ししないような気がする。笑

148 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/29(木) 13:22
しまった!sageるんでしたねここは。無駄口でageてごめんなさい!!逝きます…

149 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/03/29(木) 13:46
>>147
キルケーは美形にしか恩返ししない・・・。
でわ、メンフィスやアイシスがもし最近の原作に多い「デッサン狂い系」の顔に
なっていたら・・・だぁれも恩返ししてもらえないのかっ!

150 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/29(木) 15:34
>(メンフィスは熱血漢の坊やだと突き放して見ることもできたけど王子は隙がないんですもの。何だか窮屈で・・・)

うーーむ、ここまでキャロルが開き直るに至った経緯のほうが興味あるぞ。



151 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/03/29(木) 17:28
お〜い、誰かメンフィス好きな人いませんかぁぁぁ。私はそうです。(藁)

☆☆エジプト夫婦たまごクラブっ☆☆

「キャロル!キャロル!調子はどうだ?相変わらず食べられぬのか?ほら!何か食
べたいものだけでも食せ!用意してきたのだ!」
メンフィスは得意そうに召使い達の捧げ持つ大小の盆を示した。そこに盛られた多
種多様な食べ物。メンフィスは得意満面だった。でも。
「ご、ごめんなさい。メンフィス・・・私、今欲しくないの。食べ物の匂いって今
はちょっと・・・ごめんなさい。下げて貰って良いかしら・・・?」
初めて身ごもったキャロルは今、つわりの真っ最中である。気分が悪くて何も食べ
られず、一日中うつらうつらしている。
「また・・・ダメか。仕方ないな。・・・下げよ!」
メンフィスは残念そうに言い、キャロルを抱きしめようとした。だが!
「ごめんなさい。メンフィス。あの・・・もう少し離れて・・・?」
そうキャロルは今、匂い全般がダメなのである。メンフィスの健康な肌の匂いにも
拒絶反応を示してしまう。
メンフィスは可哀想なくらい萎れてしまった。最愛の妃が身ごもった。何かしてや
りたくてたまらないのに肝心のキャロルはつわりで半病人。触れるどころかろくに近づけもせず、である。
「本当にごめんなさい。メンフィス。」
キャロルは素早くメンフィスに接吻した。息をつめた一瞬の口づけ。お詫びなのだろ
う。
メンフィスは真っ赤になった。久しぶりの接吻、であったのだ。
「私、あなたが大好きなのに側にいけないの。寂しいわ・・・。」
メンフィスは手を伸ばし、キャロルの手を握った。
「ふ、ただのつわりだ。ほら、こうして手を握っていよう。これなら大丈夫であろ
う・・・。」
メンフィスはそう言って優しく白い手に接吻するのだった・・・。



152 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/03/29(木) 21:14
>>151
うぷぷ。分かる分かるよぉ。つわりの時って食べ物の匂いもだめだけど人の体臭
もアウトだよね〜。
メンフィスかわいそう。でもメンフィスってキャロルがつわりだろうが何だろうが
自分のやりかたっつーか「やる気」を優先させるかな?
「何ぃっ!ファラオにして夫たる私が側に寄るのが嫌だと!ゆるさん」って。

153 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/29(木) 23:46
原作のめんふぃすだと>>152 なんだろうけど、
>>151 のかわゆい態度に萌え〜♪

154 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/30(金) 01:19
>>151さん
いいなぁ。幸せそう。しかも本編であってもおかしくない展開なところが羨ましい。
でも「ふ」は王子の専売特許にして欲しー。その代わり「愛い奴」は王子は使用禁止にしていーから。

155 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/30(金) 07:13
>>139-141 を読んで。
ゆかたを着て、わたあめもって、金魚を持っている2人を思い浮かべた読者は
私だけではないはずだ。

156 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/30(金) 11:01
ジプシーのお祭りとかは?
私的には、そっちの方がイメージだ。。。


157 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/30(金) 13:13
>>139-141 を読んで。
責める訳じゃないけど、盗作はやめた方がいい。
見てる人は見てるし知ってる人は知ってるよ。荒らすつもり?


158 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/03/30(金) 13:54
>>157
原作者としてはいやだよね。分かる。でもここではそういうこと言わないほうが
いいと思うよ。あなたに同調したレスが続いたら嫌だし。一回言えば分かるって
ことにしようよ。

>>15の妄想のばあいは他の原作参考にしたって自己申告してるからいいのかにゃ。

159 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/03/30(金) 14:39
あれあれ。鈴を振ってお清めしゃんしゃん。>>158さんの言うとおりだね。
ではお清め妄想話〜。

イズミル王子の人生は旅と調査の連続だ。今回も愛しいキャロルを置いて調査の旅
に出かけなければならない。
キャロルは皆の手前、明るく笑って「いってらっしゃいませ」と言ってくれた。王
子も淡々と「行ってくる」と答えただけ。
でも本当は王子は寂しくて物足りなかった。
もっとキャロルが名残惜しげにしてくれればよかったのにとか、人前でもいいから
泣くとか、いってらっしゃいのキスをしてくれたらいいのに、などと考えてしまう。
キャロルは、大人びて威厳に満ちた王子に遠慮しているだけなのに。
キャロルも寂しかった。
ヒッタイトの王子であるイズミルが普通の恋人同士のようにベタベタすることはな
い、ましてや行ってきますのキスなんて・・・と分かっているのに我が儘な気持ち
が生まれてくる。
王子は恥ずかしがりのキャロルの気持ちを思いやってくれているだけなのに。

王子が帰ってきた。旅の埃を落とそうと、とりあえず自室に入った王子はキャロル
に出迎えられた。王子は驚いた。さっき城門で出迎えてくれたキャロルがなぜここ
にいるのかと驚く王子。
キャロルは「おかえりなさい。王子がいない間、寂しかったから・・・」
そう言ってぎゅっと抱きつき、素早く王子の顎のあたりにキスした。
「邪魔してごめんなさいっ!あっちで待ってるわね」
そう言って駆け出していってしまったキャロル。王子は何だか嬉しくて踊りだした
い気分だった。
・・・で、オチなしなのね。



160 :名無しさん(新規):2001/04/01(日) 20:01
わーい、お帰りのキスだ〜♪>159
まだ40〜44巻を読んだばかりで打ちひしがれてる私には
嬉しい新婚さん的展開♪ありがとう♪

161 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/04/02(月) 07:40
王子が踊る・・・見たい。
なんかさ、王子ってば「好きな娘を前にするとどうしていいか分からない」ちゃん。
メンフィスなら部屋に来たキャロルを出さないんじゃんじゃあ?(爆)

162 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/04/03(火) 14:18
王太后の追憶

傷の熱に浮かされてミノアの王太后の精神は灰色の記憶の森を浮遊する・・・。

あれはミケーネの艦隊がミノアの岸辺を乱したとき。予想外に強敵のミケーネ軍。
若い王女にして最高の巫女であった彼女は神の洞窟に籠もって祈りを捧げた。

神よ、ミノアを守るミノタウロスよ。どうか御身の守られるミノアを救いたまえ。
我が願いなさしめよ。どうかどうかどうか・・・。

狂おしいほどの時間。不意に闇が揺れ、恐ろしい影が現れた。
牡牛の頭、真っ赤に燃える目、荒い息づかい、恐るべき巨躯・・・闇よりもなお濃
い肌の色をした異形のモノ・・・。

─我を呼びしはそなたか・・・。

彼女の頭の中に大きな声が響く。牛の角を備えた異形の巨人の半獣神・・・ミノア
のミノタウロス・・・!
「お・・・!御身は・・・?!そうです。私がお呼びしました。今!ミノアは未曾
有の国難の時。どうかミノアをお救いください。ミケーネ人どもを蹴散らしてくだ
さいませ!」

─我が国土を汚すものがあるのか・・・。
ミノタウロスは呟いた。
─不埒な者どもに死を与えん。だが巫女よ。我は老いたる者。おそらく我が命はそ
なたの願いを叶えることで消え失せよう。

「何と!偉大なる獣よ。ミノタウロスよ!御身は我が国を末永く守る神なのでは?
御身が滅べば我が国はどうなります?」

─ふふふ。巫女よ。老いたるは我が魂の器たる肉体。この世での新しい器が我には
必要だ・・・。
─取引をしようではないか。巫女よ。私はそなたの願いを容れよう。だがそなたも
私の願いを叶えてくれい・・・。

「分かりました。私も王家に生まれた王女。何に変えても御身の願いを叶えましょ
う・・・!」

─よく申した!では・・・新しい器を、我の魂の宿る新しき器を我に・・・。

「おお・・・!神よ、ミノアの異形の護り手よ。その願いはかなえられましょう・・・!」


163 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/04/03(火) 14:20
牡牛の神は闇に溶け、彼女は夢の中を歩くような心地で王宮に戻った。ミノタウロ
スの言葉は不吉に反響したがその真の意味は分からず。
そして。あの獣は約束を違わなかった。不思議な嵐が起こり、敵の艦隊は海の藻屑
と消えた。
勝利を感謝する祭が盛大に行われ、今回の勝利を導いた将軍にミノアの世継ぎにし
て最高の巫女たる王女が与えられた。
将軍は王女を熱愛した。だが、王女は素直に幸せにひたれない。
(ミノタウロス・・・。新しき器を私に求めた。それは・・・私の体に宿る・・・
ということか?いつの日か私はあの醜い異形の姿に変わる・・・?)
新婚の喜びが不吉に陰る。しかし王女の予感は杞憂に終わり、いつしか彼女もミノ
タウロスを忘れかけ・・・。

やがて王女は月満ちて初子を産み落とした。
そしてミノアの王女はミノタウロスの言葉の意味を知った。
それは異形の子。母親の命を奪わんばかりに巨大な体。青黒く染まった体。爛々と
燃える瞳。そして・・・額の両側に生えた角・・・。
(器!ミノタウロスの魂は我が子に宿ったのだ!)
取り乱す人々に王女は命じた。
「騒ぐでない!この子は・・・この世では生きられぬ異形の神の尊い生まれ変わり
ぞ。我が君にお知らせする必要はない。クーレースを呼びや。火の島の大神官を・・・」

初子は産声を上げることなく逝った・・・と公表された。王女がアトラス、と名付け
た異形の子はミノアの守り神、尊いミノタウロスとして火の島で育てられることに
なった・・・。


164 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/04/03(火) 14:21
「母上、お加減はいかがですか」
王太后はミノス王の声で目覚めた。目の前に立つ若木のようなほっそりした若者は
彼女が王妃となってから産んだ愛し子。夫君はミノスを見ることなく戦に散った。
「あの化け物、許せませぬ!母上、きゃつの首級をきっとあげてみせまする!」
王太后はうつろな顔で少年を見上げた。
(何故に・・・我らは幸せに生きられぬ?哀れなアトラス。哀れなミノス。我が身
の業の深さよ。私はただミノアを救いたいと思っただけ。護りたいと思っただけ。
異形の神よ、御身の強き力を保つためには一体いかほどの犠牲が必要なのです・・・!)
(アトラスは・・・あなたの魂の器として産まれたあの子は紛れもなく、あの子自
身の、人間の心を持っている。今となってはあの不憫な子がどう生きるのか分から
ぬ・・・)
(アトラス・・・あの子の人間の心はもう亡いやもしれぬ。あれは荒ぶる神。我が
ミノアを護るために我のすべきことは・・・?)
「母上?」
「・・・ミノス。・・・許しておくれ。そなたにそんなことを言わせた母を。我が
無力ゆえに・・・そなたにあの怪物を討つべしとしか言えぬ母を。咎は全て我が身
に・・・」
ミノス王は気遣わしげに母親を見やった。何のことか分からないのだ。

夜明け・・・。ミノス王は艦隊を率いてアトラスをー兄をー殺しに行った。
王太后は黙って艦隊を見送った。その頬に涙が一筋流れる・・・。
(許して・・・許して。そなたら兄弟にこんなことをさせるくらいなら、あの日、
ミノアが滅べば良かったのじゃ・・・!)

165 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/04/03(火) 14:22
ちうわけで、アトラス誕生秘話。
ちゃんちゃん。

166 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/03(火) 15:16
「アトラス誕生秘話」 堪能しました。
ミノアの王太后さまって、結構好きなタイプの女人です。
アトラスのあの異形のわけに納得。

ご苦労さまでした。よければ、アトラス視点でまた書いてくだされ〜

167 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/04/03(火) 17:51
アトラスのお話、私も読みたかったで〜す。
伝奇的な中に王太后サマの哀しさが漂ってていいです。
殺し合う息子達を止められない母の悲しみ〜。
また書いてください(はあと)

168 :老婆:2001/04/04(水) 11:06
>166さん えっと、「御苦労様」って、目下の相手に言う言葉。そんなつもりじゃないと思うから書いとく。目上や同輩には「お疲れ様」。うるさばばでスマン。アトラス編、私もおもしろく読みました。

169 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/04(水) 17:59
>>161
踊る王子。
スロー、スロー、クイック、クイック、スロー・・・華麗にワルツでしょうか・・・(ワラ

170 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/04(水) 18:00
ごめん!169です。あげちゃったのでさげます!

171 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/04(水) 18:02
sage

172 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/04(水) 18:08

私それ社会人になってから知ったよ(汗)。注意してくれた先輩には感謝してる。

ところで。面白かったです。
うん。彼女は婿取りしたんだろーなーと思ってた。
そして凄い美人ですよねぇ。王太后の過去には面白い話がいっぱいころがってそう。

173 :172:2001/04/04(水) 18:15
あらら。リロードもせずに書いたら・・・ごめんなさい。
私が社会人になってから知ったこととは168さんが言ってることです。
体育会系でもないしバイト経験も無かったので・・・。

王子、裾踏まないで踊れるかしら・・・心配。


174 :名無しさん(新規):2001/04/04(水) 20:24
>169 踊り・・・
古代というと民族っぽいイメージがあるなあ。
なにやらドンドコ太鼓に合わせて(笑)踊る王子(笑)

175 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/04(水) 23:27
シタールの音色に合わせて、ってゆーイメージに留めさせてください(TT)
太鼓どんどこ・・・あ、あんまりだ(T△T)あうー。

176 :やっぱり王子派!:2001/04/05(木) 14:59
やっぱり王子派ってことでカキコいたしまする〜。私的には王子は優しくて格好よくて
踊ったりしないのでそういうお話です。踊る王子好きな人はそれでいいんですけど。

イズミル王子が半年間に及ぶ視察旅行を終えて帰国した。キャロルとの婚儀を終え
た2日後にはもう小競り合いの続くアランヤへ旅立たねばならなかった王子の心は
ひたすらにキャロルを思う。
(姫は私を覚えていてくれるだろうか・・・?)
そんなことまで考えていた王子はふと見上げた宮殿の窓に金色の頭が揺れるのを見
た。
(姫!)
帰城した王子を見つめるキャロルの青い目。キャロルは王子が頭を上げるのとほと
んど同時に真っ赤に頬を染めて姿を消した。

王子は協議の間に入り、父王に今回の視察の報告をした。
王は王子をねぎらい、報告を詳しく聞いた。王子の報告は的確で、王と重臣達は王
子を囲んで長いこと協議を行った。
だが、王子はキャロルに早く会いたくて苛立たしい。

「王子は・・・遅いのね」
「はい。国王様へのご報告がございますもの。ほほ、恋しくお思いなのも無理はあ
りませぬ。ご婚儀からすぐ、離ればなれになって・・・」
「いやだ、ムーラ。でも・・・王子は大変なのね。くつろげるように準備しておか
なくちゃ」
キャロルは甲斐甲斐しく王子を迎える準備をした。王子の好きな食べ物を用意し、
くつろいだ衣服を整え、愛しい人のために細々と気を配る。
でも、王子は戻らない。いつの間にか日は沈み、月が出た。キャロルはだんだん無
口になり、沈み込んだ。
(早く王子に会いたいのに・・・待ちくたびれてしまったわ)

177 :やっぱり王子派!:2001/04/05(木) 15:01
そして夜もすっかり更けて。
「今、帰ったぞ!すっかり遅くなってしまった。・・・ムーラ、姫はどうした?」
「はい・・・居間でお待ちでございます」
「?走って出迎えてくれると思ったが・・・。嫌われたかな。・・・姫!」
「お帰りなさいませ。王子。長いご視察お疲れさまでございました」
「姫・・・なんとしばらく見ぬ間に・・・」
ヒッタイトの王子妃にふさわしい衣装を着て化粧をしたキャロルは臈長けて美しい。別れたときの子供っぽい少女はそこにはいなかった。
「王子。疲れたでしょう?お食事の用意ができているわ。それともお湯を先に?」
「姫、どうしたのだ?そなたがそんなふうに気遣ってくれるのは嬉しい。だが、私
の知っている姫は私がすぐに顔を見せなかったことに拗ねたり、私に走り寄って抱
きついたりするのだがな・・・?」
王子はキャロル頬に軽く触れながら言った。
「まぁ、嫌ね!そんな子供っぽいことはもうしません。私のこと、からかって!離し
てったら。皆見てる」
「ははは!ではあの窓からのぞいていた金髪の子供は誰かな?私を嬉しそうに見つめ
ていた・・・」
「まぁ!姫君!お姿が見えぬと思ったら・・・!あの最上階の窓のところでございま
すね。危ないですからおいでになってはなりませぬと・・・」
「ふふ。姫、大人っぽく振る舞ってみても、そなたは目の離せぬいたずらっ子のよう
だな。あれほどムーラの言うことをよく聞き、おとなしく私の帰りを待てと申したの
に!」
王子はわざと厳しい声音でキャロルに言った。恥ずかしそうに顔を伏せるキャロル。その耳は真っ赤に染まっている。
「よい、ムーラ。姫には私から言い聞かせる。そなたらは下がれ。今日はもうよい」
「さて・・・姫。いいつけを守らぬ子供は仕置きを受けねばならぬぞ」
王子はキャロルを軽々と抱え上げると子供にするようにお尻をぶった。ただし軽く。
「言いつけを守らず一人で危ない場所に行ったこと」
「私が遅く帰ったのに腹を立て素直に嬉しそうに出迎えてくれなかったこと」
王子の大きな手が自分に触れるたびにキャロルは屈辱と怒りで身をよじった。
「ばか、ばか!やめて王子!ひどいわ、私、ずっと待っていたのに!寂しかったの
に!甘えたかったのに!」
不意に王子はキャロルを降ろし、その瞳をのぞき込んだ。
「・・・では最初に何故そう言ってくれなかったのだ?」
王子はキャロルをきつく抱きしめ、深く接吻したのだった。

178 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/05(木) 15:28
はあぁ・・もう胸がいっぱいです。>176〜さん。
早くヒッタイトが安定期に入っていつまでも幸せに暮らせるようになるといいね(><)♪

179 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/04/05(木) 17:25
176さ〜ん
これって続き物ですよねっ!ちゅうの後を知りたいです。

ところでみなさん、2ちゃんが閉鎖になるっていう話、本当ですか?
教えてちゃんですみませぬ。私もヨソで見かけただけでただの噂かもしれないんですが。

180 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/08(日) 12:43
176さん・・・。
堪能させていただきました。
今後も書いてくださいね〜。
それにしても、お幸せそうな王子のお顔を思っただけで、
ムーラな気持ちになっちゃう私って一体・・・。

181 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/08(日) 14:21
k


182 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/09(月) 09:21
K?
け??
。。。。。。毛?(汗)

183 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/09(月) 13:15
王子の銀髪にうーっとりってことか?(←おバカ)

184 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/04/09(月) 13:47
ここのイズミル王子って大人で優しくてキャロルの育成が唯一無二の趣味みたいで・・・。
もちろんかっこよくて〜。
うっとりすてきな王子様なんだけど現実にいたら結構むかつくかも。
キャロルって16だよ〜?第二反抗期末期で自己主張ばりばりのアメリカンギャルで。
王子に子供扱いされて黙ってるわけないのでわ〜?
・・・でもここの王子系妄想好きなのよ〜。荒らし・煽りじゃないんです。
愛のある突っ込みっつーことでまた誰か書いてください!

185 :名無しさん(新規):2001/04/09(月) 17:08
だけど、思えばキャロルって20世紀でも兄さんたちに盛大に甘やかされて
育ってるんだよね。原作でも「もうっ!みんなで子ども扱いして」と
ふくれっつらしつつ、やっぱり甘やかされることに慣れてるもの。
甘えっ子のくせにしっかり反発心も持ってるところがカワイイと思うのだ。うふふ@(←?)

186 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/09(月) 20:45
だって、キャロルって設定ではアメリカ娘だけど、
バリバリ大和なでしこな性格なんだもん。
だから、大丈夫だよ、きっと。

187 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/04/10(火) 18:22
そなたを愛している。私はそなたのただ一人の者となりたいのだ。私だけを見ていて
くれ。私のことだけを想ってくれ。
そなたが家族を恋しがるのなら、私がそなたの父となり、母となり、兄ともなろう。
そなたが友を思うなら、私がそなたの友となろう。
私だけを見ていてくれ。私だけを想ってくれ。他のことなど想うな。
私にはそなたしかいないのだ・・・。

早春の夜中。ふと目覚めた王子は愛おしげに傍らに眠るキャロルを見やった。
王子と同じように何も着けていない素肌に毛布をかぶっただけの姿。その寝顔はひ
たすらに幼く清らかで、王子は切なささえ覚えるのだった。
「ん・・・」
キャロルはわずかに身じろぎした。白い細い肩にそっと毛布をかけ直してやる王子。その僅かな動きで毛布の隙間から愛の濃厚な残り香が匂い立つ。
優しく妃を抱きなおしながら王子は好色な思い出し笑いを漏らした。
王子に触れられて撓る白い体。甘い吐息。恥じらいながら、抗いながら、王子に従う
・・・。
不意に。
キャロルの顔が哀しげに歪み、涙が流れた。哀しそうな、悲しそうな無言の涙。王子
は驚いてキャロルの肩を揺すった。
「姫・・・!どうした?姫・・・」
「・・・あ・・・王子・・・。何でもないの、夢よ。ただの夢・・・」
「怖い夢であったのか?」
無意識に王子から離れようとするキャロルを抱き寄せながら王子は問うた。

188 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/04/10(火) 18:24
「どうしたのだ?そなたは時々、眠りながら泣く。私はどうしてやることもできぬか?
切ないのだ、そなたが泣くのを見るのは・・・。話してくれぬか?」
「私・・・」
キャロルは訥々と語った。
私が生まれ育った遠い世界の夢を見るのだ、と。家族や友人がいて自分に呼びかける
。懐かしい場所を歩き、遠く広がる空を見上げる。古代の抜けるような青とは違う色
合いをした青い空を・・・。
「ただ、それだけなのよ。夢なの。あなたのいる世界で生きようって決心したのに・
・・時々、懐かしくてたまらないの。家族や友人や・・・もう遠すぎる私の思いでの
中だけの世界・・・」
キャロルは王子の胸の中にいた。だがその心は彷徨いだし、はるか彼方の故郷を思う
・・・。王子は胸をかきむしられるような気がした。
「そのようなことを申すな!そなたには私がいるではないか!そんなふうに泣かな
いでくれ。私では不足か?私はどうしたらよいのだ?」
キャロルをしっかりと抱きしめた王子は少し泣いていたのかも知れない。
王子はキャロルと知り合い、彼女を得たことで味気なく寂寞とした孤独の日々から
解放された。キャロルが自分を慕い、愛してくれる・・・と思うと喜びで体が震え
るようだった。
王子はキャロルを必要としていた。どうしようもないほどにキャロルを愛し、求め
・・・。キャロルに縛られた王子は自分の弱さ、脆さを痛感する。もし、キャロル
を失うことがあれば王子は壊れてしまうだろう。
「姫・・・私がいるではないか。私では・・・だめなのか?」
王子の声は深い哀しみの色を帯びた。キャロルが王子を愛し、必要としている何倍
も王子はキャロルを愛し、必要としている。自分でも信じられないその想い。心弱
いもう一人の自分。

189 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/04/10(火) 18:25
王子は荒々しくキャロルを抱き、囁いた。
「私がいるではないか・・・。私だけを見ていてくれ。私だけを想ってくれ。そなた
がどこかへ行ってしまいそうで怖いのだ。そなたがいるから私は・・・」
そのかき口説くような口調にキャロルは母のような気持ちを呼び起こされた。
「王子・・・そんなふうに言わないで。私はただ・・・夢の話をしただけよ。それだ
けなの。そんなふうに責めるみたいに言われると・・・どうしていいか分からない。
私にはここしかないって・・・知っているくせに」
キャロルはそっと王子の顔を撫でた。優しく包み込むように自分を愛し、守ってくれ
る夫。だがその内にあるものは驚くほど脆く傷つきやすいのだ。
キャロルは王子を抱き寄せ、そっと髪の毛を撫でた。母親が子供にするように。いつ
もいつも甘やかしてくれるその相手を今日はキャロルが慈しむ。
「大丈夫よ。ずっと私はここにいるわ・・・。大丈夫よ・・・」
「・・・約束だ・・・」
王子はキャロルの柔らかな胸の中でやがて寝入ってしまった。キャロルはじっと王子
の寝顔を見つめていた。
いつまでも、いつまでも・・・。

190 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/04/10(火) 18:28
キャロルってあれで結構強いんじゃないかなぁってことで書いてみました。
王子ってキャロルに執着しだしてから結構脆くなってるような気がしません?
ポエマーだし。
嫌いな方は例によって読み飛ばしてください。厨房に逝ってきまする〜。

191 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/11(水) 01:13
いいわ!!もっと読みたい!!

192 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/04/11(水) 07:53
新作が嬉しくて踊ってしまうわん。王子を見守るキャロルに母なるものを
見ました。甘やかされるばかりがキャロルじゃないのねん。
作者さまーん。続編キボンヌ。

193 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/04/11(水) 13:37
王子マザコン説浮上?(笑)

194 :名無し:2001/04/11(水) 14:36
王子とキャロルもモヘモヘしちゃうけど
やはし麺ヒスとキャロルのイチャリング読みたい・・・

195 :名無しさん(新規):2001/04/14(土) 21:05
>194 <現代に蘇ったアイシスの目的・・・
リード家の人間を抹殺することなんじゃないかしら?

キャロルは古代世界において幸せいっぱいだから、結局王家の呪いの
被害者はキャロルのパパだけってことになる。。
アイシス様はすべてお忘れになり、バビロニアに旅立ってしまわれたし・・・。

196 :名無しさん(新規):2001/04/14(土) 21:06
ひええ!表スレと間違えてカキコしてしまった(汗)ごめん〜

197 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/16(月) 00:40
まぁまぁ気にせずに。>196さん

アイシスの話が読みたいなぁ。
アリ萌えラガチュ萌えさんの文章が渋くてとても好きだったんですが…。

198 :【^〇^】:2001/04/18(水) 00:01
アイシス様って幸せにはなれんぜよ〜。
どれほどの地位と名誉とこれ以上無い男を与えたところでどーにもならんわあのお方


199 :名無しさん@おひさまのよう。:2001/04/18(水) 01:08
それは原作では、のハナシー(><)>198
ここの番外編では幸せになって欲しいわん。

200 :時にはアイシス萌え:2001/04/18(水) 05:46
>>198

そのどーにもならん体質が書きたかったので、以下のようになりました。

201 :時にはアイシス萌え:2001/04/18(水) 05:48
《アイシスの嘆き》

─── 王妃アイシスさまの御成──・・・

ふれ係の声につづき、わたくしが室に足を踏み入れたとたん、皆は一様に驚きの表情で迎えた。
疑惑と嘲りを敬意で巧妙に包み隠した視線が、わたくしを突き刺す。

右手に厳めしい顔付きの将軍たち、左手には狡猾さと優雅さを纏った文官たちが並び
上座にはわたくしの夫、バビロニア王が悠然と腰掛けている。
王はさすがに驚きはしていなかった。わたくしを見る目も、ついぞ動揺の色はない。
しかし、玉座においた手がいらだたしげに揺れているではないか。

─── いかがした、后よ。このような軍議の場に来るとは、急用かな?

王は鷹揚にそう問いかけた。
わたくしは、臣下たちの遠慮ない視線の中を昂然と歩み寄り、王の傍らに立つ。

─── 此度の戦はわたくしにも関わりあること、列席をお許し下さいませ。

扇を下げて一息にそう告げると、臣下たちの視線がゆれるのがわかる。
王の手前に座すオムリが、その落ちくぼんだ目を光らせたのも。
しかし王は、その太き片眉を挙げるとにやりと笑って手招いた。
─── おお、よし。そなたの意見も聞きたい。ここへ座れ。

─── ありがとうございまする。

直ぐに椅子が持ってこられ、わたくしは王の右となりにゆっくりと腰を下ろした。
ますます不審と、疑惑が強くなった眼差しを強く見返す。
ことに、わたくしの右手奥に座ったオムリ大臣の顔を。わたくしはこの男が嫌いだ。
王の側に影のように控え、音もなく宮中を歩き回り、その落ちくぼんだ目ですべてを
ぬかりなく見つめているさまには身震いがするからだ。

そのオムリが、立ち上がり軽く咳払いして話し始めた。

─── では、中断前の議題に話を戻させていただく。ソマリア砦の攻略について
   兵の編成、兵站の設営及び指揮官の人選について、議案に意見のあるかた・・・オムリの乾いた声が室内を流れていく。

たちまち将軍たちは、矢継ぎ早に意見を述べはじめ、皆が身を乗り出して議論となる。
歴戦の勇者クドゥル将軍の割れ金のような声に、落ち着いたイビ将軍の声が重なり、
時折王が鋭い反論を差し挟む。
わたくしは扇を口元にかざし、表情を隠しながらそれらの意見を一つ一つ吟味した。
わたくしの前の巨大な机一杯に、地図が広げられ、ところどころに赤石と賽子が
置かれている。赤石はエジプトの砦、賽子は兵団の印。
ゲベル街道沿いに賽子が並び、ソマリア・ガザ・ツロの砦には赤石。それらを
ずらりと賽子が囲む。そしてその向こうの、黄色で線が引かれた我が祖国。
わたくしの手の中に、エジプトの命運がある。
見よ、あれらの賽子が音もなく動けば砦が落ち、我が望みに一歩近づく。
これはすべてわたくしが望んだことだ。
あの夜の、「わたくしにエジプトを賜れ」というわたくしの一言が始まり。
もうあとには戻れぬ。




202 :時にはアイシス萌え:2001/04/18(水) 05:51
つづき


─── お后さまのご意見はいかに?

どれ程時がたったのか、わたくしはオムリの声に我に返った。
臣下たちは興味津々といった表情で、わたくしを見つめていた。
王も、不可思議な色を浮かべた目でわたくしをじっと見ている。あれはなんという表情
なのか、いつもの空虚な上機嫌さを消した底知れぬ目だ。
とまれわたくしは立ち上がり、臣下の注視の中を地図に近寄ると一点を指し示した。

─── 王よ、この砦は無視なされるのがよろしいでしょう。

早速クドゥル将軍が刀傷が目立つ見にくい顔を紅潮させ、椅子をけって立ち上がろうとしたが、王が
制して、すごすごと腰を戻した。それもわたくしには、毛ほどの痛痒も与えなかった。

その理由は?と仰せですか。
この砦は、守備が極めて固く、城塞のつくりももっとも堅固なもの。
攻めるに難く、たとえ落としてもその後の維持が並大抵の装備ではつとまりません。
ですから王よ、この際これは目標から外し、ここを攻められませ。

わたくしの指が、山脈を示す図でとまったとき、得たりとばかりに王が笑った。

─── なるほど、ティムナ銅山か

そうです。エジプト軍の最大の武器供給地、しかも他の砦ほど警備は堅固でなく
一度落としてしまえば、エジプトとガザの間にあって後者を孤立させ挟撃に持ち込むことが
出来ます。そのうえあの銅山は、山の中にあって外からは情勢が伝わりにくい。
エジプト軍の予想を外して、先ずここを落とされるのが得策と考えますがいかが。

オムリが一呼吸置いて、感情を交えずに頷く。

─── 考慮に値するご提案かと心得ます。急ぎ、間者を入れて策を練りましょう。

まだ赤い顔のクドゥル将軍と、同じく青ざめたイビ将軍の2人は無言だった。
いかに歴戦の勇者とて、この眼でティムナ渓谷を見たことのあるわたくしの言葉の意味は
わかるであろう。わたくしはそのために、ここに来たのだから。

─── よしオムリ、情勢が判明次第、ティムナ攻略を核に作戦を練り直せ。

王の裁断が下った。
これで、わたくしは駒を一つ手に入れたというわけだ。
エジプト人の血と肉でできた駒を。

散会後、わたくしの耳元で王はこうささやいた。
─── アイシス、そなたは美の女神だけでなく、戦女神エナンナの恵みを受けた女だ。そして、その夜わたくしの寝所を訪れた王は、同じ言葉をわたくしに繰り返す。
わたくしはその王の腕で横たえられながら、きつく目を瞑じてしまう。
決して目を開けないのは、事実を目にするのが怖ろしいからだろうか?

これはまやかしの愛撫であり、わたくしはここにはいない。
この声もこの汗もこの涙もわたくしのものではない。
この熱も快楽も幻にすぎぬ。
─── よい馨りだ。まるで毒のように刺激的だが
王はわたくしの使う香油をそう評して、閨の動作に飽かぬ。
ここへ、あそこへ当てられる吐息こそが、わたくしには毒。
わたくしは遥か高みに駆り立てられ、無となって拡散する。
毒がわたくしを浸して麻痺させてゆき。
「情欲」という名の鎖が、わたくしをこの河のほとりに繋ぎ止めた。
例え無となるとも、もはや以前のように神はわたくしを訪なうことはない。

イシスの女神、清浄なる母神よ。
わたくしはもはや、あなたの声を聞くことができない身となった。
いやそれどころかあなたを憎んでいるのです。
わたくしからメンフィスを取り上げたあなたを。

この戦のすべては、あのメンフィスの眼差しを忘れるためだ。
今よりは、そなたはわが敵、わがエジプトの敵ぞ───と言い放った弟。
あの冷ややかな目を忘れるためなら、いかなる手段もためらわぬ。
数多の同胞の血を流させ、挙句売国の女王と呼ばれても、それが何ほどのことか!
メンフィスよ、今一度そなたの目をわたくしに据えてみせよう。
首だけになったそなたの、甘く赤い血で彩られた唇に接吻しようではないか。
そなたのカァがわたくしから離れられぬように、蜜漬けにして封印しておこうか・・・

─── 何を考えておる?
目の前に王の冥い瞳があった。やけに生々しく、感情が剥き出しになっている二つの虚穴。

いいえ何も。
何も考えてはおりませぬよ、我が君。

むしろ、わたくしは何も考えたくないのです。
どうぞ───どうそ、これ以上わたくしが神を憎まずにすむよう・・・
あなたの手で繋ぎ止めてくださいませ。


終了。


203 :時にはアイシス萌え:2001/04/18(水) 05:53
何か長すぎましたね。 幸せ編じゃなくてもうしわけない。

204 :名無しさん@:2001/04/18(水) 16:08
すごくハッとする場面が多かったです。
メンフィスの命を絶ってでも我がものにする・・・サロメ的というか・・・
愛情が、求めることからひれ伏させる域にまで追い詰められている様子が
悲しく切ないです。

バビロニア好きになってしまいそうです(汗)

205 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/18(水) 16:34
このスレに集う皆様はとても言葉がお上品ですのね。


206 :【^〇^】:2001/04/18(水) 22:03
>>200
どーにもならんな・・・・・・
アイシス様は早めに性根を入れ替えないと、女盛りを男に使い捨てられてしまう。
誰か改心したアイシス様を、私に見せておくれ〜!!!

207 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/18(水) 23:53
197です。わーい。お祈りが届いた〜。
ありがとうございました。
幸せ編じゃなくて私はかまいません。抑えた熱気が息苦しくてイイです。
読んでるとなんだか催眠術をかけられたみたいな状態になる文体でウットリします。

208 :【^〇^】:2001/04/19(木) 22:02
>>200《時にはアイシス萌え》様
思いがかなわなかったミヌーエ将軍の思いを、ここで一気に叶えて頂けませんか?
設定がきっついので強姦も辞さず。この話に和姦は不可能だろー。




209 :名無しさん(新規):2001/04/20(金) 00:08
>208さん、こうなったらご自分で書かれてみてはどうでしょう・・・(じゃーん!)
座標が定まってるようだし、きっと面白いはずー♪ てゆうか読みたいぞ。

210 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/04/20(金) 07:39
めんぴーときゃろるちんのお話も読みたいな〜。
ひたすら脳天気にいちゃつくのん。

211 :【^〇^】:2001/04/20(金) 13:07
>>209
オイラ、文章まるでだめお君なんです。



212 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/20(金) 13:49
【^〇^】さま
ここは一応sage進行になってるので、よろしく・・・

213 :【^〇^】:2001/04/20(金) 23:32
>>212
ごめんなさい。
知らなかったよ。

214 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/21(土) 06:57
なかなかこられず、やっと来たらいっぱい増えていて必死で読みまくりました。
アトラスもイズミーもアイシすも・・
なんだか本屋や図書館にいってバビロン関係の本を読みたい。
   
>>207さんの書いたように、「萌え」さんの薄暗い中の濃い空気、というか
上手く書けないが雰囲気に私は萌えます。。。

215 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/04/21(土) 13:54
ヒッタイト夫婦編

「姫よ。体の具合はどうか?体を大切にいたせよ。よいな。」
王子はキャロルにさっぱりとした果汁の入った杯を渡してやりながら言った。
「これなら喉を通るであろう?」
「ええ・・・ありがとう。とっても美味しいわ」
「少し・・・抱きしめてもよいか?」
王子はそう断ってから大切に大切にキャロルを胸の中に抱き込んだ。初めての懐妊、もうだいぶお腹も目立ってきたキャロルは素直に王子に身を任せた。
「そなたが私の和子を産んでくれる。これ以上の喜びはないぞ。皆、そなたの出産を心待ちにしているのだ!楽しみだな!」
「でも・・・怖い・・・私、嫌」
「え?」
「怖いの。私が・・・お母さんになる。私みたいなのがちゃんと母親としてやっていけるのかしら?私みたいな人間をお母さんにして産まれてくるこの子が可哀想。私・・・私・・・自信がない」
これまで張りつめたものが一気に崩れたのだろう。キャロルはさめざめと泣いた。てっきりキャロルは懐妊を喜び、母となる日を待ちかねているだろうと決めてかかっていた王子は呆気にとられたが・・・。
(そうか。怖いか。そうだな、初めてのこととてな。・・・やはり身籠もらせるのを少し延ばしたほうが良かったのか?)
「姫・・・。可哀想に心細いのだな。しかし・・・私の子を身籠もってくれたそなたがそのようなことを言うとはがっかりだな。大丈夫、そなたは大丈夫だ。この私が選んだ姫だ。私がいるではないか。そなたは大丈夫だ」
王子はキャロルの背中を優しくさすってやった。
「お!」
「今・・・動いたわ!」
「ははは。和子もそなたを励ましているのだ。それとも・・・私とそなたが睦まじくしているのを嫉妬したか?」
王子の優しい声がキャロルをくつろがせる。キャロルは王子にぴったりと身を寄せた・・・。

216 :氏名黙秘:2001/04/21(土) 14:45
わ〜ん、キャロルになりたいよう(TT)包容力のある王子、素敵だよぅ。

217 :花と名無しさん:2001/04/22(日) 02:58
>215
そうそう、私も母親になる時はすごく不安だった。
こんな私が親になっちゃっていいのかな…って。悩んでも仕方がないのに、嬉しいよりも
不安が先立ってしまった。
その時の気持ちがダイレクトに思い出されてきゅんとなってしまいました。

218 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/04/23(月) 07:52
>215
いつかのエジプト夫婦編の姉妹編ですね!
いいよ〜。私的にはこういうほのぼのネタが好きかな。

219 :アイシス好きかも:2001/04/25(水) 14:22
遠くで遠雷のように鯨波の声がこだまする。塩の海の神殿にエジプト兵が押し寄せる。
「くっそう!何たることぞっ!ナイルの王妃を人質に取りながら、このような醜態・・・!我がバビロニア軍が・・・!
アイシスッ!口惜しいが今はこれまで。我らだけでも脱出いたす!脱出口まで案内いたせい!」
バビロニアの王ラガシュの見苦しき姿。この期に及んで私を呪わしいバビロニアに連れ戻そうとするか。エジプトの女王たるこの私を。我がエジプトに仇なす敵国の王。
「ではこちらにおいでなさいませ」
私はかりそめとはいえ、一度は夫と呼ばねばならなかった厭わしい男に手を差し伸べた。無警戒に我が懐に寄ってくる男。愚かな男。
私は何の迷いもなく、微笑みすら浮かべて男の体に深々と短剣を突き立てた。
「アイシス・・・?これは・・・?」
私は輝くような微笑を浮かべていたに違いない。何が起こったか永遠に分からぬままにバビロニアの王は絶命した。短剣はかの男の汚らわしき血が神殿を汚さぬよう固い栓となり、バビロニア王の衣装は道化ラガシュの屍衣となった。
・・・私はやっと呪わしい悪夢から解放されたのだ!エジプトの女王として誰憚ることなく愛しいメンフィスを求めることができる!

220 :アイシス好きかも:2001/04/25(水) 14:22
「アイシス様。キャロルを連れて参りました」
忠実なアリが憎いキャロルの手を引いて我が許に戻って来た。
私の運命を狂わせた憎い女は長い地下牢幽閉にもかかわらず、相変わらず美しい。憎い女。厭わしい女。
「ア、アイシス!これは・・・!」
キャロルはラガシュの死体を見て恐怖に凍り付いた。
何と醜いのだろう。感情をむき出しにした人間の姿というのは。この女はいつもそうだ。心を素直に表し、望むがままに笑い、泣き、見苦しい限りだ。
「黙りやっ!」
私はキャロルの頬を打った。
「あなたは・・・自分の夫を・・・。殺したの・・・?なぜ、そんな恐ろしいことを・・・?」
黙れ。誰が我が夫なものか。我が夫はメンフィス以外におらぬものを。
黙れ。そなたさえいなければ私はメンフィスの妻であったのだ。
黙れ。そなたはいつも罪のない清らかな様子を装って、私を苛立たせる。
「アイシス・・・やはり・・・メンフィスを愛しているから、なの?あなたはだから私を憎むの?」
少女のような顔。恐怖の涙に濡れた邪気のない顔。私の嫌いな女の顔。
お前はいつでもそうだ。罪から我が身を遠ざけ、慈悲深いふりをして、罪深い他人を哀れみ、恐れ、見おろし。・・・そう、全てから安全に守られたはるか高みから。
お前の清らかさは意識的に無知であることからもたらされたモノ。
お前には分かるまい。人を愛し、幸せを求めながら、罪に溺れてゆく我が身の弱さなど。
お前にとって人生は甘い夢。幸せを求めて啼き、愛する人の心求めて悶える苦しみなど知ろうともしないだろう。
「アリ・・・下がりや。これからは私と・・・この者の二人で・・・」
静かにアリが下がった。忠実な侍女との永久の別れ。それでも私は極上の微笑を浮かべている。感情を押し殺す優美を知っているから。
キャロルは恐怖に戦慄いている。メンフィスの子を二人まで産みながら、この年若い女は未だ子供のよう・・・。

221 :アイシス好きかも:2001/04/25(水) 14:22
エジプト軍は塩の神殿内に突入した。怒号の声がどんどん大きくなる。
その混乱の中で私は、恐怖で身動きもできないキャロルの腕をしっかり掴み、耳を澄ます。
愛しいメンフィスの足音を待ち望んで。誰が聞き間違えたりするものか。私のメンフィスの気配を。
だんだん近づいてくるその気配。愛しい、愛しい、愛しい・・・。
「キャロルっ!」
まるで翼ある戦神のようにメンフィスは部屋に現れた。
その瞬間、私の目からは汚らわしいラガシュ王の死体も、憎いキャロルの姿も消え失せ、ただメンフィスの凛々しい姿だけが浮かび上がった。
最後に見た時よりもなお立派に、若々しさの中に老成した雰囲気と威厳を漂わせ・・・。
でも。
メンフィスはキャロルしか見ていなかった。キャロル呼びかけ、私にキャロルを離せとぞんざいな口調で命じた。そして・・・ラガシュ王の死体を見て、私を・・・この私を恐ろしい魔女と呼びさえした!
「メンフィス・・・」
私の声は驚くほど穏やかだった。私の心は清(さや)かに澄み、静かな喜びすら感じた。
メンフィスは今、私だけを見ている。
「メンフィス・・・」
私は優雅にキャロルを掴んでいるのとは反対側の手をあげた。私の白い手には優雅な細い短剣が握られている。エジプトの意匠のそれは嫁ぐ日にメンフィスから贈られたもの。いつも肌から離さなかった・・・。
「メンフィス・・・」
姉上、何をする!メンフィスの怒号が部屋を震わせる。
私は何の迷いもなく短剣をキャロルの首筋に振り下ろした。・・・いや、振り下ろそうとした、のだ。
しかし、短剣が憎い女の白い首に届く前に・・・メンフィスの剣がまっすぐ私の胸に突き立てられた。
剣は私の胸とメンフィスの手をつなぎ合わせる。幾度、私はこの白い胸をメンフィスに触れさせたいと願っただろう。

222 :アイシス好きかも:2001/04/25(水) 14:23
「姉上・・・わざと、か・・・?」
メンフィスの狼狽えた顔。決まっている。キャロルのごとき女の血で、大切な短剣を・・・我が手を汚すことができようか。私はただ・・・。
「メンフィス・・・」
あなたと共に生きることが叶わぬなら、あなたに愛されることが叶わぬなら、せめて、あなたの手にかかって死にたいと願うようになったのはいつからだったのか。
「姉上っ!なぜ・・・っ!」
泣かないで、私の弟、最愛の夫よ。私はあなたに愛されたかった。あなたへの想いによって生かされた私は、あなたへの想いによって逝きたかった。ずっと、ずっと、ずっと。
愛しています。キャロルのように思いの丈、全てをあなたにぶつければよかったのか?あなたが応えてくれなくても、あなたを全身全霊で愛すことだけで私は幸せだったのに。どこで何が狂ったというの?
愛しています。今なら分かる。キャロルがいたからあなたの運命は変わり、長い寿命が与えられた。私はあなたに生きていて欲しかった。それだけでよかったのに、やはりあなたの愛を求めたのは私の弱さ。

命が流れてゆく。冥(くら)い深淵が、無限の空虚が私を待ちかまえている。
命が流れてゆく。私には西の国の安らぎは与えられない。
でもかまわない。私はあなたを愛している。
冥(くら)い深淵は、あなたを想う私の愛の花で埋まるでしょう。
無限の空虚は、あなたを愛す私の歌で満たされるでしょう。
「メンフィス・・・愛しているわ・・・」

223 :アイシス好きかも:2001/04/25(水) 14:25
アイシスにとっての幸せってどこにあるのかな〜って思って書きました。
彼女には愛か死か、の二者択一しかないのかにゃ〜。


224 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/04/25(水) 17:24
哀しみの女王アイシスシリーズ!
こういう形でしかアイシスは幸せになれないの?
かなしいよ〜。
キャロルってアイシスからみるとああいうふうに見えるのねん。興味深し。

225 :イライザ、ラビニアそしてアイシスのようなキャラが好き。:2001/04/25(水) 21:29
愛死す様から見たらキャロルのような幼稚な女はムカつくんだろうね。キャロルもミタムン王女を焼き殺した時点で愛死す様の恐ろしさが解っていた筈なのに、懲りないヤツ〜、やはり天然ボケ?



226 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/04/27(金) 17:41
なぜ、キャロルがムカつくかが語られていて新鮮!
しかし、アイシス様〜!あなたはどうして哀しいの〜。
アイシス×メンフィス、キャロル×王子で幸せになってくれーい。

227 :おさかなくわえた名無しさん:2001/04/30(月) 22:32
アイシスには「卵クラブ」は似合わないにゃぁ・・
どうしてこう、まとわりつくようなくらやみが似合うんだろう。

228 :おさかなくわえた名無しさん:2001/04/30(月) 22:34
あ、ぼっとしてたらあげた、ゴメンナサイね。

229 :おさかなくわえた名無しさん:2001/05/03(木) 13:29
本編があまりの展開だったので
妄想プリーズ!

230 :本当はミヌーエ将軍が好き:2001/05/04(金) 17:46
ははは…本誌まだ読んでないけど、そんなにひどいの?
えーーとご期待に添えるかどうかわかんないけど
入れますね。

わたしは【^〇^】さんじゃありません。
ミヌーエ好きだが、強姦は止してくれ派なんでこんな展開。




231 :230:2001/05/05(土) 12:00
 ちょーーっと長くなってしまった妄想なんですけど、うざいかたは申し訳ないですが、ひたすらスクロールお願いします(汗)

本編13巻の「ナイルの娘暗殺未遂事件@中庭編」の数日後くらいとおもってお読みください。


232 :【爪痕 1】:2001/05/05(土) 12:12
【爪痕】


ナイルに夕闇が落ちようとしていた。
暮れなずむ空は、室内をすっかり暗くしている。
しかし、男は灯火のあかり一つを頼りに、食入るように手元のパピルスを見つめている。書記の手になる几帳面な字体で記されたその文書には、男を青ざめさせるに十分な内容が記載されていた。
しばらくの間、室内にはパピルスを繰る乾いた音だけが流れていった。
男はその手を止め、両のまぶたを強く揉みほぐした。そうしている間にも、男の顔からは深甚な影が拭い去られることはなかった。男の分厚い肩ががくりと下がり、深く長い溜息が漏れる。灯火が揺らめき、おもむろにふっと掻き消えた。
男は、そのまま闇に沈んでいたが、急に意を決したように立ち上がる。机上のパピルスをひっつかむと、足早に室をあとにした。

「誰だ!この先は王の許可なく通ることは罷りならん!」
 目の前で青銅の槍が交差され、男は足を止めた。
 しかし、慌てたのは誰何の声を発した歩哨のほうであった。
「こ、これはミヌーエ将軍…」
「役目大儀。王の御用で、アイシス様の宮殿に参るところだ、通してくれるか」
「はっ。どうぞお通り下さい!失礼いたしましたっ!」
 緊張のあまり硬直してしまった歩哨の肩を軽くたたき、彼は足早にそこを通り過ぎる。
彼、すなわち、王の直属軍の将軍であるミヌーエが向かったのは、西の回廊の先にある王姉アイシス女王の宮殿であった。あたりに目を凝らすと、王宮のそこかしこで先ほどと同じような警備の歩哨の姿が目に付く。
アメン神の祝祭を数日後に控え、同時に王の婚儀も行われることもあって、王宮内には厳戒態勢が敷かれていた。なかでも、先日、中庭で起こった事件は王を激怒させ、いっそう警備を強化するようにとの命令が出たばかりである。ミヌーエはその王宮警備の最高責任者でもあった。
彼が、目指すアイシス女王の宮殿にたどり着いたとき、ちょうど正面玄関の扉が内側から開かれて、一人の男が出てきた。バビロニア風の荘重な襞のある衣装をまとったその男が、振り返りざまに言う声がミヌーエにも聞こえる。
「では、女王アイシスにはよしなに…」
「かしこまりました。ラガシュ王」
ラガシュ王はちらりとミヌーエ将軍を見たが、何も言わずにゆったりと自室のある迎賓宮の方角へ歩み去っていった。
その後姿に深深と一礼しながら、ミヌーエは先ほどちらりと見交わした王の犀利な視線をまざまざと思い返すのだった。宰相が「なかなかの切れ者」と評したその王は、表面上はにこやかであったが、底知れぬ眼をしている。それを思うミヌーエの表情は冴えなかった。


>>233 へ



233 :【爪痕2】:2001/05/05(土) 12:15


侍女に取次ぎを頼み、しばらく待たされた後、彼は居間に通された。
女王の居室は、いかにも妙齢の高貴な女性の住まいにふさわしい典雅な調度類で飾られていた。空焚きされた薫香がほのかにただようなかに、酒精の名残がわずかに混じっている。
「今ごろ、何の用じゃ?」
女王は、窓辺にしつらえた長いすに横たわり、ミヌーエを迎えた。
先ほどまでラガシュ王をもてなしていたため、艶冶な黒衣姿である。普段はほの白い頬に、酒気のせいか薄紅がさし、その美貌を否が応でも引き立たせていた。しかし、その美貌にも深い憂愁の影が濃い。王宮の内外で日増しに高くなっていく疑惑の声は、女王の上にも確実に影を落としていた。そのせいか女王は最近、自室に引きこもっている。
「恐れながら…お人払いを願います」
ミヌーエの感情を交えない声に、アイシスは小首を傾げたが、直ぐに周囲にかしずく侍女たちを下がらせた。とはいえ、お気に入りの侍女頭は、相変わらず主の足元から離れない。
「アリ殿も退出して下さらぬか」
「何を言う!わたしはいかなる時とて、お傍を離れるわけにはいきません」
たちまち尖ったアリの声にも、ミヌーエは冷ややかな口調を崩さなかった。
「私はファラオのお使いで参ったわけではござらん。王宮の警備担当者として、アイシス様に申し上げたいことがあるのです」
いつになく強い調子のミヌーエに、アリはたじろいだ。それを見ていたアイシスは、その象牙色の手を振り、無言でアリに退出を促す。
アリは、絶句したが、命令とあっては仕方なく、しおしおと出て行った。
そうして華麗な居間にはアイシスとミヌーエだけとなった。アイシスは、物憂げに手元の扇をもてあそんでいるが口を開こうとはしない。固い声で切り出したのは、ミヌーエのほうであった。
「アイシス様には、此度の王のご婚儀に列席されぬと漏れ聞きましたが、まことでございましょうか?」
「…忌み日なのじゃ…」
扇から目を離すことなく、アイシスは言う。ミヌーエのほうをかたくなまでに見まいとするような態度だった。
「どのような口実を設けられようと無駄でございます。此度のご婚儀には、是非列席していただかなくてはなりません」
その言葉にアイシスは柳眉を逆立てて、初めてミヌーエに視線を向けた。
「無礼な!口が過ぎようぞ、ミヌーエ」
「ご無礼は重々承知のうえでございます。今宵は、お考えを改めていただきたく参上した次第でして。今より、わたしが申し上げることを良くお聞きくださいませ」
ミヌーエは、隠し持っていたパピルスをとりだすと、アイシスの目の前でするすると広げて掲げた。
「それは?」
「アイシス様もご記憶でございましょう。先日、ナイルの娘が、中庭の池でワニに襲われる事件がございました。これは、その件の調査報告書です」
アイシスの黒曜石の瞳は、何の表情も浮かべない。
「それがわたくしと何のかかわりがある」
「ございます。あの事件の日までに、王宮に運び込まれた荷車、船等をしらみつぶしに調べ上げ、不審なものを洗い出しました。なにせ、膨大な量でしたので手間がかかりましたが、ついに一艘の不審な船に行き会ったたのでございます」
ミヌーエは淡々と報告を続けていく。


>>234

234 :【爪痕2】:2001/05/05(土) 12:21


「この船は、厨に納める魚を運んできたことになっておりました。しかし、詳細に調べて見ると、この日はマネト魚の忌日にあたり、厨に魚が納めたられた記録がないのです。つまり、この船は王宮の北の水門を入った後、王宮内で消えたことになりますな。更に、その船を通した船役人が、殺されているのがみつかりました。最初は、酔漢同士の刃傷沙汰と思われていましたが、殺されたと思われるふしがあります。」
「それで…?」
「この船が残した通門許可書は、この宮殿の家令の手によるものでした」
「それは、家令の不手際であろう。船一艘が行方知れずといって、キャロルが襲われたことと何のつながりがあろうか」
「ところが、その船の船頭を偶々見たものがおりまして。下町にある、下エジプト系の神殿に出入りする傭兵であると判明しました。そしてもう一人、重要な証人がおります」
アイシスはすでに身を起こし、ミヌーエに向き直っていた。
「殺された船役人の妻が、夫を訪ねてきた不審な男女を見ております。そしてその時女が落としていったのが、これでございます」
ミヌーエが取り出したのは、碧玉製の薄い札だった。それを見たアイシスの瞼がピクリと動いた。
「こちらの宮殿の侍女が身に付ける認識票でございますね?番号が振ってありますから、程なく持ち主もわかりましょう」
「愚かな…そのような札など、落としたか盗まれたやも知れぬではないか」
「おっしゃるとおりでございます。かの女はこれを盗んで所持していたのかも知れない。しかし、ワニにかまれた傷というものは隠しようがございませぬな」
「ワニの傷?」
「さよう、王都内の医師を隈なく当たりましたところ、西市場の木賃宿にて、ワニに噛まれたと思しき傷で寝込んでいる男を見つけました。あの事件では、下手人の男が一人池より逃亡しております。幸か不幸か、わたしの母が現場におりましたゆえ面通しを…」
「もうよい!」
ミヌーエの報告は、突如立ち上がったアイシスに遮られた。女王の頬からは酒気の紅が消え、いっそ冴え冴えとした顔色に戻っている。
「そのようにくどくどと言い立てずともよいわ!わたくしが指図して、キャロルを襲わせた…とかように言いたいのじゃな」
「お認めになりますのか?」
ミヌーエは片膝をついたままの姿勢で、アイシスの青白く冴えた貌を見上げる。
「知らぬ!わたくしには覚えのなきことじゃ」
アイシスの目が燃え上がっていた。

「王はこの件につき、徹底的な調査をお命じになりました。わたしがこれまで調べたことを言上すれば、早晩首謀者にたどりつくのは火を見るより明らかです」
ミヌーエの声にはどこか哀願に近い響きすらにじんでいる。しかし、それがますますアイシスを激昂させた。
「ミヌーエ…そなた…わたくしを脅迫するつもりか?その報告書を握りつぶすかわりに、メンフィスの婚儀に出よと申すかっ!僭越がすぎるぞ、控えおれ!」
しかし、ミヌーエは眉をわずかに震わせただけで、アイシスの貌から目を離さない。
「とんでもない。わたしはただ、お二方を幼き頃よりお守り申し上げた者として、これ以上ご姉弟の間に埋めがたい溝ができるのを見ておられぬのです。どうぞ…どうぞ…お心を開いて、メンフィスさまのご婚儀に出席してくださいませ…」
だがその言葉も、アイシスの耳には届かないようであった。
「わたくしはここを動かぬ。帰ってメンフィスにそう伝えるがよい」
横向きざまに言い放ったアイシスは、あくまで頑なだった。その貌を見やり、ミヌーエは決心したように切り出す。
「ではいたしかたございませぬ。この指輪を王にお見せしましょう」
「えっ!」
ミヌーエのてのひらに、華奢な黄金製の指輪がのっていた。明らかに女性用で、精巧に刻まれた文様も美しい品である。それを眼にしたとたん、アイシスはみるみるうちに青ざめ、思わずあとずさった。
「これは例の怪我人が持っていたもの。アイシス様の銘が入った、明らかに王家の品でございますね。その男は今は牢におりますが、程なくこれの入手経路も白状することでしょう」
途端、アイシスはよろよろと両腕を上げて貌を覆った。そのなだらかな肩が小さく震えはじめ、細い指の間から押し殺した嗚咽が漏れる。あらわな胸元に、光る筋が伝っていくのをミヌーエは見た。
「これ以上…これ以上に…メンフィスに疎まれるのか…」
ミヌーエはその姿を痛ましげに見つめて立ちつくすより術がなかった。


>>235


235 :【爪痕4】:2001/05/05(土) 12:27


そのとき、ふわりと薄紗が舞い、芳香がミヌーエを包んだ。
「お願いじゃ、ミヌーエ…それをわたくしに渡しておくれ」
いつしかアイシスの黒曜石の瞳が、彼を見上げていた。アイシスはミヌーエにすがりつくと涙ながらに訴え始めた。誇り高い女王の涙は、静かに彼の胸を冷やしていく。
「そなた…いつぞやわたくしを愛しく思うと言うてくれたな。その心がまだあれば、どうぞわたくしをこれ以上追い詰めないでおくれ…。メンフィスが知れば…今度こそわたくしはあれの心を失う。これ以上あれの心が離れていくのは耐えられぬ…」
いまやアイシスの鼓動が彼の胸の中にあった。彼女の黒絹のような髪が眼下に広がり、
そのすべらかな頬が彼のごつごつした喉もとに触れる。威厳に満ちた女王の肉体は、案外とほっそりとして頼りないことに、ミヌーエは気づいた。アイシスの芳香が深く肺腑に染み渡る。彼は頭の芯がかっと熱くなるのがわかった。だらりと下げられた腕が、のろのろと上がってゆく…。

 将にそのとき、頭の隅を何かが掠めた。それは、武人の勘とでも言うべき一瞬の閃光だった。無意識に彼は動き、眼前が開ける。
――― チリーン…
 高く細い音を響かせて、石の床に転がったモノがある。
柄に黄金で象嵌の入った細い刀子。それは、アイシスの手から零れ落ちたものだった。
 ミヌーエにその手首をつかまれながら、アイシスは射抜くが如き眼で彼をにらみつける。女王の目にはその刀子よりも剣呑な光が踊っていた。
「アイシス様…」
「わたくしを辱める者は、例えそなたでも許さぬ!そなたも、わたくしを思いのままにできるなどとは思わぬがよい。そのような辱めを受けるくらいなら、そなたを殺す」
 アイシスは叫んだ。豊かな胸が激しく上下し、いちだんと強い芳香が漂う。どこか人の深淵に誘いかける、渋みのある曰く言いがたい芳香が。
「わたしも王に仇なすものは殺します」
 ミヌーエはアイシスの手を捕らえたまま、きっぱりと言った。日ごろ、柔和で知られる彼の顔に、酷薄ともいえる表情が現れていた。きつく閉じられた彼の口は、凄惨な形に歪み、流れ出る言葉は血の匂いがする。
「王とナイルの娘の婚儀は、いまや万民の望むエジプトの未来です。それを阻もうとするものは、すなわちエジプトと王に仇なすものとなりましょう。それが例え、あなたさまでもわたしは容赦いたしません。それはわたしの責務ですから」
  彼は今、戦場以外ではめったに荒げたことのない声を荒げ、鞭打つように言った。
「アイシス様。聡明なあなた様がなぜにおわかりにならぬ。此度の婚儀に欠席なさるは、自殺行為に等しいということが!」
「わたくしはあのような婚儀など認めない。メンフィスは、以前わたくしを妻にすると神前で誓ったではないか!そなたもその場にいたであろう?わたくしこそが、メンフィスの妻となるべきもの。此度の婚儀は神のご意志にも反しようぞ」
 アイシスは涙一つ見せることなく、情強く言い募った。それを聞くうちに、ミヌーエの顔からは厳しい光が失せてゆく。彼はゆっくりとアイシスの手をほどき、長身をかがめると、足元の刀子を拾い上げる。
「あくまでそうおっしゃるなら、あなた様のお命をここで頂戴することにいたしましょう」
 鋭利な刃先がアイシスの胸元にぴたりとあてられる。彼がその刃先が動かせば、一瞬で死にいたることは明白だった。
アイシスは眉一筋動かさなかった。ゆっくりとその輝かしい眼が閉じられ、昂然と顎が上げられる。
「ではそなたの務めを果たすがよい」

>>236


236 :【爪痕5】:2001/05/05(土) 12:37


 しかし、ミヌーエの手は動かなかった。まるでしびれたように静止したままである。かわってその血のにじむ唇から、搾り出すような声がもれる。
「なぜ…なぜそのようにご自身を迷路に追いやってしまうのです。あなた様はイシスの女神の御名を冠した御方、輝かしき生を全うされるべく生まれついておいでなのに…」
「メンフィスなしで、わたくしにどんな生があるというのです」
 アイシスは瞠目したままつぶやいた。長いまつげから、また光る筋が頬を伝い始める。
「それは…それはあなた様のお心次第でしょう…」
 その言葉の空しさは、それを発した彼自身が知っていた。愛するものの心を手に入れられぬ絶望こそが、彼には近しいものであったから。
「ミヌーエ…いっそ殺しておくれ…」
 とうとうアイシスの唇から嗚咽が漏れた。ミヌーエはうなだれ、更に血がにじむほど唇をかみ締める。彼の手の甲に、アイシスの熱い涙がぽとりと一滴したたり落ちた。彼は耐えかねたように告白する。
「ここで、あなた様を王に仇なす者としてお命を頂いたとしても、わたしも生きてはいないでしょう…王の最愛の姉君を殺めた罪により、自裁いたします」
 アイシスは答えなかった。ただ涙だけが音もなく流れる。彼女の哀しみは、果てしもなかったが、それは彼女自身しか見ていなかった。
やがて、ミヌーエが溜息とともに動く気配がした。
「アイシス様、目を開けてよくご覧なされませ」
 彼はそういってパピルスを取り出すと、アイシスの目の前で燭台の炎に投げ入れた。パピルスが乾いた音を立て、見る見るうちに一寸の灰となってゆくのを、アイシスは見た。
指輪も、碧玉の札も、将軍が振るった剣のこじりで砕け散った。
「ミヌーエ…そなた…」
「わたしは一度だけ王命に背きます。これらは、今より存在せぬもの」
きっぱりと彼は言った。
「なにゆえに…?」
「あなた様を幼き頃より見てきたものとして、生きていただきたいのです」
二人の間に永遠とも思える沈黙が流れた。息詰まるような長い沈黙を破ったのは、またもや男のほうだった。ミヌーエはアイシスの足元に身を投げ出して懇願する。
「アイシス様、このままでは民心はあなた様から離れ、この国であなた様のお立場は無くなってしまいます。どうか…婚儀にお出でください。伏してお願い申し上げます」
 目の前に跪く男の固太りの背中が波打つのを、アイシスは不思議なものを見るような目つきでながめた。遥か昔に、見上げたことのあるその背中は、今では小さく縮んでいるようにさえ思える。しかし、そこから放たれる必死の思い、匂い立つ真情が彼女の石のように冷えた心を動かしたらしい。
「顔をあげなさい、ミヌーエ将軍」
 彼が真っ先に目にしたのは、アイシスの血の気が失せるほど固く組み合わされた白い指だった。続く女王の言葉に彼は、心臓が止まったような気がした。
「負けました。そなたの忠義に免じて、メンフィスの婚儀には出席しましょう」
「あ、ありがたきお言葉…」
「ただし、祭祀の役目として、式の進行を見守るだけじゃ」
「それで十分でございます」
 ミヌーエは頭を床に擦り付けて、感謝の言葉を繰り返す。安堵の思いで、体の力が抜けるかと思われた。



237 :【爪痕6】:2001/05/05(土) 12:40
「そなた、わたくしが迷路に入り込んでいると申したな?わたくしは出口を見つけられようか…?」
 女王の珍しく弱気な言葉に、ミヌーエは思わず顔を上げた。彼の目に映ったのは、窓辺にほうけたように佇むアイシスの姿だった。その眼差しは、この世の何者も見てはいないように遠くに投げられている。今こそ、アイシスの女王としての威厳、祭祀としての神秘は剥がれ落ち、恋に傷ついたただの若い女がそこにいた。脆く崩れ落ちそうな体を必死で引き上げようとしている姿に、ミヌーエは肺腑を抉られる思いがする。アイシスの濡れた唇、力なく投げ出された両腕、細い肩が手の届くところにあった。
 しかし、彼には手を差し伸べることはできない。ミヌーエにとって、その手を取ることは王との訣別を意味するのだから。彼は、無力感に打ちのめされ、奥歯をぎりぎりと噛み締めた。それでも、一語一語搾り出すように言わずにはいられない。
「出口は、アイシス様のお心一つで見出すことができましょう。いかなるご決断をなされようと、わたしはアイシス様のお幸せを願っております」
 アイシスは微笑んだ。それは、そののちも永い間ミヌーエの心に残った、どこまでも清らかで寂しげな笑みだった。アイシスの炎の心に、一瞬だけ、ミヌーエの真情が溶けた瞬間かもしれない。
 しかし、それはあっという間に消え去った。
「ご苦労でした。さがってよろしい」
 アイシスは面を背けて短く命じ、二度とミヌーエを見ようとはしなかった。

 そして、ミヌーエは深深と一礼すると、アイシスの宮殿を辞した。
 外は、すっかり暗闇となり、あちこちで歩哨のたくかがり火が昼間のように王宮を照らし出している。
 彼は黙って、夜空を見上げた。夜風が彼の赤銅色の膚をかすめ、アイシスが抵抗したときにつけた胸元の爪痕の存在を、彼にしらしめる。それは、王を裏切ったことを思い知らせる刻印だった。しかし、彼に後悔はなかった。

 数日後、国を挙げて行われた王の婚儀のなかに、女王アイシスの姿が見られた。彼女は
民の見守る前で、弟王と新王妃の門出を祝福した。その姿は、祭祀女王に相応しく神々しくも威厳に満ちた姿だったという。
 そして、その後、女王はついにバビロニア王の求婚を受け入れ、王とともにバビロンの都に旅立っていった。
遠ざかるバビロニア王の一行の船を見送るミヌーエ将軍が、いつまでも岸から離れず佇んでいたことを、幾人もの人が見ていた。将軍は別れを告げる女王の瞳、薄紗の奥から浮かび上がった濡れた黒玉を目に焼き付けていた。
 「お幸せになってください…アイシス様」
将軍の声なきつぶやきは風に舞い、砂塵に消えていった。

――― この後数ヶ月して、彼は女王の涙の真の意味を理解することになる。それを知ったとき、彼の胸中に去来するものが何であったのか、もはや知る術はない ――― 【完】



238 :230:2001/05/05(土) 12:45
長々と占領しちゃってすぼばせん…

自分で書いてて、将軍の不甲斐なさに腹が立つ。


239 :【^〇^】⇒【T∩T】:2001/05/05(土) 16:01
あぅぅ・・・ミヌーエ将軍不憫なヤツ〜。>>230様 いい感じでした有難う。ミヌーエは一生独身決定だね。やはり、アイシス様は幼い時より将来メンフィスの妃になると周りにも言われて育ったのだから今更価値観や生き方を変更するのは至難の業でしょうね。バブってた時、リッチな生活をしてて、未だに社会復帰できずモデル以外の仕事は出来ないと言ってる30半ばのおばさんがいる。仕事は月に一回有るか無いかなのに・・・・アイシス様も彼女と同じ穴のムジナかぁ〜。

240 :【^〇^】:2001/05/05(土) 16:02
あげちゃった・・・・また叱られる〜すみませんすみませんすみません

241 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/06(日) 13:24
>230さん
いいっス。ミヌーエ将軍惚れ直したっス。
んで、彼なら如何にもそういう行動取りそう。
203さんのミヌーエ将軍への深〜い愛を感じましたねえ。
アタシも「ミヌーエ将軍にだけは強○なんてして欲しくない」派。ちゅーか、考えられん。
(イズミル王子にもそんなマネして欲しくないけどさ。)
だからこういうの好きです。奥ゆかしく艶っぽいところもよいなー。

242 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/06(日) 13:26
訂正。203さんじゃなくて230さん。汗汗。ごめんなさい。

243 :【^〇^】:2001/05/06(日) 15:57
ガルズだっけ?バビロニアの神官のキモイ息子。彼とアイシス様の付議密通濃い〜いH小説書いちゃるしかないね!!ちょっと考えてみます

244 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/05/08(火) 12:48
いいす〜。ミヌーエの恋〜。
濃〜い王子とキャロルの朝、書いてみました。
不幸な王子、本誌はどうなるんざんしょか。
っちゅうわけで逝ってきます。

245 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/05/08(火) 12:49
蒸し暑いよどんだ部屋の空気の中で、キャロルは寝苦しい浅い眠りの中から目覚めた。
夏の嵐がハットウシャを翻弄した一夜。狂ったように吹きすさぶ風もやや静かになり、天地を揺るがすほどの雷鳴も今はもう遠い。
強い風を避けて室内の窓は全て分厚い鎧戸に閉ざされていた。外では強風が吹き荒れているのに、室内はその風で涼を取ることもできずに蒸し暑いのだ。

雷の音に怯えるキャロルを守るように抱いた王子はまだ眠っている。
キャロルはそっと王子の腕の中から抜け出すと冷たい床に降り立った。汗ばんだ薄衣が気持ち悪い。
「・・・姫?どうした」
王子は無断で寝台から抜け出し、細く開けた窓から風を浴びるキャロルを見て少し不機嫌そうに言った。
「王子。起こしちゃったのね。ごめんなさい。少し風に当たりたかったの。暑くて・・・」
王子はしなやかに起き直り、キャロルの横に立ち、大きく窓を開けた。夜明け前の空は暗灰色で湿った風が二人の髪を弄んだ。
「嵐は去ったか・・・。蒸し暑いな。すっかり汗をかいてしまった。・・・そうだ。参れ、姫!」
王子はキャロルの腕を掴んで夜明け前の暗い庭に降り立った。


246 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/05/08(火) 12:50
王子の庭には小さな泉があった。杏の木が陰を落とすその泉は、激しい嵐の後にもかかわらず清らかに澄んでいた。
「おお・・・冷たい水だ」
王子は水を掬ってそっとキャロルの白い手にもかけてやった。
「本当に・・・。何てさわやかなんでしょう。気持ちいいわ」
王子は片手で水を掬って口に運んだ。こぼれた水が王子の胸元を濡らす。
「あ、王子。濡れてしまって」
「・・・かまわぬ。ああ、汗をかいてしまったな。本当に寝苦しき夜であった」
王子はいたずらっぽく笑うと、夜衣を無造作に脱ぎ捨て・・・泉に身を浸した。
「お、王子っ・・・!」
薄暗い夜明け前の光の中でも、王子の鍛え上げられた体はよく見える。広い肩、たくましい胸、力強い腕。水の中で無造作に組まれたしなやかな脚、そしてそして・・・。
顔を赤らめ、思わず逃げ出そうとしたキャロルだが、王子はいとも簡単にキャロルを捕まえてしまった。
「暑いのであろう?ふふ、何をそのように恥じらう?水を浴びれば良いではないか?」
「やだっ・・・!だってここは外じゃない。誰か来たら・・・そ、それにっ・・・あのっ・・・!」
「ここは私の庭だ。許しなく入る者もおらぬ。私は水を浴びたいのだ」
「あのっ、だったら私、向こうで待ってるから。ね?」
「そなたも汗をかいているではないか。夫と水を浴びるのに何を嫌がる?今更、恥ずかしがるような間柄でもあるまいに!」
王子はさも面白そうに笑うと、素早くキャロルの薄衣をはぎ取り、泉に引き入れてしまった。恥じらって身を捩る白く柔らかなキャロルの身体を愉しみながら王子は囁く。
「ふふ、じっといたしておれ。そなたが声をあげれば誰かが不審に思って見に来るぞ。・・・さぁ、おとなしくしてくれねば・・・私も困る」
自分の腰あたりに当たる王子の体の一部分の感触がキャロルの全身を桜色に染める。
王子の大きな手がキャロルの汗ばんだ体の上を滑り、巧みに清涼な水で清めてゆく。その慣れた手つきは愛しい人の感触を愉しみつつ、巧みに緊張を解してゆくのだ。


247 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/05/08(火) 12:50
「あ・・・王子。恥ずかしい・・・!こんなの嫌。こんな・・・」
いつのまにやら王子の手は、キャロルを夜毎に翻弄する、あの手つきをしていた。キャロルの身体は急速に熱くなっていった。王子はキャロルの懊悩を見透かしたように言った。
「ふ、嫌、か。夜明け前だからか?外だからか?でも、そなたの本当の心は・・・」
王子のは無遠慮にキャロルを開いてゆく。薄紅色の真珠の女神はうち震え、見る見る大きくなっていった。王子は恭しく女神に接吻し、その賜物である蜜を啜った。
キャロルは唇をかみしめ、うっすらと涙を浮かべさえして王子に縋った。その仕草が王子を余計に高ぶらせる。
清らかな水の中、絡み合う二つの体はやがて一つに合わさった。王子の低い吐息とキャロルの押し殺した嗚咽が朝の大気の中に溶けてゆく。
東の空はようやく白くなりかけ、どこかで早起きの小鳥が鳴いた。
「愛しい・・・」
王子は優しくキャロルに接吻し、そっと寝室に戻っていった。心地よい疲労の中でキャロルは王子の胸に顔を埋めた。
寝室に戻っても王子はキャロルが何かを着ることを許さなかった。
「せっかく汗を流したのだ。しばらくこのままでも良いではないか?ふふ、動物のように・・・何も着ぬというのもなかなか新鮮だな。少なくとも目を喜ばせるものではある」

しばらくしてムーラが王子達を起こしに来た。
「昨夜は暑苦しく寝苦しゅうございましたでしょう。朝のお湯をお召し遊ばせ」
王子とキャロルは秘密を持った子供のように仲良く浴室に消えた。王子は妃の体を丁寧に清めてやった。それは王子の秘やかな楽しみであったから。幼げなキャロルの身体の変化を探り、そこここに残る愛の名残を見るのは王子の男の心を喜ばせる。

ムーラはその日、王子の庭の泉の所で2着の夜衣を見つけた。いつも冷静なムーラは少し顔を赤らめながらそれを回収した。
(まぁ・・・お二方は何をなさったのやら。私以外の者が見つけたのではなくて良かった)
・・・ヒッタイトは平和である。

248 :花と名無しさん:2001/05/08(火) 15:08
>245〜 野外で(><)♪ 新鮮ですね。
私は昨晩、原作を読んであまりの王子の押しの弱さにしょげていたので、
有無を言わせず脱がせてしまう夫/王子に、思わずパチパチ手を叩いてしまいました。
やっぱり、巧みに(そして自然に)相手の心理を読み取って動くのが王子なのだわ。
それでいて本当は生来のいたづらっ子で・・・うん、そんな部分が読めてカナリ嬉しかった。

落ちに笑ってしまった〜ほのぼのしてて良いわ〜◎

249 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/05/08(火) 17:38
>>245

最後のオチにワタシも笑いました。
はっ、もしやこの話の本当の主人公はムーラ?
ムーラから見た王子達の話きぼーん。

250 :【^〇^】:2001/05/08(火) 21:19
「ミラちゃんは今」話きぼーん。

251 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/05/08(火) 21:32
>>250

煽らーではないが某HPでの毛僧話でわ、王子の護衛のおっさんと結婚してたはず。
>ミラちゃん

252 :【^〇^】:2001/05/09(水) 23:09
ミラちゃんがアイシス様系の性格であれば面白いのだが・・・・
>>244さま王子様は4巻でキャロルの肩に傷を負わせ、その傷跡が残っていますが(現代に帰った時に医者が言ってた)キャロルを素っ裸にむいた時傷跡を見てどう思うんでしょうね?

253 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/10(木) 01:52
>252さん
sageはすべて半角でないと効きません。(250,252とも上げちゃってますよ。)
強制する権利は無いけど、私もsage進行がいいなと思いますので、ちょっとお知らせ。

254 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/05/10(木) 07:37
>>252さま

うーん、後悔しつつ結構、燃えるんじゃないでしょーかね。
私がそなたにつけた印だ!とか言って。

255 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/05/10(木) 13:40
「姫は・・・いつから私を愛するようになったのであろうな」
唐突に王子は問うた。
「え・・・?」
「初めて逢ったのは市場の喧噪の中。それから・・・私はそなたにずいぶん恐ろしい思いをさせたな」
「愛しいそなたを鞭でうったこともあった。怒りに我を忘れ、短剣を投げつけたことも。愛しくて、愛しくて・・・でも同時に私を拒否し、翻弄する娘が本気で憎かった・・・」
「まぁ!憎いだなんて!今もそうなの?」
「今は・・・違うに決まっている!決まっているではないか!そなたがそれを知らぬとは言わせぬ!」
「ふふふ。・・・私、最初はただただ、王子が恐ろしかった。そうねぇ、王子についての最初の頃の記憶はいつも痛いことと結びついているかしらね」
冗談めかして言うキャロルに安心したように王子は言葉を返した。
「痛い、か。そうだな、私はそなたが大切なのについ痛い思いをさせてしまう。・・・昨夜も・・・辛かったのではないか?」
そっと手を伸ばし、確かめようとする王子の手をキャロルは驚いて払った。
「ば、馬鹿っ!そんな王子は嫌いよ!」
子供のように怒ってみせるキャロルはとても初夜を終えたばかりの花嫁には見えない。そんな様子がまた王子の心をいとおしさでいっぱいにした。
「分かった、分かった。そなたの嫌がることはせぬ。嫌われたくはないゆえな。それよりも我が問いに答えよ。いつから私を愛しいと思ってくれたのだ?」
キャロルは真っ赤になって長いこと逡巡して・・・小さな小さな声で言った。
「王子が・・・ハットウシャで風邪を引いた私に付き添ってくれて・・・熱が下がった時に笑いかけてくれた・・・その時かしら。私があの時、憎まれ口を叩いたのに王子は何故か嬉しそうで・・・」
「ああ、あの時。人質なのだから風邪をこじらせて死にたかったと言った時か。あの時は傷ついたな。情けなくて。でも感情をむき出しにして怒るそなたを見て・・・形は違うがこれも心を開いてきた証拠であろうと何やら嬉しくもあった」

256 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/05/10(木) 13:41
「うぬぼれてるわ!王子ってマゾ?あの時は本当にそう思ったんだからっ!お礼を言う前に憎まれ口を叩いたのはすぐ後悔したけど」

今度はキャロルが訊いた。
「王子はいつから私を好きになってくれたの?」
王子は即答した。
「最初に市場で逢ったその時から!印象的な娘に惹かれていた。忘れようとしたが忘れられず・・・私のほうが先にそなたを好きになったのだなぁ。・・・きっとこの娘をものにしようと思った」
「ものにって・・・王子」
「はは、怒るな。男とはそういうものだ。だがハットウシャに連れてきた頃には・・・本当に愛していた。そなたに愛されたいと心から思った」
王子はキャロルを見つめた。
「愛している。愛している。そなたが私の妃になってくれて・・・こんなに嬉しいことはない。誓ってくれ。生涯、私だけを愛してくれる、と」
「ああ・・・もちろんだわ、王子!どうか私を離さないで・・・」

王子とキャロルはこの日の誓いそのままに睦まじく暮らしたという・・・。

257 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/05/10(木) 13:42
王子とキャロルの初めての朝・・・。
旧スレの作者さまみたいに綺麗に書こうと思ったのに無理みたいです。

258 :花と名無しさん:2001/05/10(木) 21:52
>257
この私の心臓を高鳴らせておいて、今更無理とは言わせませぬ(笑)
おとぎの国の王子様とお姫様のような(って本当に王子と姫だけど・汗)
末永いハッピーエンドでヨカッタ(><)♪

259 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/10(木) 22:39
>247
・・・ヒッタイトは平和である。

ナイス落ちっ!
これからもムーラの観察日記(爆!)きぼ〜ん。


260 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/10(木) 22:58
王子ってキレたら恐ろしいけど、基本的には温厚な方なのね。意外とモノにしたら満足して次にいくタイプかも・・・・・御曹司にはありがちな性格。拒絶されると追いかけて、手に入れると満足してポイ

261 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/11(金) 00:04
>260
ポ、ポイか〜。う〜〜ん、何でもいいから王子に本懐をぉぉぉ!っとその前に
将軍よっ、早く王子の救出をぉぉ!それとH先生〜、これ以上の王子のミイラ化は
見たくないので早くお怪我を治してくだされ〜〜!

262 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/05/11(金) 13:41
>>256

「王子ってマゾ?」
思いっきり藁た。キャロルよ、今更何を言ってる?

263 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/11(金) 15:47
かつてはサドだったのに、最近は精神的マゾっぽい。。。
うう。。。(TT)
カムバーック!サド王子ーっ!

264 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/05/12(土) 06:55
おいらもだーーー(;_;)王子は佐渡進行がよくにあう。

265 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/16(水) 03:55
鞭でビシバーシ!ば頃ってカッコえかったよね〜
うっとり・・・(遠い目)

266 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/16(水) 21:27
王子ファンが多いようですが実際あんな風に愛されたらうっとうしくってたまんないと思うのですが・・・一人で寝たいし、考え事だってしたいし、いくら愛されていても私はイヤだな〜

267 :花と名無しさん:2001/05/16(水) 22:05
そゆことは表スレでお願いします・・>266

268 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/17(木) 00:26
まあまあ…好き好きだから…いいんじゃないですか<267

266さん、ひとり寝の物語をかいてみませんか?

269 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/05/17(木) 07:20
>>266
同感。あんなにべったりされたら嫌。
キャロルだってうっとおしいんじゃないかな〜。

270 :うわ、風紀みたい。でも本音:2001/05/17(木) 19:37
好き嫌いの「嫌い」を声高に主張するのはこちらでは場違いな気がしますね。表スレならそれで盛り上がることもあるでしょうけど。批判不可とは思わないけど、番外編を書く労力を考えたら安易には…。

271 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/18(金) 02:22
労力たって、見て欲しくて好きで書いてんだから
多少の疑問を投げかけられたくらいで
反論封殺にはしるのもどうかなあ?

266さんのは、批判というより素朴な疑問レベルだとおもうんだけど。

272 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/18(金) 02:30
つまり、べったり愛されちゃうのと鞭でビシバシの使い分けかっ!?
・・・違うかもしれない。(−−;ちょっと逝ってくるね〜


273 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/05/18(金) 08:07
王子の独り寝

(今日も一日終わったな)
政務も終わり、風呂にも入り、鳩にえさもやって、寝酒もひっかけた王子は服を脱ぎ捨てるとごろんと寝台に横になった。
(姫はどうしているだろう?)
眠る前のこのひととき、王子は激しく片思い中のキャロルのことを思うのだった。
姫の笑顔、泣き顔、恐怖に強ばった顔さえ王子をときめかせる。好きで好きでたまらないから思わずいじめてめちゃくちゃにしてみたくもなる。
姫の声、身体の手触り、肌の匂い・・・。
王子の想像はすでに妄想の域に入っていた。ポエマー・イズミルはキャロルにあーんなことやこーんなことをしてしまっている!
(ああっ!姫!何故、そなたはメンフィスの妃なのかっ!そなたを意のままにできるメンフィスが私は憎いっっっ!)
寝台を転がり回る王子。
(ああ・・・今頃、メンフィスと姫は・・・)
王子の脳裏にありありとエジプト王宮の閨の様子が浮かび上がるのだった。
(メンフィスは姫にあーんなことやこーんなことを・・・そして姫はあーなってこーなって・・・。ち、ちくそぉぉぉっ!)
悶々とするイズミル。だがその様子さえも耽美に美しいのだからさすがにヒッタイトの王子である。

そしてそのころエジプトでは・・・。
キャロルは黒髪かつらでお忍び中。メンフィスはキャロルのゆで卵を賞味中。
あーんなことやこーんなことどころではなかったのだった・・・。ちーん。


274 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/05/18(金) 08:09
266さんじゃないですけど書いてみました。
さぁ、会社に逝ってこよう。

275 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/05/18(金) 17:31
藁た。
しかし王子って・・・かわいそうすぎ。

276 :266だけどそんなつもりはなかったの。:2001/05/18(金) 21:37
王子様の父上様はべえすけさんですが、側室に産ませた王子様のご兄弟は他にいらっしゃらないのでしょうか?女癖の悪い父に反発し、母を大事にし、一生涯妻は一人だけって言う設定が優しい(?)王子様にはふさわしいと思うのですが。



277 :どっちの料理ショー:2001/05/18(金) 21:47
>>273
麗しくないといけない王子におっさん入ってますよ・・・・・(T∩T)うぐっ
そういえば、王子って今まで冗談とかいったためし無かった様な・・・・国民の幸福のために精進してきた真面目な性格なのね〜。
いざと言う時、国民とキャロルとどっちを取るでしょうね。
今夜のご注文はDOTTI?!

278 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/19(土) 02:41
>>273
久々に大爆笑!(王子ファンのみなさん、すまそ)
鳩のえさとか芸が細かいし、オチもいいです。

279 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/05/19(土) 13:21
王子〜、鳩を大事にしてやってね〜。
そのうち恩返しがあるよ。

280 :270ですがごめんなさい:2001/05/19(土) 15:07
266さんを非難する気はなく、その後もあったんでこの調子で続くのは嫌だなと思っただけです。そんな強く否定したつもりもなくて、とばっちりで不快な思いをした番外編書く方達にもごめんなさい。

281 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/19(土) 15:14
おとなしい王妃のお尻に敷かれてるヒッタイト王が実は好き。結構有能だし。側室いるのか…気になりますね。

282 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/19(土) 18:02
教えてちゃんですみませぬ。
「独り寝は許さぬ」が懐かしくなって読み直してたら私には読めない字発見。
「王子が大切に傅き」の「傅き」って何て読むんですか?「つき」じゃないっぽいし??
でも書いた人もう来てないかな?
このスレできる前のだったんですね。このスレの中捜して見つからなくて焦っちゃった。
白状しますが私あの話好きでした。かあいくて。
そりゃ現実的に考えたら・・・ですが、どりーむだから「独り寝は許さぬ」萌え〜!
でも寝言で他の女の名前を呼んだら許さないわっ!たとえ女神様の名でも!!

283 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/19(土) 21:53
>>282
「かしずき」だと思うよ
人に仕えて世話をすること

284 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/19(土) 23:15
わ、早速ありがとうです。282です。
やっぱり「かしずく」でいいんですか?
最初読んだときはきっとそれだと思って読み流してたけど
主従関係の従の行いだしなー、と思って改めて漢和辞典引いたら載ってなかったの。
「かしずく」の読みで載ってなくて、画数で引いたら訓読み「〜く」は「つく」しか書いてない。
えー?て思って。ちなみに三省堂。どうしたことか?
でも妖し以降の王子は傅いてますね、たしかに。(あら!IMEは変換してくれる)

285 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/20(日) 01:56
>>281
側室はいるでしょうね、アルゴン王並に....実は王様は種なしで王妃様は家臣の美男子と不倫の末に王子と王女を産んだってのはいかが?あの濃い〜い王様のDNAが入ってるとは想像したくないっす。


286 :花と名無しさん:2001/05/20(日) 03:03
しかし・・・作家さんたち、居なくならないでーー(TT)
折角ここに分家しているからには、本編の物語や設定をそのまま踏襲している
必要は全く無いと思うんだよ。
こうだったらステキだ〜・・・きっとこうに違いない〜って個人の想いをぶつけて欲しいな・・・。
大人数で読めば好む好まないがあるのは当たり前なんだと思うけど・・・
大多数は楽しんでいるから参加しているんだし。。

だってここの小説、どれもすさまじく好きなんだよぅー
(愛していると言っても過言ではない・・。)

287 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/20(日) 03:45
>286 同意。それぞれの作品に、違和感あるって意見が出ても、一方で楽しく読んでる者もいます。>作家の皆様

288 :ムーラの独白:2001/05/22(火) 13:37
私の大切なるお方、私の王子がようやくお妃をお迎えになる・・・。
私の手はそのお方の金色の御髪を梳り、薄く夜のお化粧をして差し上げる。
美しいそのお方。金色の髪、白いほのかに輝くような肌、青い瞳。ナイルの姫君。
数奇な運命のその方はようやく王子の御許にお嫁ぎ遊ばした。王子の深いお喜びが私の胸を震わせる。幸せに、幸せになっていただきたい。私の王子。私の大切な王子。

喜びの夜、姫君の瞳は虚ろ。花嫁の喜びが白い頬を彩ることもなく。
「妖かし」
不吉な言葉を私は押し殺す。あのキルケーという女。侍女でもないのにいつも姫君に近侍して。甘い香りが妖しく渦巻き、姫君はいつも夢心地。
何かが違う。何かが決定的に違う。これは不吉・・・不吉。見ることを許されぬ禁断の夢のような。不吉な影が私を責める。
でも王子はあの女を黙認される。王子は何を知っておられるのだろう?何かを隠しておられる王子は?
でも、それは私が忖度することではない。わたしはただ王子と姫君の末永いお幸せをお祈りするだけ。妖しい夢でもよい。それが覚めぬならば。
「さぁ、姫君。お支度ができました。こちらへ・・・」
私は姫君を王子の寝台に導いた・・・。

289 :ムーラの独白:2001/05/22(火) 13:37
翌朝。
私は姫君のお支度をお手伝いした。白い身体のそこかしこに残る王子の接吻の跡。わずかに姫君が動かれるたびに濃厚な夜の残り香が匂い立つ。
「お湯をお召しあそばせ・・・」
浴槽に入られようとした姫君の白い腿を、半透明の蜜が伝い降りた。それは昨夜の名残。
「あ・・・」
姫君の頬に涙が伝った。
姫君はご自分自身を見おろされ、無言で滂沱と涙を流される。痛ましい涙。どうなさったのですとお聞きしても黙って首を振られるばかり。初夜を終えた花嫁の涙でないことだけは・・・私にも分かる。やはり姫君は・・・。
・・・お気の毒な姫君。でも・・・でも・・・王子のお幸せをこそ私は守らねばならない。
「姫君・・・。さぁ、涙をお拭き遊ばせ。王子がお待ちでございますよ」

日毎夜毎、王子は姫君を愛される。姫君は眠りの中。甘やかに王子に微笑みかけ、恥じらいがちに王子に身を寄せるその仕草は、うつつ心を失ったお人形の哀しい動作。
ただただ、王子の望まれるままに・・・。

やがて姫君は身籠もられた。少女のような頼りないお身体。王子のお喜びをよそに姫君は少しずつ消耗してゆかれる。
侍医が呼ばれた。産婆が呼ばれた。姫君のお身体を診察するために。彼らは暗い顔で首を振る。
姫君はご出産には耐えられませぬ、と。
王子は御子をお諦めになろうとなさったのに私は敢えて姫君のご出産をお勧めした。姫君は大丈夫でございます、と。
私にも分かっていた。姫君の儚いお命は出産に耐えられぬだろうと。
いえ、このような妖かしの夢の中で生きてゆかれるのは無理であろうと。甘い悪夢は姫君のご健康を蝕む。
だからこそ。私は王子のお血を引く御子が欲しかった。王子にはそれが是非、必要だと思った。

290 :ムーラの独白:2001/05/22(火) 13:38
姫君は男御子を産みまいらせた。
ご自身の命と引き替えに。涙にかすんだ力無い瞳で御子を見つめられ、囁くように祝福の言葉を口にされ・・・王子をお待ちになることなくお亡くなりになった。

私はきっとそれが姫君のお幸せだったと信じておりまする。最期に・・・王子ではなくメンフィス王の御名を囁かれたお気の毒な姫君の。
でも・・・王子のお悲しみの深さは・・・語る言葉がございませぬ。
王子は私をも責められました。なぜ、姫を助けられなかったのかと。私は甘んじて王子のお叱りを受けました。それは悲しみに錯乱した王子の孤独が言わせた暴言。

でも王子。私の心もお汲みくださいませ。姫君はまことは王子を愛しておられなかったのでしょう?
あの朝の涙が私に真実を告げました。王子に愛されたご自身の身体を・・・脚の間の滴を見つめられたその瞳が。
・・・そして最期のお言葉が。
深いヒュノプスの奥から姫君は王子を呪っておられたに違いありませぬ。ご自身の運命を呪っておられたに違いありませぬ。
その厭わしい鎖を・・・私は断ち切り、王子の御子を・・・お世継ぎをおあげしたのです。

私の罪・・・。王子、あなた様を愛するがゆえの。罪は全て私にあります。
だから・・・王子、その御子さまと新しい幸せをお探しくださいませ。
あなた様に・・・妖かしの冥い光は似合いませぬ・・・。


291 :名無しさん@おひさまのよう。:2001/05/22(火) 14:52
むむ、確かに・・・・・・
あの妖かしのまま暮らせばそんなことにもなりそうだった・・・。
(思えば、王子は術で姫を妻にした後 どうするつもりだったのか。<本編
抱かれてしまえば他人のふりも出来まいと思っていたのか。・・・・・・涙)

でもこのムーラの気持ちは分かるな。
王子の子供なら彼女にとっては孫みたいなものだもの。
国を大事に思う女官としても、世継ぎの件は相当思い悩んでるだろうしね・・・。
・・・・・・って、私も相当思い悩んでるので彼女にシンクロしつつ(汗)
1つ打開案を提示してもらったような気がしましたです。(でもやっぱり涙)

292 :花と名無しさん:2001/05/22(火) 17:30
うーん、ムーラの気持ちはこうなるかな。
彼女にとってはキャロルだって「王子の幸せのための材料」にしか過ぎないのかも。
ムーラがキャロルの人格(っつーか人権っつーか)を認めてるかどうか疑問。

しょーもないこと書いてしまいましたがこういうシリアスムードいいわ〜。

293 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/22(火) 18:02
いいもの読ませていただきましたわ。
わたしはメン様ファンですが、よかったですう。
本編がもしもあのままいけば、こんな感じでしょう。

本編のムーラは決してキャロルの立場には立ちません。
ムーラは強力な‘小姑’がわりだと思うので
(史上最強はあい死す)彼女のとるべき道はこれしかないでしょう。

王子ファンの皆様のためにも、こんな展開にならなくてよかったと思うよ。


294 :花と名無しさん:2001/05/22(火) 19:07
「キャロル、キャロル。年頃の娘はもっと美しく装はなくては。全くあなたときたら!」
アイシスは困ったようにため息をついた。
「アイシスったら。私にはそのお衣装は華やかすぎるわ。薄くて・・・胸元も深すぎるし」
「だめですよ!あなたはこれを着るの!」
「姉上、キャロル。ここはずいぶん賑やかだな。キャロル、姉上をあまり困らせてはならぬ」
アイシスはメンフィスに身を寄せて、キャロルの好みが子供っぽいことを愚痴ってみせた。艶めかしいアイシスは新婚の夫メンフィスに少女のように身を寄せた。メンフィスは優しく正妃を抱き寄せた。
「キャロル、そなたはエジプトの王女。私と、姉上にして王妃アイシスの大事な娘のようなものなのだ。子供っぽいことを申さずにその衣装を着けよ!客人はヒッタイトの王子ゆえ、自慢の娘を見せびらかしたいのだ!」
メンフィスは笑った。キャロルは新婚の二人に見つめられて頬を赤く染めた。


295 :花と名無しさん:2001/05/22(火) 19:07
20世紀の娘キャロルは、瀕死の弟メンフィスを救いたい一心のアイシスに導かれて古代にやって来た。キャロルのおかげで一命を取り留めたメンフィスはアイシスを王妃に迎え、アイシスが連れてきた美しい娘キャロルを命の恩人として王女の身分を与えた。
アイシスは自分の都合でキャロルを古代に引きずり込み、二度と故郷に帰してやれないことを心から悔い、大切に大切にした。
「キャロル、許してください。そなたが故郷を思う気持ちは痛いほど分かります。でも・・・メンフィスと私の恩人であるそなたを私は帰してやれないのです。・・・我が秘術は一度きりのもの。」
「そのかわり、そなたを決して不幸にはしませぬ。そなたは私の妹、娘として大切に大切にいたします。どうか許しておくれ。メンフィスを思うが故の私の我が儘を・・・」
キャロルはもとより優しい娘。アイシスの涙を見てはそれ以上、強く言うこともできず・・・やがて古代の生活にも馴染んでいくのだった。
(兄さん、ママ・・・。私、もう帰れないのね。アイシスとメンフィスはあれほど幸せそう。私がいなければメンフィスは死に、アイシスは悲しみ・・・。
仕方ないわ。いつかきっと帰る手だては見つかるわ。私、諦めない!)


296 :花と名無しさん:2001/05/22(火) 19:08
「姉上、明日はいよいよイズミル王子が到着する。我が国にとって重要なる同盟国の王子。友好を深めたいものだ」
「本当に・・・。聞けば王子は冷静沈着、文武両道の立派な方とか」
「うむ!まだ独身とか。・・・姉上、姉上はキャロルをもしや・・・」
アイシスは顔を赤らめた。
「ええ、そうです。メンフィス。私はキャロルに幸せな花嫁になってほしいのです。王子は優れた方とか。もし・・・キャロルと惹かれあうなら、エジプトにとってもキャロルにとってもこの上なきこと」
「ふふ、私と同じことを考えていたとはさすが姉上!私が姉上というこの上なき妃を迎えたように、キャロルもこの上なき夫を持たせたいものぞ!」
メンフィスとアイシスは幸せそうに接吻を交わした。

ヒッタイトの王子イズミルはこれから行われる華やかな宴を思って少し憂鬱だった。
(同盟は改めて締結され、我が国とエジプトの友好は揺るぎなきものとなった。それはめでたいことだが宴は苦手だ。
酒、女、音楽・・・。華やかすぎる宴は苦手だ。女が煩くまつわりつくのであろうな。全く、女など!煩いだけではないか。
しかしこれも浮き世の義理。致し方ないか・・・)
独身でしかも優秀な若者、イズミル王子はどこに行っても絶好の花婿候補として人々の好奇の目に晒されていた。浮ついたところのない禁欲的な若者としてはそういったことは迷惑なだけだった。


297 :花と名無しさん:2001/05/22(火) 19:08
広間に入るとメンフィス王とアイシス女王の側に金髪の美しい少女が居た。
王子はじっとキャロルを見つめ、目を離すことができなかった。
(金色の髪、青い瞳、白い肌!なんという美しさだ!)
キャロルは王子の視線に真っ赤になって目を伏せた。
(まぁ、私を見つめて・・・。恥ずかしい。でも、でもすてきな人・・・)
宴も果てて。
王子は回廊でキャロルを捕まえた。それはメンフィス達によって仕組まれた「偶然」だった。
「そなた・・・名は?私はヒッタイトの王子イズミル」
「私は・・・キャロル。アイシス女王の妹としてここにいます。でも血はつながっていないの」
「さもあろう、姫。そなたのような姫は見たことがない・・・。そなたのことが知りたい。話してくれぬか・・・?」
「でも・・・もう夜も遅いわ。私、さがらなくては」
「では明日!明日、メンフィス王に頼んでそなたと話せるようにしてもらおう。よいな!」
王子はキャロルに素早く接吻して部屋に帰っていった。キャロルは呆然と立ちつくしていた。

そして10日後。ヒッタイトに帰る王子の傍らにはキャロルの姿があった。
ほとんど一目惚れだった二人は婚約者同士としてエジプトを発つ。
「キャロル、幸せになるのですよ」
「ええ、アイシス。私・・・私・・・古代で、王子の傍らで生きるわ。きっとアイシスとメンフィスみたいに幸せになるわ!」
アイシスは頷くと最愛の妹に美しいお守りを贈った。それは花嫁の幸せを願うエジプトの伝統的なお守りだった。裏には祝福の言葉が刻まれている。
「姫!参るぞ!」
王子がキャロルを呼んだ。
「ふふ、王子はすっかり夫のようですね。まだ婚約者どうしなのに!」
アイシスは笑った。キャロルは真っ赤になり、恋人のもとに急いだ。
メンフィスは王子に言った。
「王子!キャロルは我らの大切なる妹にしてエジプトの聖なる王女。どうか能うかぎり幸せにしてやっていただきたい!」
「うむ!我がヒッタイトとエジプトの友好は変わることなく!」

298 :花と名無しさん:2001/05/22(火) 19:10
妄想デビューします。
アイシス&メンフィスのらぶらぶな物語っす。
王子萌えの方が多いみたいなのでそれも意識してみたりして。

299 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/22(火) 21:21
あ.........新しいっ!!!

300 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/22(火) 23:09
>294
アイシスは、キャロルへの嫉妬がなければこんなふうに少し角が取れた
お姉さん風になるんだろうね。個人的にメンフィス&アイシスって
お似合いだと思う。
王子とキャロルを明るく送り出したメンフィスに好感♪

301 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/22(火) 23:14
ハッピーすぎる!本編なら2年で終わる展開だね。兵士達も犠牲にならず温厚に歴史を刻んだでしょうね。このお話すき〜(>∇<)

302 :花と名無しさん:2001/05/23(水) 07:25
いいっ!優しいアイシス、温厚な(?)メンフィス。
こういうハッピー王家もっと読みたいです。
続編熱望ぞっ!

303 :名無しさん@おひさまのよう。:2001/05/23(水) 15:02
>288 遅レススマソ
キャロルが最後に、生まれた子供に祝福を与えたくだりを読んで涙にくれてしまいました。
彼女のことを心底可哀想に思ったのはこれが初めてです。(涙)名作ありがとう。

304 :幸せなアイシス:2001/05/23(水) 18:00
「おお、ミノアの岸辺が見えてきたぞぉ!」
見張りの声が夜明けの海にこだました。
「メンフィス・・・起きて。もう・・・ミノアに着いたのよ」
アイシスは傍らに眠るメンフィスに甘く囁いた。
「う・・・ん。まだ眠い」
「だめよ、メンフィス。皆、そろそろ起き出すわ。私たちも起きなくては」
アイシスの豊満な肌がメンフィスのたくましい肌に押しつけられた。
「眠い・・・。アイシスは私をなかなか眠らせてくれなかったではないか。
忘れてはいないだろう?私の・・・を弄び、私の上に乗った・・・」
閨の中でメンフィスは王妃のことを姉上、とは呼ばず名前で呼んだ。アイシスは
それが嬉しくてたまらないのだった。
「我が儘はだめよ。メンフィス。ミノス王のご回復の祝祭。私たちは久しぶりに
キャロルにも会えるわ。さぁさぁ。・・・離れがたいのは私も、よ」
「分かった・・・。さぁ、姉上、着替えようか」


305 :幸せなアイシス:2001/05/23(水) 18:02
「久しぶりね、キャロル!まぁ、何て綺麗になって。幸せなのですね」
「アイシス・・・。あなたも元気そうで嬉しいわ。ミノス王の祝祭であなたや
メンフィスに会えると思うと楽しみで眠れなかったわ」
ヒッタイトの王子イズミルの妃となったキャロルは嬉しそうにアイシスに挨拶した。
「キャロル!どこにいる?だめではないか、私から離れては。・・・おお、女王
アイシス。久しゅうある」
イズミル王子はキャロルの手を取りながら挨拶した。
「後ほど改めて、ファラオにご挨拶に伺おうと思う。・・・アイシス女王は相変わ
らずお美しいことだな」
「まぁ、王子。お上手ね。あなたのキャロルも驚くほど綺麗に大人っぽくなって。
あなたのご丹精のおかげ・・・?」
王子は少し顔を赤らめた。アイシスのきわどい冗談は的を射ていたから。キャロル
は真っ赤になって王子の背中に隠れてしまった。

「キャロルはずいぶん美しくなった。幸せなのだな」
メンフィスはその夜、アイシスに言った。
「王子はきっとキャロルに甘い夫なのだろうなぁ。顔には出さぬが、あれは妻に
惚れぬいているぞ」
「ほほほ。そうね、あなたと違って優しすぎるほどの方のようだから」
「何っ!私が優しくないと申すか、姉上」
メンフィスはわざと怒って見せた。
「私ほど良い夫はおらぬぞ。夜毎日毎、姉上を・・・いや、我がアイシスを愛して
・・・」
メンフィスはアイシスを生まれたままの姿にして愛した。それはアイシスが教えた
優しくも力強い愛の技の数々だ。
情熱的な若い弟の愛が、アイシスを溺れさせた。
「ああ・・・そなたを愛しています。私の弟、私の夫・・・!」

306 :幸せなアイシス:2001/05/23(水) 18:05
294しゃま〜!
あなたが解禁してくれたので幸せなアイシス×メンフィスのお姿を書きました。
アイシス、どこで道謝ったのかにゃあ。

307 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/23(水) 21:26
えー感じ!!アイシス様はご自分に余裕がないと他人に優しくなれない人間臭いお方。キャロルに横恋慕されちゃってから道を誤った.....と言うより道を踏み外し、方向性を見失い、ご自分を見失われ収集がつかなく現在に至ったのでございましょう。女王様マンセー


308 :メイク魂ななしさん:2001/05/24(木) 01:24
>>307
「横恋慕」の使用法が微妙におかしい・・・・

309 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/24(木) 01:59
幸せなアイシス話が続いて嬉しい♪
特にアイシスのファンでは無かったんだけど、こんなに嬉しいところを
みると、実は隠れファンだったのかもしれない(w
この話みたいだったら良かったのになぁ。
(そうなったらもう王家…では無いけど、ついそう思っちゃうんだよね)

310 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/05/24(木) 06:51
アイシスったらかわいらしすぎ〜!
きっとこういう可愛いところがある人なんだろうね。
アイシスみたいなしっかり者奥さんならメンフィスも安心(笑)。

311 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/27(日) 03:49
うぉぉーーーーーーー2チャンに久しぶりにこれたらこれかい、! !
もっとこまめにこないといかんな。反省。

ラガチュは、数多いる側室たちといいことしてると思うのでアイシスがエジプト正妃
でもオッケーー。。ほんとに新しい切り口。。。


312 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/27(日) 20:40
らがっちゅには側室てんこもりですか?


313 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/27(日) 23:57
うんうん、てんこもり。


314 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/28(月) 23:18
実際ラガッチュに側室がいてもアイシス様は父王を見てお育ちになった筋金入りの王族。側室・愛人・はした女。気にしなーい気にしない(メンフィスにも許してたもんね2巻参照の事)けど、王妃の座を脅かすものがいれば暗殺するかも.....

315 :ミタムン王女の輿入れ:2001/05/29(火) 08:06
エジプトの若きファラオ メンフィスは第二の王妃を迎えることになった。
正妃アイシスとの仲は睦まじかったが、結婚して4年にもなるというのに未だ子はなく・・・。
臣下の者達も、新しい王家の子供の出生を熱望していた。
おあつらえ向きにヒッタイトには未婚の王女ミタムンがいた。世に名高いイズミル王子の妹姫はエジプト王家に新しい血をもたらすのにはうってつけと思われた。
「姉上・・・。どうかそのような顔をしないでほしい。姉上は我が最愛なる王妃。ミタムン王女はただ・・・子をもうけるためだけに娶る政略の妃ぞ。私は姉上の夫である前にエジプトのファラオ。
どうか・・・私の苦衷も察して欲しい。私には小さいときから姉上しかいないのに・・・姉上が私を嫌いになったらどうしたらいいのだ?」
「メンフィス・・・。分かっているわ。王家には・・・世継ぎが、新しい血が必要です。私に子がないのはあるいは・・・濃すぎる血を神が望みたまわない印かも。
でも・・・許して。分かっているのに・・・それなのに・・・私は我が儘なつまらない女です・・・!」
メンフィスとアイシスは小さな子供のように抱き合って静かに嘆きを分かち合った。

316 :ミタムン王女の輿入れ:2001/05/29(火) 08:07
「姉様ったら。そんな顔しないで。私は納得尽くでエジプトに嫁ぐのよ。
姉様が兄様のお妃になって、私がメンフィス王のお妃になる。絆は二重でめでたいことじゃない?」
ミタムン王女はキャロルをからかうように言った。この時代、政略のために王女が嫁ぐのはよくあること。
メンフィスの第二王妃になるミタムン王女はそのへんのことはよく割り切っていて前向きに自分の役割と幸せのことを考えていた。
イズミル王子の妃となり、王子の最愛の人、一の人と万人に仰がれるキャロルには義妹の気持ちがいまいち分からないのだった。
「そうね。あなたがそう思うなら・・・私があれこれ悩んだりするのは却って失礼よね。
私にとってはアイシスもミタムン王女も大切な人。幸せになって欲しいのだけれど・・・」
「ふふっ!身分高い男性には多くの妻がいるものよ。父様だってそうだわ。・・・でも私は他に何人お妃がいたって負けない自信があるわ!メンフィス王のお世継ぎを産み参らせるのは私よ。決まっているの。
姉様は恵まれすぎだから分からないかもね。でも兄様だって分からないわよ。その時は教えて!相談にのってあげるから!」
王女の冗談(?)に涙ぐみ顔色を変えるキャロル。
「こら、ミタムン!仮にも自分の姉に対して何たる言いぐさか!謝らぬか!」
部屋に入ってきたイズミル王子が勝ち気な妹を叱りとばした。王女は陽気に謝った。キャロルもこの義妹が好きなのでいつまでも怒っているわけにはいかないのだった。


317 :ミタムン王女の輿入れ:2001/05/29(火) 08:08
「姫、先ほどのミタムンの軽口は気にいたすな。私がそなた以外の女に目移りなどすると思うか?
私は父上とは違う。私はそなただけだからな!」
「そうだったら・・・嬉しいのだけれど」
「馬鹿な!そうに決まっている!そなたは私以外の男に惹かれるかも知れぬと言うか?」
キャロルは恥ずかしそうに目を伏せた。まじめ一方、息苦しいほど愛してくれるこの男性の愛情が嬉しい反面、自分の全てが王子に託されている今の人生に軽い不安も覚える。
本当に・・・王子の一夫一婦主義はこの当時としては珍しすぎるものであったから。
キャロルは知らないが、父王の奔放ぶりを見た王子は女に幻滅し、白けきっていた。
そこに清純なキャロルが現れたものだから、キャロルを偶像化して愛し、あがめ、大切にするのだった。

で、落ちなし〜。ミタムンとアイシスとメンフィスの話も書いてみたいっす。

318 :名無し三等兵:2001/05/29(火) 17:24
>315
父と子は反面教師・・・そうだなあ。
あんな色好みの父を見て育てば、確かに女性には淡白になりそう。
その淡白な王子が、キャロルには女性を超越した愛しさで包み
こんでるのがいいですね。<目移りしない王子。らぶ♪

メンフィスが、アイシスを守れるのは自分一人と胸に刻みこんで
しっかり抱きしめてるのも素敵(^^

319 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/29(火) 20:30
側室になるのはサバサバしててあっけらかんとしている女性がお似合いね。
源氏物語で言う所の朧月夜の君って所か。


320 :おーじがスキ!:2001/05/29(火) 21:07
>>317の王子のお姿にくらっと来て書かせていただきました。原作者さまお許しを(^^)

「父上はお盛んなことですね」
「イズミル。父上のことをそのように申すではありませぬ」
ヒッタイト王妃は苦々しげに父王の部屋の明かりを見やる息子を窘めた。
調査旅行から帰ってみれば、ヒッタイト王は新しい寵姫を迎え入れた直後であった。
まだ子供のような娘があだっぽい化粧と衣装で装われ、王の膝下にうずくまっていた。王は孫のようにも見えるこの娘に夢中であるらしく、さすがの王子も目のやり場に困ったほどだ。
「母上はお優しすぎる。父上のお振る舞いは目に余りまする!全く!」
「王子。──父上はご政務に日々、ご多忙。気晴らしは必要でしょう。不心得な者がお側に行かぬよう私が気をつけております」
「よくできたお言葉ですね、母上。王妃の鏡です。だから父上も母上には頭が上がらない。父上は母上を大切にしておられるのは分かっておりますが、それにしても!」
「王子!」
涙ぐんで自分を見つめる母王妃の哀しい心が痛いほど分かって王子は黙礼して部屋を出た。


321 :おーじがスキ!:2001/05/29(火) 21:08
「ムーラ。私には分からぬ。母上のお気持ちが。父上のことを黙認なされ、醜聞を防ごうと心砕き。確かに父上にも御慰みは必要だろうがあれは目に余る」
ムーラは黙って聞いていた。
「父上を真実、お慕いしているは母上のみであろう?他の女は父上が王だから群がるのだ。私はああいうのは好まぬ。父上は私にも女をお差し遣わせになるが、女のうっとおしさが嫌になるばかりだ」
「では、王子はどのような女人をお好みなのでしょう?王子もいつかはお妃をお迎えになります。私は王子がお幸せなご家庭をお持ちになればいいと願っております」
ムーラの穏やかな問いに王子は顔をしかめた。奔放な父王を反面教師にして、文武に励んだ王子にとって、妃とは子供を生ませるためだけの存在に過ぎないのだ。
「邪魔にならぬ女がいい。煩いのは嫌いだし。10人並の器量でバカでなく、世継ぎを産んでくれれば充分だ」
ムーラは20才を過ぎて数年経つのに未だ少年じみた王子の言葉を微笑ましく聞いた。

322 :おーじがスキ!:2001/05/29(火) 21:08
その夜。ヒッタイト王とイズミル王子は久しぶりに酒を酌み交わしていた。
「王子はまだ意中の女はおらぬのか」
王は好色な目をして言った。
「わしの今度の側女はよいであろう?」
「は。私は不調法者にてよく分かりませぬが、ずいぶんと幼げな」
「ふふん。まだ14じゃ。幼い女とはいいものぞ。まず父親のように慈しみ接し、心を開いてきたところで恋人として甘い睦言を囁き──そして夫として女にしてやるのじゃ。悦びを少しずつ教えて、のう。ふはははは」
王子は黙って杯を傾けた。同じ男として、父親への嫌悪の情は押さえがたいものがあった。
しかし、整った白晰の顔は全く無表情で、取りようによっては父王の話を面白がっているようにも見える微笑めいたものすら浮かんでいた。

(妃、か)
王子は考えた。
(私は父上のようにはならぬ。妃には──女には多くを期待せぬが、母上のような気持ちは味あわせぬようにしてやりたい。ふ、私が女に興味がないのは父上の反動であろうな)
王子の胸中には、ヒッタイトをさらに強大な帝国にしたいという野望とその青写真があった。その大いなる野望の前には、妃など、女など取るに足らぬ存在であった。


323 :おーじがスキ!:2001/05/29(火) 21:09
だが。
イズミル王子は運命の娘に出会ってしまった。
年の離れた子供っぽい娘。金色の髪に透き通る白い肌。賢く、そして優しい。
王子は、人目もはばからずこの娘の心を求め、長い長い求愛のあと妃とした。
王子は父親のように自らこの娘に様々な知識を授け、忠実な恋人として娘に愛の言葉を囁いた。
かつて軽蔑の情とともに聞いた父王と同じことをしているわけだが、もとより王子がそれに気づくことはない。
そして婚儀より後。王子は妃となった娘を女にし、悦びを教え、王子を求めることを教えた。

王子は自分の傍らで眠る娘を見つめて考える。
(私が──こんなに妃を愛しく思うことがあるとは何と不思議な。私は身も心もこの娘に囚われている。煩い女は嫌いだったのに、いまでは私のほうがこの娘の側から離れたくないのだから。)
ふと目覚めた娘は驚いたように王子に問うた。
「王子?どうしたの?眠れないの?」
「うん?いや。──姫は私のことが好きか?いつもいつも付きまとわれて煩くはないかな?」
娘は微笑んでいつものように答えた。
「いいえ。私はいつも王子の側にいたいの。大好きなんですもの」
王子は安心して、自分ただ一人だけの愛しい娘を──キャロルを抱きしめるのだった。


324 :おーじがスキ!:2001/05/29(火) 21:10
王子を見ていると恋をすると人間バカになるんだろうかという素朴な疑問が湧いて来るんです。
王子ファンの方はごめんなさい。でもかっこいいサド王子が最近堕落してるぅぅぅ

325 :花と名無しさん:2001/05/29(火) 22:18
>324 私は原作初期のサドっ気王子ももちろん好きだけど、原作で報われない分
ここで彼の幸せな姿を読むのが楽しみなんです。(三度のメシより...//)
大人な王子もキャロルに対しては今ひとつ自信がもてず、自己問答を繰り返すんですね。
そんな王子も素敵。今日の労働の疲れも忘れて読みふけりました。

326 :花と名無しさん:2001/06/01(金) 07:46
ミタムン王女がエジプトに嫁行ったってことはアイシスとの確執ありですか?
どっちも相手をつぶすことに情熱傾けそうかも

327 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/06/01(金) 22:55
ミタムン様は後宮でもしっかりとやっていけるお方。
本妻になりあがれる気性と見た。

328 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/06/01(金) 23:01
ヤッパリあのお父上じこみの王族だもんね。

(゚o゚)ハッ!ではイズミンはだれの影響だ・・・・

329 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/06/03(日) 00:57
「うふふ、メンフィス様ったら私にしたのと同じようにアイシス様も抱かれるの?」
夜の営みを終え、お互い一糸纏わぬ姿で疲れた様子もなくミタムン王女は問いかけた。
「そのような悪趣味な事を聞くものではない。私は一度として姉上とそなたを比べた事はない。そなたはそなた。ただ黙って私に身を任しておればよいのだ。」
けだるそうに王は言った。
「そうね、私は私。だからもう一度.........ね?」
ミタムンが隣で横たわる王の股間に手を伸ばした。疲れていたはずなのに見る見る王の欲望が頭をもたげた。
「好色な姫だな......このままでは我が身がもたぬわ」
そう言って王はミタムンにのしかかり接吻をした。
『接吻は姉上意外とはしない約束だったのに.....許せ...姉上』
「私....アイシス様よりたくさんメンフィス様と愛し合うわ!もっと!!メンフィス様もっと!!」

勢いで書いちゃったので構成ナシ誤字・脱字、指摘はいっさい結構です。文脈を読み取ってくだしゃい



330 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/06/03(日) 16:36
「ねぇメンフィス、ミタムン王女.....ミタムン姫とはどのようにしているの?」
豊満な体を弟であり夫である王に預けてアイシスが聞いた。
「姉上、ミタムン姫はただの子を産ませるだけの側室。無駄な事は全て省いて子種を注いでいるだけだ。姉上ともあろう方がつまらぬことを.....」
王はめんどくさそうに姉の身体を離し、背を向けた。
「おお、メンフィスつまらぬ事を聞いてしまって申し訳ありませぬ。どうか、機嫌を直しておくれ。」
誇り高く気高い女王が少し媚びたような声で後ろから王を抱きしめた。
「安心いたせ、ミタムン姫には接吻はしてはおらぬ。接吻するのは姉上だけだと約束したではないか」
そう言って王は身体を起こし、豊かなアイシスの胸に接吻をはじめた。



331 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/06/03(日) 22:30
二股、三股、四股かけてる人間って情に流されて約束破るものなのよね
第二王妃ミタムン様の次は、カーフラ様の入内って展開でさらに熾烈な後宮戦争勃発


332 :船上にて:2001/06/05(火) 02:42
ちょっと前の本編スレの話題に触発されて、図々しく。
ちょい趣味悪かったかも…ゴメンナサイ。
この名前のまま、レス4コ分くらいで書くんで、
手当てシーンに夢がある人は読みとばして下さい。

333 :船上にて:2001/06/05(火) 02:44

「……気を失ったか…」
彼の振りおろす鞭の下で悲鳴をあげ続け、しかし決して彼の問いに答えようとしなかった
その娘の体がガクリと崩れ、悲鳴が止むと、彼は鞭を捨てた。
「よい…わたしが手当てする。わたしの船室に薬を持って来させよ」
後始末をすべく躾よく進み出てきた兵士を片手で制すると、彼はそう言って
娘を帆柱に括り付けた縄を解き、血に塗れた背中を痛めぬよう娘を肩に担ぎ上げた。

334 :船上にて:2001/06/05(火) 02:46

船室の戸を閉じると彼は、娘を担いだまま寝台に腰を下ろした。
そして娘の体をそっと自分の膝の上に降ろすと、
娘の細い腕が彼の首を抱くようにその上半身を自分の左肩に寄りかからせ、
手馴れた様子で手当ての邪魔になる娘の衣服を脱がせ始めた。
手の込んだ刺繍の施された厚い胸飾りを外すと、エジプト風の薄衣を通して
慎ましいが柔らかなふくらみの感触が彼の腕に伝わってきたが、
彼は別段動じることもなく、手当てを始めるために手を動かし続けた。
娘の背中が露わになると、彼は水に濡らした布で押さえるようにして丁寧にその血を拭き取った。
全ての傷口の血を拭い終えても、調合された薬が運ばれてくるにはまだ時がかかりそうだった。
彼は娘の腕を自分の首から外すと、左腕で包むようにその上半身を支えて娘の顔を覗き込んだ。
意識が無いにもかかわらず、娘の表情にはまだ先ほどの責め苦の名残が刻まれていた。
(神の娘……本当だろうか?)
(………まこと神の娘ならば、なぜわたしの鞭から身を護ることすらできぬのか?……解せぬ…)
(しかし、このわたしの鞭の痛みにも屈せぬとは……華奢な体をしていながら、なんと意志の強い…)
自覚してはいなかったが、彼は今や、問いの答えよりも
娘がついに彼の力に屈しなかった理由を知りたくてならなかった。
彼は娘の腰から下に纏わりついたままだった薄衣を全て取り去った。
あらためて眺めた娘の白い体は、踏み荒らされていない雪原のように美しく、
彼はふと胸を衝かれ、しばらく身動きもできずにその美しさに見入ってしまった。
それは今まで彼が女の体に感じたことのある、彼にとってはさして意味も無い惰性のような欲情とは
全く異なるもので、彼には自分の中にそんな感覚の沸き起こった理由がわからなかった。

335 :船上にて:2001/06/05(火) 02:48

船が大きく揺れ、はっと我に返ると、彼は自分で制御することのできないその感覚を無視し、
己に対しても無感動を装いながら娘の体を検めた。
しかしどこといって普通の娘と異なるところは見当たらなかった。
背中の傷に刺激を与えぬよう気遣いながら娘の体を仰向けに横たわらせると、
彼は躊躇わずに娘の脚を開かせた。
だが、柔らかな繊毛に薄く飾られたその部分も、やはり普通の娘と変わりないようだった。
ただそれは、熟れた体で愛の技巧を彼に教えた女達のものよりも
初めての悦びを彼が教えてやった未熟な乙女達のものに似ていた。
しかも、乙女達のそれですら彼がその部分に触れる頃には彼を求めて潤んでいたのに、
目の前の娘のそれは未だ何も知らないような清らかさで静かに眠っていた。
(メンフィス王は…まだこの娘に触れておらぬのか……?)
それは有り得ぬことではないように今では思われた。
娘の体が既に愛を受けたことのあるものかどうか確かめる術も知っていたが、
この一度も開かれたことのないように思われる薄紅色の薔薇の蕾に
無残な仕打ちを加えるのは、なぜか躊躇われた。
(…ふ……わたしも甘いことだな………)
(しかし、そなたには謎がある……謎はゆっくり解いてゆけばよい………)
(急いて謎を壊してしまってはつまらぬ……今は…これまでだ…ナイルの娘よ……)
自分でも気付かぬほどの微かな優しい笑みを浮かべると彼は、
その可憐な蕾を汚さぬよう、風が撫でたような軽い口づけを与えた。
すると娘は僅かに身じろぎし、彼は再び得体の知れない動揺に襲われた。
それでも彼は、意識も無く彼の腕に身を預け、隠す術も無く彼の目に晒されている
頼りなげな白い裸形の持ち主が、強者であるはずの彼をむしろ支配し始めていることにまだ気付かなかった。
いや、説明のできないこの動揺を、納得のゆく理由も見つけられぬまま娘に惹かれてゆく自分を
認めることができなかったのだ。

336 :船上にて:2001/06/05(火) 02:50

「王子、薬をお持ちしました」
「わかった。……少し待て」
なぜか娘の肌を兵の目に触れさせることに抵抗を感じた彼は、
娘の腰を掛布で包んでやり、うつ伏せに寝かせ直してから、船室の戸を開けた。
船上の喧騒が耳に入り、このひとときの酩酊するような不思議な感覚から彼を醒ました。
風がひどく心地好かったが、彼は無意識にその理由を考えないようにした。
「追い風のようだな」
殊更冷静であろうとして独りごちると、薬の器を手に再び彼は船室の戸を閉めた。

                    fin.

337 :花と名無しさん:2001/06/05(火) 07:35
「船上にて」
ツボです!くらくら〜。
王子はやっぱりこうでなきゃ〜。

338 :名無し三等兵:2001/06/05(火) 14:14
姫の体を開いてしまっているにも関わらず、下品な生々しさを感じさせない
文章が素晴らしいです。
無感動を"装う"・・・短い言葉ですが、これこそ原作初期の、キャロルに
興味を持って追う王子を巧みに語っていると思います。
ざぶとん100枚差し上げたい。

339 :花と名無しさん :2001/06/05(火) 20:36
ホワーーーァァン

340 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/06/05(火) 23:19
おお、素晴らしい・・・ ワタシ的には完璧です。
初期の王子そのものだ〜〜
どうもありがとうございました。(^^)

341 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/06/13(水) 16:24
つ、つづき〜っ!
キャロルが目を覚ました後とかも読みたいですぅ。

342 :看病される王子:2001/06/14(木) 07:54
「王子・・・王子・・・」
どこかで悲しげな声がする。寄せては返す波のように繰り返し、繰り返し。
「王子・・・お願い、目を開けて・・・」

(誰だ?私に呼びかけるのは。私は疲れているのだ。眠くて・・・もう・・・)
それでも王子は意志の力でようやく目を開けた。
長いこと疲労と苦痛の昏睡の闇に慣れていた身に、外の明かりはあまりに目映い。
「王子!気づいたのね!」
甘く薫る光り輝く金色のかたまりが王子の視界を閉ざした。
「良かった・・・良かった。王子・・・!婚儀の後、敵の奇襲が始まって王子と離ればなれになってしまって。もし王子に何かあったら私は生きていけないと思った・・・。お願い、もうこんな思いはさせないで」
「姫・・・!」
はっとしたように王子は叫んだ。
「姫!そなたか!無事であったのだな。あの戦の中でもしそなたを失うようなことがあったらと・・・つっ!」
「王子、起きてはだめ。怪我をしているの。あ、お医者様を呼んでくるわ」
キャロルはそう言って部屋の外に駆けていった。

343 :看病される王子:2001/06/14(木) 07:55
(そうだ、私は・・・)
王子は思いだした。待ちかねた婚儀の夜、ヒッタイトに遺恨を抱くトロイとエジプトの連合軍が奇襲をかけてきたこと。すさまじい戦の中、王子とキャロルは離ればなれになり、自身はアマゾネスに囚われていたこと。
そしてようやく助け出され、キャロルの安否を将軍に問いつつ、意識を失ったこと・・・。
長い悪夢の中で王子は怪我の痛みと戦い、キャロルの面影を狂おしく追った。
絶望的な状況の中で幾度となく死を覚悟した。それが・・・。
(私は・・・生きている。姫も・・・我が妃もまた・・・!)

医師による手当も済み、王子の意識回復を祝うお付きの人々の興奮の嵐も収まった今、夕暮れの優しい光に包まれた寝室には王子とキャロルの二人きりだった。
キャロルは優しく王子を見つめ、愛しい人の僅かな動きも、望みも見逃すまいというようだった。
(姫がこんなにもまっすぐ私を見つめるのは初めてだな)
いつもいつも自分のほうがキャロルを見つめていた。視線で恋人を絡め取り、どこにも行かせないようにしようとでもいうように。
幼い少女と臈長けた女性が不思議に混じり合った金髪の娘を見つめるのは王子の喜び。
狂おしいほど愛しい娘の青い瞳に自分以外の者が映らぬように、その優しい心に一点の曇りも憂いも生じぬように、真綿でくるむように守り育てるのは王子の楽しみ。
キャロルに見つめられて、いつの間にか王子の頬が赤く染まった。
「王子?熱があるのかしら?大丈夫?誰か呼ばなくては」
「姫、落ち着け。大丈夫だからそこに座っていよ。そなたがあまり見つめるから何とはなしに、な」
王子はそう言って白い小さな手に唇を押し当てた。今度はキャロルが真っ赤になった。

344 :看病される王子:2001/06/14(木) 07:56
キャロルの熱心な手当のおかげで王子の傷は順調に回復した。
「さぁ、王子。お薬よ。起きあがれるかしら」
「うーん。目眩がする」
王子はふと悪戯心を起こして眉をひそめてみせた。
「起きあがれぬような気がする。・・・そなたが飲ませてくれぬか」
「え・・・?あ・・・でも、でもどうやって?」
「口移し」
王子はさも当然というように杯を顎でさした。
「早く」
キャロルは真っ赤になったがやがて意を決したように杯の中身を口に含んだ。その苦みに顔をしかめる様子の愛らしさ。
キャロルは大まじめに王子の首を支えて頭を起こさせて、自分の唇を王子のそれに押し当てた。キャロルが王子の唇をそっと舌で確かめると、王子もまた唇を開いて薬を受け入れた。
苦いはずの薬は不思議に甘く、王子は心地よさにうっとりとした。

「・・・!・・・」
薬を飲ませ終わったキャロルの身体を王子は、自分の身体の上に抱きあげた。唇を塞がれたままのキャロルは驚いて藻掻くが、王子の力はあまりに強く身を離すことも叶わない。王子はそのまま舌を差し入れ、柔らかなキャロルを思うさま貪った。
「王子・・・!やっ!」

345 :看病される王子:2001/06/14(木) 07:57
今月号本誌の王子を見て涙・・・。
というわけで孟僧。
掟破りの続き物で逝きます。

346 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/06/14(木) 11:15
口移し(ウットリ....)
こういうささやかな甘えの言葉が効くんですわ...
キャロルに迷う間も与えず言葉で急かすところが王子らしいv

キャロルへ:抗ってはなりませぬ(笑)

347 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/06/14(木) 12:46
「口移し」「早く」
いいっ!強引な王子!居丈高な甘え方がいかにもってかんじ。
王子〜、このまま一気に宿願果たしちゃえ!

348 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/06/14(木) 19:36
ここには掟は無いのぢゃ!
私も今月号の王子には涙した・・・
本編でもここまでじゃなくていいから、キャロルに看病してもらいたいよ!(哀願)

349 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/06/15(金) 11:15
キャロルの看病で王子はきっと、びんびんだ(謎&下品)
逝ってきます

350 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/06/15(金) 18:04
本編で王子とキャロルがあえるのは何年先だろうか・・・シチュエーションはどうであれ
・・・私、何歳になってるだろう・・・王子!がんばれ〜〜!おばばになっても応援するぞ!

351 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/06/15(金) 19:02
そうだそうだ!
このまま一気に進むのだー!
頑張れ、王子!負けるな、王子!えいえい、おー!

352 :看病される王子:2001/06/16(土) 13:41
「王子・・・!やっ!」
肌に感じられる王子の身体の変化がキャロルを狼狽えさせた。
「ふふ・・・男とはこういう生き物なのだ。そなたの看病で何やら一気に高ぶってしまった・・・な。・・・静かにいたせ。誰かが来てはきまりが悪い。私にそなたを・・・与えてくれぬか・・・?」
王子は薄く笑い、横になったまま器用にキャロルの肩から素早く衣装を抜き取った。白と薄紅色の双丘が露わになり、王子の目と指先を愉しませる。
キャロルは王子の動きに惑乱し、声をたてることもできない。王子のするがまま、王子にまたがったような形で切なく喘ぐキャロル。
やがて王子はキャロルの裾をまくり上げ、淡い草むらをも露わにした。
「いやっ・・・!」
「静かに・・・静かに・・・そなたが見たいのだ。誰も来ない。私たちだけだから・・・恥ずかしくないから」
王子は片手でキャロルの肩を支え、上体を倒せないようにして、空いた片手で草むらの奥をくつろげた。

353 :看病される王子:2001/06/16(土) 13:42
「もう・・・!」
王子は呻くように低く言うと、キャロルを軽々と持ち上げ、再び自身の上に落とした。
「ひっ!」
唐突に深く穿たれたキャロルは高い声をあげた。
王子はキャロルの上体を支えながら、激しく動いた。キャロルはただ王子の動きに合わせて揺れるだけだ。
秘やかな音と喘ぎ声が寝所を満たす。

「王子・・・姫君。よろしゅうございますか?」
唐突に寝台の紗の外からムーラが声をかけてきた。
羞恥のあまりとっさに身を固くしたキャロルを胸の上に伏せさせると王子は落ち着いて応えた。
「いかがいたしたか?」
言いながら王子は素早くキャロルの上半身の着衣を整え、二人の下半身に毛布をかけ、つながったままの腰を隠した。ちょっと見にはキャロルを王子が抱きかかえているだけにも見える。
「あの、お身体をお拭きになるお支度が整いましたので・・・あ!姫君はいかがなさいましたか?」
紗を透かして寝台を見たムーラは王子の上に身をもたせて顔を伏せるキャロルに気づき驚いたように言った。
「少し疲れたようだ。私の看病で無理をさせたのだ。・・・ああ、少し様子を見てから部屋に戻そう。貧血かな、少し汗ばんで・・・呼んだら湯をもって参れ」
「は、はい」
ムーラも少しは察するところがあったのかそそくさと下がっていった。

354 :看病される王子:2001/06/16(土) 13:43
やがて王子はキャロルを許した。
自分の傍らにキャロルを横たえ、そっと抱きしめ優しく触れる。
キャロルはあまりのことに呆然としてか、じっと目を瞑ったままだった。
(激しすぎたかな。堪えきれずについ・・・好きにしてしまったが・・・もっと優しく労って愛してやるべきであったか。でも・・・我慢できなかったのだ)
これまで戯れに抱いた女達がさせたこと、女達に王子が為したことをキャロルにもした。
それは身勝手で、王子がキャロルに抱いている想いを冒涜するような行為に思え、王子は自己嫌悪すら感じた。
「姫・・・怒ったのか?目を開けてくれ。姫、男とはこのようなもの・・・許せよ。そなたが愛しくて欲しくて・・・そなたの心を無視するようなことをした」
「王子・・・」
キャロルはそっと王子の肌に触れた。
この初な姫は自分を翻弄する夫をただただ受け入れてくれたと思うと王子は不思議な感動すら覚えるのだった。

王子は侍女達を遠ざけ、優しく汗に濡れたキャロルの身体を拭いてやった。白い肌は紅潮し、王子が愛の残り香も高い場所に触れると軽く粟だった。
「愛しくてたまらぬ・・・」
王子は囁いた。
「これからはそなたが私の手当をしてくれる。そなたが私の側にいてくれる。私もまた・・・そなたに様々なことを教えようぞ」

355 :看病される王子:2001/06/16(土) 13:44
えちぃな王子でした。
お目汚し申し訳ありませぬ〜。
逝ってきまする。

356 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/06/16(土) 19:57
おおお・・・途中までは普通のラブラブかと思っていましたが、なんとまあ。(ミ'.'ミ)ポッ
キャロルには、いたずらっこな素の顔を見せてしまう王子が良いですね♪
ムーラがんばれ(笑)

357 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/06/16(土) 22:36
長年の思いがスルッとかなったような・・・

358 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/06/16(土) 23:35
う〜ん....ここの住人のお姉さま方にとって王子様は好色な方なのね。私の王子様イメージは、オシッコもウンコもしない。ましてセクースなんて持っての外なんですがダメですか?

359 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/06/17(日) 00:10
ダメじゃないけど、そんなの私はツマラン

好き好きなんで気にしないでね<358乙女

360 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/06/17(日) 00:25
まさに358は乙女に違いない・・・。うむ。

361 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/06/17(日) 01:53
いいなあ、王子ファンは萌え萌えで。

もはやゆで卵たべているメンフィスからはネタもでてこない。

362 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/06/17(日) 03:59
>361 いや、ネタがでてこないのは満たされているからでしょ。うらやましい。

>360 乙女がオ…とかウ…とか平気で書くのか。世も末じゃのう。(イムホテップな気持ち)

>358 私は好みでないのは読み飛ばし、好みのときだけ「これ好きです」って書いてます。

363 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/06/17(日) 09:02
王子×キャロルだとえっちが秘め事っぽくて隠微な雰囲気でよろし。

364 :昼間っから何言ってんだ自分:2001/06/17(日) 14:18
幅細の青い革紐(鉄剣の重みを支えてる位だから丈夫)で手首を縛られたキャロル、とかでも私は異議無し。

365 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/06/17(日) 23:02
王子が童貞でキャロルがプロ並っていうのもそそるねぇ〜

366 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/06/17(日) 23:50
王子×キャロルのえっちぃはバリエーション豊かですね。

367 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/06/18(月) 07:50
>>364

私もぢつはそういうパターン好きかも。
っつーか基本的に王子は育成&調教(きゃぁ!逝っちゃった!)系のお方でわ?
メンフィスはそういう余裕ないかも。
というよりアイシスおねいさまに教えられているタイプ?

368 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/06/18(月) 17:10
>>352
看病されるというか....看病しているようでもあり(笑)。<王子
ふふ。私は満喫させていただきました。

369 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/06/18(月) 23:39
トルコの冷たくないアイスクリームを王子と食したい

370 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/06/19(火) 01:11
びびらないでね。
でもこういうスレで活発な議論がなされているようなので一応注意。

二次創作作品はこの板ではダメなのか?
http://cheese.2ch.net/test/read.cgi?bbs=bun&key=992798839&ls=50

板の住人さん達のお邪魔にならないよう、sage進行は守ることにしませんか。
(今までも大体はsageになっていますが・・・。)
sageにするには、E-mail欄に半角小文字で sage の4文字を入れます。
半角ですよ。小文字ですよ。

371 :メイク魂ななしさん:2001/06/19(火) 04:23
しかし、この板、「怒りのアフガン」であれてる模様。
あまりにも下げつづけていると、過去ログ行きになりかねないのでは・・・・・

372 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/06/19(火) 07:51
>371
それはいやかも。
けっこう楽しみなんだもー、ここ。

373 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/06/19(火) 11:09
すっかり意見スレになってしまったなあ。
たまにはこれもありか。うむ。。

374 :温泉旅行:2001/06/19(火) 18:40
キャロルがヒッタイトにさらわれるようにして連れられてきてから半年。
エジプトも故郷20世紀も、あまりに遠くキャロルは自分の過去は全て夢だったのではないかと思うことすらある。
王子はキャロルを妃となる姫、と公言し、周囲の人々の好色な好奇の目をよそにキャロルには触れもせず、大切に、しかし強引に愛した。
キャロルは戸惑いつつ、王子の優しさと強引さの混じった振る舞いに心乱されまいとでもいうように、頑なに心を閉ざすのだった。
王子はキャロルを伴って旅に出た。妃となる姫に国を見せ、民の生活を見せるために。
いつもの危険を伴う調査行であればこんなことはしなかっただろうが、今回は安全な視察旅行。自分に靡かないキャロルに業を煮やした王子は無理矢理のようにキャロルを連れだしたのだ。

旅程も終わり近いある日。
王子の一行は季節はずれの激しい嵐に見舞われた。気温はあっという間に下がり、強い風は間もなく痛いほどに冷たい霰を含むようになった。
「王子!近くに温泉が湧き出している場所があり申す!そこでこの嵐をやり過ごしましょう!」
「おお!兵をまとめよ。はぐれる者が出ぬように!焦るでないぞ。命が大切だ。足手まといの荷や馬は最悪、捨て置いてよし!」
王子は懐にしっかりとキャロルを抱きかかえて温泉のある場所を目指した。

375 :温泉旅行:2001/06/19(火) 18:40
灌木に囲まれた空き地に温泉のわき出る場所はあった。
地面に穿たれた大小の穴から暖かな湯気が立ちのぼっている。
兵士達は素早く温泉の周りに布を張り、即席の浴場を作った。
「王子、こちらへ。お支度が整いました」
兵士が声をかけると王子は当然のようにキャロルを伴って布の内側に入った。布で風が遮られているせいかそこは少しは暖かく、疲労とあまりの寒さに吐き気を覚えるほど消耗していたキャロルもわずかに目を開いた。
「姫、寒かったであろう。真っ青ではないか。こんなに冷えて。寒ければ何故、そのように言わぬ?何か手だてもあったろうに!・・・このような時ぞ。騒ぐでない」
王子は有無を言わさず、キャロルの濡れて重くなった衣装を取り去った。寒さのあまり全身が蒼白になったキャロルは印ばかりの抵抗をしただけで暖かな湯に全身を浸された。
暖かな湯がキャロルの全身を心地よく包む。キャロルは大きく息をついた。
「私は外にいる。ゆっくりと暖まるのだぞ」
王子はそう言うと布の外側に出ていってしまった。キャロルは声をかけようとしたが、できなかった。
(王子・・・)
キャロルは初めて王子にすまない、と思った。自分だって凍えているはずなのにキャロルに気遣って外に出ていってくれる。王子を嫌って心ない言葉を投げることもある自分を何故、ここまで大事にしてくれるのだろう?それに引き替え自分は・・・。
(あんなに気遣って大事にしてくれるのに・・・私はあの人を憎まなくてはいけない。あの人を嫌いでいなければいけない。あの人にお礼も言えない。
あの人は私をエジプトから引き離した人。家族の許から引き離した人。私を手駒のように弄ぶ人。私が金髪でもなくて、20世紀の知識もなくて、メンフィスの気に入られているということがなければ見向きもしないでしょうよ。
私はエジプト征服のための手駒なんですものね。いいえ、ただの弄び者かしら?
外見が珍しいから・・・。他の女性とは違っているから・・・。だから・・・)
暖かな湯に小さな小さな波紋が次々と広がり消えていった。キャロルは声もなく涙した。
(あの人とこんなふうに出会わなければ・・・あの人と最初に出会っていたらもっと違う風に過ごせたのかしら?
私もあの人に素直にお礼が言えたりしたかしら?メンフィスから私を救ってくれたあの人に)

376 :温泉旅行:2001/06/19(火) 18:41
ひらり。
湯に小さな白い切片が舞い降りた。霰はいつの間にか雪に変わり、暗い灰色の空を妙な明るさで彩った。同時に気温はさらに下がったようだ。
(寒い・・・)
キャロルは肩まで湯に浸かった。でも身体の芯に残った冷たさはまだ消えない。
(王子は・・・まだ外にいるのね。他の兵達だって湯に浸かっているのに。)
自分や、先に湯に浸かっている他の将兵に気遣って目立たぬように物陰に立っている王子の姿がキャロルの瞼に浮かんだ。
(私・・・そこまでしてもらう価値のある人間じゃないのに)
キャロルは立ち上がって湯から出た。白い肌に寒風が突き刺さる。そしてそっと布の外に声をかけた。
「王子・・・?」
「!・・・姫?どうした?」
「あの・・・寒いでしょう?どうか王子も中に・・・。あの!いえ、温泉の中に岩があって・・・それでお互いの姿は見えないっていうか、お互いに気詰まりなことはないと思うから・・・私も邪魔をしないようにするから・・・どうか王子・・・中に・・・」
それだけ言うとキャロルは大急ぎで湯に戻って本当に岩陰に縮こまるように身を寄せて座った。

やがて。
布のめくれる音。衣擦れの音。湯の揺れる音。大きな波紋。王子が入ってきたのだ。
しばらく二人は沈黙していたが、やがて王子が先に口を開いた。
「暖かいな。生き返った。あのままでは辛いなと困っていたところだ。・・・よく声をかける気になったな、姫」
沈黙。
王子はそっとそっと岩陰をのぞいてみた。キャロルの白い肩が見えた。存外細いその肩は本当に頼りなげで、王子の心は不思議な感動に満たされた。
好きな女の一糸まとわぬ姿を隙き見しているというのに、いわゆる欲望、という感情は少しも覚えなかった。ただ愛しくて、切ないほどだった。
(不思議だな。私はどうかしている。ただの女なのに。私が幾度となく抱いた他の女と同じ生き物なのに・・・こんなにも愛しくて・・・心騒ぐ)

キャロルは舞い落ちる雪を眺めていた。暗い灰色の空から落ちてくる白い雪を見ていると、空の高みに昇っていくような錯覚を覚える。心は驚くほど穏やかだった。
(雪・・・。いつかもこんなふうに雪を見ていたわ。ママがいて、兄さんがいたっけ。守られて・・・何も考えなくてよくて幸せだった。
今は・・・全部、自分で考えて・・・でも思うとおりにはならなくて。強くなくては、侮られてはだめってそれだけ・・・。何だか疲れた・・・。
王子をはねつけて、嫌いって言って。王子は、メンフィスとは違うって初めて会ったときから思っていたくせに、ね)
涙がこぼれた。僅かな押し殺した嗚咽は肩を震わせ、小さな波紋を作った。

377 :温泉旅行:2001/06/19(火) 18:41
唐突に沈黙が破れた。王子が派手な咳をした。幾度も幾度も、苦しそうに。
「王子?大丈夫?」
キャロルは思わず立ち上がり、岩の向こうの王子を見た。たくましい王子のオリーブ色の背中が揺れている。
(苦しそう!あ・・・寒いのに、長いこと外に立っていたから。・・・私のせい・・・私の・・・)
キャロルは殆ど何も考えないままに王子の側にいき、背中をさすった。王子は驚いたようにキャロルの顔を見つめた。無防備な妙に少年じみたその顔に,キャロルは親しみを覚えた。
そしてやがて王子の咳は止まり・・・王子は中腰でいたキャロルの肩を抱くと、しっかりと湯の中に浸した。キャロルは黙って王子の側に座った。

二人は黙って空を眺めていた。白い雪。吸い込まれそうな空の高み。
「空に昇って行くような気がするな。こうしていると・・・」
「ええ・・・静かで・・・心が凪いでいくような気がする」
「うむ・・・無心というのかな。こんな風な心持ちになるのは久しぶりだ。ただ静かで・・・穏やかで。子供の頃、難しいことも、醜いことも知らずにいられた頃に戻ったようだな」
「私も・・・同じ。こうしていると心がほぐれる。いつもこんなふうに澄んだ気持ちでいられたら・・・楽でしょうね」
そしてまた沈黙。だが王子も、キャロルもお互いの心がかつてないほど近くに寄り添っているのを感じていた。
「姫」
穏やかに優しい王子の顔が驚くほど近くにあった。そして・・・撫でるような、そよ風のような軽い接吻。
「王子・・・」
キャロルは少しも驚きや戸惑い、恐ろしさを感じなかった。それどころか当然のように王子の頬に唇をつけたのだった。
二人はしばらく見つめ合った。やがて王子は先ほどのようにキャロルの肩を抱いた。キャロルは黙って王子の肩に頭を預けた。
「嵐がおさまったら・・・また、そなたは私と来てくれるか?私とまた・・・先ほどのような話をしてくれるか?・・・無理強いはせぬ。いや、できぬ。私はそなたの心が欲しいと、そなた一人だけが欲しいのだと・・・やっと悟ったのだ。
ふ、雪を・・・見ていたせいかな」
「私は神の娘でもないし、私とエジプトとは王子が期待するような関係もないわ。私はメンフィスのお気に入りでもないし、髪の色が変わっているからってそれだけなのよ。私は、私は・・・」
王子の顔は相変わらず穏やかに優しい。
(ああ・・・私、こんなたくさん言葉を費やすことないんだわ)
不意にキャロルは悟った。
「もし・・・王子の言葉が本当なら嬉しい。私・・・も王子をもっと知りたいわ」
王子は柔らかく笑った。キャロルも久しぶりに心からの微笑を漏らした。

やがて嵐も去り、一行は出発した。キャロルは20世紀に決別し・・・王子のもとで新しい未来を探す決意をした。そのキャロルの白い手に王子の大きな手が優しく添えられている・・・。

378 :温泉旅行:2001/06/19(火) 18:42
私的王子はこんなお方・・・。
長くてスマソ。

379 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/06/19(火) 20:41
やたら王子を童貞で無いと強調するところは本編王子童貞説への対抗?でもイイ!!とってもイイ!!!キャロルの微妙な女心もいいね〜

380 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/06/19(火) 23:59
王子に練習台にされた女性達は今幸せなのか?王子は気にかけてくれているのか?練習台だった自分の人生が名も無い登場人物にダブる......すいません逝って来ます

381 :花と名無しさん:2001/06/20(水) 01:08
>374 (TT)・・・嬉しいです。
こんな心穏やかに向き合って欲しかったんです。
メンフィスの存在を踏まえながらも王子を選び愛してくれる・・・
こんなに嬉しいことはありません。
ありがとう、ありがとう。

382 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/06/20(水) 07:51
百戦錬磨(謎・爆)の王子の純情&キャロルの乙女心!
いーな、露天風呂での穏やかな時間。ちっともやらしくなくて私の王子ってかんじ。
この場合、王子の練習台の女性やメンフィスはいい面の皮だけどいいの!
王子が幸せならば〜!

383 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/06/20(水) 13:22
サド王子の本領発揮のお話とか、アイシスさまの濃厚なお話が読みたい私は鬼畜(泣)
いや、夢見るラブストーリーは原作者先生様が描いてくださるしぃ。

384 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/06/20(水) 14:25
ラブラブ王子もいいけど、私もサド王子時代のお話も読みたい!
だって、もう本編では見られないんだもの〜〜
キャロルと出会う前のクールな王子の話なんかいいな〜
自分で書けよ、って感じ?

>380、382
王子が相手なら練習台でもいいよ、私は。(笑)

385 :名無しさん@おひさまのよう。:2001/06/20(水) 16:42
>>374
雪のように・・・・・・王子の温かさに触れて静かに溶けていくキャロルの心・・・・・・
とても安らいだ一作ですね。雪の降る音が聞こえてきそうです。
本編がどんな悲しい結末に終わっても、このスレの番外編を胸に
生きていけそうな気がします。多謝///(私は姫との幸せを望む型王子ファン)

>384
さあさあ書いてくだされ(笑)それはそれで読みたい<サド王子
"あなたの王子は違う!"じゃなくて"私の王子を読んで!"なスレになるといいなあ。

386 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/06/21(木) 01:49
>>384
うんうん。そんな王子だっていいと思う。だから、お願い!
書いて〜っ!

387 :ミタムン王女の輿入れ:2001/06/21(木) 17:31
>>315>>317の申層の続き・・・強いミタムン、耐える女性アイシスということで。

ミタムン王女はエジプトへ華やかに輿入れしてきた。
第二の妃として格式高く扱われ、若い彼女の宮殿は華やいで時めいていた。
メンフィスは、アイシスを愛していながらも国の統治者としてのつとめを考えてミタムン王女の閨にも律儀に通うのだった。
王女に世継ぎを産ませなくてはならないのだから。
だが、若いメンフィスはそのうちミタムン王女に惹かれるようになった。若い王女はアイシスと違って奔放で若々しい魅力に溢れていた。
「王女、夫の前ではあられもない様子を見せよ。恥ずかしいところをさらけ出し、身も世もなくすすり泣いて見よ。そのような様子にこそ男は惹かれるのじゃ」
ヒッタイト王の薫育のおかげか、夜の王女は昼間の姿とは全くかけ離れた魅力を発散させた。それがまた若いメンフィスをそそる。

賢く世知に長けた王女はまた、正妃アイシスへの心配りも忘れなかった。
「姉上さま」とよびかけ、如才なく振る舞った。
(でも、私は最初からメンフィス様の妻として来たのよ。姉として共に育ち、伝統に則って王妃の座に着いた女とは違うの。私はあの方の妃で、御子を産んで母后となるのよ。)
王女にはそんな自負があった。

388 :ミタムン王女の輿入れ:2001/06/21(木) 17:33
やがて王女はメンフィスの王子を産んだ。メンフィスの喜びは尋常ではなかった。
「何でも望みを申せ、ミタムン!私の子を産んだそなたにどう報いようか」
「・・・ではメンフィスさま。この王子を我が手許で育てることお許しくださいな。子は父母の元で育つのが一番ですもの。ね?」
実の母親の愛情に縁の薄かったメンフィスがどうしてその望みに否と言えようか。

幼い王子は日々愛らしくなっていった。メンフィスは日に幾度も王子とその母ミタムン王女の許を訪れた。若い母、幸せで満ち足りた妻として王女はますますメンフィスを魅了してゆく・・・。

「メンフィス・・・?あなたの王子はさぞ可愛く大きくなったでしょうね。私も会いたいのだけれど、ミタムン王女はなかなか見せてくれないのですよ。そなたから口添えしてくださいな」
アイシスは久しぶりに閨を共にするメンフィスの胸に縋りながら、甘えた声を出した。
「んー」
メンフィスにしては歯切れの悪いことだった。
「メンフィスったら!私はあなたの正妃。脇腹とはいえ王子なのですもの。生母は生母としても、私を・・・嫡母として大きくなるのが良いでしょう?」
「姉上!」
メンフィスは昼間のようにアイシスを姉上、と呼んだ。
「王子は・・・実母のもとで育てたいのだ。私も姉上も実の母の愛情とは疎遠であったろう?王子には寂しい思いはさせたくないのだ。
もちろん、姉上が私の王子に会えるよう、ミタムンにもよく言っておくから。
姉上だって、子を母から引き離すようなことはしたくないであろう?」
「ええ・・・」
アイシスは暗澹たる気持ちでやっと返事をした。
(私は・・・あなたの妃で、妻で・・・でもやはり、姉なのですね。伝統通り、王子を正妃の許に引き取ることを許してくれないメンフィス・・・。
あなたは私の夫だったのに、いつの間にか私の知らない父親の顔を持つようになった・・・)
アイシスはその夜、いつも以上に夫であり弟であるファラオに縋り、挑んだ。
自分の中の嫉妬の空虚を忘れようとでもいうように。ミタムン王女の勝ち誇った若い顔を忘れようとでもいうように・・・。

389 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/06/21(木) 20:54
アイシス様の事だ、ミタムンとその王子暗殺に乗り出すに間違いナッシング

390 :【*⌒∇⌒*】アハハおもしろ〜い♪:2001/06/21(木) 21:30
ミタムン様はなんと言っても一人よがりな王子様の妹君。自分に陶酔してそうね。アイシス様は『演歌な私』は似合わないからお世継ぎ共々殺害してしまいそう

391 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/06/21(木) 22:01
わーい。世継ぎが生まれてエジプトもひとまず(笑)安泰だね。
これでもしアイシスにも子供が出来たら血みどろ展開になるんだろうなー。。

392 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/06/21(木) 23:20
嫁いでいったムン王女はアイシスの事を夫の姉以外の何者でも無いと思い込めば嫉妬も抑制できるんじゃないかな

393 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/06/22(金) 07:53
うーん、キャロルがいなくて、とりあえずメンフィスの王妃におさまったアイシス様系のお話の場合、あんまり嫉妬しないかも。
メンフィスの子を産めない私・・・って哀しみに没入して、それがメンフィスをそそったりして(笑)。
でも、アイシスも王子を産んじゃった場合はどうなるか考えるのがキョワイ。

394 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/06/22(金) 16:42
>>393
そりゃ、即暗殺でしょう。
もちろん、アリの手引きで!

395 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/06/24(日) 19:23
このスレではいろんな設定の話がマターリと受け入れられているので、よいですね。

396 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/06/24(日) 22:41
王子とキャロルがラブラブという設定でキャロルが浮気らしい事をしたら王子は激昂してSMショーを開催するんでしょうか?

397 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/06/25(月) 17:34
>>396
気になる〜。もしそうなら。
嫉妬に狂った王子が読みたいっ!
でもそれって強烈な勘違いで、あとで王子が平謝り&猛反省&雨降って地固まるっていう展開じゃなくてわね!

398 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/06/25(月) 23:14
>>397
5巻ごろのメンフィーと同じで浮気したと疑わしき人物はさっさと抹殺⇒それからSMショー⇒王子の勘違いと分かる。さらに強い絆で結ばれるって流れでどうかなぁ〜。哀れな犠牲者は王家には必要不可欠です。目をつぶりましょう

399 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/06/26(火) 07:55
犠牲者はルカ?
顔はまぁまぁ。王子の側近なら腕もたつ。女慣れしてないから優しそう、と。

400 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/06/28(木) 08:09
イズミル王子がキャロルの心を得てからどれほどの日々が過ぎたことか。
王子は相も変わらずキャロルに夢中で、大切にすることこの上ない。婚儀の日までは忠実な恋人役に徹するのだ、この王子は。
冷静沈着・文武両道の王子というイメージを崩さぬよう、恋をしたら堕落したと言われぬよう、以前にも増して公務に励む王子。人々はますます王子を尊敬する。
しかし、ひとたび自分の宮殿に帰れば、人目も憚らずキャロルを慈しむのだった。一緒に食事をして、一日の出来事を教えてやり、キャロルの話を聞き、一緒に国政の勉強などもする。
そして侍女達も下がったその後は・・・。キャロルへの寵愛はますます深くなる。優しい口説、接吻、色めいた冗談ごと、逸る自分の心を抑えた抱擁。柔らかなキャロルの身体にきわどく触れる大きな暖かい手。
王子はキャロルが自分を愛してくれているという確信があった。何事も客観的に観察し、万が一に備えて常に裏の裏まで考察し、想定する王子だったが、キャロルの心については無条件で信じきっていた。
「私がそなたを幸せにしてやる、姫。そなたはただ私についてくればよいのだ」
「そなたが私の妃になる時が待ち切れぬ。そなたは私だけのものなのだ。他のことなど考えるな。ただ私のことだけを思ってくれ」
「愛している、愛している。ずっと側にいてくれ。初めてだ・・・こんなにも誰かを愛しく思うのは。こんなにも誰かに心奪われるのは・・・」
繰り返される王子の口説。初めて知った愛に酔う若者の口説。

401 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/06/28(木) 08:10
そんな中で。
キャロルは不安だった。王子を愛しているのは本当だった。王子の愛を疑うことなどもなかった。王子を愛し、王子に愛されることで幸せが得られるのは・・・本当だ。
それでも。
(このままでいいのかしら・・・?)
(私は王子を大好きだわ。でも・・・押しつけるような、他のことを考えるのを禁じるような王子の愛し方は・・・怖い)
(私、このままではただ王子が振り向いて笑いかけてくいれるのを犬のように待つ人間になってしまいそう)
王子は古代世界では何の後ろ盾も持たないキャロルに様々なものを与えた。それは金銀財宝の類であったり、美しい衣装や小間物であったり、馬や、城塞、豊かな領土であったり、格式の高い地位であったりもした。
それは王子の心の証。キャロルは心から王子に感謝した。でも婚儀を目前にした今、王子の好意は何だか窮屈に思えて仕方ない。
(私・・・このままではいけないわ。このままでは私、甘やかされたお人形のようなつまらない人間になってしまう)

袋小路の不安にとりつかれたキャロルの心の中にある考えが浮かんだ。
(イシュタルの神殿に行ってみようかしら)
愛の女神イシュタルの神殿のことは侍女達のおしゃべりから聞いて知っていた。恋をする者は、愛の女神の神殿に赴いて未来への不安や期待を占って貰うのだと。
神殿の中にある水盤。そこに未来が映るのだという。
(私はどうしたらよいのかしら?私・・・自分の心を知りたい。私の本当の望みは何?本当に今のままで幸せになれるの?)
王子の最愛の人として奥宮殿に大切に大切に隠され、傅かれているキャロルがこっそりと外に出るのは至難の業だった。それでもキャロルは外出する侍女達に紛れて宮殿を出たのだった。

402 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/06/28(木) 08:11
「久しぶりの外!」
キャロルは足取りも軽やかにイシュタル宮殿を目指した。息苦しいほどに王子に愛され、守られた日々にキャロルは思った以上に辟易していたらしかった。
ベールとマントで深く身を包んだ小柄な少女に特に注意を向ける者もいない。
キャロルは首都の喧噪の中、イシュタル神殿に着いた。
神殿は大きな中庭のある造りで沢山の人々で溢れていた。神官や巫女、中庭で商いをする商人達、それに・・・望む者に愛を教え、与えてくれる娼婦や男娼・・・。
聖なるものと、その対極にあるものが共に並び、複雑に絡み合う愛の神の居所。
キャロルは知らなかったが、イシュタル神殿というのは結構きわどい場所でもあったのだ。少なくとも世慣れぬ娘が一人で来るような所ではない。

「娘さん、一人かい?」
「きゃっ・・・誰?」
「驚かせたかい?すまないね。何か探してるのかい?」
例の水盤を探していたキャロルに声をかけたのは浅黒い肌をした長身の男だった。整った顔立ちは甘やかな笑みで彩られ、女性にもてそうな雰囲気の持ち主だった。
言うまでもないが彼はここで客を引く女衒兼男娼だった。長年のカンで目立たない姿をしたキャロルに目を付けたのだが・・・。
「ああ・・・ごめんなさい。あの、私、イシュタル女神の水盤を探してるの。未来が分かるっていうあれよ。ご存知だったら教えてくださいな」
男は幼いながらも柔らかな美しい声で上品に語りかけられて毒気を抜かれてしまった。
(何だ、この娘は?誰か親しくなれそうな男を探してるのか・・・それとも家出だとかよんどころない理由でここに来たのかと思いきや・・・ただの夢見る世間知らずさんか?)
「あー、水盤ね。それならここと反対側の入り口から入りな。ここは・・・神殿詣でに来た奴相手の商売人の場所だよ。」
「まぁ、そうなの。知らなかったわ。教えてくださってありがとう。助かりましたわ」
花のような笑顔。無邪気なこちらをすっかり信頼しきった天使のような笑顔。
「助かりましたわ・・・って。あんた、連れはいないのかい?若い娘が一人でここに?あんたは知らないのかもしれないが・・・ここはあまり柄がよくない。しょうがないな、送っていってやるよ」
すれっからしの男娼が、すっかり毒気を抜かれて忠犬のようにキャロルに寄り添って歩く。男娼の仲間達は不思議そうにその光景を見ていた。

403 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/06/28(木) 08:13
「あんた一人でここに来たのかい。若い娘が不用心だぜ。どうしてまた?」
「・・・私・・・知りたいことがあって・・・。ここの水盤で未来を占いたいって思ったの。自分の心が分からなくて・・・考えても考えても結論がでないの。疲れちゃって・・・だから」
「ふーん。しかし占いなんて気休めだしなぁ。決めるのは自分だろうよ」
「ん・・・。私、結婚するの。今度。でも何だか・・・」
「あー、はいはい。夫になる男の心が信じられないってやつね。若い娘さんがかかる麻疹みたいなもんさ。深刻ぶって何かと思えば。
・・・怒るなよぉ。案ずるより産むが易しってさ。あのな、一人でこんな所に来るくらいなら、その男に話ししてみろよ」
わざと荒っぽい言葉を使いながら、男は妙にキャロルに惹かれるのだった。キャロルの夫になる幸運な男を見てみたい・・・と思った。
「そうね・・・。でもその人は私には立派すぎるの。何故、私が悩むかなんて多分、分からない。私も自分の心が分からないの。だからここに来たの」
「ふーん。・・・ああ、そこに水盤がある。俺は用事があるからここで。じゃあな!いいことあるといいな、お嬢ちゃん!」
「ありがとう!」
キャロルはドキドキしながら薄暗い部屋の中で水盤をのぞき込んだ。
(未来・・・私の未来・・・。愛の女神よ、教えてください。私の未来を。私の心を。私はどうすればいいのかを)
不意に空気が揺れ、水面が暗くなった。
(え?)
驚くキャロルの顔のすぐ横にイズミル王子の顔が映っていた。いままでにない厳しい表情のイズミル王子が。冥い怒りの炎に包まれた王子が。
「姫、黙ってこのような所に来てどういうつもりだ?」
王子はキャロルの手首をしっかり握ると無言で歩き出した・・・。

404 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/06/28(木) 08:16
396しゃま〜!
アナタがこの毛草の種を授けてくださいました。感謝!
お嫌いなかたは読み飛ばしてください。
ごめんなさい、次回、SM編に続きまする〜。

405 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/06/28(木) 12:47
どきどき、はなぢ。
次はSMショウなのねん?
ああ・・・鬼畜なわし。逝くしかないのう。

406 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/06/28(木) 17:02
え、えすえむ・・・じゅるる。
あんまりエグいことは王子にさせないで〜。
でも、鞭でしばくとか、縛っちゃうとかはいいかも。
あ・・・じゅうぶん、エグいか。鬱。

407 :396でっす:2001/06/28(木) 23:18
>>400-404
感謝するのは私の方ですわ!いいね、いいねぇ次回が待ちきれませんSMショー楽しみです。王子様にはあんまりハードSMさせないでね。

408 :アリポーズでお願い!:2001/07/02(月) 13:08
つ、つづきーっ!早く読ませてくだされ〜!

409 :意図せずネタ職人になった396:2001/07/02(月) 22:30
皆の期待が重くなられたか?どんな結果でもOK!文句言わな〜い。は・・・早目にぃ〜

410 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/03(火) 00:31
(みんなの要望がバラバラでお困りなのでは。)

思うがままに書いてくださいな!(><)♪

411 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/03(火) 11:46
「皆、下がれ!姫と二人で話がある!」
宮殿にキャロルを連れ帰った王子は、心配そうな召使い達を下がらせた。
(姫があのような場所に!娼婦や男娼、女衒どもの跋扈する卑しき場所に!何故だ?私以外の誰かに・・・心を預け、身を任せようとでもしたのか?
それとも誰かに会う約束でもしていたか・・・)
王子はイシュタル神殿の裏側をよく知っていた。聖なる女神の居所でありながらも風紀のよろしくない場所。
いや、裏側は熟知していても、恋する者たちが詣でる場所という表側の顔は良く知らないというべきか。
静かに、しかし凄まじく怒っている王子の冷たい炎に気圧されてキャロルは口を開くこともできない。
「・・・で、姫。今一度聞こう。何故、あのような所に一人でいた?何故、私の宮殿から抜け出した?」
「あ・・・あの・・・イシュタルの水盤を見ようと思ったの。愛の女神・・・未来を映すって・・・お、怒らないで・・・。私、ただ・・・」
「そなたは宮殿を出奔した!私が巡回の途中で気づかなければどうなっていたか!」
「でも・・・気をつけていたわ・・・」
「黙れっ!」
王子の怒声が響いた。
「私の花嫁となるそなたは、私の許から抜け出し、あのような怪しい場所にいた。あろうことか男と一緒にな!あれは誰だっ!」
「あ・・・あの人は私を案内してくれたの。知らない人よ。王子、抜け出したのは悪かったわ。でも・・・そんなに怒らないで。怖い・・・私はただ・・・」
「まだ申すか!」
王子は怒りを押し殺した声で言った。
「我がものとなるそなたが婚儀に先立ち、私以外の男といたことが許し難い裏切りぞ!分かっているのかっ!」
王子は怒りにまかせてキャロルに乱暴に接吻した。万力のように締め付ける王子の力に恐れをなしてキャロルは王子の腕の中からすり抜けた。
「おのれ、逃げるか!逃げて・・・あの男の許に走るかっ!」
王子は腰帯から鞭を抜き取ると大きくふるった。茶色の革ひもは大蛇のようにしなり、キャロルの体から自由を奪った。
後ろ手に縛られたキャロルを手許に引き寄せると王子は、キャロルを寝台に放り投げ覆い被さるようにしてその青い瞳をのぞき込んだ。
「何故に・・・私に黙ってあのような卑しき・・・怪しい場所に参った?
私の妃になるのが嫌さに・・・あのような場所で男に密会したか?
エジプトが・・・かの国の王が忘れられぬか?
私はそなたを大切に大切に迎えたいと思ったのに・・・そなたは私を裏切り愚弄した・・・」
キャロルは必死に首を振った。
「ち・・・違う、違うわ!私は・・・婚儀を前にして不安で怖くて・・・王子を愛しているけれど、でも王子にただ甘やかされ、守られているだけでは・・・いけないと思って・・・私はただ・・・」
それ以上は言えなかった。王子の唇がキャロルの唇を奪う。荒々しい手が胸の双丘をひねりあげる。

412 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/03(火) 11:48
「黙れ、そなたの言うことは解せぬ。不安で怖い・・・だと?私を裏切った罪が恐ろしいのであろう?
姫っ、申せ!そなたが密かに想っている者の名を!私がその者の首級を・・・婚儀の贈り物としてそなたにやろう。そなたが私以外の者を想うは・・・許せぬ。
ふ・・・何て顔をしている?嗤いたければそれもよかろう。こんなことになってもなお・・・そなたを求める私の愚かしさを・・・。
姫、そなたは私のものとなり、私の子を、ヒッタイトの世継ぎを産む身ぞ。そなたの心はどうあれ・・・そなたの体は我が妃としての務めを果たしてもらおうぞ!」
王子の顔は冷たく冥い炎に彩られていた。初めて知る嫉妬。愛しい人に裏切られた哀しみ。それでも最愛の人を思いきれない自分の弱さへの憐憫・・・。
王子はゆっくりとキャロルに手を伸ばした。
「もはや・・・婚儀の日は待たぬ。今この場でそなたを我が妃とする」
「ひ・・・。嫌、王子、嫌。私はあなたを裏切るようなことなどしていません!こんな・・・恐ろしい王子は嫌い!私への侮辱だわ・・・王子自身への侮辱でもあるのよ。どうして・・・」
その時。
「王子・・・国王様より火急のお召しでございます。協議の間にお急ぎくださいませ・・・」
扉の外から遠慮がちな声がした。
「今、参る!」
王子は驚くほど冷静な声で答え、キャロルから身を離した。
しかし。部屋の中に絹を裂く音とキャロルの細い悲鳴が響いた。
「姫・・・この部屋に誰も呼ぶことは叶わぬぞ。そなたを一人にしておくように皆にも申しつけておく。・・・ここでそなたは私を・・・裁きを待つのだ」
王子はそう言うと出ていった。
寝台の上では鞭で後ろ手に縛られた姿勢のキャロルが泣き濡れていた。美しい衣装の胸元と腰から下は引き裂かれ、王子を惹きつけてやまない白い肌が隠すすべもなく晒されていた。
(ひどい・・・ひどいわ、王子。私はただ・・・水盤を見に行っただけなのに。あなたを裏切るような真似はしていないのに。何故、私の話も聞かずに決めつけてしまうの。あなたは私を・・・裏切り者だと思うの?あなたを裏切るような心根の持ち主だと思ってるの・・・)
屈辱的な姿でただキャロルはむせび泣いた。

413 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/03(火) 11:50
<<400 <<401 <<402 <<403の続きです〜。
えすえむしょうでしょが、お嫌いな方はどうかお許しください。
次回で終わらせまする。仲直りらぶらぶということで。

414 :アリポーズで感謝感激〜!:2001/07/03(火) 12:26
>>413
す、すばらしい〜。。。ラストが楽しみです。

415 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/03(火) 13:02
私は普段甘々好きなので、読むまでは"おおSMとは..."と
アイシス様ポーズで嘆いてましたが、やっぱり楽しく読ませていただいてますv
王子、こんな私にもムチを...(ワラ

<今この場でそなたを我が妃とする
ドキドキ。本編でもこの心意気が欲しい。

416 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/03(火) 14:25
王子〜。あぶないオハナシが好きな危ない私をお許しくださいませ〜。
次回、改心&平謝り?
でも王子。イシュタル神殿が歓楽街(藁)って知ってるアナタは一体・・・?

417 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/03(火) 15:08
>>416 「視察」で巡回している、と書いてあるっすよ。

418 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/03(火) 17:02
>>417

あ、そうか!(ぽん)
私はてっきり王子が昔、そういうところを内偵してたんだと思ってました。
悪の女スパイをあぶり出すために、たぶらかされたフリなどなさって(爆)
教えてくださってありがとうございまする。逝ってきます。

419 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/03(火) 20:06
父王に会って協議して帰ってくる頃には王子も冷静になっておろう。
どう謝るか、楽しみやね。

420 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/03(火) 20:34
あの父王じゃ、かえって興奮しちゃうってこともあるかも。。。
苛つくこと言われて頭に血が昇っちゃたら、大変だ〜っ(楽しみだ〜)

421 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/03(火) 21:03
まだSMがはじまっておりませぬのに(汗)冷静になられては困る〜 ←?
キャロル、手酷くいたぶられながらも愛に目覚めてくれればいいんだけど。

422 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/04(水) 20:57
わくわく。。。 o(^◇^)o
まだかな、まだかな〜♪

423 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/04(水) 21:55
>>421
愛ではなくて官能の世界に目覚めたらどーすんだ
夜毎にSMショーですか。

424 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/04(水) 22:22
>>423
それも、なかなか。。。( ̄ー ̄)ニヤリッ

・・・・・・す、すみませぬ。逝ってきます。

425 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/05(木) 13:13
そして王子無しではいられない体に・・・? 嬉しい。(私も逝くぞ>424よ・・・)

426 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/05(木) 13:46
王子〜。キャロルにいけない世界を教えるのっ?あなたはやっぱりムッツリだったの?!
いえ、それよりもそんないけない世界を誰に教わったのぉぉぉっ!

とりあえず叫んでおいて。
>>412でお洋服を引き裂いて危ない所も丸見え状態らしいのがSMだと思ったんだけど。
次回、本番?(じゅる・・・)

427 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/05(木) 18:19
>>426
えっ?あれはまだ、ほんの序章だと思ってワクワクしていた私って・・・。
じ、次回が本番ですよね〜???

428 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/05(木) 21:53
アン・ライスの世界ですか楽しみ。しかし、『眠り姫シリーズ』は痛すぎ、イズミル君にはやって欲しくないわっ

429 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/06(金) 20:01
まだかな〜わくわく!o(^◇^)o

430 :【待合室】:2001/07/06(金) 23:42
心理学の時間で先生が授業の合間に「嫉妬深い人間は、嫉妬深い分だけ浮気性でもある」と言っていたけど、それが心理学業界の定説ならば、メンフィスやイズミル様はめちゃくちゃ浮気性でございましょう。イズミンはDNA的に当たりかも・・・・・

431 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/07(土) 00:50
詮議・・・してみねば(笑)<DNA >430
どうでもいいけどあなたハンドル面白すぎです(笑)

432 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/07(土) 16:31
朝、最初のメールチェックのついでに、それから夜寝る前にも必ず。
休日のお出かけから帰ってきてパソコンスイッチ入れた時も・・・。
いつでも、最初に『王家の紋章番外編@2ちゃんねる』をチェックしてしまう
私は、そうとうにイタイかもしれに・・・。
だって続きが読みたいんだもーん。411・412作者さま、頑張ってください!

433 :432っす。:2001/07/07(土) 17:06

しかも間違ってるしー!
×・・・しれに・・・。
○・・・しれぬ・・・。
ちょっと逝ってきま〜す!

434 :メイク魂ななしさん:2001/07/10(火) 03:47
はやく読ませて・・・

435 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/10(火) 19:04
まだかな♪まだかな〜♪
イズミンの暴走、まだかな〜♪

436 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/10(火) 19:21
>>412の続きです〜。最終回ですがあんまりえすえむじゃないかも・・・。

協議を終えた王子はキャロルを閉じこめてある部屋の前に来た。部屋は居間と寝室からなる。王子はすぐにキャロルの寝室に入ることはしなかった。
王子は混乱し、後悔と恐怖に思い乱れていた。
ここに来るまでの間に王子は、キャロルが王子に与えられた資財を投げうって貧困と病に苦しむ人々のための館を建てたがっていることを教えられていた。
そして若い侍女達の間でイシュタルの神殿詣でが流行っていることも、偶然小耳に挟んだおしゃべりから知った。
(何故、私はあのように激昂したのか・・・。婚儀を前に何とはなしに不安げな姫の様子が不安で)
キャロルの言葉が蘇る。
(私は・・・婚儀を前にして不安で怖くて・・・王子を愛しているけれど、でも王子にただ甘やかされ、守られているだけでは・・・いけないと思って)
王子は小さく身震いした。
(全ては・・・私の思い違いか・・・?もしそうなら私は愛しい姫に何ということを!)
王子は寝室の扉を開けた。寝台の上では逃れようと暴れ回ったせいかうっすらと汗をかいたキャロルが憔悴しきった顔で王子を見つめた。
裂かれた衣装はすっかりはだけてしまい、鞭で縛られたせいで形の歪んだ胸のふくらみも、脚の間の淡い茂みに隠された花もすっかりむき出しだ。
「姫・・・」
その姿に自分の非道も忘れ、キャロルを助け出そうとした王子の耳に鋭い悲鳴が響く。

437 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/10(火) 19:23
「いやっ!来ないで!見ないで!」
「姫・・・」
王子はそれを無視してキャロルを抱きしめ、素早く縛めを解いてやった。しっかりと抱きしめ、鞭のあとも痛々しい背中をそっと撫でてやる。キャロルの胸が王子に押しつけられる。
「こうすれば見えぬ。こうすれば見えぬから。・・・姫よ。私は・・・恐ろしい間違いをしていたのではないか?私はそなたを疑い、私の嫉妬で清らかなそなたを汚し・・・」
「私はあなたを裏切るようなことはしていない、できるはずもないと何度も言ったのに・・・あなたは・・・信じてくれなかった。
王子なんて大嫌い・・・恐ろしくて・・・勝手で・・・メンフィスと同じだわ!」
王子はキャロルの罵倒に打ちのめされた。王子はだらりと手を下げた。キャロルは風のように王子の許からすり抜けていった。

キャロルは王子に口を利かなくなった。王子が側に寄るとびくりと体を震わせ、泣きそうな顔になって離れていった。
王子はそれでもキャロルを愛した。もはや永遠に失っていってしまったかも知れない乙女。でもどうして思い切ることができる?つまらない嫉妬と早合点。王子は初めての恋を知った少年のように恋人を閉じこめた。宝物のように。命を持たぬ宝石を大事にしまい込むように。
だがその宝石は生きていて・・・王子を拒絶した。

それでも婚儀の日はやって来た。キャロルは人形のように婚儀に臨み、抜け殻のように初夜の寝台に導かれた。
(私はどうなるの?愛したのは王子だけ。でも王子は私を信じてくれなかった。恐ろしい目に遭わせたわ。許せない・・・!王子、何故?あなたは私を抱くの?心も通わないのに?
ああ、でも!それでも私は王子をうち捨て忘れることなんて出来ない!あんなにも愛して・・・全てを預けたあの人を・・・!)
「姫・・・」
やがて王子が寝台にやって来た。キャロルは王子の方を見もしない。
(この人は・・・私を求めるだろう。子供が必要・・・だから。力でもって・・・。私は抗えない・・・)
「姫よ・・・。そなたを愛している。そのように怯えるな。私はそなたに許しを請いに来たのだ。無論、許してはもらえまい」
「でも・・・あなたは私に・・・子を・・・産ませるのね」
「・・・そうだ・・・」
苦い苦い吐息と共に王子は言った。

438 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/10(火) 19:23
(欲しかったのは姫の心。身体などではないに!だが明日には初夜が無事済んだことを披露する定め。私は・・・姫の心を得られぬまま・・・身体を開かねばならぬ)
王子は身体を固くするキャロルを一糸まとわぬ姿にした。
白い白い身体。固い冷たい身体。陶器のような。その強ばった身体を接吻で覆い、優しく味わう。胸の頂を飾る苺は王子の舌で固い紅玉に変じ、日に当たることなく育った薔薇は手荒に押し開かれて王子に執拗に吟味された。
「嫌、嫌、嫌・・・!こんなのは・・・嫌っ!」
最後の瞬間にキャロルは悲鳴をあげ、王子を押しのけた。
王子は怒りと哀しみの混ざった表情でキャロルを見つめた。だが泣き濡れるわすれな草の瞳を見て・・・ゆっくりと身を引いた。
王子は小刀を取り出すと腕の内側の目立たない場所を軽く切り裂いた。
溢れる赤い血。王子は無造作に血を寝台の敷き布になすりつけた。
「これで・・・そなたが妃になったことを疑う者はあるまい・・・。
私はそなたの心が欲しいのだ。いつかの暴言は・・・私の醜い心が言わせた妄言。私は・・・そなたを・・・」
王子は帳で覆われた寝台を出て、長椅子に横たわった。
「安心いたせ、姫。私はそなたを守る。それが私の心の証」

439 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/10(火) 19:25
王子とキャロルは表向き仲睦まじい夫婦として過ごした。だがキャロルは自分の殻に籠もったきり。王子は哀しく恋人の姿を見守った。
(私・・・王子を愛している。でもどうしたらいいの?)
迷い悩むキャロル。寝苦しい夜。王子は長椅子に、キャロルは広すぎる寝台に。
ある夜、キャロルは夢を見た。あのイシュタルの神殿での夢。道案内をしてくれた男が囁く。
(案ずるより産むが易しってさ。あのな、一人でこんな所に来るくらいなら、その男に話ししてみろよ)
水盤に大きく王子の顔が映った。
(姫・・・私はそなたを愛している・・・!どうか私の許に・・・!)
キャロルは起きあがった。
(私・・・大きな幸せを・・・自分の本当の心を殺してしまおうとしている)

王子は暖かな空気の揺らぎを感じて目を開けた。キャロルが控えめに長椅子の横に跪いている。
「姫・・・?」
「王子・・・私・・・あなたを愛しています。ずっとそうだったの。でも・・・それを認めてはいけないような気がした。あなたが私を侮辱して恐ろしい目に遭わせたこと許しちゃいけないと思ったの。
でも・・・あなたは私を気遣ってくれた。私を待っていてくれた・・・」
「姫・・・!」
「どうか・・・王子・・・。私をあなたの妃に・・・」
キャロルはそう言って薄物の夜衣を脱ぎ捨て王子に縋った。
王子はキャロルを抱きしめた。そのまま自分の身体の下に敷き込み、愛しい娘を女に、妻にした。
「姫・・・いや、妃よ。そなたを女にする時をずっと待っていた。そなたに私の心を捧げよう。変わらぬ愛と忠誠を。
私はどうしようもないほどに、そなたに絡め取られている・・・」
王子を永遠に虜にしたたおやかなキャロルは、そっと王子の唇に自分の唇に触れた。
「私たちは・・・お互いを永遠に虜にしているのね。きっと・・・」
幸せな虜囚達はしっかりと抱き合い、眠りに落ちたのだった・・・。

440 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/10(火) 19:26
ちゅうわけで腰砕け〜。
すみませぬ、逝かせてください。

441 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/10(火) 21:15
>>436-440さん、ありがとう!(TT)じゅる....←嬉し泣き...
SMちっくな展開を越えて無事ハッピーエンドになって、自分としては嬉しい〜。
長椅子に眠る王子....
王子ってそんな感じだよね。そうとなったらとことんキャロルに気遣う....
本編でもこんなふうに誤解と警戒を越えて結ばれればいいのに。

442 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/11(水) 07:56
ハッピーエンドだ〜。ほのぼの系かな?
これもいいけど、ぢつは大顰蹙なSM展開を期待していたので残念なり〜。
鬼畜な自分!
でも激しいのもきぼーん(ダメ?)

443 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/11(水) 09:48
>>442
書いてくだされー。

444 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/11(水) 14:24
>>442
うんうん。王家本編の純愛の世界も大好き。
でもイケナイえちぃな王家も読みたい。アン・ライス系王家きぼーん。

445 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/11(水) 17:36
「縛め」「布になすりつけられた王子の血」「執拗な吟味」
なにげな単語がえすえむしてる〜。
鼻血ぶーです。

446 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/11(水) 22:05
>>444
アン・ライスは痛すぎだってば
ところで私の場合初めてでも血は出ませんでしたけど・・・・ふつー出るのか・・・

447 :442です@SM王子:2001/07/11(水) 22:41
私的妄想です。原作者さま、お嫌いなかたに先にお詫びです。ごめんなさい。

婚儀と披露の宴が終わったのはだいぶ夜も更けてからのことだった。
キャロルは入浴を終えるとムーラに王子の寝室に案内された。
侍女達はキャロルに艶めかしい夜衣を着せるとお人形のように寝台に座らせ、そして退がっていった。
「姫君・・・末永いお幸せをお祈りいたします。どうかまめやかに王子のお望み通りお仕えくださいませ・・・」
そして静寂。
(私・・・王子と結婚したのだわ。私は王子の・・・妻になる。私は自分を王子に捧げる。
怖い・・・とても怖い。心細くて・・・)
キャロルは涙ぐんだ。だが思い悩んでいるうちに、いつしか疲労のために眠り込んでしまった・・・。

「姫・・・?なんと・・・眠ってしまったか」
王子は愛おしげにキャロルの顔をのぞき込んだ。愛しいキャロルの寝顔を眺める嬉しさと、自分を待ってくれなかったつれなさに対する怨み。
「姫・・・。私の妻となるそなたが眠り込むとは何事・・・ぞ。
姫・・・起きぬのか?私を焦らして・・・弄んで・・・そのような仕様のない娘は仕置きをせねばなるまい・・・の」
王子は薄く笑うとそっとキャロルの薄衣をはだけた。まろびでる白いふくらみ。その頂には薄紅の宝石が眠っている。
「そなたがどこにも行かぬよう、しっかり捕まえておきたい」
王子はキャロルの夜衣の絹の帯で、白く細いキャロルの手首を縛り・・・頭上にあげると帯の端を寝台の柱に縛り付けた。小振りな双丘は誇らしげに突き出され、頼りない肋骨が薄い肌を通して浮かび上がる。
「美しい・・・」
王子はやがてキャロルの腰を隠していた薄絹も取り去ってしまった。
王子が灯火を引き寄せると、金色の淡い茂みがほのかに輝いた。
「そなたを・・・私のそなたを改めるぞ・・・」
王子はキャロルの腰の下に枕をあてがうと、そっと白い脚を開かせた。いつか船の中で盗み見た薔薇の花が露わになる。

448 :442です@SM王子:2001/07/11(水) 22:42
「あの時と・・・少しも変わらぬ。美しい私の・・・花」
上質の蝋で細工されたかと思うような、半透明の繊細微妙な造形。淡い淡い薔薇色は真珠のような光沢を帯びているようにも見える。
王子はやがて花びらに指を添え、大きく左右に開いた。隠された泉が王子に晒される。泉の入り口には紛う事なき乙女の証。
王子は指を少し上の方に移動させ、薔薇の中に隠された真珠の女神を露わにした。唐突に外気に晒された女神はびくりと震え・・・その刺激にやがてキャロルが気づいた。
「・・・?私・・・?・・・きゃあっ!な、何なの、これ!王子・・・!」
「しっ!静かに。姫よ。そなたは夫たる私を忘れて子供のように眠っていたぞ。そなたはもはや子供ではなく私の妃なのに・・・。
仕置きをせねば・・・なるまい。抗うな・・・抗えば・・・もっと辛くなる」
しなやかな指が女神を摘むようにする。王子は優しくキャロルに接吻した。
「目を瞑っておれ・・・。今からそなたは夢を見るのだ・・・」

「何と愛らしいサクランボではいか・・・?」
王子は胸の頂の突起を舌でねぶった。突起はあっという間に勃ちあがり、その固さが王子を喜ばせた。王子はその突起に歯を立てた。
「おかしいな・・・?このサクランボは・・・噛み採ることができぬではないか?甘い・・・味を愉しむしかできぬのか?飲み下すことは叶わぬか・・・?」
キャロルが身を捩り、うめき声を漏らした。
「おや・・・?我が妃は何か夢でも見ているのか・・・?」
王子の舌がキャロルの固く閉ざされた瞼を舐める。
王子は指先で転がしたり、ひっぱたり突起を弄びながら、片方の手を枕のせいで突き出された形になった脚の付け根に延ばした。反射的に脚を閉じ、腰をひねろうとするキャロル。王子はぴしゃりと太股を叩き、その動きを制した。
「寝相の悪い姫・・・ぞ。困ったな。寝台から落ちでもしたら大変だ。そうだ・・・」
王子は髪を纏めていた革ひもを取ると、キャロルの左の足首に結びつけ、その反対側の端を寝台の柱に結びつけた。
「いやっ・・・!」
キャロルは恥ずかしい場所を隠すこともできない。
「姫・・・姫・・・静かに。そなたが悪いのだ・・・ぞ。そなたは仕置きを受けねば・・・。私とて辛いのだ・・・ぞ?」
王子は甘くキャロルの耳朶を噛みながら囁いた。

449 :442です@SM王子:2001/07/11(水) 22:44
王子はすっかり露わになったキャロルの秘密の谷間をのぞき込んだ。無言でその美しさを愛でる王子。その無言の時間にキャロルは耐え難い思いをする。
「や・・・めて。王子。恥ずかしい・・・」
王子の視線を当てられていると思うだけで羞恥で消え入りたい思いがする。
自分で見ることもない場所が・・・灯火の元で王子の目に晒されている。
(やめて、やめて。そんなところ。汚い・・・恥ずかしいところ・・・)
王子はうち震える花を心ゆくまで愛でた。花は緊張と羞恥に震えながらも、わずかに蜜を湧き出させた。
「ふふふ・・・」
王子の指が花に触れる。女神を剥きあげ、花びらを弄び、蜜を指ですくい上げる。真珠は固くしこって勃ち、花びらは膨らんだ。
「おや・・・この薔薇はみるみる大きく育って行くのだな・・・」
「いやっ!」
王子は美しい乙女の花を舌で祝福した。蜜の泉に舌を差し入れるとキャロルは悲鳴をあげてぐったり脱力してしまった・・・。

「姫・・・。まだ・・・終わってはおらぬぞ」
王子は優しい声音でキャロルを起こした。潤んだ瞳で王子を見つめるキャロル。もう抗いもせず、じっと王子を見つめた。自分の奥底深い所から未知の何かを求める声がする・・・。
「王子・・・私・・・もう・・・」
「そなたを私が満たそう」
王子は一瞬キャロルに自身を握らせた。戦くキャロル。
「恐れることはない。これが収まるように・・・そなたの身体はできている。私を受け入れてくれ」
王子は狭隘なキャロルの中にわざとゆっくりと進んでいった。痛みに抗うキャロルの自由な方の脚をしっかりと押さえつけて身動きを封じて。キャロルは声も出ないほどの苦痛に涙を流すだけだ。
王子は長い長い時間をかけて奥まで進んだ。キャロルの苦悶の表情が王子の獣欲を煽った。

450 :442です@SM王子:2001/07/11(水) 22:47
「姫・・・まだまだ耐えねばならぬぞ」
王子は一度、腰を引き再びキャロルを貫いた。王子の動作は激しくキャロルは経験したことのない苦痛に悲鳴をあげた。
「痛い、痛い、痛い!お願い、やめて!私の中から出ていって!」
王子が動くたびに血と蜜の混じったものがシーツを僅かに汚した。
「きゃあぁぁぁ・・・」
王子はやがて絶頂を迎えた。キャロルは自分が内側から焼き焦がされるような気がして今度こそ気を失ってしまった。

翌朝。
キャロルは昨夜の「傷」の手当を王子自らの手でされていた。
王子は自分が痛めつけた場所を優しく拭い、薬を塗ってやった。
「少し、しみるな・・・。内側の深い場所も・・・傷ついておろう。さぁ、これを」
王子は柔らかな真綿で固い芯をくるんだ物に薬をしませた棒状の物をゆっくりとキャロルの中に押し入れた。
「取ってはならぬぞ。そなたのここに触れてもよいのは私だけだ。そなたも触れてはならぬ・・・」
キャロルは顔を紅潮させて素直に頷くのだった。

451 :メイク魂ななしさん:2001/07/12(木) 02:26
これもいいけど、結婚前に無理やり・・・っていうのもいいなあ。
キャロルが頑なに拒むのがみたい。
相思相愛はだめずら・・・・・

452 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/12(木) 07:47
ををっ・・・!
朝からええもん読みました・・・って非道な私。
キャロルはやっぱりマゾかぁ。

453 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/12(木) 08:04
>>451
ほほー。そのような設定も読んでみたいですな〜。
よおろしくお願いいたします。。。

454 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/12(木) 10:01
>>442
しょ、初夜からこれですかい!?(笑)
即物的な王子・・・ちょいイメージが(滝汗)・・・
でもでも、これが442さんの世界なのね。これはこれで・・・ブツブツ・・・

455 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/12(木) 14:03
>>442

初夜からハードだ。キャロルはすっかり開眼したんだろうか・・・。
恥ずかしながら興奮しました。
でもでも・・・王子は優しくなきゃぁ・・・。
サド気味なんだけど優しくて、まずキャロルのことを第一に考えてゆっくり育成(爆)してくれるのー。

456 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/12(木) 14:06
本編の今の王子なら、痛がったらやめそうだけどね。
ヤケドの手当ての時もすごく優しかったし。
でも、これは442さんの世界なんだからいいと思います。

私は、キャロルに会ってない時代の、女をクールにあしらう王子が見てみたい・・・

457 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/12(木) 14:07
ぎゃっ!!アゲちゃった!!!
ごめんなさい〜〜

458 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/12(木) 14:38
なんか問題があるのかね。

459 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/12(木) 17:14
もっとよみた〜い!!!
よく王子が自分の膝の間にキャロルを抱いている構図があるけど
と〜ってもツボなの!
あとね〜、
キャロルが王子の元から逃げようとしてても
「手間が掛かる姫よのう・・。」と言いつつキャロルの首根っこをつかんでたりたりとか
個人的にうっとり・・・。
皆さん、待ってるわ!

460 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/12(木) 17:32
sageないと荒しがくるーよ

461 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/12(木) 17:39
この板では、二次創作は叩かれる傾向にあるので、地下深く潜って活動するのが無難です。

462 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/12(木) 19:29
荒らしが来るとか叩かれるとかの被害者意識(ゴメン)じゃなくて、
自発的に遠慮してsageることになったんだと思ってたけど?
ま、遠慮は追い出されないための自衛手段とも言えるが。
事情を知りたいなら過去のレス読んでみそ。>458
って、もう結構大変だよなあ・・・このスレも随分育って。(笑

463 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/07/12(木) 20:25
少女板本編では紹介されてないけど、
ここの人口って何人なんだろうね。

私は小説書けないので読む専門、もっと感想を書けば良いんだろうけど
あまり書かずにゴメンナサイ。
でもしっかり新作は待ち遠しくチェックしてます。

464 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/12(木) 21:18
いろんなお話が読めるので嬉しいです。
本編も好きなんだけど何かこの頃、作風変わってきたみたいで・・・。
メンフィスとキャロルのお話も読みたいです。
でもここは王子派が多いのかな?

465 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/12(木) 21:52
ここでは何でもありで面白いっす。
カプターネタでもネバメン尻ネタでも何でもこいだ!(笑)
遅ればせながら>>412さんありがとう。「待合室」で待ってたかいがありました(笑)

466 :『待合室』に入れてください。:2001/07/12(木) 22:54
か、蚊プ太ー(最初に出た変換だけど、なんか可愛いかも)ネタですか?
うう〜む。どう考えてもギャグ路線しかない・・・。
ところで。
誰か地味ー&キャロル話書いてあげようって気には・・・ならんよね、やっぱ。

467 :ネタの泉:2001/07/12(木) 22:56
王子キャロルの前ではへたれネタ
王子バイセクシャルネタ
王子ムーラに未だに授乳してもらってるネタ(ラスト・エンペラー参照)
王子マゾネタ

468 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/12(木) 23:26
なんか、おなごにはこんなのが受けるのか?
ちと、俺も書いてみよう。
(※石を投げないでください)


「てめぇこら、誰が食わせてやってると思ってるんだ」
 王子の平手打ちが飛ぶ。真っ赤に顔を腫らした王女が口答えをする。
「なにさ、あんたが稼いでるんじゃなくて百姓から巻き上げてるんじゃないのさ。
選挙で選ばれたわけでもないのに、やってるのはヤクザと同じじゃないの!」
「言ったな」
 拳骨が飛ぶ。王女はさっと身をかわし、こんな時のために隠しておいたライフルをカーテンの裏から出した。
「くたばりなさい。あんたが死んで喜ぶ農民がいっぱい居るのよ」
 ライフルの筒先を見るやいなや王子はテーブルの後ろに飛び退き、テーブルを盾にしてライフルの掃射から身を隠した。
「くそっ」
 王子は呟いて、腰の手榴弾のピンを抜いた。
「死ね」
 パイナップル型の爆弾が宙を舞った。その爆弾は家財道具の上に落ち、見るも無惨に部屋を吹き飛ばした。
王女の肉体は細切れの肉片と化し、骨の断片が散らばっていた。内蔵の内容物異臭を放ち、煙と混じって恐ろしい臭いを発している。
「ははは、どうだざまぁみろ」王子は叫んだ。「俺は偉いんだ。農民如き家畜の餌にしてくれるわ。わはははは」


            完

469 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/12(木) 23:49
 あぁ〜、本当にsageでやってくれ。
 つーか、こういうのは同人板か少女漫画板でやるもの
なのでは? なぜここで?

470 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/13(金) 00:01
>>469
いけませんか?
板の趣旨には反してませんよ
てめえがこういうの嫌いだからって仕切るなよ
この手の話題を全て同人ネタと思い込むあんたは馬鹿

471 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/13(金) 00:13
>>470 アオッチャイヤン

472 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/13(金) 00:16
>>471ゴメンネ

473 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/13(金) 04:17
とにかくsageていきましょう!

474 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/13(金) 10:11
イズミル王子との婚儀を控えたある日のことである。
キャロルは一人物憂げに窓辺に座っていた。
宮殿で王子はもとより女官達にも傅かれ、何不自由のない扱われ方である。
王子は時間のある時には常に側に寄り添い、様々な事を教え、愛にに満ちた言葉を囁いて
王子が近づく度にびくりと過敏に反応するキャロルに不安を与えないように距離をとりつつも
愛情深い恋人である。
しかしキャロルには結婚前に頼るべき心の支えになる家族もおらず、周りは知らない者ばかりの宮殿で
一人孤独な想いに苛まれていた。
ぼんやりしていると女官達のおしゃべりがキャロルの耳に入ってきたので、そちらに目を向けた。
そこでは2人の年若い女官たちが最近城下で大変な人気を得ている占い師の話をしていた。
キャロルが尋ねると一人の女官は行って来た興奮も冷めやらない様子で話し出した。
自分はもうじき婚儀を上げる予定であるが、幼い頃に離されてしまった母親のことが気に鳴って仕方がなかったのであるが
その占い師の水晶球玉の中に母親の姿を見出すことができ、更には「お前さんの幸福を祈っているようだ」との
占い師の言葉のおかげで心置きなく婚儀を上げることができそうだと。
その女官の想いに自分の想いを重ならせたキャロルは詳しい場所を聞き女官達を下がらせた。
さりとて城下にはそう簡単には出してもらえないであろう事も想像が付いたキャロルは
今夜は王子がアランヤ国殻の使いと協議しないければならないといっていたのを思い出し、女官達には早々に休むことを告げて
闇に紛れてこっそりと占い師を尋ねることに決めたのであった。
「ママ、ライアン兄さん、ロジャー兄さん・・・。一目でも顔がみれたら・・・。」

475 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/13(金) 10:18
やはし乱入者を誘ってしまったでないの・・・。sagesage

476 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/13(金) 11:08
夜、早々に休むことを告げ女官達を下がらせたキャロルは、目立たない衣装とマントに身を包み
こっそりと宮殿を抜け出しどうにかその占い師の元へと忍んでいった。
その頃協議も早く切り上げた王子はキャロルが早々に休んでいると聞き、キャロルの寝室を訪れていた。
「何か姫に変わった様子などはなかったのか?」と問いただすイズミル王子に
キャロルが物憂げにしていたことや、占い師のことなどを尋ねたことを報告した。
「手のかかる姫よのう・・・。よい、私が連れ帰ろう、下がっておれ。」といい置くと
王子も夜の城下へと姿を消した。

その頃キャロルは占い師の女性と向き合っていた。
「私、遠くにいる家族の様子が知りたいの、お願いできます?」
顔の表情すらわかり辛い薄明かりの中、占い師はこう言った。
「目を閉じて思うんだよ、会いたい者を。念じてからこの水晶の中を見るがいい。さすればお前さんを一番心配している者が
 見えてくるだろう・・・。」
目を閉じて家族の顔を思い出したキャロルはうっすらと目を開けて水晶の中を覗きこんだ。
そこには後を追ってきたイズミル王子の姿が映っていた。
「えっ王子・・・?王子が私を一番心配してるの?」
「もう夜の散歩は終わりだ、私の許しもなく勝手に抜け出すとはどういうことだ?」
王子は「邪魔をしたな」と占い師に告げると、キャロルの手首をつかみ、強引に連れ出した。
いつもなら王子に抱き寄せられると暴れたり逆らったりするキャロルも今は大人しく王子にされるままだった
宮殿のキャロルの部屋に連れ帰ると王子は乱暴な様子でキャロルを寝台に放り投げた。
「どういうことだ、こんな夜更けに!そなたのような者が身の危険もなく歩けるようなところではなかったはず!
 私に何も言わずぬけだすとは・・。」
「ち、違うのよ、王子。私はもう会えないかも知れない家族の顔が一目みたくてそれで・・・。」
「賢いそなたのこと、若い娘がふらふらと出歩けばどうなるか身に染みてわかっているはず!
 何事もなかったからよかったもの、そなたはいつも・・・。」
広い胸に抱き閉められて最初はびくりとしたキャロルも王子の顔に白く細い指を沿わせて言った。
「王子、ごめんなさい、もう迷わないわ、あなたが私を案じてくれたこと、私を大事にしていることが
 やっとわかったの・・・。この宮殿で私は一人ぼっちだと思っていたわ。でも違うのね、貴方がいるんですものね。」
広い胸に甘えるように身体を摺り寄せて来るキャロルに王子は嬉しい驚きを感じた。
いつもなら身を近づけるだけで無意識に離れようとするキャロル。
だが今は我が腕の中におり、あまつさえ身体を摺り寄せてくるではないか。
子供のように華奢で小柄でたおやかなかな身体、白く細い指は王子の衣装をしっかり掴んでいる。
広い胸に黄金の髪の頭を持たせかけてくるキャロルに王子は感激していた。
王子が悦びに胸を震わせキャロルを抱きしめて、「姫よ・・・。」と話し掛けて見ると
なんとキャロルは安心した子供のように王子に身体を預けたまますやすやと寝入っているではないか。
それもしっかりと王子の衣装を掴んだままで。
「ほんに手のかかる姫だ・・。」と半ば苦笑しながらキャロルを寝台に横たえ
王子もその横に横たわった、
優しい口付けをし、初めてこのようにキャロルが自分に心身ともに預けてきたことを女神イシュタルに感謝しつつ
幸せな眠りに落ちていった・・・。




文中所々かなり間違いがあります、「ロジャー」でなく「ロディ」でしたし、
気に入らない方はスクロールしてください。
読んでくださった方、このような駄文を読んで頂き有り難う御座います。
またしばらくROMに戻ります。

477 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/13(金) 13:26
新作〜!
嬉しい(はあと)

478 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/13(金) 17:03
それは初めての添い寝だった。
キャロルはいつになく安心しよく寝むれた自分に気が付きぼんやりと目を開けた。
傍らにはがっしりと逞しいイズミル王子が寄り添い、自分が暖かな王子の身体に守られていることを知った。
キャロルの頭の下には王子の腕が入り込み、広い胸に顔をうずめていたことにも気が付き
恥ずかしさのあまり胸の鼓動は早くなった。
低い笑い声がして、キャロルが顔を上げると満足そうな王子の視線とぶつかった。
「よく眠れたか、姫よ。もう今宵からは私の腕の中がそなたの寝台、よいな?」
恥ずかしそうに「でも、まだ婚儀が・・。」と言いかけるキャロルに、あちこち優しい口付けをする王子。
「そなたはもっと私に甘えることを覚えねばならぬな、さあ練習してみよ・・。」
少しづつ朝の光が刺し込んで来る寝台の上、王子はいつまでもキャロルを抱き閉めていた。

479 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/13(金) 18:52
475です。
ごめんなさい!私のほうが乱入者になってしまいました(汗)
"ひーっ!"とその場はびっくり逃げ帰りましたが、心落ち着かせて
戻ってみると素敵な新作が・・・。477さん同様嬉しいです。ハッピー版なのね♪

480 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/14(土) 16:40
まだ男と女の秘め事など知らぬキャロルに王子は慎重に接していた。
部屋の中でキャロルを膝に抱き無邪気に喋る相手に耳を傾ける。
常に安心させるように肩を抱き、細く白い指に一本づつ口付けをする。
薔薇色の頬にはそよ風が触れるくらいの優しい口付け、なめらかなうなじに唇を這わせ、
形のよい耳朶を軽くかむ。
「お、王子、やめて、私、私・・。」
キャロルが頬を染め瞳を潤ませて王子に言う。
「どうした?嫌ではなかろう。これから少しづつ男女のことも私が教えてやろう、
 これはまだほんの手始め、そなたも私の身体に触れることに慣れねばならぬ、さあ。」
王子に促されてもキャロルにはぼうっとした頭では何をどうすればいいのかわからない。
ただ王子の腕の中で頬を紅潮させ烈しく高鳴る胸の鼓動をさとられまいと小刻みに身体を振るわせるばかり。
「いつもの好奇心はどうしたのだ?何にでも興味があるのではなかったか?」
低い声で笑いながらも王子の手はキャロルの身体の線に添って滑り、時々キャロルがびくりと反応する個所を見つけては
優しい愛撫を繰り返す。
「なんと美しいのだろうな、そなたは。白い肌が薔薇色に染まって、私にもっと触れて欲しそうな・・・。」
「王子、父君がお呼びでございます」と急に部屋の外からムーラの声がして、キャロルははっと我に帰った。
「今参ると申しあげてくれ」と王子は身体をこわばらせたキャロルをなだめるように
大きな手で背中をさすった。
体中が火照り満足に口にも聞けないキャロルに王子は満足そうな笑みを浮かべた。
「さあ、今はここまでにしておこう、私の事だけを想って待っておれ。もっとよい経験をさせてやる。」
そう言い置くと優しくキャロルを座らせ直し、王子は悠々と部屋を出ていった。


ゆっくりと教え込む王子のイメージで書いて見ました。
気に入らない方ごめんなさい。
続きを書いてくれる方、待ってるわ〜。

481 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/15(日) 00:24
「ねえジミーったら、本当なの?」
キャロルはジミーに手を引かれながら階段を駆け昇った。
「アスワンで文字板が出てきてこっそり僕の部屋にもって帰ったんだ、キャロルが喜ぶと思ってさ。」
そう言いながらジミーはキャロルを自分の部屋に招き入れた。
「ねぇどこどこ?早く見せて!」
胸がわくわくするのをおさえきれないキャロルの様子。
「まあ!これなのね!すごいわ、ジミー。教授にも見せたの?」
頬を紅潮させて熱心に文字板を見入るキャロルの笑顔にジミーは我慢できずに
背後からキャロルを抱きしめた。
「ジミー・・・。いきなり何するの?せっかくの文字板を落としちゃう・・。」
キャロルは不意に強引に顎を持ち上げられるのを感じるとすぐに唇にジミーの唇が重なった。
まだ少年っぽい身体が満身の力で華奢なキャロルの身体を抱き、ぎこちないキスが続いた。
「ずっとこうしたかったんだよ、キャロル」
ジミーはやり場のない高ぶりをキャロルの身体にぶつけるようにますますきつく抱きしめた。
「僕が好きなんだろう?」
「ええ・・、でも、急にこんなことするからびっくりして・・・。」
キャロルの胸の鼓動も早くなり身体が熱く火照っている。
(やだ、胸がドキドキしてて、落ち着かなくっちゃ。でもどうしたらいいの?)
混乱するキャロルにジミーは顔中にキスの雨を降らせた。
「ジミー、痛いの、力をゆるめて、ね?」
キャロルに言われてはっと気が付きジミーはきつく抱いていた腕を少し緩めた。
紅潮した顔で互いを見詰め合う2人・・・。
とその時階下から「ジミーやぁ、わしの石版がないんじゃあ」と祖父のブラウ教授の声が聞こえてきた。
その声で緊張も解け2人とも笑い出してしまった。
「ほら、よんでるわよ、ジミー、行きましょ!」とキャロルはジミーの背中を軽く押して
部屋の外へと促した。
「・・・・。わかった!いこうか。」と身体の高ぶりのあえて隠すようにジミーは明るく笑い
内心早く帰宅した祖父に怒りながらもキャロルと一緒に部屋を出た。
次のチャンスを伺いながら。



と言うわけで地味ー&キャロル編でした。
お粗末!

482 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/15(日) 00:26
>>480
(☆☆)ドキドキ・・・♪

483 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/15(日) 01:05
 お願い。
どなた様か、ラガッチュとの幸せなアイシス様を書いてくだされ。
闇夜が似合うアイシス様ですがバビロンで幸せになってほしい・・和子も・・

だって今のままじゃ本当に「やっかいばらい」されたようなので・・・

484 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/15(日) 03:28
>>446
今頃こんなことをわざわざレスするのもなんだが(藁
出る方がふつーらしいけど、出ない人も珍しくはないらしい。
私はすげー大変だったにもかかわらずその場では出なくて
後でトイレ行ったら水が真っ赤になって驚いた。
でも必ず出ると思ってる人も多いだろう。
昔話でも後ろ暗い花嫁が動物の血で誤魔化したりって話があるし。
それに出血することにしといた方が話作りやすいし。(うーむ…藁
あと、入るとき酷く無理したらその後どんなに優しくされても
その日はもうよくならないだろって思ってる(心情的な幸福感は別ね)けど
妄想するときはそういうリアリティは無視させてもらいやす。
関係ないのでsageとか書きたいけど、もともとsage進行なのよね(笑

485 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/15(日) 23:23
>>484
なんで、「好きです、愛しています」で抱き合っていちゃいちゃするだけでは終わらないのだろうと初心者の時は思ったさ。王子様のえっちシーンは「見たいような見たくないようないやん」って感じですね。しかし今となっては、書くならえっちシーン入れろ!入れないなら書くな!でも書け!皆書け!ああ・・・・血圧上がった当分逝って来ます

486 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/15(日) 23:42
王子は自分の意に添っている時のみお優しく、嫉妬したら優しさが憎しみに変わられるお方、あな恐ろしや〜。愛情が怒りに変わるのは分かるにしても、愛情が憎しみに変わるってこれどーゆー事よ?どなたかご経験されたお姉さま方いらっしゃいますか?私は王族にしては年若なもんで.....

487 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/16(月) 02:14
>あと、入るとき酷く無理したらその後どんなに優しくされても
>その日はもうよくならないだろって思ってる(心情的な幸福感は別ね)

トラウマになるとその後えっちぎらいになると思われ。

M×C で MがCに手取り足取り教え込む的内容の作品、きぼんぬ。

488 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/16(月) 02:14
意のままに従っていればご機嫌♪なのはメンフィスも同様ですわ(汗)>486
尤も、ちょろちょろ各地を彷徨ってる妻のせいでもありますが(笑)

489 :アイシス:2001/07/16(月) 05:35
イズミル王子の言う憎しみなど
憎しみのうちに入らぬ!
このわたくしを苛む思いに比べれば…!

愛する弟よ…わたくしはあなたを滅ぼしましょう……

490 :モリオネー:2001/07/16(月) 05:37
あなたの心の中にわたしの占める場所が全く与えられないなら
わたしの与える苦しみであなたの心の全てを埋め尽くしてみせる!

491 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/16(月) 05:46
アイシスのは憎しみとはちょっと違ったかもしれんな。
私も愛が憎しみに変わった経験なんて無いからわかんないけど、
少なくとも王子の言う瞬間的な憎しみなんて
アイシスやモリオネーに比べたら甘っちょろい気がする。
王子のは本人は「憎しみ」って言ってても傍目に見ると単なる「怒りの発作」。
なんていうマジレスを期待してるわけじゃないんだよねきっと。スマソ。>>486

492 :480の続きです:2001/07/16(月) 11:20
>>480の原作者さま。お言葉に甘えて続きを書かせていただきました(爆)

「ほう、姫は臥せっているのか」
父王との協議も終え、部屋に戻ってきた王子にムーラは心配そうに告げた。
「はい・・・何やらお熱がおありのようで。お顔も赤く、お目も熱っぽく潤んで。誰もお側に近づけてくださらず、ただ一人になりたいからと。どういたしましょう?午前中は常と変わらぬご様子であったのに・・・」
「ふ・・・む。私が様子を見よう。何かあれば呼ぶ故、しばらくさがっておれ」
王子は一人、キャロルの寝室に入った。夕暮れの残照が照らし出す寝台に臥しているキャロル。王子の姿を認めて、おののくキャロルの様子さえ、王子には愛おしくて・・・。
「姫・・・。熱があるとか。ムーラが心配していたぞ。我が儘を言って召使いを困らせてはならぬぞ」
王子は身を固くしてうつ伏してしまったキャロルの耳朶を甘く噛みながら囁く。その指はキャロルの腰の窪みをなぞり、その反応を愉しむ。
王子の指に耐えきれず、身体の向きを変えたキャロルを素早く抱きしめると,王子は無遠慮にキャロルの横に身体を横たえた。
「姫・・・どうしたのだ?そのように黙ってしまって・・・心配をかけてくれるな、うん?」
王子はキャロルの額に自分の額をつけ、青い瞳をのぞき込んだ。キャロルは真っ赤で息づかいも荒い。

493 :480の続きです:2001/07/16(月) 11:21
「や・・・。王子、恥ずかしい。嫌・・・」
「ふ・・・む。やはり私のせいか。昼間のこと・・・嫌であったか?私のことなど・・・嫌いになったか?」
そう言いながら王子は優しくキャロルの体を探り、思わず身をのけぞらしたキャロルの唇を素早く自らの唇で封じた。
「どうしようか・・・?私はそなたをいじめるつもりなどないのだがな。そなたをどれだけ愛しく大切に思っているか・・・教えてやりたくて。
そなたもまた・・・私を思っていてくれるならそのように・・・無闇に怯えて欲しくないものだな」
王子は唇を離さないままに優しい口説を重ねる。王子の吐息、優しい唇の感触にキャロルの唇も自然に綻んだ。
「・・・!・・・んっ!」
王子の舌が無遠慮に割り込んできた。王子の片方の手は無意識に逃れようとするキャロルの頭を支え、もう片方の手はキャロルの激しい動悸を確かめ、愉しむようにまろやかなふくらみに添えられている。
「愛しい・・・愛しい・・・。そなたを怖がらせたりはしない。何も・・・恐ろしいことなどせぬから。力を抜いて・・・怖がらないで・・・」
王子の手はやがてキャロルの頭から背中に回される。王子の手の下で頼りないキャロルの双丘は弾力を増し、小さな突起の固さがキャロルの中に萌した大きな変化を雄弁に語っている。
キャロルは真っ赤に上気し、涙をこぼして・・・それでも王子を押しのけることもできず、身を任せている。
(ふふふ・・・少しずつ・・・女になってきている私の大事な姫。この身体の柔らかさはどうだ。この切なく悩ましげな様子はどうだ。羞じらって戦いて・・・初めてのことに混乱して私に縋っている。ああ・・・!)
王子はなおもキャロルを抱きしめ、その衣装の中に手を差し入れようとした。

494 :480の続きです:2001/07/16(月) 11:21
だが、キャロルは魚のようにびくりと跳ねた。
「王子・・・嫌。怖い・・・怖い・・・どうして・・・!」
身体をひねった拍子に、キャロルが触れてしまった王子の身体。男の体の変化が初な少女を怯えさせ、その肌を粟立たせる。
(やれやれ・・・)
王子は心から残念に思う一方で、初なキャロルの不器用なまでに潔癖な反応が嬉しくてたまらない。
「よしよし・・・済まぬ。驚かせてしまったかな。そのように泣いてくれるな。そなたは厭わしく汚らわしく思うかもしれぬが・・・愛しい娘と一緒であれば男はこのようになるのだ。決して恐ろしいものではないゆえ・・・そのように怯えてくれるな。
さぁ・・・そなたをいじめるつもりなどない。そなたが愛しいから・・・触れていたいのだ。困ったな、そなたに触れれば嫌われてしまうのか?
分かってくれ。そのように泣かれてはどうしてよいやら・・・分からぬ」
王子は優しくキャロルの唇に自分の唇で触れた。そのまま膝の間に大切に抱き、背中を撫でてあやしてやる。
キャロルはやがて落ち着いて、初めて王子を見上げた。
「私・・・王子が嫌いなのではないの。本当よ・・・」
王子は無言でキャロルを見つめ返した。キャロルはしばらく困ったように身じろぎしていたが不意に王子の唇に接吻した。
ほとんどぶつかってくるような不器用な一瞬の接吻。
そのままキャロルは王子の膝の間から飛び出して部屋の外に走り出ていってしまった。
「姫・・・」
黄昏の部屋の中で、王子はしばらく身動きもできないままだった。かつて感じたことのない不思議な感動に囚われた王子。
「私は・・・そなたに早く男女のことを教えてやりたい。・・・このままでは身が持たぬ・・・」

495 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/16(月) 12:58
きゃあー、新作ラッシュざんすー。
嬉しいです。
王子ってそそるキャラなのねん。
私的には王子は寸止めがふさわしい(爆)!

496 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/16(月) 14:13
夏風邪の高熱で朦朧としていた私・・・熱がさらに極限まで上がってしまいました(vv
はあ〜新作・・良かった。仕事休んだ甲斐があったよ。(ヲイ・笑)
頑張るのだ王子!体の限界まで。(><)!?

497 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/16(月) 14:31
480です。
492さん、ありがと〜!
はぁぁぁぁ、涎ものですわん!(ううっ、鬼蓄な私)
新作を待ってます〜!!!

498 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/16(月) 15:00
新作を読んだら我慢が出来なくて暴走しちゃいました、お許し下され!(爆)


王子の側にいることは甘美な恐怖であったことを知ったキャロル。
夕餉の間すらも王子の一挙一動に恐れ戦くその様子に王子は苦笑した。
「どうしたのだ?姫よ。別に私はそなたを捕って喰らう獣ではないぞ、ははは」
「・・・なんでもないの!」
可愛らしく拗ねているキャロルにまた王子は心引かれてゆく自分を抑えきれない。
夕餉もどうにかやり過ごしたキャロルは何事かムーラに言いつけている王子をちらりと垣間見た。
(私はどうしちゃったのかしら?王子のことを。王子が私に触ると体中が熱くなってくる。
 もっとしてほしいような、やめてほしいような・・・。ああ、どうしたらいいの?)
寝支度を手際良くしていくムーラの口からキャロルを驚愕させる言葉を聞いたのはその時である。
「今夜からは王子はこちらでお休みになるとのことです、姫様」
「えっ!?だってまだ婚儀すら終わってないわ!イヤよ!」
驚きのあまり反射的に反抗的な言葉が口を突いてでたキャロルにムーラはきっぱりと言った。
「王子のお決めになった事には逆らうことは許しません。よろしいですね?ではお休みください。」
ムーラはキャロルの身仕舞を終えると素早く部屋から下がって言った。

499 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/16(月) 15:34
混乱した自分を落ち着かせようとキャロルは寝台にそっと腰を降ろした時王子が部屋に入ってきた。
王子を見たキャロルは胸が高鳴り頬が紅潮した。
「どうした、姫よ、私が愛しいそなたに無体な真似でもすると思うておるのか?ん?」
王子の姿をみた時に無意識に王子から逃げるように身体をずらしたキャロルに、王子は優しく腕を腰にまわして引き寄せた。
こわばった身体を解すように大きな手はゆっくりと細い肩をさすり腕をさすり、背中をなでた。
「そなたはまだ固い蕾だ、私がゆっくり丹精して花開くようにしてやろう。」
しばらくの間、キャロルが落ち着くのを待つかのように身体中を優しく撫でさする王子。
身体の強張りが徐々に解けていくのを感じた王子はやさしくキャロルを横たえ自身も寝転んだ。
波打つ黄金の髪にそっと口付けをする。
「まだ私が恐いか?」
「・・いいえ、ただ自分の身体が自分の身体でないように感じて驚いたの、今までそんな経験がなかったから。
 王子が恐いんじゃないの、多分王子が私に経験させることが、恐いんだわ・・。」
おずおずと手を伸ばして王子の首に手をまわすキャロル。
「よしよし、いい子だな」と王子は幼子にでも言うようにキャロルに言った。
「すぐ子供扱いして!」
軽く拗ねるキャロルに
「では大人の扱いをしてもよいのか?今度はもう止まらぬやもしれぬ。」と王子は青い瞳を覗きこむ。
ますます頬を紅潮させるキャロルはこっくりと頷いた。

500 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/16(月) 16:38
それは触れるか触れないくらいの口付けから始まった。
白い額から、瞼に、薔薇色の頬、可愛らしい鼻に、たくさんの口付けが浴びせられる。
震える唇に軽く唇を重ねて、柔らかな感触を楽しむ。
薄明かりの中に浮かび上がる白い肌に、余すところなく口付けする。
逞しい王子の身体の身体の下で少しづつ変化していく少女の身体。
まろびでる柔らかな二つの胸の頂きは王子によって硬くしこる。
必至に口を抑え声が出ないように我慢するキャロルの手首を掴みそこにも口付けをする。
「我慢なぞしなくてもよい、さあ、可愛い声を聞かせるのだ」
「で、でも・・・。きゃあ、やめて!」
王子の手は神聖なる泉に近づいていく。繊細な細工の薔薇をなぞり蜜につやめく様子を悦ぶ。
ひっそりと咲き始めるその薔薇をゆっくり舌で愛撫する。
埋もれていた真珠を探し出し、指でさらけだし舌で嬲る。
「だめ、そんなところ触っては、ああっ!」
愛しい少女が女へと変貌していく様を見る悦びを王子は心から感じた。
蜜にまみれた指が聖なる泉を探検する。
「ああ・・・何かがおかしいの、身体が・・・ああっ!」
王子の腕の中でキャロルは一瞬身体を硬直させ軽く痙攣した。
と同時に王子の手に大量の溢れる蜜を感じ、キャロルの身体から力が抜けていく様子をみた。
「私の腕の中で花開いたか、どうだ?私はそなたに嫌なことなどせぬ」
うっすらと涙を溜めた青い瞳でぼんやりと王子を見つめるキャロル。
王子はだるそうにしているキャロルを抱き寄せ腕にその頭を乗せてやり、空いた手で黄金の髪を優しく払いのけてやった。
「王子・・・。私よく知らないけど、まだ終わっていなのはわかってるわ。だって王子は・・・。」
「よい、そなたは今宵のことだけで充分に疲れている。これ以上はやめておこう。」
「でも・・。」
「次はもっといい経験をさせてやろう、もう一人寝は許さぬぞ。よいな。」
腕の中で眠りに落ちていくキャロルを抱きしめ、愛らしい唇に口付けをする王子。
明日の夜からは王子自身も満足して眠りにつける確信を得たことに悦びを覚えながら
まだ身体の中で渦巻いている欲望と戦いつつ王子も目を閉じた。



寸止めになってしまいました、腰砕けです〜。

501 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/16(月) 17:05
をを〜、素晴らしいっす!
王子〜、寸止めしてこそ私のアナタよーん(謎&大爆発)

502 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/16(月) 18:01
本当だ、新作がいっぱい♪(^^
いろんなバージョンを見たいです。ゆっくり教え込む王子///

503 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/16(月) 22:30
王子ったら・・おあずけばっかり・・・

504 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/16(月) 22:34
>>503 おあずけ(笑)
「おかわり!」とか「ちょーだいちょーだい」が
出来るように...なる日が来る事を祈ってsage。

505 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/16(月) 23:02
王子のテーマは嫉妬・独占・強引この三つなのだ

506 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/17(火) 03:55
新作ラッシュ、どれも素晴らしいです、。どきどきです。
>>504
その日が来るまでは頭の上に手をかざして「待て!」なのね。
王子〜頑張ってえー!
私も「おかわり出来る日」が来ることを祈ってsageます。

507 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/17(火) 13:44
>>498さまの名作の続き、書かせていただきました〜。勝手に続けてごめんなさい!でも続きを読みた〜いのは私だけじゃないはず!

(う・・・ん?朝なの?もう・・・?)
夜明け前、物憂く寝返りを打ったキャロルは驚いて思わず飛び起きた。
自分は王子の腕を枕にして眠っていたようだ。しかも一糸纏わぬ生まれたままの姿で。王子はといえばゆったりした寛衣の胸元ははだけ、腰帯一本でかろうじて身体にまとわっているような有様。形のよいしなやかな脚もむき出しだ。
(私・・・昨日・・・きゃあ・・・!)
昨夜の様子がありありと脳裏に蘇る。王子の仕草にあられもなく乱れ、身も世もなく涙した自分。辛抱強くキャロルを愛し、でも最後までことはせず、優しく寝かしつけてくれた王子。
(と、とにかく何か着て・・・ここから逃げなきゃ!)
用心深く身体をずらしたキャロルだが、王子を起こしてしまった。熱い体を持て余した王子はつい先ほどようやく眠りについたばかり。
「う・・・ん・・・。姫?どうしたのだ?どこに行く?」
起きあがった王子はキャロルを抱き寄せて、自分の膝の中に座らせた。
「ふふ。そのような怯えた顔をいたすな。真っ赤ではないか・・・泣きそうな顔をして。昨夜のこと、か?
大人として扱えと申したはそなたであろう?だから私はそなたに女であることを教えたのに・・・。
そなたは素直な良い生徒であったな。私も教え甲斐があると喜んだのに、今朝になればまた子供に戻って私を手こずらせる」
そういいながら王子は優しくキャロルの身体を確かめた。王子に触れられた場所は熱く火照り、キャロルは自分の中からあの蜜が溢れてくるのを感じた。

508 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/17(火) 13:45
「姫・・・そなたに私は昨夜、そなた自身の身体を教えた。今朝は・・・新しいことを・・・私の体を教えようぞ」
王子は白い小さなキャロルの手を自らの脚の付け根に導いた。愛しい少女の身体を感じて、たぎりたつそこ。
キャロルは寛衣の薄い布越しに伝わるそれの存在感に小さく息を吸ったような悲鳴をあげた。思わず手を引っ込めようとするが、王子の大きな手はそれを許さない。
「無闇に恐れないで、姫。先も申し聞かせたであろう?男は・・・このようになるのだ、と。そなたを愛しく思う故、こうなるのだ、と」
キャロルはかすかに歯を鳴らしながら小さく頷いた。身体全体が小さく震え、全身が紅潮し、手はひどく熱い。
王子はしばらくそのままでいたが、やがて寛衣の中にその小さな珊瑚色に染まった手を導いた。
「やっ・・・!」
キャロルの悲鳴はしかし喉の奥のかすれ声にしかならなかった。初めて触れるそれは熱く、生きているかのように脈打ち、荒々しく無骨な感触がキャロルをパニックに陥らせる。
王子はそんな惑乱するキャロルの様子を愉しみながらも、自らを律するために超人的な努力を払い、キャロルの手をしっかり押さえつけていた。
心ならずも王子を握りしめることになり、キャロルは頭の芯がぼうっとしたきりだ。

509 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/17(火) 13:45
「ふうっ・・・!」
王子はやがてキャロルを許した。素早くキャロルを抱きしめるとそのまま寝台に横になる。白い手に接吻を繰り返しながら王子は囁く。
「恐ろしかったか?汚らわしいと思ったか?そうだな、そなたは怪物をその手に握らされたかのような表情であったわ!
だが姫。あれ、もまた私だ。そなたを愛しく思う私だ。だから無闇に恐れないでくれ。頼む・・・」
「汚らわしいなんて・・・そんなことは・・・。ただ驚いたの。それにやっぱり少しは・・・怖かった」
「ははは。そうか・・・。私はそなたを怖がらせるようなことはしたくないと思うが、こればかりはそなたのいうことを聞くわけにはまいらぬ」
「王子ったら・・・」
「今日は忍びでイシュタルの神殿に詣でようぞ。今宵、私はそなたを得る!
その前に・・・二人きりで婚儀を挙げよう。我が女神はお許しくださるであろう。嵐の神の御前で行う正式の婚儀は・・・もう待てぬ」
王子の熱っぽい視線に縛られたキャロルは黙って頷くのだった。

510 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/17(火) 14:09
きゃー!
新作が次々と!
王子!がんばれ!
もうこのスレから目が離せないよー。

511 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/17(火) 14:10
>>507 きゃぁ〜
王子の足が剥き出しだなんて・・。普段出してないから余計色っぽく感じるんだよね。
さらに・・(@@)ぐるぐる・・。
わたくしめも・・もう待てませぬ・・

512 :511:2001/07/17(火) 14:13
あわ、2人できゃあきゃあ言ってしまいましたね(笑)
ああでも嬉しいよう。アナトリアの方向に向かって満願成就の祈りを捧げますv

513 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/17(火) 14:52
きゃぁ〜!
新作が今日もある〜。
キャロルうらやましすぎるぞ(鬼畜)

ここで終わりなんて生殺しよ!続き書いてくだされ!

514 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/17(火) 14:53
ムーラの独白
今朝の王子はいつになく上機嫌だった。
やはり愛しい姫と結ばれたのであろう、ずっと秘めた一途な王子の激情が今は満ち足りた瞳の中には伺うことが出来ない。
恥ずかしげに寝具に身を隠すようにしている姫の横で乱れた寛衣を直していらっしゃるその満足げなご様子。
「ムーラ、姫の身支度を頼む、あまり目立たないものでな。」
「はい、かしこまりました、姫様、朝の湯浴みをどうぞ。」
姫様をおつれしようと近寄ると、王子が寝具ごと姫を抱き上げられた。
「私が連れていこう、姫よ、ムーラを困らすのではないぞ、よいな?」
優しい物言いで姫様にご注意なさるそのお顔。
王子が幸せなら何も言う事などあるわけも無い。
恥ずかしそうに湯浴みをなさる姫様のお身体には王子の愛された証があちこちに見受けられる。
姫様は黙ったまま私のする事に素直に身を任されている。
温まった白い肌はうっすらと薔薇色に変わり、この私でも美しいと感嘆させられる清純な妖艶さ。
身支度をして差し上げると恥ずかしそうに「ありがとう、ムーラ」とか細いお声でお礼を仰る可憐なご様子。
「さあ、こちらでお食事をなさいませ。王子もお待ちでいらっしゃいます。もうご夫婦なのですから
 ご遠慮なさらずに王子のお側へあそばし下さい。」
そう申しあげると姫様は顔を真っ赤に染められて今にも泣き出しそうな青い瞳でこちらをごらんになった。
「おめでとうございます、どうぞまめやかに王子にお仕え下さいませ。」
困ったようなお顔をされた姫様は足早に王子の元へといらっしゃった。
無理もないこと、婚儀に先だって契りをかわされたばかりなのだし。
王子がお喜びなのだ、私にとっても喜ばしいことなのだ・・・。

515 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/17(火) 15:46
(久々のムーラ登場だねv 端から冷静に見る若い2人の姿も面白い。
ムーラ・・時々ウオッチしてくれ〜vv)

516 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/17(火) 18:15
>>507しゃま〜。思わずリレー小説させていただきましたん(はぁと)。もうイケイケごーごー鼻血ぶーですわん。

午後の日もだいぶ傾きかけた頃。
目立たぬ装いをしたキャロルは王子と少数の護衛に守られて王宮を出た。行く先はイシュタルの神殿。
大柄な王子は小柄な少女を守るようにして都の大路を歩く。誰かとぶつかることがないように。物売りが気安く声をかけたりしないように。質素な白いベールの下に花嫁の縁起物の飾りをつけたキャロルの花の容(かんばせ)を無礼にものぞき込む者がないように。自分以外の誰もキャロルを見ないように。触れないように。大切に大切に・・・。
顔を隠し、平民のようななりの二人はやがて神殿に到着した。今日はイシュタルの守護する縁起の良い日。神殿には未来の幸せを願いに来た若い男女の姿が目立つ。
身分高い貴族ならいざ知らず、普通の人々は結婚するにあたっては暦の上の縁起の良い日に捧げ物を持ってイシュタルの神殿に詣でるだけだ。
「さ、参ろうか」
王子は神殿の前の店で女神に捧げる花と香料を買い求めるとキャロルに声をかけた。真っ赤になったキャロルはそっと王子の手の中に白い手を滑り込ませた。

517 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/17(火) 18:15
護衛兵を残して二人は神殿に入った。
「おや、幸せなお二方!縁起の良いお守りはいかが?愛の神が守ってくれるよ!お嬢さん、いかがかな」
神殿の回廊で商売をしている太った商人が大声をあげてキャロルの袖を引いた。商人は袖からこぼれる信じられないくらい色白の指を見て驚いたが・・・。
「やめぬか!気安く触れるでない。さぁ、商売をしたくば他をあたれ!」
王子の厳しい声に驚いて身を引いた。奥に進んでいく二人を見ながら商人は好色な笑いを漏らしつつ首をひねる。
(なんだろうなぁ。ずいぶん大切にしているようだな。嫉妬深い恋人ってとこかい・・・?いや、花嫁はずいぶん小柄だったし、子供みたいに白い細い指だったっけ。男の方は兵士みたいなかんじだったなぁ。
へへっ、年の離れた花嫁をもらった男か?何も知らない花嫁を独り占め。いいねぇ・・・)

518 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/17(火) 18:16
王子とキャロルはやがてイシュタル女神の祀られる奥の間に入った。神官が二人に呼びかける。
「さぁ、お進みくだされ。イシュタル女神の御前で夫婦の誓いを・・・」
王子は持参した錦を祭壇に捧げ、王子に促されたキャロルは花と香料を捧げた。
神官は二人を跪かせ、聖水をかけて祝福の言葉を述べた。それに続いて王子が女神に二人の未来を守ってくれるよう祈りの言葉を述べる。最後に王子がキャロルの額に祝福の口づけをした。キャロルは深々と体を曲げ、前もって教えられていた愛の忠誠を誓う短い言葉を囁いた。
「さぁ、女神の御前で二人はご夫婦となられた。お二人の未来に幸あれ!」
王子がキャロルを立ち上がらせ、肩を優しく抱いて外に導いて行く。
「泣いているのか・・・?何故・・・?」
「私、王子に自分を託したのだなぁって・・・。嬉しくて・・・でも何だか怖い・・・ような気もして・・・」
王子はキャロルの涙を優しく吸った。
「何も怖くない。そなたは私の妻・・・になったのだから。私がそなたを守るから。そなたは何も心配することはないのだ」

夕日がハットウシャの都を黄金色に染め上げる中、二人は王宮に戻った。
王子の宮殿の居間にはムーラの心づくしの祝福の食膳が整えられていた。
「国王様や王妃様よりも先に私がお祝いを申し上げるのは、僭越なような気がして心苦しゅうございますが・・・」
忠義者のムーラに王子は優しいねぎらいの言葉をかけ、キャロルは心を込めてお礼を言った。二人の心遣いがムーラを感激させる。
やがて。
まだ西の空の明るさが消えないうちに王子は入浴を済ませたキャロルを伴って寝室に入った。
「怖い・・・か?」
「はい・・・いいえ・・・分からない。私・・・」
恥じらいに震えるキャロルは可憐な蓮の花のよう。だが王子はこの花が絢爛たる薔薇として花開くことを知っている。
「愛している、私の姫・・・。そなたを・・・我が妻に・・・私だけの女にするぞ・・・」

519 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/17(火) 19:26
>516さま〜!
れっつごーごー!
すぱーくあるのみですわ〜!
もうすっかり中毒なのねん、私って(@@)
早く書いてくれないと禁断症状でしにそう〜です〜!

520 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/17(火) 20:31
みなさま、目をぐるぐるさせて・・v 私もぐるぐるしております(@@)r
あまりに嬉しすぎて怖いくらいだ(汗)
・・もう喜びの言葉さえ上手く選べなくなってる自分・・。続きが楽しみすぎだあ・・

521 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/18(水) 03:23
王子だけの女になるのねー!
私もみんなと、おんなじ。。。
(@@)ぐるぐるぐる〜!

522 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/18(水) 06:55
ぐるぐる症候群が蔓延中なのね。(笑)
かくいう私もその一人。(@@)
王子に逝ってしまえーーーっとハッパをかけたいんだけど、
寸止め王子も好きなんだよな〜

523 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/18(水) 13:53
>>516しゃま〜。私もぐるぐる。アナタの続き、書かせていただきますっ(縛)

「ひ・・・め・・・」
王子はゆっくりと愛しい娘から身を離しながら囁いた。
「愛しくて・・・たまらない。愛しくて愛しくて・・・それでも私はそなたを・・・泣かせてしまうのだな」
白い敷き布の上に大きく広がった深紅の花。大輪のその花はキャロルの茂みの奥の泉から咲き出している。
「その唇から私を愛していると、そして私がそなたに為したことを許すと言ってくれぬか?・・・可哀想に苦しい思いをさせたのだな。姫・・・」
王子は涙に濡れた心細そうなキャロルの顔に穏やかな接吻を繰り返した。
「王子・・・。愛しているわ。もう私を離さないで・・・」
二人きりの閨で行われた婚儀は夕刻から始まり、真夜中近くにゆっくりと終わった。やはり本能的な恐れが先立つのか、身を捩って王子を避けたキャロル。王子は相手を気遣うことをともすれば忘れがちになり、心の赴くままキャロルを弄び、翻弄し、涙させ、しかし深く深く愛した。

524 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/18(水) 13:54
「そなたを・・・清めてやろう」
疲れ果てもう半ば眠りかけている妻の身体を柔らかな布で拭き清めた王子は、卓上に用意された酒壷を目に留めると中身を口に含んだ。
ゆっくりと自分が痛めつけたその場所に近づき、蹂躙のあとも痛々しい泉の中にワインを口移しにそそぎ込む。
「・・・あ・・・・ひっ・・・!」
「姫、痛む場所は消毒せねば・・・な。大丈夫だ、私に全てを任せて。さぁ・・」
王子はしばらく指で栓をしていたが、やがて中身を杯の中に受けた。白かったワインは薔薇色のそれに変わっている。
王子は微笑してそれを枕元に置かれたイシュタルの像に注いだ。像は月明かりのもとで微笑んだように見えた。
「さぁ・・・姫。これで大丈夫だ。もうそなたを困らせるようなことはせぬ。ゆっくりと休め・・・」
キャロルは夢見るような微笑を浮かべ、吸い込まれるように眠ってしまった。

525 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/18(水) 13:54
翌朝。
朝の光の中で王子はまだ眠っているキャロルを見つめた。涙の跡がうっすらと浮かぶ白い顔。瞼の下にごくうっすらとくまが見えるのも艶めかしい。
(姫・・・。そなたはもう私の妻だ。私がそなたを乙女ではなくした・・・)
やがて目覚めたキャロルは恥じらい、また新たな羞恥の涙を浮かべて・・・でも新婚の喜びに瞳を輝かせて・・・王子を見た。優しく白い身体を寝具でくるんでやる王子。その恥じらいとけだるさを思いやって。
やがてムーラが二人を起こしに来た。
「王子・・・姫君・・・。お喜びを申し上げます。あの・・・お湯をお召しあそばしませ」
「うむ。姫は私が湯を使わせる。介添えは不要ぞ」

526 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/18(水) 13:55
王子は羞じらうキャロルを優しくあやしながら湯に入れた。昨夜のことが嘘のような、父が幼い娘に接するような優しさをもって。身体の芯の痛みを隠しきれないキャロルのぎこちない動作が王子の心を熱くする。
かわいそうなことをしたと王子は心から済まなく思い、でも同時にこの柔らかな優しい生き物をむちゃくちゃに蹂躙したいとも思うのだった。
湯を使い、朝食をともにした王子とキャロル。やがて王子が執務のために表の宮殿に出ていく時間になった。
王子はキャロルを優しく寝台に横たえた。
「そなたはひどく疲れているな。私が戻ってくるまでゆっくりと身体を休めよ・・・。けだるげな顔のそなたも艶めかしいが・・・そんな弱々しい有様では思う存分、愛してやれぬ」
口もきけないほどの羞恥にキャロルはただ顔を背けるばかりだった。

527 :(再び待合室):2001/07/18(水) 14:00
コトの詳細もプリーズです〜〜(@@ ぐるぐる

528 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/18(水) 14:12
ああっ!今日も新作!
うれしすぎ!ぐるぐる!

529 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/18(水) 16:58
うう〜、感動のあまりぐるぐる(@@)。
でも・・・ごめんなさい、暴走しちゃう!(爆)

王子に優しく傅かれひとり寝台に臥せるキャロル。
身体のそこかしこに王子の愛した証あり、あまつさえ奥深い部分には未だ異物感が残り鈍痛が走る。
喉も何故か風邪を引いたように少しいがらっぽい。
(どうしたのかしら?風邪でも引いたのかしら?)
ふと思い出して、キャロルは一人頬を染めた。
昨夜王子は始めこそ自分を自制してゆっくりキャロルに覆い被さってきた。
抑えきれぬ激情を感じさせる濃厚な口付け。
やっと花開くことを覚えた身体に飽きることなく加えられる愛撫。
「ああ・・・王子、恐いわ」
「心配せずともよい、昨夜よりももっとそなたは花開く、ここは嫌がっておらぬ。」
王子によって目覚めさせられたキャロルの繊細な薔薇は軽く触れられるだけで
悦びの蜜を王子の指に降り掛けた。
眠っていた真珠も王子の口付けで大きく膨らみ、キャロルの口からは我慢しても抑えることの出来ない
歓喜の悲鳴がこぼれでた。
「愛しい姫よ、いやもうわが妃よ、こんなにもそなたに魅了された私なぞおかしく見えるであろうな。
 もっと私の腕の中で花開いてくれ、もっと戦慄いてくれ、体中に私の刻印を刻みつけようぞ。」
その時最初の花が開き、キャロルの短い非鳴が迸る。
腕の中でぐったりと脱力したキャロルが潤んだ青い瞳で見つめ返す。
「お・王子、どうか私をあなたのものに・・。お願い・・。」
「始めは辛いかもしれぬ、だがもう私には待てぬ、よいな?」
王子は猛っている自身を繊細な薔薇にあてがった。
その瞬間、やはり恐怖に襲われたキャロルは王子の胸に両腕を突っ張って避けようとした。
「恐い恐い、王子、やっぱり嫌・・・。」
「もう待てぬ、と申したはず、姫よ、姫よ、私にしがみ付くのだ。」
王子はがっしりした腕をキャロルの背中に廻し、ゆっくりと未知の泉に押し入っていった。
非鳴を上げようと開いたキャロルの唇に自身の唇を押し重ね震える舌先を絡め取る。
王子自身がキャロルの泉に収まった時、青い瞳から涙があふれ出た。
「・・・これでそなたは私の妻だ。そうだな?」
じっとしたままでも感じるキャロルの泉に脈打つ王子の存在感。
「愛してるわ・・・。」
「愛しい妻よ、妃よ、私のもの」
そのあと何度か大きな波を感じたはずなのだが、気が付くと王子が自分に緩やかな口付けを繰り返していたことしか
キャロルには覚えがなかった。

530 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/18(水) 17:16
(そうだわ、声をずっと上げていたから、喉がおかしいんだわ・・・。)
やっとキャロルは自分の様子に納得がいった。
昨夜の自分を思い出し、顔が上気するのを抑えきれなかった。
「姫様、王子のお帰りでございます、お起きになられますか?」
ムーラの声がしてはっと半身を起き上がらせようとすると、一番聞きたい人の声がした。
「無理に起きずともよい、そのままでいよ。気分はどうだ、姫よ。」
待ちきれない様子で寝台に足早に近寄る王子。
「大丈夫、起きます、王子だって・・・。」
話そうとするキャロルを押しとどめて王子は腕に華奢な身体を抱きしめた。
「そなたの事ばかり思うておった。さあ、顔を見せてくれ、少しは私のことを考えておったのか?うん?」
昨夜のことを思い出していたとも言えずキャロルは顔を赤らめた。
これからまた甘美な夜が来る・・・。

もっと詳細に書きたい方、プリーズ!

531 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/18(水) 18:25
プリーズに呼ばれて逝きまするー。

「姫・・・?」
王子はもう待ちきれないという風にキャロルに口づけた。召使い達はそんな雰囲気にあてられて早々に下がってしまった。
「や・・・だ。恥ずかしい。皆がいるのに・・・」
キャロルは恥ずかしくてならない。自分が王子の刻印を押された身だと・・・皆が知っているのだと思うと消え入りたい思いがする。
「まだ・・・痛むか?」
王子の大きな暖かい手がそっとキャロルを探った。そこには真綿が腰帯であてがわれ、手当がされている。王子がムーラに命じて用意させた傷薬を染ませた真綿と、それを身体にしっかりとあてる腰帯。キャロルは真っ赤になってムーラを遠ざけ、一人で手当をした。傅かれる、とはこういうことも含むのかと羞恥と屈辱の涙をこぼしながら。
「もう誰もおらぬ。・・・ムーラが心配していた。そなたは羞じらって誰も近づけなかったと」
「だって・・・だって・・・王子のことは好き。む、結ばれたことも嫌じゃない。でも・・・皆に知られているのは恥ずかしい。手当のことだって・・・」
「可哀想なことをしたと・・・思っている。許せよ。皆、嬉しいのだ。私がそなたを妃としたこと。
でも誰も、そなたをいやらしい目でなど見ておらぬ。大切に・・・心配に思っているのだぞ。皆の気持ちも思いやってくれ。そなたは人の上に立つ身なのだから。
そなたが泣いていると私はいたたまれぬ。そなたをこのような目に遭わせしは私ゆえ」

532 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/18(水) 18:26
キャロルはこくんと頷いた。王子は優しく頭を撫でてやる。いつもは子供扱いを嫌がるキャロルなのに素直に甘えてくる。
(やはり・・・開かせるのを焦りすぎたかな?また子供に戻って私を・・・困らせる)
王子はそっとキャロルに訊いた。
「まだ痛むか・・・?」
王子の胸に顔を埋め、小さく頷くキャロル。
「・・・可哀想に。痛いところを・・・診てやろう。大丈夫だ、そなたが嫌がることはせぬから・・・」
何故、キャロルに否と言えよう?
王子はキャロルを優しく横たえると、そっと衣装の裾をめくりあげ、脚を深く折り曲げて奥深い場所を改めた。
痛めつけられたそこは、王子の視線におののいて震える。昨夜まで真珠のような光沢を持っていた薄紅の花びらは、今は深い赤に染まって痛みを訴える。
「・・・キズはついておらぬが・・・腫れて・・・今日はもう・・・無理かな」
王子は詫びるように薔薇の花に接吻する。
「でも・・・少しずつ慣らしていかなければ、いつまでたっても辛いぞ・・・。姫、今宵も・・・よいか・・・?」

腰砕けっす〜。でも私的には王子は今日はお預け食らって泣いてほしー。
だって最近の王子、ラッキーすぎだもー。

533 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/18(水) 19:13
きゃあああああ!どきどきの新作ラッシュ!
ぐるぐるし過ぎて(@@;
もう、もう・・・ぱたっ。

534 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/18(水) 21:03
ぐるぐる
わくわく
鼻血ぷぴぴ
みんな、頑張って〜。新作もあぷりーず!

535 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/18(水) 21:46
皆様〜〜....大好きを通り越して愛してます...(笑)まじで。
作者の全ての方に女神イシュタルのご加護がありますように(>_<)ラヴーー
(....もっと♪もっと♪)

536 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/19(木) 00:24
こんなに毎日新作を楽しんでいいの〜
私も皆様に続いてぐるぐる!(@@)
それにしてもここのところの王子、おいしすぎ!

537 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/19(木) 14:56
先輩の皆様〜、私もリレー小説に乱入させてくださいませー。ぐるぐる。
題して「冬の夜のお話」っす!

ハットウシャの冬の夜の闇は深く重い。嵐の晩のこととて風のうなりと、だんだん近づいてくる雷の音が宮殿をもきしませる。
(姫は眠れているのかな)
王子は自分の寝室とキャロルの寝室を仕切っている扉をちらと見やった。薄い扉はしかし両側に閂がついている。王子は閂を使っていない。でもキャロルは使っているようだ。
王子は暖かく火をたいた室内で書類に目を通している。
時折、稲光が室内を白く浮かび上がらせる。積み重ねられた粘土板、巻物、使い込まれた武具。王子が優雅に贅沢に設えさせたキャロルの部屋とは何という違い。
(雷・・・だんだん近くなってきているな。落雷や火事がなければいいが)
稲光と雷鳴の間隔はほとんどなくなり、ひときわ大きな雷鳴が連続したその時。

538 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/19(木) 14:56
大急ぎで扉の閂を外す音がして、扉ががたがたと鳴った。信じられない嬉しい驚きと、戸惑いを感じた王子が動けないでいる間に寝間着の上に毛布を羽織ったキャロルが王子の所に駆け込んできた。
ひときわ大きな雷鳴が王宮を揺るがせる。悲鳴をあげるキャロルの小さな身体をしっかりと抱きしめる王子。キャロルは雷鳴がひとしきり落ち着くまで震えながら王子の胸に顔を埋めていた。
「姫・・・」
「あ・・・。ご、ごめんなさい。あの・・・えっと雷が怖くて。邪魔をするつもりはないの。ただ・・・」
キャロルは決まり悪そうに言った。
「はは・・・雷が怖いか。独り寝で大丈夫かと案じていたところだ。どうした、大人扱いしろと煩く囀るのに雷が怖くて私の所に逃げてくるとは」
また雷鳴。うなる風の音。でも王子には震えるキャロルの鼓動と息づかいしか聞こえない。
(どうか・・・ずっとこのままで・・・)
次の瞬間、小さな小さな恥ずかしそうなキャロルの嘆願の声に王子は耳を疑った。

539 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/19(木) 14:57
「王子・・・あの、我が儘を言っていい?お願い、今日はここで寝てもよい?
怖いの・・・雷も・・・風も・・・宮殿がきしむ音も。笑ってもいいから。お願い、ここにいさせて。邪魔はしないから。隅っこでおとなしくしているから。あ、あの部屋は大きくて暗くて・・・今日みたいな日は・・・怖い」
「姫・・・」
独り寝の気軽な寝室ゆえ、王子はそのたくましい体に大きな毛布をかけたまま。毛布の下では王子の意志とは関係のない体の変化が起きている。
「こ、婚儀の前なのにはしたないって思うのはもっともよ。でも変な意味で言ってるんじゃなくて・・・あっ、あの私!王子が困るようなことはしないから!お願い・・・きゃあっ!いやっ!」
雷の音。震えおののくキャロルを王子は優しく抱きしめ、一緒に寝台に横たわった。
「よしよし・・・良い子だ。よく私の所に来てくれたな。そなたが怖がるのも当然だ。誰がそなたをはしたないと思ったり、笑ったり、邪魔にしたりするものか・・・」
優しくキャロルに口づけながら王子はますます体を密着させた。

540 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/19(木) 14:57
「!・・・王子は何も・・・!」
王子が毛布の下に何も着ていないことを悟ったキャロルは硬直して、必死に逃れようとした。でも王子の腕は万力のようだ。キャロルは逃れられない。
「ふふふ・・・。怖がらなくていいから。どうした?私は寝るときはいつもこうだ。
ここにいてくれ。私も・・・寒いと思っていたところだ。今宵はそなたが暖めてくれるのだろう?」
キャロルはかたかたと歯を鳴らしながら王子を見つめた。王子は小さく笑うと毛布で自分とキャロルの体を直接触れないようにして改めてキャロルを抱いた。
「これならよいだろう・・・?さぁ・・・もう眠れ。私がそなたを守ってやる。何も怖がらなくていい・・・」
王子はキャロルの背中を軽くたたき、赤子をあやすように寝かしつけた・・・。やがてキャロルも王子の体温に安心して寝入ってしまう。
(やれやれ・・・。まこと子供だな。夜這いに来てくれたかと嬉しかったのに。私のことを男と思っていてくれているのかな・・・?)
王子はやがて自分の体とキャロルの体が直接触れるようにした。悪戯っぽく笑った王子はそっとキャロルの寛衣を乱し・・・肌と肌が直接触れるようにしてしまった。柔らかく甘く薫る少女の身体。

ややあって。王子はキャロルの白いなだらかな腹部に散らせた自分の飛沫をそっと始末した。
(これはこれで・・・辛いことぞ・・・。汚れない姫を穢すことに悦びを感じるのだから男の業は深いな・・・イシュタルよ、許したまえ・・・)
王子は眠っているキャロルの衣装を整え、自分も寛衣を着るとため息をついて目を閉じた。
嵐は相変わらず続いている。眠れない王子の夜は長い・・・。

541 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/19(木) 15:17
嬉しや番外編〜・・・でもオ、オチが!(笑笑)
私も昨日、夕立の荒れ模様におののいたばかりだったので、
思い出してなかなかスリルがありました。ふふ。

542 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/19(木) 16:14
く〜、王子の苦悩が〜!
でも、よかったよ〜ん、ごちそーさま!(笑)

543 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/19(木) 17:23
うう、今日の王子はちょっと厨房入ってる?
ちーん・合掌(笑)ってかんじ。
さぁ、新作ラッシュの輪はいつまで続く?!
かもーん!

544 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/19(木) 18:22
こんなんできましたのでよろしければご一緒にぐるぐる〜。

「目覚めたか・・・」
王子はぼんやりと青い瞳を開けたキャロルの額にそっと唇を寄せた。
「よく眠っていた。やはり・・・疲れていたのだな」
苦笑いする王子の視線に耐えきれず、キャロルは布団に顔を埋めてしまう。そのキャロルの華奢な顎に手をかけ、上を向かせて唇を合わせる。
王子と初めて結ばれたことでキャロルは自分で思っている以上に消耗していたらしい。
(昨日は・・・王子が私を・・・私の身体を調べてくれて・・・あの熱い波が来て、何も分からなくなって・・・きゃあっ!)
キャロルは真っ赤になって王子を押しのけようとするが、王子はびくともしない。それどころか上掛けをはぐって二人の身体をあらわにした。
「やっ・・・恥ずかしい。そんなに見ないで・・・」
「ひどいな。昨夜は私をおいてけぼりにして今朝は寝台から追い出そうとする。新床の花嫁なのに」
わざと眉根を寄せてみせる王子にキャロルは狼狽えてしまった。
「あ・・・ごめんなさい。そんなつもりじゃなくて。でも、でも恥ずかしいの。王子のことは大好き。本当よ・・・。あの、あの服を着させて・・・」

545 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/19(木) 18:22
「だめだ」
王子がキャロルに覆い被さった。王子自身がキャロルの太股にあたる。羞じらいながらも恐怖しながらもキャロルは王子に惹かれてしまう。
「や・・・。恥ずかしい。朝なのに。もうじき・・・ムーラが来るわ。見られたら・・・や・・・」
広い寝台は紗のカーテンで覆われ、向こう側を透かし見ることができる。向こう側からもこちらが・・・。
「だから・・・?」
王子は笑った。賢さ、凛々しさの中に深い深い愛情を湛えたはしばみ色の瞳。キャロルにだけしか見せない極上の笑顔。今は好色な艶っぽささえ湛えて。
「朝にこういうことをすることもあるぞ。知らなかったのか?昼でも夕方でも無論,夜も、だ。
見られることはない。王宮の召使いはちゃんと教育されておるゆえな」
王子の唇がキャロルの乳嘴を啄む。茂みの奥の肉厚の花を舌で味わい尽くす。
しなやかな指が全身の肌を入念に確かめる。
王子はキャロルに自身を握らせた。
「案内を・・・」
王子が押し入ってきたのか、キャロルが導いたのか。王子の吐息と甘い苦悶に悶えるキャロルの甘く痛ましい嗚咽が溶け合った・・・。

546 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/19(木) 18:23
「ああ・・・そなたは下がっておいでなさい。王子と姫君は今少しお寝みになられましょう。お起きになったら改めて呼びますから控えておいで。
そうそう・・・そなたも奥宮殿にお仕えする身。無駄なおしゃべりなどするでありませんよ」
「は、はい。ムーラ様。それはもう・・・。し、失礼いたします」
王子の宮殿に出仕して間もない若い侍女は真っ赤な顔のまま、あたふたと下がっていった。
ムーラと彼女が垣間見たのは生まれたままの姿で抱き合って眠る恋人達の姿。
王子の手はキャロルの背中を包み、キャロルが脚を閉じられないように長い脚をしっかり絡めて。
(本当に・・・睦まじいお二人でよかったこと。姫君が子供っぽくあられるから王子を受け入れられなかったら・・・と心配していたけれど)
ムーラは微笑すると朝湯の支度をしに出ていった。

547 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/19(木) 19:25
うわ〜、鼻血ぶ〜。
ううっ、ええもん読ませてもらいました・・・。
幸せだよ〜。
ありがと〜!!!(感激涙)

548 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/19(木) 20:18
密かに・・一番どっしりと構えてるのはムーラかもしれないねえ。
筆頭女官の貫禄というか。ああ好きだ、ムーラ。(王子の乳母説は本当なのかな?)

549 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/19(木) 22:54
ちょっと雰囲気をかえてみあす、興味のない方ごめんね〜。

豊満な肉体と睦み合ったアルゴン王は横で気だるげにしている女を冷めた目で見ていた。
ナイルの姫によって崩壊させららたアッシリアの城も見事に再見され
以前よりも盛大に諸外国にアッシリアのセ力を見せつけようと宴会が続く日々。
胸に焼き付いているのは、左腕を切り落とした宿敵エジプトのメンフィス王への憤怒、
子供のように華奢なのに毒の花を飲むといったことすらして王である自分を拒絶し
英知を持って我が城を崩壊に導いたナイルの姫に対する、怒りと執着。
(俺の好みとしてはこのように豊満で後腐れなく楽しめる女のはずなのにな、子供のような体つきなぞ
 つまらんと思うのだが、どうにも気になって仕方がない。確かに勇気もあって頑固だが
 ヒッタイトのイズミル王子はそれはそれは熱愛していると聞く。エジプトからナイルの姫の輿入れが決まると
 一目も憚らぬ溺愛ぶりだとか・・・。まあ、一人くらいあのような女がいたほうが
 後宮にもアシが向いていたやもしれぬ、惜しいことをしたな。)
「アルゴン王様、何を考えですの?私といる時には他のことなんて考えないで下さいまし、あなた様に仕えする事だけが喜びですのに・・・。」
艶っぽくアルゴン王にしな垂れかかりながら拗ねてみせる女。
何と言う名前なのかも良く思い出してはいない、ただしと寝を共にするだけの女。
「そなたとは口を聞かぬでも身体で話ができるからな、うん?愛いやつよ。」
右手で張り出した腰を撫でさすりながら、視線を女に向ける。
「さあ、我を悦ばせてみよ、どうだ?」
その言葉で女は手馴れた愛の技巧で王に仕え始めた。
身体は燃えているのに頭の芯だけは妙に冴え渡る夜。
(そのうち我が手にナイルの姫をまた手に入れてこの屈辱をはらさねばな、まっておれよ、姫よ。)
アッシリアの夜が更けて行く。

アルゴンちゃんの独白でした、ちゃんちゃん♪
気に入らない方読み飛ばしてくださいね〜。

550 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/19(木) 22:57
549です。3行目は「諸外国にアッシリアの勢力を」でした、重ね重ねすみません。

551 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/19(木) 23:17
そっか、アルゴンもキャロルを狙っていたんだっけ(汗)
片腕を失った時はシャルに押し留められてたけど、いつかエジプトに
乗り込んでくるのかな・・・。個人的にはアルゴン、個性的かつ野性的で
好きなので嬉しいです。ありがとう549さん♪

552 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/20(金) 01:22
新作ラッシュで、毎日楽しみです。
以前、婚儀2日ほどで、半年間も、キャロルのもとを離れて旅をしていて、急いで帰ってきて、
キャロルが出迎えるというお話を書かれていましたが、
あの続きが読みたいです。半年間も、妃を抱くことができなかった王子なので、
そのあとの爆発ぶりが読みたいです!!
あと、部屋の中で、王子がくつろいで、寝そべっていて(8巻あたりでそんなシーンが
あったような)その横で、キャロルが編物でもしていて、なんて、ほのぼのした
様子も見てみたいですね。
なかなか自分では書けないので、勝手なこと言ってます!

553 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/20(金) 01:50
うん、まあ、sageでね。

554 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/20(金) 08:21
半年離れていた王子とキャロルの再会ってこんなかんじ?

「ふむ。大人っぽくしてみても、そなたはまだまだ子供。それなのに化粧も濃いし、衣装も大胆だな・・・。どうしたのだ?」
「王子が帰って来るから・・・。あの、お化粧おかしい?ムーラにしてもらったのだけれど。衣装は皆と相談して・・・」
キャロルは王子の腕の中ですっかり戸惑って恥ずかしがってしまっている。
「変かしら?やっぱり・・・」
王子は自分の額をキャロルの額にあて、じっと見つめながら微笑した。
「変ではないが・・・。私のよく知っている初々しい姫でないのが残念だな。私のために大人っぽくしようとする心遣いは嬉しいが。
だが、姫。そなたは私が手をかけて大切に成長させてやりたいのだ。そなた、私から楽しみを奪ってしまう気か?そなたが私の知らぬ間に変わってゆくのは寂しい限りぞ。うん?」
王子は半年間、会えなかったキャロルの青い瞳をのぞき込んだ。そこに映る王子の姿はまるで少年のようにも見える。
「ふむ。やはりその化粧は落としたほうが良いな!子供はやたらと化粧などするものではない。衣装も・・・緋色は艶めかしすぎる。もっと淡い色が良かろう。」
「きゃっ!王子!どうするの?あの・・・お化粧は落とすから、自分で・・・」
「香油の匂いも気になるな。いっそ湯を使ったほうがよかろう」
王子はそういうと強引にキャロルを浴室に連れていった。

555 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/20(金) 08:21
「騒ぐでない。何事かとムーラが見に来るぞ。夫と湯浴みをするのを何故嫌がる?」
王子は手早く衣装を脱ぎ捨てると、キャロルの衣装も取り捨ててしまった。キャロルは恥ずかしさに身を固くして王子の胸に顔を伏せたままだった。
(嫌だ、恥ずかしい。王子が恋しかったけれど、こんなのって直裁すぎ。もっとしみじみと話をしたり、甘えてみたりいろいろしたかったのに)
王子は優しくキャロルの白い肌を洗い上げてやる。
小振りな胸の双丘を包み込むようにすれば、丘の頂きの木苺は熟れて染まる。指先で摘むとますます固く膨らみ,堪えきれず王子が口に含むとキャロルが恥ずかしげに身をよじった。
「抗ってはならぬぞ・・・」
王子はそっと手をキャロルの脚の間に差し入れた。こりこりとした感触が王子を喜ばせたが,王子はそこを清めあげる以上のことはしなかった。
やがて香油の匂いも化粧の匂いも消え、キャロルの甘い肌の匂いが懐かしく王子の鼻をくすぐった。
王子は柔らかな唇にそっと接吻した。
「そうだ、これが私の知っている姫だ。初々しい少女のような姫。
姫よ。そなたはどんどん大人になるのだな。だがあまり急がないでくれ・・・私を置いてゆかないでくれ。もの慣れぬ幼いばかりのそなたが愛しくて。そなたを傅き守るのは私なのだ」
「・・・王子。大好きよ、大好きよ。でも私は大人になるわ。あなたを置いてゆくのではないの。あなたに追いついて一緒に歩いていけるように。私はいろんなことを勉強して大人になるのよ・・・」
キャロルは羞恥に耐え、そっと王子に囁いた。その健気さに、匂い立つような艶めかしさに王子の心は燃えた。

556 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/20(金) 08:22
二人は寝台に移り、半年間の恋しさを、寂しさを癒しあった。
王子は優しくキャロルの肌に接吻を繰り返し、胸の木苺を心ゆくまで味わった。木苺は王子の舌に弄ばれて石のように固くなった。
やがて王子はキャロルの脚を持ち上げ、体を深く折り曲げた。
「い、嫌っ!王子ったら!そんなこと・・・!」
「ふ・・・静かにいたせ。抗ってはならぬぞ。そなたは我が妃ではないか。半年間も会わずにいた・・・。そなたの体を改めたいのだ。私だけのそなたの体を・・・!」
王子は金色の淡い茂みの奥で震える薔薇の花を悩ましげに見つめた。薔薇の根本には小さな泉が隠されていて甘い蜜を湧き出させている。
王子は花芯に舌先で触れた。キャロルの体がびくんと跳ね、甘いうめき声が漏れる。
王子の舌が触れるほどに花芯は大きく固くなり、花びらは瑞々しく張りつめた。王子は歯で花芯を甘噛みし、舌でなぶった。花びらを啄むようにし慈しみ、濃い紅色に染まる様を愉しんだ。
甘酸っぱい蜜の味と香りが王子の理性を吹き飛ばす。王子が蜜を啜るようにするとキャロルは切なく呻き、舌を泉の奥深くに差し入れれば健気に締め付けてきた。

557 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/20(金) 08:22
「あ・・・ああ・・・王子、お願い。もう・・・」
「もう・・・?どうしたのだ?」
王子は意地悪く問うた。キャロルは羞恥に真っ赤になり目を伏せた。だがキャロルが何を望むのかはその白い体が雄弁に語っている。
王子はキャロルに覆い被さると、そっと自らを沈めた。
「いっ!痛い・・・!」
キャロルが鋭い悲鳴を上げた。キャロルのそこは王子が驚くほどきつく狭く、溢れる蜜も少しも王子の助けとならない。
王子は一気にキャロルを貫いた。吸い付くようなキャロルのそこ。
王子はキャロルを気遣うことも忘れ果て大きく腰を動かした。
久しぶりの動作はキャロルを戸惑わせ、惑乱させた。泉は蜜と血を滴らせたが、強い痛みと違和感はやがて切ない快感となった。
王子の優しい暖かな手はキャロルを愛し、不思議な夜の魔法で幼いキャロルの体を駆り立て大人の女性に変身させるのだった。
キャロルは王子にすがりつき、肌にくちづけた。王子が愛しくて愛しくてならなかった。羞恥も忘れキャロルは王子に身を寄せ、王子は砕けよとばかりにきつくキャロルを抱きしめた。

次の朝。
キャロルはごく薄く化粧し、淡い色合いの衣装を着けていた。恥ずかしくて何となく王子を避けるキャロルに苦笑しながら王子は囁きかけた。
「よく似合う。やはりそちらのほうがそなたらしいな。昨日の衣装は私が良いと言うまで着てはならぬぞ。似合うようになれば・・・私が着せてやる」

558 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/20(金) 09:41
ああ・・・朝からぐるぐる。
アルゴンのお話新しい!いつかアルゴンの純愛もあってほしいなぁ。ジャマリとさ。
王子に「育成」は不可欠なのよん。

559 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/20(金) 11:01

朝ご飯も作らずイッキに読んでしまったぞ〜〜(@@ ぐるぐる
ゴメン,子供らよ、母はきみらにパンを渡したまま2チャンに興じてしまったよ。
昼ご飯は作るからね・・・・でも(@@ ぐるぐる

1週間分は長かったぞ〜〜萌え〜〜

560 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/20(金) 11:01
ああ〜いいね、いいね
ただのエロ小説としても楽しめる。やはり嫉妬、独占、強引、このテーマに女は弱いのよっ!!

561 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2001/07/20(金) 11:48
へええ〜〜〜。
いずみる王子って、王子ファンの間ではみんな、こんなエロい人だと思われてるんだ〜〜〜〜。
納得....。

562 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/20(金) 13:37
いやー、王子って一人歩きした「冷静沈着武芸百般」のイメージに悩んでるんじゃない?
ぢつはあーんなことやこーんなことをしたい青年でしかも原作じゃ不幸に襲われまくりだからさ。
オイシイ思いもさせてあげたいと。

嫌いな人もいるだろうけど私は好きなんよー。ゴメンー。
ぐるぐる・・・。

563 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/20(金) 15:02
>>562
激しく同意というか同化っす....。

564 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/20(金) 16:17
>>561
....う〜〜ん、私は王子ファンだけど、すこし考えた。
いくら願望として思っていても
大好きな王子の私生活(?)をここまで露骨にさらけ出されると
当の王子が何かおいたわしく思えてくるのさ〜〜。
あくまで秘め事は秘め事らしくオブラートに包まれた表現の方が私はベタ〜。
結局、どんなパターンもヤルことは一緒だしね〜〜〜ぎゃはっ(爆)
まあ、ここがアングラでそう言うのが専門のスレなら、何も言えんが...(爆)
そう言うときは、まあ、この意見、おトイレにでも流してくれ〜〜〜。

565 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/20(金) 17:30
ちょっとほのぼの系・・・。私はこういう雰囲気好き。もちろん18禁も好きだよー。

「姫、あまり根を詰めるとよくないぞ」
「ええ・・・でも、キリのよい所まで」
晩秋の午後。王子の居間。王子は長椅子にもたれて書見を、キャロルは針を手に裁縫をしている。
キャロルが手にしているのはヒッタイトの伝統的な模様が刺繍された薄手の羊毛生地。王子の新年の晴れ着になるものだ。
古代に来てからキャロルはムーラ達に裁縫や染色を教わった。この時代の女性の一般教養なのだから。自分は不器用だと思っていたキャロルだが、始めてみると結構面白かった。
凝り性でもともと手先が器用だったからか、キャロルの裁縫の腕はめきめき上がった。今では侍女達と糸を染め、刺繍をし、ビーズで装飾し、衣装を仕立てるまでになっていた。
キャロルの染める糸の色合いは微妙で繊細、刺繍や装飾は20世紀で見た意匠も思い出しながらするので、とても斬新なものと感心されていた。

566 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/20(金) 17:30
「疲れぬか?人に頼めばよいのに」
「でも・・・王子の晴れ着ですもの。私がやりたいわ。これが済んだら王妃様に頼まれたお裁縫をしなきゃね。ミタムン王女のお輿入れの支度のお手伝いよ」
「やれやれ、母上はそなたをお針子とでも思っているのかな」
王子は冗談めかして笑った。実際、王子自身、キャロルの予想外の腕前に驚き、感心している。
「私の衣装ばかりそなたは仕立てているけれど・・・大きなものばかりだから大変ではないかな?そなたが小さい身体をいっぱいに伸ばして染めたり、裁ったりしているのを見ると何だか・・・」
「何だか?」
「うーむ・・・もっと小さな縫いやすい大きさのものを作らせたいと思う。たとえばこれくらいの・・・」
王子はちょっと手を広げて見せた。60pほどだろうか。そう、ちょうど赤ん坊くらいの大きさ。
「やだ、王子。また子供扱いするのね。私、もうお人形遊びなんかしないわ」
まるで分かっていないキャロル。
「全く・・・子供だな!」
王子は軽々とキャロルを抱き上げると恥ずかしがって藻掻くキャロルの頬に接吻するのだった。

567 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/21(土) 00:26
>>564
ファンの好みは様々だから。。全ての人がこれだ!というのは難しい
(というか絶対にムリ;)でしょうね。
自分の場合、おお〜こんな世界が〜〜。うう〜〜あんな世界も〜〜〜と
際限なしに楽しんでおりますが(w 幸せ者です。。

568 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/21(土) 00:46
>565
そうそう、王子って言葉の謎かけが上手そう♪(^^
でも鈍感キャロルには気付いてもらえず...というのもいいですね。

569 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/21(土) 00:55
つーか、キャロル=自分でしょう
どりー夢って感じです。

570 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/21(土) 04:27
ぐるぐるも、ほのぼのも、どっちも好きです、私は。
書いてくれる人に感謝感激しつつ、堪能してます。
はぁ〜ぐるぐる(@@)。。。

571 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/21(土) 10:40
私的には怒り狂って収集がつかなくなった王子様が好き(はぁと)

572 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/21(土) 13:42
ちょっと趣を変えて幸せのアイシスさま編でわ?私はアイシス好きです。

エジプト征服のために遠征を行ったバビロニア軍が反対に大敗を喫したその冬。
バビロニア王宮では王妃アイシスが王女を産み落とした。アイシスによく似た美しい王女。アイシスは王女の顔を見て、そっと涙をこぼした。
(こうして私はバビロニアに帰化してゆくのか。こたびの敗戦の責任者よ、厄災の王妃よと陰口をたたかれ、今、世継ぎではなく王女を─愛しも、愛されてもおらぬ男の子供を産まねばならなかった我が身の不運。ああ、メンフィス!そなたの心が永遠に離れてしまった今、何故生きながらえねばなりませぬ?)

「アイシス。気分はどうか。─王女は日々、大きくなるな。アリが王女を甘やかすこと!私にも抱かせたくなさそうに抱え込んでおる。ふふ、あやつも老いたのう」
ラガシュ王が王妃の寝台をのぞき込んだ。戦で大怪我をした王は、ようやく敗戦のごたごたを片づけたところだ。

573 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/21(土) 13:42
「ラガシュ王、私の所になどおいでになってよいのですか?私がいなければ・・・・こたびの戦はなかったのに。私が王子を産んでいれば世論ももう少し穏やかであったのに。私が・・・・」
「つまらぬことはいうでない。そなたは疲れているのだ。さぁ、薬湯を!」
「いりませぬ。いっそ毒をくださりませ!私に死を賜りたいのです。さすれば民の怒りも静まり、王も・・・新たな王妃を迎えやすいでしょう?」
「メンフィスと・・・決別せざるをえなかった、この上は死にたい、か」
ラガシュ王は哀しげに言った。哀しげに?続く王の言葉の意外さ。
「そなたがメンフィスをずっと愛していたことは知っていた。そなたは私にメンフィスを重ねて添うていたことなど最初から知っていた。
メンフィスこそがそなたの命だということもな」
「ラガシュ王・・・・・」

「それでもよかったのだ、アイシスよ。メンフィスを想うそなたの輝きが私を絡め取った。私はそなたが愛しいと思った。そなたが愛しいと思うものは私にも愛しかった。そなたが憎いと思うものは私も憎い。
だから私はナイルの姫を殺そうと思ったし、エジプトを征服しようと思ったし・・・・・メンフィスを憎むことはできなかった。
そなたが心の奥深く大切にしまっているメンフィスへの思いも含めてそなたの全てが愛しかったのだから」
アイシスは黙って王を見つめた。その無表情にラガシュ王は唐突に不快を覚えたらしかった。
「とにかくそなたが死ぬことは許さぬ!我が側で生き、こたびの敗戦の後始末をし─憎いナイルの姫を見返すくらい幸せにあでやかに生きよ!
自殺で世の憂さから逃れんとするような下らぬ女は私の惚れた女ではない!」

574 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/21(土) 13:43
アイシスは黙って王の出ていった扉を見つめていた。
あまりに突然に目の前に様々なものが突き出されて、孤独なアイシスを守る気品も頑なな殻も冷ややかな無関心も何の役にも立たない。
アイシスは子供のように、世間知らずの小娘のように顔が上気していくのが分かった。
(王は・・・・ラガシュ王は・・・・・私を、この私のことを・・・・・・!)
アイシスを縛っていた懊悩の鎖がはじける。アイシスを捕らえていた孤独の檻の扉が崩れる。アイシスの目の前に新しい扉が現れる。
「誰かある!ラガシュ王を・・・お呼びしておくれ!お話したいことがあると!」
アイシスは呼ばわった。お話したいことが何なのかは自分でも分からない。でも王の顔を見て口をついて出てくる言葉はきっと新しい扉を開く鍵になるだろう。

575 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/21(土) 15:04
ああ〜、↑のような展開を心待ちにいたしておりまする。

576 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/21(土) 21:37
アイシスさまー。そうよ、前向きに幸せになってね。
このネタ、もっと長編向きかも。

けど、ぐるぐるネタに比べると反響少ない?
ぐるぐる作家さまー、頑張って!
ほのぼの作家さまー、頑張れ!
切磋琢磨で私たちの夏を暑くしちくれ!

577 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/22(日) 05:42
あ、〜〜しあわせなアイシス様をお願いしたら早速の書きこみ。
ここはよいところだ〜〜。。。嬉し涙

エッチももちろんスキだけど、
こんな本編にはあんまりでないけど、登場人物の横っちょに飛んだようなエピソードが
大好きな読者もいます。
色々読ませてもらってありがとう。

578 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/22(日) 16:40

もったいないからあげておくー

579 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/22(日) 16:46
お願いだから、さげてくださいね。

580 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/23(月) 06:33
番組で1について話したゾマホンです。

あのね 前はずっと1を見るといつも怒っていたけど やっとわかってきた 1は本当の犠牲者

なぜ犠牲者かというと 1の親は自由というものを結構入れすぎるから こういうパソコンとかがいっぱい与えた
>1はパソコン好きでたまらなくて引きこもった それはいけないことです。それはごはん親が運ぶ ダメです。

というのは親のせいだけじゃなくて この社会のえらい人々アイティ革命のせいだと私は思う

こういう2ちゃんねるは100%間違い もっときれいなホムページをすすめたい

例えばヤフー あるいは首相官邸 ああいうページはたくさんある あなたは1ヶ月で100万のスレ荒らす それは怖いよ

荒らしをしてる あなたは荒らしをしてる それはね荒らしまでね人の名前を煽って(誤字:O 騙って)

キショヲタで自分の部屋にひきこもって臭いは本当にきれいな人間とは言えない 以上 変わってください

581 :妄想オナニースレッド:2001/07/23(月) 06:35


515 名前:デブキンU世大尉 投稿日:2001/07/22(日) 19:54
                       /ヾ
                      ゝイ丿
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        ▲||▲    / / / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 シコ    (゚∀゚ )、   / /< さぁこーい!
      /     ヽ、 / /  \__________
 シコ  ( ) ゚ ゚/ヽ、/⊂//
      \ ヽ、 (  /⊂//
        \ ⌒つ /
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       ∪


516 名前:デブキンU世大尉 投稿日:2001/07/22(日) 19:55
                       /ヾ
                      ゝイ丿
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 シコ    (゚∀゚ )、   / /<スレ間違えたっス
      /     ヽ、 / /  \__________
 シコ  ( ) ゚ ゚/ヽ、/⊂//
      \ ヽ、 (  /⊂//
        \ ⌒つ /
        (  ̄/ /
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582 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/23(月) 08:03
まぁ、荒らしは無視してマターリと。
作家さんの新作をチェックするのが楽しみなのでまたがんばってくださいー。
ぐるぐる〜。
さぁ、暑いけど会社に行ってきます。

583 :妄想オナニースレッドで何が悪い:2001/07/23(月) 09:20
あたしたちのドーリー夢を邪魔し無いでよね

584 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/23(月) 10:16
(頭のツノは何なのだ。。ちょっと笑たぞ。
ホント、毎夏毎夏同じ時期に決まって嵐が来るんだよねえ。律儀にも。)

>>572 本編では心地よい言葉で妻を酔わせるラガシュだけど、
やっぱりこんなふうに本心でアイシスと向き合ってあげて欲しいな。

生まれる子供も男子だと即・世継ぎ!としてもってかれるだろうが、
姫ならば成長するまでしばらくは政略の駒から離れて、単純にアイシスの子供として
可愛がる余裕があるかもしれないし。。

585 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/23(月) 13:28
アイシス&ラガシュのお話いいです。
ラガシュ王がぢつはアイシスを熱愛してた!という設定がよいと思ったです。
それに、アリがアイシスの子供を溺愛してるってゆー描写!
アリにとっちゃ、アイシスの娘は孫みたいなもんかなー。
それにアイシスの子なら下手な王子より賢いっつー可能性あり。

586 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/24(火) 01:01
王子とキャロルのいろいろなお話楽しませてもらってます!!
何人かの方が、王子とキャロルの出会いは、中庭でと書かれていますが、
20世紀からタイムスリップして、どういう風に出会ったのか、じっくり読みたいです。

587 :妄想オナニースレッドで何が悪い:2001/07/24(火) 05:04
男が一匹の金魚が泳ぎ回る水槽を眺めている。
それは男の日課であり、唯一の趣味であった。
「ははは、大きくなったなぁ、ほらエサだぞ、食べな」
男は無表情のまま小さな声で呟くと、脇にある小袋を取り出し、蓋を開け手を突っ込んだ。
しかし、男はなぜか小袋から手を抜かずに、そのまま小袋の中で手を握りしめた。
キュウというビニールの音が耳をつんざく。
同時に男は立ち上がり、大声で泣き叫びながらベランダへ突進した。
バリーン! ガラスの破片が飛び散り男の体にいくつかが突き刺さる。
「ひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ」
24階から地球に中心に向けての初ダイブだった、14秒の間男は不気味な笑い声を上げて落下していった。
・・・・・・・・グシャリ

主を失った部屋の隅に、金魚の水槽が見える。

588 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/24(火) 07:21
タイムスリップして、最初に出会ったのが王子だったら、どんなだったんだろうね〜?
うーん、私も読んでみたいっ!

589 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/24(火) 08:11
最初に逢ったのが王子だったら・・・そそるネタ!
続き物になってもいいっす〜。夏休み特別企画(何それ?笑)ということで作家さま、かもーん!

あ、でもそうなるとメンフィスの立場は?メンフィスが王子の立場になってもんもんするの?

590 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/24(火) 13:21
メンフィスはきっとのたうちまわって八つ当たりしてキャロルに横恋慕(ゴメン)するねん。
王子みたいに静かにしかし激しく悩む耽美青年にゃならんだろ。

591 :名無しさん@夏休みぐるぐる:2001/07/24(火) 18:11
>>588さま!そのネタいただきますっ!下手ですが・・・続き物にして逝かせてください。

エジプトのファラオ メンフィスの第二王妃となる妹ミタムン王女に付き添い、エジプトの王宮に滞在していたヒッタイトのイズミル王子は、ふとした偶然からキャロルの姿を垣間見る・・・。
(何という美しい姫だろう!メンフィスが・・・国主としてのつとめも忘れ、執着している娘とはかの姫か!)
軟禁同様に宮殿奥深くに閉じこめられたキャロルのあえかな姿は王子の魂を捉え、冷静な青年を恋の虜にしてしまった。

召使いに付き添われて庭に出ることを許されていたキャロルもまたほどなく自分を見つめる王子の視線に気づく。
恋をろくに知らない少女は、おとぎ話の王子様のような容姿の若者に甘やかなときめきを覚えるのだった。

そして翌日。王宮全体が午睡を貪る真昼時、監視の目を逃れてそっと水浴を楽しんでいたキャロルは王子に再会する。キャロルの裸身を垣間見て、心ときめく。
王子に気付いて驚き、恐怖するキャロル。声も出ないほど恐れおののくキャロルにしかし王子は優しく自分のマントを着せ掛けてやる。
「さぁ・・・これを。一人で外に出ることは許されておらぬらしいそなた。そっと戻れ。このことは口外せぬ」

592 :名無しさん@夏休みぐるぐる:2001/07/24(火) 18:12
次の日の同じ時刻。キャロルと王子は同じ場所で再会した。
「このマント・・・。ありがとう。お返しします」
「また会えた・・・。逢いたいと思っていた。そなた、名は?どこから来たのだ?」
王子は自分の正体を明かさぬまま、キャロルとの短い逢瀬を楽しんだ。優しく包み込むような王子にキャロルは親しみを覚え、急速に惹かれていく。

時を同じくして王妃アイシスはある計画を巡らせる。
メンフィスが熱愛するキャロルを遠ざけるために、イズミル王子にでも呉れてやろうと。
アイシスは午睡の頃に庭に出る王子の心を見抜いていた。キャロルがまだメンフィスの心に応える気がないことも知っていた。
エジプトのために・・・ヒッタイト王子の酔狂をかなえてやるのだ。
そしてそれは自分自身のため・・・。
(メンフィスにはこれ以上、女人はいらぬ。私と・・・ミタムン王女で充分じゃ。いえ・・・メンフィスには私だけいればいい)

「イズミル王子。そなたはキャロルが欲しいのでしょう?今宵、そなたを彼女の寝室に案内いたしましょう。後は・・・」
「・・・そなた・・・アイシス・・・?」
王子を取り巻く生臭い思惑が、彼の欲望と理性を責め立てる。

593 :名無しさん@夏休みぐるぐる:2001/07/24(火) 18:12

(なるほど。あの姫がファラオの寵を独占すれば国内が乱れるは必至か。アイシスはそれを見越して我が心を利用するか。
あの娘がエジプトにあれば・・・我が妹の立場はどうなる?それにあの姫はファラオを嫌っているらしい。このまま伏魔殿のようなエジプト王宮に置いておくよりはむしろ・・・。
我が願いは成る・・・か?あれほどまでに欲しいと思った姫はない。あの姫を我がものに!アイシスが我が心を利用する気なれば、操られてやりもしよう)

「ふ、よかろう。そなたらの茶番につきあってやろう。だが・・・女王アイシスよ!ヒッタイトの王子とその妃となる姫を愚弄するような真似は許さぬ!」
「全てはそなた次第じゃ。」
アイシスは冷然と言い、王子をキャロルの寝所に導いた。

594 :名無しさん@夏休みぐるぐる:2001/07/24(火) 18:22
すみません。最初に王子に会ったらじゃなくて、王子を好きになったらですね(恥)

595 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/24(火) 19:36
美姫を垣間見たおとぎ話風、イイっすね。
世紀の恋ならば、例えこんなふうにた易く手に入っても
キャロルを生涯大事にする事には変らんと思う。うむ。

>>591さんのお話で思い出したんだけど、
イズミルとアイシスって、本編半ばまでは互いに思惑を利用出来そうな立場にあったんだよね。
どこから歯車がかみ合わなくなっちゃったんだろう。。

596 ::2001/07/24(火) 23:21
cf

597 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/24(火) 23:59
うんうん。薬使わなきゃどうにもならない展開になるなら、あっさりアイシスと
コンビ組ませて良いようにしてしまえ〜〜〜〜〜。<イズミル→キャロル
>591
アイシス、サンキュー♪

598 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/25(水) 01:39

 今の世の中、国政を司る者から地方行政に携わる者まで、いや国際情勢を見ても、あるいは小さな自治体末端の機構を見ても、腐敗・混乱が罷り通 っている。毎日毎日、報道される汚職や収賄事件、そして民族紛争、はたまた残酷で脈絡のない数々の事件。本来これらの本質に目を向けさせ、あるいはこれを正すべき「社会の木鐸」としての役目を大マスコミは果 たそうとしていない。

 インターネットの世界であれば、ある程度ではあるが大マスコミを相手に立ち向かうことが可能である。

 大マスコミが忘れてしまった庶民大衆の目の高さ――。一般 市民、大衆がまさに自分たちの身の周りの不満として肌で感じている事象に対し、庶民の目の高さでこれを見つめ、対応していく媒体が必要なのではないか。これこそが『行政調査新聞インターネット版』立ち上げの根源的理由である。

 われわれは今後も、庶民大衆の立場から、地方行政の小さな小さな出来事を取り上げ、あるいは国政に対する不満、国際社会・経済に対する疑念について解読、解説し、あるいは勇気ある実行動を展開していく覚悟である。本ページに対するご意見、ご感想、あるいは諸兄の周りで起きている不条理な出来事の情報をお寄せいただきたい。




  





行政調査新聞社 主幹=松本州弘 埼玉県川越市
著作権は行政調査新聞社またはその情報提供者に属します。
Copyright 2001: Gyousei Chosa Shimbun. All Right Reserved.

599 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/25(水) 01:42
There is warm regular sound from a long distance to translate here.
Nostalgic sound. It is ... some <thing> or other.
The carol which was going to rise and was going to explore
sound was held down by strong power.
The carol put the head on a royal prince's breast,
and was sleeping on it.
The true character of the sound currently heard is a royal prince's beat!

600 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/25(水) 01:47
haaaa! a princess -- a princess .
It escapes why. you has fallen asleep with that.
I could not win drowsiness, either but, seemingly,
overslept just. What ? you

601 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/25(水) 01:52
which is carrying out a face called what fears is not to carry out!
Who will not do such a cowardly thing. ... a princess .
The day which met for the first time in the yard in Egypt to you is darling.
may be able to consider just like a younger sister. younger sister ? --
me haha and when it met for the first time, you called me elder brother.
you is stubborn and is an awkward younger sister.
which cannot look aside. it can do,
and can do and I will end up carrying
out nursing for this year --
The carol tried to smile at eye a joke or the royal prince
who does and looks into a face for the first time.
A princess ... It laughed for the first time. It was good.
If it will pass while curses its fate throughout life ...
I thought the method of comrades.
[ me or ] If the girl who found it in that yard shuts herself up into stubbor
n husks throughout life ... That そなた dislikes the present
circumstances knows. The family is also regarded as unforgettable.
But a princess. Only this says. Don't carry out an

602 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/25(水) 01:54

unhappy way of life. It is good.
The heart was deeply struck to a royal prince's earnest
words by the carol. A royal prince ...
you -- so gentle [ why ] to me thing ? -- I may be a hostage
-- ? -- I told you the severe thing But ...
A princess and the same thing are not said any longer.
そなた is not a hostage, and I play with it and it is not a person, either.
I regard そなた as important. It is only it. If そなた wishes, I will also become the elder brother of
そなた. All things needed give. therefore, ...
live The figure of そなた filled to the vitality which clears fate is not forgotten.
Me ... そなた is loved. さぁ and I will return to the room.
The person who gossips that it is before
dawn and that I sat up all night here will not come out, either.
The carol said to the royal prince who is going
to come down and is going to leave a bed involuntarily.
Please input a sentence.

603 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/25(水) 07:46
ああっ!新作だー(はぁと)
続きが楽しみです。
アイシスと王子って利害が一致してるんだから(してたんだから)最初からこうしてたらいいのに。

604 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/25(水) 08:50
めんひすの戴冠式にいずみんもきてれば良かったのよね〜〜
色々なお国巡りしてんだもん。この話しを読んで発見したよ。

したらミタムンも死ななかったろうし(お兄様が守るでしょ)
後日正式な第2妃の申し込みが来てエジプトにお嫁入り。あらハッピーエンド

・・・あ、でもキャロルって初めのころはエジプトにいなくちゃ
現代に帰れないって思ってたからやっぱりさらわれる様にして
ハットウシャにいくんだろうか・・・・

605 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/25(水) 10:22
hhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhh

606 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/25(水) 13:45
うーん。このままキャロルはさらわれるのかにゃ。
前にアイシスがキャロルを古代に引きずり込んだこと謝ったっていう話しあったよね。
あの設定だと無理がない。
ところでまたイズミンはえちぃに走るんだろうか。
わくわく、ぐるぐる・・・。

607 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/25(水) 19:16
二次創作は出て行け!二次創作は出て行け!二次創作は出て行け!二次創作は出て行け!
二次創作は出て行け!二次創作は出て行け!二次創作は出て行け!二次創作は出て行け!
二次創作は出て行け!二次創作は出て行け!二次創作は出て行け!二次創作は出て行け!
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608 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/25(水) 21:07
私は今朝、とうとうムーラに起こしてもらう夢を見てしまった(本当;)
ムーラありがとう。お陰で遅刻せずにすんだよ(汗)

609 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/25(水) 21:34
夏の嵐は無視するのが一番かと

610 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/26(木) 01:14
gggggggggggggg

611 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/26(木) 01:19
:11
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612 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/26(木) 01:19
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613 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/26(木) 01:20
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614 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/26(木) 01:28
ヒロイック・ファンタジー

615 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/26(木) 01:29
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616 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/26(木) 06:27
二次創作は出て行け!二次創作は出て行け!二次創作は出て行け!二次創作は出て行け!
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617 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/26(木) 07:35
荒らしが入ってるな〜。
さげ進行でマターリしてたのに。夏のせい?

618 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/26(木) 07:35
削除依頼です

http://cheese.2ch.net/test/read.cgi?bbs=bun&key=995636976
これもネタの上板違いです。前頭葉は脳医学の分野なので。
http://cheese.2ch.net/test/read.cgi?bbs=bun&key=993218825
一見まともなスレですが、削除議論板と重複するので削除お願いします。
http://cheese.2ch.net/test/read.cgi?bbs=bun&key=995715318
意味不明のなりきりスレです。なりきりでのコテハン雑談のようです。
http://cheese.2ch.net/test/read.cgi?bbs=bun&key=988836599
アニメのパロディのようです。板違い&他板にもこのアニメスレ3つ以上あるので削除お願いします。
http://cheese.2ch.net/test/read.cgi?bbs=bun&key=984524407
これも板違いです。少女漫画についてのようです。既に少女漫画板にこの漫画のスレがあります。

以上、数が多くてすみません。

619 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/26(木) 10:18
荒れてるなあ・・・

620 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/26(木) 11:04
夏休みだからじゃない?

621 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/26(木) 13:52
荒らし出て逝け

622 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/26(木) 20:43
今まで散々いたずらを装って荒らしたくせに
板で非難されると今度は"正論"を掲げ始めるのね....もにょ〜。

623 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/26(木) 22:54
もっともっと潜伏しておくれ〜。

624 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/26(木) 23:21
ファンサイトといい、ここといい夏休みの嵐が吹き荒れている。

625 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/26(木) 23:28
591番さん、わけのわからんのは気にせず、どうぞ続きを書いてくださいませ。
楽しみにしています!!

626 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/26(木) 23:34
ファンサイトといい、ここといい夏休みの嵐が吹き荒れている。

627 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/27(金) 00:39
ああでも安心した。何日間かずっとこんな感じだったから、
てっきりもう誰もいなくなっちゃったのかと気を揉んでました...(汗)ソワソワ...

628 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/27(金) 07:50
あ・・・普通の書き込み。
安心したよ。

629 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/27(金) 10:34
よかった!
このまま潜伏してマターリしていたい。

630 :名無しさん@夏休みぐるぐる:2001/07/27(金) 17:46
王子はそっとキャロルの部屋の扉の内側に歩み入った。月光と常夜灯に照らされた部屋は存外質素で殺風景だ。侍女の部屋のような、といえばいいだろうか。
メンフィスに執着されている神の娘とはいえ、宮殿の奥向きを司るのはアイシス。恋敵に何故、贅沢で心地よい居室を与えねばならない?
キャロルは最低限のものしか与えられていなかった。メンフィスに呼ばれたときに着る衣装以外は質素である。ほの見える今着ている夜衣も荒いリネンのもの。本当なら薄くしなやかな紗をまとうであろうに。

「誰・・・?」
人の気配を感じたキャロルが素早く身を起こす。月明かりに浮かび上がる大きな影。
「静かに・・・静かに。姫よ。私だ。私はそなたを・・・」
愛しているのだ、助けたいのだ。そんな言葉がキャロルの耳に届いたかどうか。
「そなたを迎えに来たのだ。そなたはここにいるのは辛いと申したな。私が・・・そなたを連れて行く!そなたを幸せにできるのは私だけだ」
(あ・・・!この声!庭で会ったあの人!どうしてこんな夜更けに?何を言ってるの・・・?)
「いや!誰か・・・誰・・・か!」

631 :名無しさん@夏休みぐるぐる:2001/07/27(金) 17:46
命がけで抵抗するキャロル。だが王子の力は何と強いのか。
急にキャロルの体から力が抜け、ぐったりした。驚く王子の耳に切ない哀しみに満ちたすすり泣きの声が届く。
「い・・・や。何故、こんなことするの。何故、私にひどいことするの。どうして私ばかりひどい目に遭うの?ママ、兄さん、助けて・・・助けて。
お願い、私を放って置いて。行って。嫌い・・・怖い・・・」
王子も我に返り、キャロルの上から身を離した。そして誠心誠意かきくどく。今更、おめおめ逃げ出すような真似もできない。

「泣かないでくれ、姫。私だ・・・庭で出会った・・・そなたにマントを貸してやった私だ。そなたが嫌なら無体はせぬ。
私はそなたを弄び、汚すためにここに来たのではない。初めて逢った時から惹かれて・・・愛しくてだから・・・」
キャロルは無言ですすり泣くばかり。王子はキャロルの細い肩を抱いた手を緩めない。
「そなたは私に言ったな。ここは辛い、と。自由がない、と。私がそなたを連れだしてやる。私を信じてくれ。いい加減な気持ちでそなたの許に来たのではない・・・」
「信じられない・・・。私はあなたが誰かも知らない・・・」
「・・・私は・・・イズミル。ヒッタイトの王子、ミタムン王女の兄」

632 :名無しさん@夏休みぐるぐる:2001/07/27(金) 17:47
キャロルはそれを聞いて身を強ばらせ、小さな声で、しかし鋭く囁いた。
「王子・・・ですって?あ・・・私を侮辱しに来たの?」
「違う、違う、姫。私はそなたを初めて見たときから愛しいと思っていた。ファラオの寵姫と聞き、一度は諦めようと思った。でもそなたと話して、そなたがファラオを厭うているを知り、そなたを救いたいと思ったのだ。
身分を明かさなかったのは悪かった。でも明かせば、そなたは怖がって逃げてしまうと思ったのだ」
「嫌・・・嫌・・・恥ずかしいの。見ないで。怖い・・・」
王子の優しい言葉を聞いてか聞かずかすすり泣くキャロル。惹かれていた男性の無体な訪問、粗末ななりを好ましく思っていた男性に見られたという羞恥、王子の身勝手な、でも真摯な告白。全てが彼女を混乱させおののかせる。

長い長い時間。王子は静かにキャロルを抱きしめていた。ただそれだけ。粗末な身なりの小さな娘を。殺風景な部屋の中で肌を粟立たせる少女を。
いつしかキャロルも落ち着いて、黙って、でも身体を強ばらせたまま王子の腕の中にいる。

633 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/27(金) 18:20
久しぶりに作家さん登場!うれしー!
つづき、よろしくお願いします。

634 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/27(金) 22:21
そうよ王子///期を逃しちゃだめ(><)!

思えばあのまま同じ宮殿内でアイシスと暮らし続けるほど
恐ろしい生活は無いと思われる・・・。連れ去って〜逃げてよ〜♪

635 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/28(土) 05:22
which is carrying out a face called what fears is not to carry out!
Who will not do such a cowardly thing. ... a princess .
The day which met for the first time in the yard in Egypt to you is darling.
may be able to consider just like a younger sister. younger sister ? --
me haha and when it met for the first time, you called me elder brother.
you is stubborn and is an awkward younger sister.
which cannot look aside. it can do,
and can do and I will end up carrying
out nursing for this year --
The carol tried to smile at eye a joke or the royal prince
who does and looks into a face for the first time.
A princess ... It laughed for the first time. It was good.
If it will pass while curses its fate throughout life ...
I thought the method of comrades.
[ me or ] If the girl who found it in that yard shuts herself up into stubbor
n husks throughout life ... That そなた dislikes the present
circumstances knows. The family is also regarded as unforgettable.
But a princess. Only this says. Don't carry out an

636 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/28(土) 05:35
>久しぶりに作家さん登場!うれしー!
>つづき、よろしくお願いします。
おいおい、創作文芸板で今まで何をしていたんだ?(藁

637 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/28(土) 05:39
少女漫画オタは少女漫画板にカエレ!!!!!!!!!!!!!!!!

638 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/28(土) 05:56
もう、せっかく他のスレあげたのに、あげないでよ!!

639 :名無しさん@夏休みぐるぐる:2001/07/28(土) 09:28
夏休み中、あげ荒らしオタとつき合うのか〜。
やめてよ。

640 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/28(土) 14:06
やっぱりこのスレの反応を面白がってやってるんだねえ。
二次創作全てが叩かれてるわけじゃないもの。

>638 私も一時奮闘してしまいました・・。

641 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/28(土) 14:30
夏休みが明けるまでは、あきらめるしかないか。。。
9月にまた来るね〜。

642 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/28(土) 19:32
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
絶対ゆるさねえ!!

643 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/28(土) 19:34
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
絶対ゆるさねえ!!

644 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/29(日) 14:02
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
絶対ゆるさねえ!!

645 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/29(日) 14:11
>>638>>640
このスレを下げでやるために、他のスレを無理矢理上げてたのね。
止めてもらえますか。

646 :名無しさん@夏休みぐるぐる:2001/07/29(日) 15:43
他の板も上げ荒らし多いからね。
ここなんか静かだよ。訴訟沙汰になりそうなバカ厨房のカキコは迷惑。

647 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/29(日) 18:54
私も9月に来ます。では、秋にまた〜。

648 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/30(月) 03:28
249 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2001/07/30(月) 03:26
とうとう法律の話まで出たか……。
まぁ、妄想ハァハァ系スレは「こうなるといいね」的な感じで話しているが
二次創作物は完全に「作品」として発表しているわけだからな。
こんなふうになると萌えません? ってのは雑談だから文芸板ではスレ違い。
こんな作品を書きました。ってのは著作権違法だから削除対象。
どっちにしろ二次創作に未来はないってことかい……(鬱)

結論出たから消えろや

649 :名無しさん@夏休みぐるぐる:2001/07/30(月) 07:46
夏の風物詩 厨房

650 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/30(月) 19:55
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
絶対ゆるさねえ!!

651 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/30(月) 19:56
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
絶対ゆるさねえ!!

652 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/30(月) 19:57
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
絶対ゆるさねえ!!

653 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/31(火) 00:18
世の中ヒマな人間がいるもんだ!!
パソコンで育っていない世代の人間としては、驚くべきことだ。
ここまでするなら、日本、世界情勢すべてのことを、監視すれば?
もうちっと、自分のことでも考えろ!!

654 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/31(火) 01:00
もはや荒らし方が・・正気ではない(汗)
私も夏休み明けたらまた来ます。

655 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/31(火) 07:02
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
絶対ゆるさねえ!!

656 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/31(火) 07:50
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
絶対ゆるさねえ!!

657 :名無しさん@夏休みぐるぐる:2001/07/31(火) 08:01
何か怖いなぁ、荒らし方が常軌を逸している。
学生?受験とか夏休みの課題とか部活とかやることあるだろうに。

658 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/31(火) 12:02
こんなところで荒らしてないで、勉強でもしてちょうだい。
せっかくマターリと楽しんでいたのに不快指数120%だから。
もっと自分達の相応しい板に逝ってね。

659 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/31(火) 16:16
630しゃまの続きで〜す。

腕の中のキャロルはイズミル王子に寄り添うわけでなく、ただただ困ったようにじっとしているだけだった。
その合間にも時は流れて夜明けが近づいてくる。
王子はその澄んだ空色の瞳を見つめて言った。
「どうか私を信じていてはくれぬか?必ずやそなたを私の元に連れてこよう。
 よいな、何があってもだ。」
「何があってもって、一体どうやって?メンフィスは私を手放そうとはしないわ。
 いくらアイシスが私のことを嫌うようにそむけても全然聞いてくれないの。」
王子はふっと微笑んだ、それはキャロルにはとても自信ありげな様子に見えた。
「もう時間がない、待っているがよい。」
そう言うとキャロルの額に軽い口付けをして姿を消した。
つかの間の闇の中での出来事はまるで夢のようだったと思いながらも、他に頼るべく人も無いキャロルは
王子を信じるしかないのだった。
そうして3日ほどが過ぎた時に、ミタムン王女の輿入れのための豪華な荷を盗む物が現れた。
中にはヒッタイト王の親書などが含まれていたので大騒ぎとなったが、
イズミル王子の尽力により無事に手元に戻った。
ただこの事でエジプト王家の不手際となり、メンフィス王はヒッタイト王家に謝罪を余儀なくされた。
イズミル王子は「せっかくの婚儀なのだから」と事を荒立てずに済ませ得る方法を取ったために
「それでは、何なりとお望みの物を申し付けください」とのメンフィス王の言葉を引き出したのであった。
そこでイズミル王子は、キャロルを貰い受けたいと願ったのである。
ヒッタイトからミタムン王女を輿入れさせるのだから、メンフィス王の寵姫を貰い受ければ
去らざる確約ともなって両国の為になるであろうこと。
勿論待遇は私の妃にするので、エジプト王家の者として大切に扱うことなど。
メンフィス王は釈然としないようで、キャロルを手放すのを拒みそうになったが
女王アイシスの助言にて之を承諾した。
アイシスはキャロルを王子に譲る上で自分が優位に立とうとしたが、王子が策略を持って
それすらも許さず、自分に優位なように持っていったことを薄々感じていた。
そしてアイシスはキャロルの身柄を王子に譲り渡したのであった。

660 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/31(火) 16:50
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
絶対ゆるさねえ!!

661 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/31(火) 17:03
キャロルは突然身を飾られてどこかへ連れていかれてしまった。
周りの侍女に尋ねても誰も何も言わない。
メンフィス王は頗る機嫌が悪く、ちょっとした軽口でも自分が殺されかもしれないからだ。
事情が飲み込めていないキャロルはそれでもメンフィスのところへ連れて来られたことは理解した。
部屋ではメンフィスは大層怒っているようだった。
「私に何か用?」と恐る恐るキャロルはか細い声で尋ねた。
「ああ!そなたを手放せねばならぬとは!噂に違わぬ賢王子だ!私がそなたを大事にしているのが気にいらなかったのだ、あやつは!」
激しい口調で言いながらもメンフィスはキャロルを抱きしめた。
「そなたを我が王家の姫としてヒッタイトに輿入れさせることになったのだ、
 イズミル王子の妃としてな!我が王家の不手際を責めぬと思うたらそなたがほしいと!
 私がそなたを大事にしておるのを知りながらだ、だが、両国の為と言われたら断るわけにもいかぬ・・・。」
メンフィスの腕の中でキャロルは思い当たった。
(何があってもって、このことだったんだわ・・・。ここから連れて行ってくれるんだわ!)
「もうそなたに触れるわけにもいかぬ、私を忘れるな、キャロルよ。」
もうキャロルはメンフィスの言葉など聞いてもいなかった。
メンフィスの腕の中からすり抜けると部屋から駆け出していた。
イズミル王子の滞在する部屋へ。

662 :名無しさん@夏休みぐるぐる:2001/07/31(火) 17:23
ををっ!新作!
すぺしゃるさんくすです!

663 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/07/31(火) 17:51
キャロルがイズミル王子の滞在している部屋に辿り着くと従者達はすんなりと
王子の元へと案内した。
そこには悠々とくつろいで座っているイズミル王子がいた。
「もうそろそろ呼びに行かせようと思うておった、さあ、こちらへ来るがよい。」
促されるままに身を飾ったキャロルは王子の横へと腰を降ろした。
「美しいな、国へ帰ったらヒッタイトの衣装でそなたを飾ろう、きっと良く似合う。」
透ける紗のベールを触りながら優しい口調の王子。
「私、どうなるの・・・?やっぱり捕らわれの身になるの?」不安げナキャロルの様子に
王子は周りの者を部屋からはずさせた。
そしてキャロルの不安そうに握り締めている両手を大きな暖かな手でそっと包むようにした。
「そなたは私の妃となるのだ、この私が守ろう。誰にも手は出さないようにな。
 そなたを愛しく思うているのは真実だ。何も心配せずともよい。」
「私、私、まるで品物のように、私の意思なんて誰も・・・。」
王子を魅了した青い瞳からは涙が溢れていた。
幼い子供を抱くように膝の上に抱き優しく何度も何度もキャロルの背中を王子は撫でた。
「そう泣くな、私がそなたを守る故な、もう私の隣りの部屋にいるがよい、あの部屋に戻ってはならぬ。」
「でも私はあなたを知らない・・。私には誰にも頼る人もいないし、ママも兄さん達にも会えない・・。」
「では私はそなたの兄になろう、私が色々と教えてやろう、何、心配せずともよい。
 あと3日ほどしたらミタムンの婚儀も終わる、ヒッタイトへ帰れば落ち着いてこよう。」
メンフィスやアイシスに辛い目に会わされていたキャロルには信じられない言葉だった。
殊にメンフィスは兄の話しだけでも機嫌が悪くなっていたから。
「急がずともよいのだ、そのうちお互いに馴染んでくるものだ、のう、姫よ。」
「本当に兄さんみたいになってくれるの?」
「ああ、構わぬ。」金色の髪を撫でながら優しい物言いで答える王子。
(今はまだ恐れ戦いておるそなたを我が妃に育て上げていくのも悪くない。
 だがまずは信頼を得んことには、な・・。)
内心思う事は表出さず、優しい仕草でキャロルの涙をぬぐいとっていくイズミル王子。
もう外は薄闇が迫ってくる・・・。

664 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/31(火) 19:10
二次創作は出て行け!二次創作は出て行け!二次創作は出て行け!二次創作は出て行け!
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665 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/31(火) 19:13
二次創作は出て行け!二次創作は出て行け!二次創作は出て行け!二次創作は出て行け!
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666 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/31(火) 20:16
うーん。9月までは無理と諦めていたのに。嬉しい!
アイシスにとっては、一難(キャロル)去って、また一難(ミタムン)だな〜。
その後のアイシスVSミタムンのバトルにも興味津々!

667 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/31(火) 23:11
連載再開ありがとうございます!!
これからどうなるんだろうと、わくわくしております。

668 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/31(火) 23:26
キャロル奪還作戦、首尾よく運んでさすが王子だ!と思うと同時に
愛しい者を奪われたメンフィスにも悲哀を感じてしまいました。

しかしスレがあがったおかげで新作に気が付くなんて...(汗)。
でも嬉しいな、るんるん。

669 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/08/01(水) 01:26
ミタムン王女は目覚めると同時に兄イズミルがメンフィス王の寵姫を妃にする事を
侍女から知らされた。
これは自分に取っては幸いな事だ、メンフィス王の寵愛は自分の物とする自信があったから。
あとは女王アイシスの扱いさえ注意すればよい。
可愛らしく姉を立てるようにすれば問題はなさそうだ、勿論自分は誇り高きヒッタイトの王女なのだ、
何を遠慮する必要がある?
既に大人の女としての色香も身に備わっている、父上からは男を虜とする助言すら頂いた。
ただメンフィス王の寵愛を得た女を見たかった。
婚儀の用意で忙しそうに働いている侍女達を尻目にミタムン王女はメンフィス王の寵姫を思い浮かべていた。
そこへイズミル王子がその娘を連れてミタムン王女の元へ訪問した。
「ミタムン、婚儀の準備で何かと忙しないだろうが、私の妃となる姫だ、見知り置いてくれ。」
兄イズミルはこれまでに見たことが無いほど大切にその娘を扱っていた。
「はじめまして、キャロルと申します」と恥かしげに挨拶する娘をミタムン王女は信じられない思いで見つめた。
確かに黄金に輝く髪や澄んだ空の色を思わせる青い瞳は見たことが無かったが、
どうみても子供っぽい体つきや幼げな様子はミタムン王女を呆れさせた。
(こんな子供がメンフィス様の寵愛を独り占めですって?こんな娘のどこがいいの?)
「こんな子供っぽい姫なんてお兄様はどこがいいの?ヒッタイトなんて知らない娘を!」と批判的な言葉が飛び出した。
「構わぬ、これから知ればよい、早くそなたに我が宮殿をみせたいものだ、のう、姫よ。」
王子の優しい言葉もキャロルの言葉にさえぎられた。
「いいえ、見なくても知ってるわ」とヒッタイトの宮殿の様子をありありと話し出したからだ。
これにはミタムン王女も驚愕した。
「神の娘」と噂されるのは事実だったのだ。
王子はますます得がたい姫を得たように満足そうな笑みを浮かべた。
「お兄様の婚儀には出席できるかわからないけど幸福を祈りますわ。」やっとの思いでそう口にしたミタムン王女。
そして2人は退出して行った。
ともかく自分の方があの雄雄しいメンフィス王に相応しい。
邪魔者は消えたのだ、後は婚儀を待つばかり。
そうだ、もう婚儀だ、必ずやアイシスよりも自分の方を向かせてみせる。
そう胸の中で一人つぶやくと不敵な笑みをミタムン王女は浮かべたのだった。

670 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/01(水) 06:44
さすが、ミタムン。気が強い。
王子の妹だけのことはありますねー。

671 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/01(水) 06:57
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
絶対ゆるさねえ!!

672 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/01(水) 06:59
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
絶対ゆるさねえ!!

673 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/01(水) 07:02
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
絶対ゆるさねえ!!

674 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/01(水) 07:03
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
絶対ゆるさねえ!!

675 :名無しさん@夏休みぐるぐる:2001/08/01(水) 07:49
荒らしに負けず・・・っつか相手にせずにいこうね!

676 :荒らしさんお腹いっぱいん:2001/08/01(水) 08:58
朝からやっててイヤにならんかなぁ・・
これがここにいるのは板ちがいかもしれんが、
ランボーの荒らし方は住民ですらイヤになる。

677 :名無しさん@夏休みぐるぐる:2001/08/01(水) 13:46
荒らしのために貴重な電話代使ってる人に合掌・ちーん。

678 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/01(水) 14:18
さすが、ミタムン!その気の強さは父譲り?
今後に期待大っ!!!

679 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/08/01(水) 16:53
メンフィスは迫った婚儀や忙しい執務に忙殺されていた。
しかし婚儀は自分とミタムン王女のものなのに、まるで他人事のように興味も薄かった。
その事よりもあれだけ大事に扱っていたキャロルを見事にイズミル王子にさらわれてしまった事の方が
ずっとその胸の中で激しい怒りとしてくすぶっていた。
確かにキャロルはファラオたる自分を他の女達のように媚びたりしてこなったし、
メンフィスの前でもあまり笑顔を見せる事も無かった。
それでも華奢な身体で自分にも嫌な事は嫌と歯向かう様子や時折垣間見せる知識、
自分から離れている時などに見せる愛情深い様子などはメンフィスを充分に魅了した。
アイシスが厳しい監視をしてせいもあって、うかつに手も出せなかった。
外を見てみると離れた宮殿に向かってイズミル王子とキャロルが供を従えて歩いているのが見えた。
イズミル王子は大切そうにキャロルに寄り添い、何事か楽しそうに話している。
キャロルの方はといえば、もともと兄二人に甘やかされていた事もあって、本当の兄のように優しく接するイズミル王子にも
少しづつ打ち解けてきて笑みもこぼれるようになっていた。
ファラオたる自分に笑顔なぞ見せた事もなかったのに、と思うと怒りで身体中が燃え上がるようだった。
「メンフィス、いい加減にあんな娘の事など忘れてしまいなさい。」
静かに側に寄って来たアイシスは、遠くのイズミル王子とキャロルの方を見ながら言った。
「何故、姉上はあの時承諾するように言うたのだ?他の者でもなんでもよかったに・・。」
激しい怒りを滲ませながら吐き出すように言うメンフィスの想い。
「あなたは明日にはミタムン王女と婚儀をあげる身。ミタムン王女にだって失礼でしょう。
 それにミタムン王女と婚儀をあげ、キャロルが王子の妃となれば我がエジプトも安泰・・・。
 あなたはこのエジプトを司るファラオではありませんか。
 いつまでもあのような小娘に関わっている暇等ないはず。あのような小娘一人気にする事もありません。」
しな垂れかかるアイシスの重みを感じながらもメンフィスの胸の中は炎が燃え盛る。
「私もあなたの事を愛しているからこそあのように言うたのです。2人でエジプトを守ろうと誓ったではありませんか。
 ねぇ、メンフィス・・・。」
我が姉ながら妖艶なアイシス、アイシスとはまた違った色香の漂うミタムン王女・・・。
どちらも嫌ではない、この2人によってますます我がエジプトは栄えるであろう。
それでも金色の髪の華奢な少女のことはなかなか胸の中から消えぬであろう。
最後に抱きしめた時のたおやかな身体の感触を忘れたいとはおもえないメンフィスだった。

680 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/08/01(水) 17:32
うう!面白い〜

681 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/01(水) 20:08
おつかれさまぁ〜〜。。応援してまぁす。。

682 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/01(水) 22:35
兄のような愛でキャロルを守ってる王子が好きだー。
(ふと思ったんだけど、上に男兄弟がいる女の子って自分のお兄ちゃんの
ような異性と居るのが過ごしやすいんじゃないかな。日常の慣れもあるし)
ともあれいつか王子がキャロルの目に素敵な男性として映る日が来ますように。(なむなむ・・・祈)

>>668さん同様、メンフィスがやり場の無い愛情を持て余してギリギリしてるところが
切なくて良いなーと思いましたです。嫉妬の渦中にある姉弟に萌え。

683 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/08/02(木) 00:24
諸外国からの多数の祝い客も訪れて盛大な婚儀も無事に終了した。
キャロルには冷たく当たったアイシスもキャロルの輿入れの用意は時間が無いにもかかわらず
ナフテラに言いつけ大エジプトに相応しい豪華な荷が用意させた。
「神の娘」がエジプト王家からヒッタイトへ輿入れするのだから、対面を考えてキャロルはそれは美しく装い、
別れの挨拶をするメンフィスやその横に新妻となった誇りで輝かしいミタムン妃、
凛とした女王アイシス、そしてキャロルを守るように背後に寄り添う賢王子として名高いイズミル王子との場に立ちあった。
「今度は私供の婚儀に是非出席をして頂きたいもの。」
「当然だ、このように素晴らしい妃を娶ったのだ、喜んで」
「妹ミタムンをどうぞ可愛がってください、女王アイシス、メンフィス王。」
挨拶も終わりに近づく頃、不意にメンフィスがキャロルを呼んだ。
いつも恐る恐るメンフィスの様子をうかがっていたキャロルはビクっとしたが
呼ばれるままにメンフィスに近づくと、「これをそなたに」と自分が胸にしていた
黄金でできたファラオのしるしの胸飾りをそっとミャロルの首に掛けた。
「これは・・・?」と戸惑うキャロル。
「これがあればヒッタイトでもそなたはエジプト王家の者としての地位も確実であろう。」
淡々と話すメンフィス。
もしヒッタイトで何かあってももうエジプト王宮にはキャロルの居場所は無いのだ。
せめてヒッタイトでの地位を硬く約束できる物があるのならと、メンフィスは想ったのだ。
まだ胸の中にはキャロルへの熱い想いが燃え盛っている。
ファラオとして雄雄しく立つその姿からはとても想像出来ない程、イズミル王子への怒りは治まっては居ない。
「ありがとう、メンフィス・・・。」とか細いキャロルの声を聞いた。
「これはこれは、我が妃に何と言う心使い、いたみいる。」というイズミルの王子の声。
「では次には我がヒッタイトで。」とイズミル王子はキャロルと供に駱駝に乗り、
エジプトを後にした。
「お兄様、道中ご無事を祈っていますわ!」最後にミタムン妃の声が響くと別れの儀式も終えたようだった。
「ミタムン、昨日から忙しかったのではないか?」
「姉上もあのような見事な荷を指図するのも疲れただろう。」
2人の妃に声を掛けながら、胸の奥にはキャロルへの恋慕がちくちくと残っていたメンフィスだった。

684 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/02(木) 00:54
続きをありがとうございます!!
わけのわからん連中は、放っておきましょう。
しかし、ここでのメンフィスは、ちょっと欲張り(爆)ですね。
どの女も、手に入れたがっているようなんですもの(まあ、古代の王なんて
普通はそうでしょうが)
兄のように,優しく接するイズミル王子、楽しみにしています。
キャロルがヒッタイトでシアワセになりますよーに!!
ミタムンのような気の強い小姑がいなくなってよかったです。
(私も小姑の立場なので、あまり言えませんが・笑)

685 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/08/02(木) 07:40
うわーい!今日も新作、嬉しいです。
訳の分からない輩は放って置いて、作者サマ、頑張って!

686 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/08/02(木) 08:02
キャロルが古代にどんぶらこしないで現代にずっといたら、お相手はやっぱりライアン兄さんかしら?

「えっ!お母さん、今何と?」
「まぁ・・・ライアン。そんな大きな声を出さないで。びっくりしてしまうわ」
おっとりとリード夫人は微笑んで、驚きと怒りで端正な顔を歪めている長男を見上げた。
「だから・・・キャロルとジミーを婚約させてやろうと思うのよ。
ジミーが昨日、私に会いに来てくれたの。キャロルをくださいって。
あの子は気持ちのいい男の子よ。そりゃあ、キャロルを大事に思ってくれているわ。キャロルもジミーを憎からず思っているのよ?お互い好きあっているなら婚約だけでも・・・」
「お母さん!」
ライアンは怒りに長身を震わせて、目の前の未亡人ー自分とロディの母親ーに怒鳴りつけた。
「何を言ってるんです!ジミーとキャロルを婚約?正気ですか?17才と16才、子供だ!
ジミーは何を考えてるんだか。まだ学生なのに!愛だ恋だとのぼせているだけですよ。世間知らずの大バカ者です。
結婚?! は!結婚はママゴトじゃない!収入は?住む場所は?」
「だから婚約だけでも・・・。ジミーは家で一緒に住めばいいの。キャロルだって賛成してくれるわ。え?ええ、そうよ、ライアン。キャロルにはまだ話していないの」

687 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/08/02(木) 08:03
「全くお母さんは何を考えているんだっ!」
ライアンは書斎でロディに当たり散らすように母親の爆弾宣言を話していた。
「まぁ・・・キャロルにはまだ話していないっていうし。ジミーだってプロポーズに来ただけで、いきなり婚約させてもらえて同居まで、なんて知らないんだろう」
次男坊のロディは言った。
「お母さんは夢見る少女じみたところがあるからなぁ。兄さんもあまりきついことは言わないで。お母さんだってキャロルの幸せを考えてのことだよ。
実際ジミーは優秀だよ。将来はかなり有望だ。つまり収入とかそういう方面のことも・・・」
「ロディ!お前は・・・」
「怒らないで、兄さん。お母さんはキャロルがかわいくて仕方ないんだ。何と言っても自分の亡き妹の忘れ形見だからね」
「・・・分かってる。それは僕だって同じだ。だから余計、許せないんだ。キャロルの幸せについてはもっと熟慮すべきなんだ」

688 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/02(木) 09:20
”どんぶらこ”・・・(^◇^;
朝から爆笑してしまった!

689 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/08/02(木) 13:52
キャロルとライアン・ロディの兄弟は血がつながっていない。
キャロルが赤ん坊の時にリード家に引き取られて今日に至っている。
二人ともこの年の離れた新しい妹を可愛がったが、特にライアンがキャロルに注ぐ愛情は深かった。
一緒に遊んでやったり、勉強を見てやったり、どこかに連れていってやったり。リード夫妻が多忙であったせいもあったろうが、ばあやに言わせると「キャロルさんをレディーに育てたのはライアンさん」ということになるらしい。
まぁ、キャロルは考古学が大好きで天真爛漫な型にはまらないユニークなレディに育ってしまったが。

「兄さん?どうしたの。難しい顔をして。仕事が大変なの?疲れているの?」
急に書斎に現れた兄を見て、キャロルは不思議そうに訊いた。
「何でもないよ。・・・ねぇ、キャロル。お前は今、誰か好きな男の子がいるかい?」
「ま、兄さんったら!急に何を言い出すの?そんな人いないわ」
キャロルは真っ赤になって言った。むきになって物を言うとき、いつもそうするように兄の胸に手を回し、上目遣いになって。
子供の時と同じ仕草。ライアンはこの上目遣いの表情をどれだけ好きだったろう。口を尖らせていた幼い子供は、いつの間にか少女になった。
「ああ・・・ごめんよ。驚かせたか。いや・・・お母さんがね」
「ママが?」
「うん・・・ジミーのことをお前が好きらしい、みたいなことを言っていたよ」

690 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/08/02(木) 13:52
それを聞いてキャロルは困ったような、おかしくてたまらないような、そんな複雑な表情を浮かべた。
「兄さんったら!ジミーはただのクラスメイトだわ。そりゃ、考古学には詳しいし、スポーツもできるけど・・・好き嫌いの対象じゃないもの。私は・・・」
言葉を切ったキャロル。ライアンがその顔をのぞき込む。
「私は・・・?それから?」
「と、とにかく私はジミーのこと何とも思ってないわ!ママったら早とちりしてるのよ。・・・・私は好きな人なんていませんよーだ!」

キャロルは後も見ずに書斎を飛び出した。顔が驚くほど熱い。ライアンの手があった背中が、腰が火照っている。
(兄さんにあんなこと聞かれるなんて思わなかったわ。急にどうしたのかしら?ジミーですって・・・?嘘でしょう。ただの仲良しだわ。でも・・・でも兄さんは私がジミーを好きだなんて思ってるのかしら?)
キャロルは自分の部屋のベッドに身を投げ出した。
急にジミーの名前が出てきたこと、そして何よりもライアンがジミーのことをキャロルの好きなBFだと思っているかも知れないと言うことがキャロルを混乱させる。
「ばっかみたい!私が好きなのは・・・」
ここまで言ってキャロルは枕に顔を埋めた。
(ライアン兄さんだなんて・・・言えるわけないじゃない)
涙が枕を濡らす。

691 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/08/02(木) 15:10
続きをかいてみましたわん、気に入らなかったらごめんなさい。


父親を亡くしてからのライアンは専ら仕事に明け暮れる毎日を過ごしていた。
今では父の代よりも事業を拡大し、「リード財閥の若き帝王」と呼ばれている。
キャロルがエジプト居たがるので其処を拠点に世界中を飛び周る生活。
当然華やかな社交生活もあってしかるべきなのに、浮いた噂もなく
またリード夫人もキャロルもエジプトでどちらかと言えば華やかさに欠ける生活を送っているために
ライアンにもっと女性の影がちらつく事なども全く想像すらつかないのであった。
なのでキャロルはしばらく家を空ける事はあっても必ず自分達の元に帰ってくるライアンを
いつも心待ちにしていたのである。
ロディもリード財閥で兄をサポートし、忙しく過ごしていたが、彼は次男坊の気楽さからか
母親やキャロルの耳にあまり入らないように若い男性らしく適当に遊んでいるらしかった。
もちろんキャロルを溺愛している事には変わりは無いので在る。
そしてキャロルは社交界の中でも独身女性の憧れであるライアン、ロディをみて育っているために
クラスの男の子と気軽に付き合うのさえ躊躇していた。
ましてやいつも優しく自分を甘やかしてくれるライアンに淡い恋を抱いている。
とてもたとえ気の合うジミーでも、ライアンにそのような目で見られたくはなかった。

692 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/08/02(木) 16:20
「ライアン兄さん、次はいつ?」
出発の準備をしているライアンに纏わり付きながらキャロルは尋ねた。
「う・・ん、早くて1週間かな?なんだ、何かおねだりでもあるのかい?」
ライアンは彼が行ってしまうことで機嫌を損ねているキャロルを見て笑いながら言った。
最近急に綺麗になってきたキャロルは、彼がよく仕事上で引き合わされる堂々たる美人とはまた違った趣で
ライアンの目を楽しませた。
「あのね、来週ジミーからクレタ島に遺跡を見にいこうって誘われてるんだけど、
 行って来てもいい?ママは行くことには賛成してくれてるんだけど・・・。」
本当はライアンと一緒に行きたいのだと胸の内でキャロルはつぶやいた。
「行きたいんだろう?その顔を見れば判るよ、僕も付いていってやりたいけど無理なようだ。」
気落ちしているキャロルにライアンは金髪を撫でながら言った。
「その代わりといってはなんだけど、来週末にどうしても外せないパーティがあるんだよ。一緒にいくかい?」
ライアンにそう言われてキャロルの顔は嬉しそうな笑顔に変わった。
「本当?本当に?嬉しい!」
「仕事上の付き合いでね、だから新しいドレスでも買っておいで。」
「ありがとう、ライアン兄さん!」
キャロルはライアンに抱き付いてライアンの頬にキスをした。
「なんだ、もう機嫌が直ったのか、現金な奴だな」
「ひど〜い、兄さんたら!」
「ばあやにいって車の用意が出来てるかきいてくれ、キャロル。」
「は〜い」キャロルは楽しそうにばあやの所へいった。
その隙にライアンは母に
「ジミーの件は自分が戻ってくるまで待っていてほしい、焦ってはよくない。」と
申し入れ、リード夫人ももっともだと承諾したのであった。
そしてまた別離の時間が過ぎて言った。

693 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/02(木) 18:07
(そろそろ帰ってくるころだな‥)
 イズミナル王子は狭い窓から少しだけ見える空を見ながら、心の中でつぶやいた。
 イズミナル王子はもうすぐ18歳になる受験生である。これまで部活に打ち込んできたツケがまわってきて、この暑い夏も遅れを取り戻すのに必死だった。
(ッキショウ。あのときアイツがミスしなければ、全国大会へ行ってスカウトの目にとまったかもな)
 と、まあこんなことを勝手に思っているが、それほどすごいピッチャーではなかった。ようするに勉強から逃げるための言い訳なのだ。
(それはそれとして‥。アイツとのカケには負けたくないよな。どっちが先にケイケンするか‥‥)
 イズミナル王子とアイツとは同級生であり、チームメイトでもあった。高校生活最後の試合で負けた後、罵り合っているうちになぜかそんなはなしになった。勢いでしてしまった約束ではあるが、勝負事だから負けたくない。
(かといって相手がいるわけでもなし‥‥。あ、帰ってきた)
 イズミナル王子は素早く窓際に近づくとしゃがみこみ、ゆっくりと窓枠から隣のマンションをのぞきみた。

 イズミナル王子の部屋は一軒家の二階である。その邸とはわずかな塀の分(大体1メートルくらい)をはさんでマンションが建てらている。そのマンションの一室はイズミナル王子の部屋から丸見えなので、しかもその部屋の住人はキャロルという20歳の大学生、イズミナル王子が興奮してのぞくのも無理はない。しかも無防備なことに、レースのカーテンをひくとシャワーを浴びるため、おもむろに脱ぎはじめるのである。
 イズミナル王子ののぞき見は4月にキャロルが越してきて以来、日課になっていた。

(結局今日もこうなるのね。くぅぅ)
 などとつぶやきながら、イズミナル王子はティッシュを4、5枚とり敷き詰め、トランクスごと短パンを脱ぎ捨てた。

 そんなことはまったく知らず、ある意味で罪作りなキャロルのストリップショーがはじまった。半袖のブラウスを脱ぐとピンク色のブラジャーがはっきりと見える。しかもこぼれ落ちそうなほど豊かな胸。
(キャロルさぁ〜ん。その大きな胸ではさんで欲しいヨォ)
 イズミナル王子のソレはもうビンビンだった。毎日していても毎日したくなってしまう、若い男の哀しいサガだ。イズミナル王子は傍目にはみっともない四つんばいのような体勢になって、いきり立つソレをしっかりと握り、しごきたてている。

 紺のタイトスカートが、はらりと落ちた。
 パンティもブラと同じピンク色。しかもレースのようで中心のあたりに淡いかげりさえ見えている。イズミナル王子の先端からはもう先走りがにじんできていた。
 キャロルは(多分鏡に向かって)なにげなくポーズをとると、背中に手をまわし、ホックをはずすしぐさ。
(さ、さぁ‥‥、で、でるよぉ‥‥ぷるるんって)
 まさにイズミナル王子が発した擬音のごとく、震えるようにカップから胸があらわになった。イズミナル王子の鼻息が強くなる。
(あんなにおっきいのに、なんで乳首はちっちゃいんだよぉ)
「はぁ‥‥はぁ‥‥」
(こいつの先っちょで、ツンツンつついてみたい‥‥)

 キャロルはイズミナル王子に背中を向けた。
 そして両手をパンティの横にかけ、お尻を軽く突き出すようにして、最後の砦をゆっくりと押し下げ始める。
 イズミナル王子は息を荒げながら、お尻の谷間の秘めやかな部分を凝視する。そこはキャロルの肌色より少し濃く、そして赤みを帯びているように見えた。
「あ、そんな、キャロルさん‥‥お尻を突き出して‥‥ああっ‥‥ダメだ‥‥‥つぅぅぅ」

 イズミナル王子は毎日吐き出しているにも関わらず、敷き詰めたティッシュを飛び越え、濃い樹液を壁にぶちまけた。

694 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/02(木) 18:10
「あちーッ‥‥ただいまっと」
 午後3時、イズミナル王子が帰ってきたようだ。
 とはいえ両親は共働きでひとり息子しかいないこのうちに、他に誰がいるわけでもない。イズミナル王子は気が付けばずっとカギッ子だった。そのことでイズミナル王子はさびしい思いをしたこともあったが、今では何にも替えがたいもので、親に干渉されないのは最高に気楽なのだ。
 イズミナル王子は冷蔵庫で適当にジュースを見繕うと二階の部屋に上がっていった。
「うっわっ、蒸し風呂だな、こりゃあ」
 とりあえずクーラーのスイッチは入れたものの、淀んだ空気を入れ替えるため窓を開け放った。いつもながらの綺麗に片付いているキャロルの部屋が目に飛び込んでくる。
(今日はまだ帰ってないな‥‥よしよし)

 別に塾に行っていたとか、図書館で勉強してきたとか、そんな殊勝なイズミナル王子ではない。まるで受験生であることを忘れてしまったかのようだ。
 今日は前から目をつけていたエロ本を、わざわざ隣町の本屋まで仕入れてきたところだ。

(これこれ。すっげーな、このおっぱい。んーでもなんか、このひとキャロルさんに似てないか?)
 目元に黒いマジックで線が入った、いわゆる素人からの投稿写真を載せている雑誌だ。イズミナル王子は、その中のひとりがキャロルに似てるから目をつけていたということをすっかり忘れてしまっている。
(うーー、たまんねーー)
 イズミナル王子の右手はいつものように、すでにむくむくと大きくなり始めたものを短パンの上から触り始めていた。






「あー、疲れたー」
 午後3時30分、キャロルがマンションに帰ってきた。外は酷く暑いのに、なぜだか涼やかな印象を受けるのは身に付けているもののせいだろうか?
 キャロルはオートロックの扉の前に立ったが、何気なく郵便受けをのぞきに戻る。
「ん? なんか来てる」
 かがんだ腰をしゃんとすると、ベージュのトートバックを肩から降ろす。そしてまた腰を折ると郵便受けのカギを外した。中には封書が3通。ふたつはダイレクトメール、もうひとつは先日登録した家庭教師センターからのものだった。
「(ってことは近所にあったんだな)ラッキッ」
 頭で思っていたことの最後だけ、つい口に出してしまってまわりをキョロキョロしてしまう。そもそもそれほどお金に困っているわけではなかったから、マンションから近いエリアでと希望しておいた。時間の都合もバッチリというわけだ。
 バックを肩にかけ直して郵便受けを閉める。
(どこかな?)
 再び扉の前まで来るとオートロックの暗証番号を入力する。
 ぱんっと音を立ててカギが開いた。
 キャロルは階段をゆっくりと上がりながら、どうでもいい2通をカバンに放り込み、大事な1通を待ちきれずにびりびりと封を切った。
(なになに、えーと‥‥あ、これって向かいのうちじゃない)
 近所も近所、隣の立派なうちとあって、ついついニンマリと微笑んでしまう。
(待てよ。ってことは、コンビニで会うと色目を使ってくるアイツかぁー)
 うーんと唸って立ち止まると天井を仰ぎ見る。
(顔も体も悪くないんだけどなぁ‥‥。ま、いっか。断るのも面倒だし)
 カツカツとヒールの音を立てて部屋の前まで来ると、決心したようにドアを思いっきり閉めた。

695 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/02(木) 18:11

(キャロルさん、そろそろ帰ってこないかなー)
 恋する男の勘は鋭いものがある。イズミナル王子がいつものように窓際まで来ると、ほどなくしてキャロルが部屋に現れた。
(今日も素敵ですね、キャロルさん)
 そしていつものようにティッシュを手にとり準備万端整えて外を見ると、なぜか目があったような気がする。
(アイツ、ひょっとしていつもこの部屋のぞいてたのか?)
 キャロルはカッと体が熱くなったが、次の瞬間には悪戯っぽい笑みを浮かべていた。
(いいわ。たっぷりと見せてあげる‥‥)

 こちらを見ているイズミナル王子に悟られないように、キャロルはいつものようにレースのカーテンを引っ張る。そして、汗で肌に張り付いてしまった半袖のシャツのボタンを、思わせぶりにゆっくりと外していく。
(どう?見てる?)
 すべてのボタンを外し終わると心の中でそう呟きながらシャツを脱ぎ捨てる。
 次はスカートだ。キャロルは窓に背を向け、スカートのホック、ファスナーに手をかけ、フリーになったスカートから手を離す。
(今日はクリーム色の上下よ‥‥)
 しかもキャロルの大好きなレースがふんだんに使ってあるもので、ブラのカップの上半分はレースで、近くで見れば褐色の乳首がギリギリで見えそうなデザインだ。もちろんショーツも腰と股のあたりに辛うじて生地が使ってあるだけでほとんどがレース。
(やだ、毛が透けて見えてる‥‥やぁらしぃ)
 意識しないようにとは思っていても、やはりイズミナル王子の視線を刺さるように感じてしまう。そしてそう思えば思うほど気分は高揚し、淫らになってくるようだった。

 イズミナル王子は──。
 窓を閉めればいいのに、むっとした風に汗をかきながら、下半身はすっかりと裸になっていた。そして屹立したものを握り、しごくともなくただキャロルに見蕩れていた。
(今日の下着も素敵だなぁ。もっと近くで見てみたいぜー)
 ほとんど無理だと思われたイズミナル王子の希望は、ちょっと先の未来に叶えられることを、当然のことながらまだ知らない。だから目を血走らせ、皿のようにして、穴が開くほど後姿のキャロルを見ていた。お尻の肉が半分以上露出したパンティのレースから桃の割れ目を見つけると、思わずヒュ〜と口笛を鳴らしてしまった。

696 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/02(木) 18:12
キャロルには口笛の音は届かなかったが、まるでそれを合図にしたかのように次の行動に移る。キャロルは背中に手を廻すとブラのホックの両側に手をかけ、中央に引っ張り、緊張を解く。そしてさりげなくターンを決めて向きを変えた。
 いつも見られていたのかも知れないが、意識して見せるのはまた訳がちがう。口の中が乾いてしまって、唾を飲み込もうとした音だけが空しく自分に響く。
(なんでこんなにドキドキしてるんだろう?)
 キャロルは左腕で両胸を押さえ、右手で片方ずつ肩紐をはずしていった。そしてイズミナル王子の視線を感じながら、ゆっくりと左腕の力を抜いていく。
(ああ‥‥見て‥‥ほら‥はずれるわよ‥‥)
 キャロルの豊かな胸がぬるい外気に晒された。その雰囲気にじらされてか、乳首はすでにピンと力を漲らせていた。
(やぁん‥‥勃ってる‥‥)
 つまんで刺激したいという欲望を押さえると、キャロルはまた後ろ向きになった。思わせぶりに腰からお尻を二度三度撫でまわし、パンティに手をかけた。

「あっ」
 イズミナル王子はキャロルの胸をたっぷりと見ようと思ったのに、また後ろを向かれて思わず叫んでしまった。
(って、別に見せてるわけじゃないから仕方ないか)
 気分を取り直してパンティに手をかけたキャロルを見る。
(腰からお尻にかけてのラインも、こう、きゅうってしててカッコイイなぁ‥‥。自分がこんなだったらああやってさわっちゃうよなぁ、やっぱ)
 イズミナル王子は止まっていた手を動かし始めた。キャロルを相手にしたさまざまなエッチな妄想で、ソコの先にはすでに溢れ出すものがあった。
(キャロルさぁん、早く脱いじゃってくださーい)

 はーい、と返事をしたわけではないが、キャロルは体を少し曲げるとお尻の方からするっとパンティを剥いた。そしていつものように右足、左足とパンティを抜き取る。と、いつもならここで部屋から出てシャワーに浴びに行くはずだった。
 キャロルはそこまでいつもどおりの手順で裸になったが、いつもと違うことがあった。それは乳首が勃っていることと、あそこがすっかりと潤んでしまっていることだった。
(あぁ‥‥パンティが湿ってる‥‥)
 キャロルは脱ぎ捨てたパンティを足から抜き取った体勢のまま見つめていた。

697 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/02(木) 18:15

「ああ、キャロルさんのあそこが‥‥ああ、す、すごいよぉ」
 イズミナル王子はたまらず口走っていた。そして堅くなったものしごくとどんどん先走りが溢れてくる。
 いつもより長くキャロルの底を観察できているため、はみ出した襞まで見えるようだ、いや、実際にイズミナル王子には見えていた。
 キャロルはおもむろに体を伸ばすとイズミナル王子に向き直った。
(さぁ‥‥ここからが本番よ‥‥)
 自分してしまったの淫らな行為に、自ら溺れそうになりながら、それでも見せているんだ、という気持ちを再確認したキャロルは胸を下から支えるように揉みあげはじめた。
(‥‥キャロル‥‥さん? 何を‥‥。ま、まさか‥‥オナニー?)
 そのまさかである。
 イズミナル王子は自分が見ていることがすっかりばれているとは知らず、悦び勇んで眺めつづけた。
(あ、ああ‥‥キャロルさん‥‥お、俺に言ってくれれば、たっぷりと揉んであげるのに‥‥)
 キャロルは見せつけるように、胸を強調するように揉みしだく。勃っていた乳首が益々硬度を高めていく。
(あぁ‥‥ん。つまんじゃう‥‥)
 キャロルは胸の頂まで手をすっとずらして、指先でくりくりとつまんだ。
「あ、んん‥‥」
 いやらしく半開きになった口から、自然と声が出てしまう。汗をかいているため少しはすべるが、それでも心持ち痛い感じがして、うっすらと目を閉じてしまう。
「キャロルさんの乳首、もう勃ってるんだね‥‥そんなにきゅっきゅって摘めるほどに‥‥」
 イズミナル王子はキャロルの痴態を見せつけられ、今にもイッてしまいそうだったが、ここでその楽しみを終わらせる方がつらいと、しごくのを中断してしまっていた。

698 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/02(木) 18:15

 キャロルは頂への刺激を指先から手のひらに替え、胸全体を揉みつつ、先端をくにくにと弄んだ。
「はぁ‥‥ん‥‥気持ち‥‥よくなってきちゃった‥‥んん‥‥」
 キャロルは自分の体が気持ちよさを求めて、くねくね動いていることにまだ気づいていない。
「はぁ‥‥はぁっ‥‥。い、いやらしいよ‥‥キャロルさん‥‥」
 イズミナル王子はいち早くキャロルの変化に気づいて、手は止めているのに自然と腰が動いてしまう。
 キャロルは右手を口まで持ってくると、その指をねっとりと舌で濡らした。根元の方から指先に向かって舌を這わす。
「あっ‥あっ‥な、舐めてる‥‥。お、俺のも舐めて‥‥うう‥‥」
 キャロルはつばで濡らした指を、自分の股間に持っていくと、そっとあてがった。体がぴくっと震えた。
「ん‥‥ふぅ‥‥。あ‥‥すごい濡れてる‥‥」
(でも‥‥彼には刺激的だったかもね‥‥)
 こんなに濡れてるいるのなら、つばで濡らす必要もなかったのだが、キャロルの言う通り、イズミナル王子には最高に効果的な仕草だった。
「‥キャロルさん‥‥入れるよ‥‥」
 イズミナル王子はキャロルをじっと見ながら、指を入れる動作にあわせてそんな台詞を吐いた。
「ん、んんん‥‥」
 キャロルはゆっくりとそこに指を突き立てた。その快感で思わず顎があがる。
「あ、あ、は、入ったよ‥‥キャロルさん」
「はぁ‥‥ん‥‥はい‥‥っちゃ‥‥った‥‥」
 キャロルは胸を揉みながら指を出し入れすると、気持ちよさが倍増した。そして早くもキャロルの底からはくちゃくちゃという音が出始めていた。
「あ、いや‥‥もうこんなに‥‥ああ‥‥」
 音を聞くとキャロルは酷く乱れ始めた。
 やがて立っているのも辛そうになり、左手をガラスについてなんとかその姿勢を保っていた。
「あ、ああ、キャロルさん。気持ちいい‥‥はじめてなのに‥‥立ちバックだなんて‥‥さ、最高っス‥‥」
 イズミナル王子はイズミナル王子で妄想に浸りながらしごきつづけていて、やたらと興奮してしまっているのか先走りでにちゅにちゅ音がしていた。
「ああ、見てるの? わたし‥‥見られてるの? あ、あ、ダメ‥‥ん‥‥」
 キャロルは体が安定すると、より一層激しく指を使った。唇を噛み締めひたすらに指で快感を追った。そして──。
「あ、そ、そんな、あ、キャロルさん、し、締まるよ‥‥あ、あ、で、出る、出るっ、出ます、ああ〜」
「ん、ああ、いっくぅ‥‥」
 イズミナル王子は妄想の中のキャロルに、思いっきり突き入れ、そして思いっきり吐き出した。しかし所詮は実体のない妄想、飛び出した樹液はまたも壁を濡らしていた。
 キャロルは不思議とイズミナル王子がイッたのとほぼ同時に、頭の中が真っ白になり、軽くイッてしまった。そして体の力が抜けてしまい、ずるずるとそこに座り込んだ。






 キャロルは軽い疲労感の中、ドレッサーに置いた家庭教師センターからの書類に目をやると彼の名前を確認した。
(イズミナル王子君か‥‥。ふふ、逢うのが楽しみだわ‥‥。わたしが家庭教師だと知ったらどんな顔をするのかしら‥‥)
 キャロルが口元に悪魔の笑みを浮かべたそのころ、そんなことになっているとは夢にも思わないイズミナル王子は、壁の後始末に追われていた。

699 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/02(木) 18:16
エロネタはエロネタスレへ

700 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/02(木) 21:02
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
絶対ゆるさねえ!!

701 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/02(木) 21:04
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
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702 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/02(木) 21:05
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703 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/02(木) 21:07
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704 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/02(木) 21:09
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705 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/02(木) 21:09
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706 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/02(木) 21:10
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
絶対ゆるさねえ!!

707 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/02(木) 21:11
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
絶対ゆるさねえ!!

708 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/02(木) 21:13
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
絶対ゆるさねえ!!

709 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/02(木) 21:44
おお...リード兄妹物語だ(^^♪
ライアンがキャロルに注ぐ愛情は...父代わりの父性愛でもなさそうだし、
かといってただの兄妹愛とも思えない...。
キャロル以外にあまり感情を表さないライアンのことを思うと
個人的に切なくなりますが...物語、堪能させていただいてます。

>>683さんの続きも読みたいという欲張りな私...v

710 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/03(金) 00:11
やっぱり現代だったらライアン兄さんしか、いないって気がするのよね〜。
地味ーじゃ、どうも役不足な気がしちゃう。
>709さん
うんうん。
私も683さんの続き、読んでみたーい。

711 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/03(金) 01:48
確かにどう見ても兄妹には見えないですね〜。
でも、ずっと貰われたのはライアンの方だっていう固定観念があったから
新鮮に感じますね。続き、よろしこーっ!

712 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/03(金) 10:30
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
絶対ゆるさねえ!!

713 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/03(金) 10:31
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
絶対ゆるさねえ!!

714 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/03(金) 10:34
3

715 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/03(金) 10:34
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
絶対ゆるさねえ!!

716 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/03(金) 10:35
k

717 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/03(金) 10:35
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
絶対ゆるさねえ!!

718 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/03(金) 11:02
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
絶対ゆるさねえ!!

719 :名無しさん@692続き:2001/08/03(金) 13:46
(これでいいかしらね?)
キャロルは鏡を覗き込んだ。頬を紅潮させ、喜びに輝く自分の顔。薄い青のドレスが白い肌を際だたせる。
今日は待ちに待ったパーティーの夜だった。いや、本当はパーティーなんてどうでもいい。肝心なのはライアンと一緒にいられるということ。ライアンが自分のために時間を割いてくれたということ。ライアンと一緒にいられるならそれはいつだって楽しい心躍ることなのだ。
ライアンと一緒に過ごせることに子供っぽい喜びを感じながら、キャロルは仕上げに真珠のイヤリングをつけた。本当に今夜の自分は何て綺麗に見えるんだろう!
(兄さんと一緒だからね・・・)
キャロルは軽い足取りで下に降りていった。

「キャロル・・・やぁ・・・」
ライアンはキャロルをうっとりと見つめた。自分が知っている子供とは違う美しい 少女がライアンにむかって嬉しそうに微笑みかける。ライアンは不覚にも照れてしまってキャロルにおざなりの賛辞すら贈ることができない。
「うん・・・ちゃんと支度できたようだね。さぁ・・・行こうか」
ライアンはそっとキャロルの金髪に触れた。甘い少女の香りが匂い立ち、ライアンの心をかき乱した。
「ね、兄さん。似合う?おかしくない?ママと選んだのだけど」
キャロルは助手席で心配そうにライアンに訊いた。
「うん?おかしくないよ。なかなかよくできてる」
「嬉しいわ!兄さんと二人で出かけるの久しぶりですもの。わくわくするわ」
「はは・・・最近、どこにも連れていってやっていないね。忙しさにかまけてお前を放っておいたから。今夜だって義理のパーティーだ」
「いいの。私は兄さんと一緒なのが嬉しいんだから」
言ってしまってから顔を赤らめて、横を向くキャロル。その幼い様子が愛しくてライアンは頬に口づけた。
いつもならお返しのキスをするキャロルなのに今日は身体を固くするだけのキャロル。全身が薄桃色に染まる様子が何とも言えず美しい。

720 :名無しさん@692続き:2001/08/03(金) 13:47
パーティーは賑やかなものだった。
人々がひっきりなしにリード財閥の総帥のもとに挨拶にやって来る。挨拶を返し、社交辞令や仕事のさりげない約束を的確に口にするライアン。若い女性もライアンの気を引こうと様々に策を弄する。
キャロルはそんな兄をまぶしいような寂しいような気持ちで眺めた。華やかに装った美女達を見るうちに、自分のドレスがひどく無趣味で子供じみたものに感じられた。
(仕方ないわよね。兄さんは私だけの人じゃないんだし、今日のは仕事がらみのパーティーですもの。でも何だか寂しいな)

とはいえ、ライアンの傍らの小柄なキャロルも充分に人目を引く美しさを備えていた。脆い少女の美しさ。子供から大人に成長する一瞬の間の美。
ライアンが守るようにしていたキャロルだが、パーティーが進むにつれ、ライアンのガードも甘くなる。
色々な男性がキャロルに挨拶し、話しかけた。はにかんで控えめに言葉を返すキャロルの初々しい様子は物慣れた男達を喜ばせた。でもキャロルは皆、ライアンの妹である自分に気遣って子供のような自分にも親切にしてくれるのだろうとしか思えない。

「キャロル嬢?お疲れのようですね。大丈夫ですか」
そう声をかけたのはラフマーン氏だった。若いアラブ人はライアンと並ぶ絶好の花婿候補と目されていた。キャロルは赤くなって答えた。
「ラフマーンさん。ありがとうございます。大丈夫です。ちょっと人に酔ったみたい。こんな華やかな席は慣れなくて・・・。ちょっと外の空気を吸えば大丈夫です」
ラフマーン氏、もといアフマドは親切にもキャロルをテラスに連れていってくれた。キャロルは素直に好意を受けた。

721 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/03(金) 15:06
アフマド登場!
う〜ん、ますます影が薄くなっていく地味ーくん。
今後の大逆転・・・んなもん期待してないけど。(ひどっ!

722 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/03(金) 16:11
(これでいいかしらね?)
キャロルは鏡を覗き込んだ。頬を紅潮させ、喜びに輝く自分の顔。薄い青のドレスが白い肌を際だたせる。
今日は待ちに待ったパーティーの夜だった。いや、本当はパーティーなんてどうでもいい。肝心なのはライアンと一緒にいられるということ。ライアンが自分のために時間を割いてくれたということ。ライアンと一緒にいられるならそれはいつだって楽しい心躍ることなのだ。
ライアンと一緒に過ごせることに子供っぽい喜びを感じながら、キャロルは仕上げに真珠のイヤリングをつけた。本当に今夜の自分は何て綺麗に見えるんだろう!
(兄さんと一緒だからね・・・)
キャロルは軽い足取りで下に降りていった。

「キャロル・・・やぁ・・・」
ライアンはキャロルをうっとりと見つめた。自分が知っている子供とは違う美しい 少女がライアンにむかって嬉しそうに微笑みかける。ライアンは不覚にも照れてしまってキャロルにおざなりの賛辞すら贈ることができない。
「うん・・・ちゃんと支度できたようだね。さぁ・・・行こうか」
ライアンはそっとキャロルの金髪に触れた。甘い少女の香りが匂い立ち、ライアンの心をかき乱した。
「ね、兄さん。似合う?おかしくない?ママと選んだのだけど」
キャロルは助手席で心配そうにライアンに訊いた。
「うん?おかしくないよ。なかなかよくできてる」
「嬉しいわ!兄さんと二人で出かけるの久しぶりですもの。わくわくするわ」
「はは・・・最近、どこにも連れていってやっていないね。忙しさにかまけてお前を放っておいたから。今夜だって義理のパーティーだ」
「いいの。私は兄さんと一緒なのが嬉しいんだから」
言ってしまってから顔を赤らめて、横を向くキャロル。その幼い様子が愛しくてライアンは頬に口づけた。
いつもならお返しのキスをするキャロルなのに今日は身体を固くするだけのキャロル。全身が薄桃色に染まる様子が何とも言えず美しい。


720 名前:名無しさん@692続き 投稿日:2001/08/03(金) 13:47
パーティーは賑やかなものだった。
人々がひっきりなしにリード財閥の総帥のもとに挨拶にやって来る。挨拶を返し、社交辞令や仕事のさりげない約束を的確に口にするライアン。若い女性もライアンの気を引こうと様々に策を弄する。
キャロルはそんな兄をまぶしいような寂しいような気持ちで眺めた。華やかに装った美女達を見るうちに、自分のドレスがひどく無趣味で子供じみたものに感じられた。
(仕方ないわよね。兄さんは私だけの人じゃないんだし、今日のは仕事がらみのパーティーですもの。でも何だか寂しいな)

とはいえ、ライアンの傍らの小柄なキャロルも充分に人目を引く美しさを備えていた。脆い少女の美しさ。子供から大人に成長する一瞬の間の美。
ライアンが守るようにしていたキャロルだが、パーティーが進むにつれ、ライアンのガードも甘くなる。
色々な男性がキャロルに挨拶し、話しかけた。はにかんで控えめに言葉を返すキャロルの初々しい様子は物慣れた男達を喜ばせた。でもキャロルは皆、ライアンの妹である自分に気遣って子供のような自分にも親切にしてくれるのだろうとしか思えない。

723 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/03(金) 16:14
719 名前:名無しさん@692続き 投稿日:2001/08/03(金) 13:46
(これでいいかしらね?)
キャロルは鏡を覗き込んだ。頬を紅潮させ、喜びに輝く自分の顔。薄い青のドレスが白い肌を際だたせる。
今日は待ちに待ったパーティーの夜だった。いや、本当はパーティーなんてどうでもいい。肝心なのはライアンと一緒にいられるということ。ライアンが自分のために時間を割いてくれたということ。ライアンと一緒にいられるならそれはいつだって楽しい心躍ることなのだ。
ライアンと一緒に過ごせることに子供っぽい喜びを感じながら、キャロルは仕上げに真珠のイヤリングをつけた。本当に今夜の自分は何て綺麗に見えるんだろう!
(兄さんと一緒だからね・・・)
キャロルは軽い足取りで下に降りていった。

「キャロル・・・やぁ・・・」
ライアンはキャロルをうっとりと見つめた。自分が知っている子供とは違う美しい 少女がライアンにむかって嬉しそうに微笑みかける。ライアンは不覚にも照れてしまってキャロルにおざなりの賛辞すら贈ることができない。
「うん・・・ちゃんと支度できたようだね。さぁ・・・行こうか」
ライアンはそっとキャロルの金髪に触れた。甘い少女の香りが匂い立ち、ライアンの心をかき乱した。
「ね、兄さん。似合う?おかしくない?ママと選んだのだけど」
キャロルは助手席で心配そうにライアンに訊いた。
「うん?おかしくないよ。なかなかよくできてる」
「嬉しいわ!兄さんと二人で出かけるの久しぶりですもの。わくわくするわ」
「はは・・・最近、どこにも連れていってやっていないね。忙しさにかまけてお前を放っておいたから。今夜だって義理のパーティーだ」
「いいの。私は兄さんと一緒なのが嬉しいんだから」
言ってしまってから顔を赤らめて、横を向くキャロル。その幼い様子が愛しくてライアンは頬に口づけた。
いつもならお返しのキスをするキャロルなのに今日は身体を固くするだけのキャロル。全身が薄桃色に染まる様子が何とも言えず美しい。


720 名前:名無しさん@692続き 投稿日:2001/08/03(金) 13:47
パーティーは賑やかなものだった。
人々がひっきりなしにリード財閥の総帥のもとに挨拶にやって来る。挨拶を返し、社交辞令や仕事のさりげない約束を的確に口にするライアン。若い女性もライアンの気を引こうと様々に策を弄する。
キャロルはそんな兄をまぶしいような寂しいような気持ちで眺めた。華やかに装った美女達を見るうちに、自分のドレスがひどく無趣味で子供じみたものに感じられた。
(仕方ないわよね。兄さんは私だけの人じゃないんだし、今日のは仕事がらみのパーティーですもの。でも何だか寂しいな)

とはいえ、ライアンの傍らの小柄なキャロルも充分に人目を引く美しさを備えていた。脆い少女の美しさ。子供から大人に成長する一瞬の間の美。
ライアンが守るようにしていたキャロルだが、パーティーが進むにつれ、ライアンのガードも甘くなる。
色々な男性がキャロルに挨拶し、話しかけた。はにかんで控えめに言葉を返すキャロルの初々しい様子は物慣れた男達を喜ばせた。でもキャロルは皆、ライアンの妹である自分に気遣って子供のような自分にも親切にしてくれるのだろうとしか思えない。

「キャロル嬢?お疲れのようですね。大丈夫ですか」
そう声をかけたのはラフマーン氏だった。若いアラブ人はライアンと並ぶ絶好の花婿候補と目されていた。キャロルは赤くなって答えた。
「ラフマーンさん。ありがとうございます。大丈夫です。ちょっと人に酔ったみたい。こんな華やかな席は慣れなくて・・・。ちょっと外の空気を吸えば大丈夫です」
ラフマーン氏、もといアフマドは親切にもキャロルをテラスに連れていってくれた。キャロルは素直に好意を受けた。

724 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/03(金) 16:15
719 名前:名無しさん@692続き 投稿日:2001/08/03(金) 13:46
(これでいいかしらね?)
キャロルは鏡を覗き込んだ。頬を紅潮させ、喜びに輝く自分の顔。薄い青のドレスが白い肌を際だたせる。
今日は待ちに待ったパーティーの夜だった。いや、本当はパーティーなんてどうでもいい。肝心なのはライアンと一緒にいられるということ。ライアンが自分のために時間を割いてくれたということ。ライアンと一緒にいられるならそれはいつだって楽しい心躍ることなのだ。
ライアンと一緒に過ごせることに子供っぽい喜びを感じながら、キャロルは仕上げに真珠のイヤリングをつけた。本当に今夜の自分は何て綺麗に見えるんだろう!
(兄さんと一緒だからね・・・)
キャロルは軽い足取りで下に降りていった。

「キャロル・・・やぁ・・・」
ライアンはキャロルをうっとりと見つめた。自分が知っている子供とは違う美しい 少女がライアンにむかって嬉しそうに微笑みかける。ライアンは不覚にも照れてしまってキャロルにおざなりの賛辞すら贈ることができない。
「うん・・・ちゃんと支度できたようだね。さぁ・・・行こうか」
ライアンはそっとキャロルの金髪に触れた。甘い少女の香りが匂い立ち、ライアンの心をかき乱した。
「ね、兄さん。似合う?おかしくない?ママと選んだのだけど」
キャロルは助手席で心配そうにライアンに訊いた。
「うん?おかしくないよ。なかなかよくできてる」
「嬉しいわ!兄さんと二人で出かけるの久しぶりですもの。わくわくするわ」
「はは・・・最近、どこにも連れていってやっていないね。忙しさにかまけてお前を放っておいたから。今夜だって義理のパーティーだ」
「いいの。私は兄さんと一緒なのが嬉しいんだから」
言ってしまってから顔を赤らめて、横を向くキャロル。その幼い様子が愛しくてライアンは頬に口づけた。
いつもならお返しのキスをするキャロルなのに今日は身体を固くするだけのキャロル。全身が薄桃色に染まる様子が何とも言えず美しい。


720 名前:名無しさん@692続き 投稿日:2001/08/03(金) 13:47
パーティーは賑やかなものだった。
人々がひっきりなしにリード財閥の総帥のもとに挨拶にやって来る。挨拶を返し、社交辞令や仕事のさりげない約束を的確に口にするライアン。若い女性もライアンの気を引こうと様々に策を弄する。
キャロルはそんな兄をまぶしいような寂しいような気持ちで眺めた。華やかに装った美女達を見るうちに、自分のドレスがひどく無趣味で子供じみたものに感じられた。
(仕方ないわよね。兄さんは私だけの人じゃないんだし、今日のは仕事がらみのパーティーですもの。でも何だか寂しいな)

とはいえ、ライアンの傍らの小柄なキャロルも充分に人目を引く美しさを備えていた。脆い少女の美しさ。子供から大人に成長する一瞬の間の美。
ライアンが守るようにしていたキャロルだが、パーティーが進むにつれ、ライアンのガードも甘くなる。
色々な男性がキャロルに挨拶し、話しかけた。はにかんで控えめに言葉を返すキャロルの初々しい様子は物慣れた男達を喜ばせた。でもキャロルは皆、ライアンの妹である自分に気遣って子供のような自分にも親切にしてくれるのだろうとしか思えない。

「キャロル嬢?お疲れのようですね。大丈夫ですか」
そう声をかけたのはラフマーン氏だった。若いアラブ人はライアンと並ぶ絶好の花婿候補と目されていた。キャロルは赤くなって答えた。
「ラフマーンさん。ありがとうございます。大丈夫です。ちょっと人に酔ったみたい。こんな華やかな席は慣れなくて・・・。ちょっと外の空気を吸えば大丈夫です」
ラフマーン氏、もといアフマドは親切にもキャロルをテラスに連れていってくれた。キャロルは素直に好意を受けた。

一回で投稿できるなら分割するなや

725 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/03(金) 16:15
下げたほうがいいでしょ?

726 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/03(金) 16:17
例えば海難事故で、女子供を助けるために誰かが犠牲にならないといけない
そんなとき。説得する相手が
英国人なら:「それが紳士たる物です」というと静かに海へ飛び込む。
米国人なら:「これであなたはヒーローになれる」というと我先に海へ飛び込む。
ドイツ人なら:「それがルールです」というと海へ飛び込む。
日本人なら:「みんなそうしてますよ」というと辺りを見回してから飛び込む。
2ちゃんねら〜なら:「逝ってよし!」というと「オマエモナー!!」と叫んで飛び込む。
---
バーでビールに蠅が入っていた時。
英国人なら:店員を呼び説明して取り替えてもらう。
日本人なら:文句を言わずもう一杯注文する。
フランス人なら:蠅を取り出して飲んだ後、店員を呼んでもう一杯持ってこさせる。当然タダにさせる。
ドイツ人なら:アルコールは殺菌作用があるからと納得して蠅を取り出して飲む。
中国人なら:これもまた珍味と蠅ごと飲んでしまう。
2ちゃんねら〜なら:(゚д゚)ウマー と叫んで蠅だけ取り出して食べる。ビールは放置。
自宅のダンボールのお住まいから出てきて「いや〜久々のオフだよ」
と豪語するのはこんな駄スレを深夜に立ててしまった1。
座右の銘が「生涯現役」という1は久々のオフにもかかわらず真っ白ブリーフ一枚に
真っ赤なラメ入りのタキシード、頭にはウルトラクイズの「?」マークが立つ帽子をかぶり、
背中にギターを背負ったいでたちで愛車の錆びが所々ある自転車にまたがり
「じゃあ今日は渋谷攻めてみようか」と言い残し私達取材班の前からさっそうと消えました。
その後私達は渋谷で路上ライヴを始めようとしていた1を発見。
ギターケースからギターを出そうとした瞬間、ヤンキー時代お世話になった刑事さんの影響で
警官になったばかりの警察官に「おい、おっさん!こんなところでナニをおっぱじめる気だ!?
やんのかゴルァ!」と、ビーバップにモロ影響を受けているようなことを言われ、1は警察官の
あまりの脱糞ぶりに、かぶっていたウルトラクイズ帽の?をボタンを押して立てては元にもどし、
立てては元にもどしを繰り返していたところ「危険」を察知した警官が発砲。
大空に向かって何発も発砲する警官を見て1は「これがバカボンの本官ってやつか」
という名言を残しその場から立ち去ってしまいました。
その後また1を見失ってしまった私達は自宅のダンボールに戻ってみようとしていた途中、
ゴミ箱から今日のディナーをあさっている1を発見。
「今日はイイ画が撮れただろ?」と満面の笑みで私達取材班を迎えてくれた1の歯の隙間には
お昼に食べたらしいネズミの尻尾が見えていました。
私達が撤収して帰ろうとした時?マークも電池切れなのか斜め45度のあたりで止まり
寂しげに私達を見送ってくれました・・。
本当にイイ密着取材ができて私達も満足でした。尚、放送は未定です。

727 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/03(金) 16:18
スゴクイイです♪
みんなの反応を見てもその凄さが判ります。
私がネットを始めた時(まだまだ1ヶ月ですが)には考えられないすばらしいセンスですね。
このような緻密かつ繊細なものは私では到底及びもつかないですよ。
満を持して出てこられたのですね。
是非そのすばらしいセンスと知性(インテリジェンス)を私にも伝授して欲しいです。
恥ずかしながら3流大学の文系を10年前に卒業した私が驚愕するような文章でした。
これだけの文章をお書きになる割には年はお若いのでしょうか?
少しながらですが文章の端々に、若さによる最新の若者文化が見てとれます。
人心をつかむ為の文章を書くお勉強をなさっているのでしょうね。
読後感も清清しく大変すばらしいです。
荒れた社会における一服の清涼剤とでも言いましょうか、これを目にする方々も大変幸せな気分になるのでしょうね。
私にとってこのスレは一生涯忘れられないであろうカルチャーショックとして心に残ると思います。
あなたは私にとっての伝道師のようなものですね。
私が1様には追いつく事は生涯有り得ないのでしょうが、一歩でもあなたに近づくべく邁進いたします。
私がもしもスレを立てるときはマネに近い出来になるかもしれませんが温かい目で見てやってください。
そして是非是非応援してくださいね。(レスをしてくれるのでしたら最高です!)
私も1様を陰ながらですが末永く応援させて頂きます。
妬みや中傷があるとしてもそれは全て1様の能力や存在に目を奪われてしまった嫉妬心から来るものだと思います。
一生かけても越えられない壁に何を言っても負け犬の遠吠えですからね。
絶対に気にしないで下さい。むしろ誇りであると思ってください。
それではこれからもいっぱいレスを付けていきますのでどうぞよろしく!
生きている、1を椅子に縛り付けてから、
頭蓋骨に穴を空けて、スプーンで脳ミソをほじりながら食べる。
どれぐらい、食べると絶命するかな?
1の性器を精巣ごと切り出す。どんな味がするのだろう?
亀頭や陰茎は、ホルモン焼きと同じ味かな?精巣はどうかな?
切り出したペニスはおもいっきりしゃぶりつきたい。残っていたザーメンもしっかり味わう。
おなかをさいて、内蔵を取り出だす。 取り出した内臓は、各々に分ける。
胃の中には、1が昼食で食べた消化しきれていない物が残っている。
大腸から直腸付近には、まだ排泄される前の排泄物が詰まっている。
消化器系は、中を洗い落とさないと食べるのは無理だろう。
心臓は、さらに解剖してみると面白い。
肺、腎臓は、食べられないかも・・・ 肝臓はおいしそうだ!
膀胱は、水がどのくらい入るか、破裂するまで試してみる。
内蔵をすべて取り除いた体の中を奇麗に水で洗う。
塩、コショウも忘れずにしておく。香料を詰めておくのも良いだろう。胴体と頭を切断する。
切り取った頭は、喉の方から舌を取り出して切り取る。おいしそうなタンだ。
さらに、後頭部に切れ目を入れてから、頭と顔の皮を剥がす。

唇と目の周りは、慎重に剥がさないときれいに取れない。
1の顔の被り物の出来上がり! 残った頭蓋骨から、目玉をくり貫く。
手で潰すとビチャって水分が飛び出て 最後に水晶玉が残る。
胴体の方は、肛門から串を刺す。 串に手、脚を針金で結わくのも忘れてはいけない。
串刺し胴体は、おいしいタレをハケで塗りながらゆっくり回して焼いていく。
皮膚が焼けて、チリチリと音をたてる。
やがて、首と切り開いたおなかからおいしそうな湯気がでてくる。
腕、ふともも、おしりがおいしそう!

728 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/03(金) 16:19
我々の突然の訪問にも笑顔で応えてくれる芹沢教授。
その笑顔に導かれるように我々は早速この件についての意見を芹沢教授にお聞きした。
「まあ、世の中いろんな人間がいますからね。けど殆どの人間は別に異常って訳ではないんですよ。このせちがらい世の中。ストレスのない人間の方がかえって不気味ですよ」
そう屈託のない笑顔を浮かべながら語る芹沢教授。
その応対に自信を持った我々は早速教授に例のスレを診てもらう事にした。
頭を掻きながらいつものように余裕の表情を見せる芹沢教授。
良かった。
これでこの件も解決に向かうだろう。そう確信した矢先。
「…?」
ふと気付けば芹沢教授が不思議そうな表情を浮かべながら1の書き込みを推考している、心のない瞳で。まるで魂が抜け落ちたような人形のような姿で。そして次の瞬間。
「う…げえええええええええええええッ!」
芹沢教授の口から大量の吐しゃ物が流れ出る。滝のように。胃の中を全て吐き出すように。
「先生! 大丈夫ですか!?」
我々はその突然の事態に慌てふためきながら芹沢教授に駆け寄る。
「近寄るな!」
だが、そんな我々の行動を制止する甲高い声。
それは他ならぬ芹沢教授の怒りの咆哮だった。
「帰ってくれ…。さっさと帰ってくれ!!」
そして先程までの笑顔を失ったように鬼の形相でこちらを睨み付ける芹沢教授。
その瞳には怒りの炎が。そして悲しみの涙が頬を濡らすように零れ落ちていた。
「ちくしょう! ふざけんじゃねーぞ、ゴルァーーーーーーーッ!」
 ガシャアッ!!
次の瞬間。そんな狂った声と共に目の前のパソコンを叩き壊す芹沢教授。
両足に渾身の力を込めながら、既に残骸となったパソコンを滅茶苦茶に蹴り付ける芹沢教授。
我々は額に滝のような汗を流しながらその光景をただ見守る事しか出来なかった。

「ジョースターさん!気をつけろォォッ!!
信じるなよ!この糞スレ立てた1のその言葉をォ!!
ん?
「誰だッ!」って聞きたそうな表情してんで自己紹介させてもらうゥ!
俺はァおせっかい焼きのスピードワゴン!ジョースターさんが1に騙され
そうなんで登場させてもらうぜェェッ!!!
俺は生まれてからずっと暗黒街で生きいろんな悪党を見てきたァ!
だから悪い人間は「におい」で分かるゥッ!
そこでだァ!!1はくさい!!ゲロ以下の臭いがぷんぷんするぜェッ!
こんな悪(ワル)には出会ったことがねえほどになァァッ!!!
1は生まれついての悪だァァッ!
まさに化け物ォッ!こんな糞スレ立てるなんてなァ!!
そこで1が叫ぶッ!!「ウリリリィッ!黙れェ!
秘密を知られたからには生かしては帰さんんんッ!!
絶望ォ〜に身をよじれィ!虫けらどもォォォ!!」
ゲホォッ!!1の糞スレにやられて俺のアバラが肺に突き刺さっているゥ!
これじゃあジョースターさんを助けるどころか足手まといになっちまったァ!
しかし1の秘密は伝えたァ!!ジョースターさん気をつけろォォッ!
伝わったぞォ!その勇気ィ!スピードワゴンの持つゥ!
波紋を感じるゥゥゥッ!!
地面を伝わりィ!体を伝わりィ!腕を伝わりィ!君の勇気の振動を感じるゥ!
ふるえるぞォハートォォォッ!!燃え尽きるほどヒ〜ト〜ォォォォッ!!
そこだァッ!糞スレ1ィィッ!!仙道波紋疾走ォッ!!ゴゴゴゴゴゴッ!!!
【解説:呼吸法によって血液中に作られたエネルギーを細胞に貯蔵ゥ!
しだいにしだいに束ねて一気にパンチとして糞スレ1の脳へぶち放ち破壊するゥッ!
まさに仙道波紋疾走ォ!それが唯一糞スレ1を倒す方法だァ!!】

729 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/03(金) 16:22
近頃兄君様の様子がおかしいとは思っていたのですが、こんなことになるな
どとは・・・。

 今日の昼食を兄君様の部屋に運んでいきますと兄君様は今日も私に飛び掛
り、「ageるんじゃないageるんじゃない」と言って部屋の扉を閉め、私の背
中を嘗めまわしながら私の股間に腰を押しつけ始めましたので、いつものよ
うに兄君様用のリモコンで兄君様の首輪を締め上げ、少し黙らせていたとこ
ろ、兄君様が首を押さえながら(というのも私が更にリモコン操作でもって
兄君様の首に電流を走らせたせいもあったのでしょうが)ぱそこんに向かっ
て、きいぼおど(というのでしょうか)を用いて、なにやら猥褻な言葉なの
でしょう、信じられない速度で不思議な言葉を叩き始めたのです。
 私はその時の兄君様の顔に走る喜悦をもって、兄君様が変わってしまった
こと、兄君様に生きる資格がもはやないのだということを実感するに至りま
した。

 そう実感すると、私は薙刀で兄君様の後頭部を激しく2回打ち付
けておりました。兄君様はそのまま一声も発せずにきいぼおどの上に倒れこ
んでゆきました。

 その後でいすぷれいにはまだ何文字か下劣な言葉が生まれました。兄君様
は最期の力を振り絞ってそれを送信しますと、もう二度と動くことのな
い肉となってしまったのです。

 今兄君様の体は、使用人が埋めてくれている所だろうと思います。しばし
茫然としておりましたが、ともかく私は兄君様が生前に固着しつづけたこの
にちゃんねるというものがいかにあの優しかった兄君様を蝕んだのか(兄君
様の名誉のためにのみ申すのですが、数年前に日常の言葉を失って部屋に閉
じこもる以前の兄君様はそれはそれはお優しく聡明な方でございました)を
知りたくて、兄君様のぱそこんからあくせすしている次第でございます。
 しかし、兄君様のここでの行状を知るに及び、みなさんに一言謝っておく
のが本義だろうと思い、きいぼおどを取らせて頂きました。大変はしたない
ことを書いてしまいましたが、いまだ動機の収まらぬ兄殺しの書いた文と思
い、どうぞお捨て置かれますように。

 ああ、兄妹揃ってのご無礼をどうぞお許しくださいませ。そのような次第
でございます。どうか不憫な兄君様のことを悪く思わないでやってください
ませ。兄君様いつまでもおかわいそう方でございました。

                             かしこ

730 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/03(金) 16:23
皆様、こんにちは。
私はマスター……つまり1様に仕えるメイド型アンドロイドです。
この度はマスターが皆様にご迷惑をおかけし、誠に申し訳ありません。
私は約40年後の未来からマスターの性格を変えるために……と、
40年後のマスター自身からこの時代へと送られた存在なのです。
病に倒れたマスターは「オレの人生は全てが大失敗だった。今まで何度も
他人をドキュソと罵倒してたが、一番のドキュソはオレだった!」と嘆き、
私はそのマスターの遺言通り、この「過去」へと来たという訳です。
しかし、この時代のマスターは私の想像以上でした。
一日中PCと向かい合っては「ドキュソ、逝ってよし!」などと叫びながら
この匿名掲示板に入り浸り、珍しくPCから離れたかと思うと、
低年齢の少女向きアニメ番組を見て「萌え〜、ハァハァ」と呟きながら
私の目を気にする事も無く自慰行為に耽っているのです。
最近、私は任務を達成出来るのか不安になっています。
本来ならば無理にでもマスターを更生させたいのですが、
私の設計思想上、あまり強くマスターに逆らう事は不可能なのです。
しかし……マスターがこの様な不快を催させるスレッドをお立てになったという事は
ある意味チャンスと言えます。
もしも皆様が書き込みという名の愛の鞭をマスターに与えてくだされば、
マスターも自らの愚かさに気付き、更生に一歩近付くかもしれません。
皆様、お願いします。
どうか……どうかマスターに暖かくも激しい愛の鞭を与えて下さい。
 -――-,     __   ―――,  |     |   |
         /  |  ヽ     /  |    |  ―十 ̄
        /   /   |    へ   | /  |   _|
ヽ___   |_/  ノ  /  \  レ'    レ (_八

 ___              |
 |    |      ├―┐ ―十 ̄ ヽヽ
 |    | l l / ノ   /    |  ̄'
 L___」 _ノ    ノ    | 、_   〇
                            
ー一,   |   ___   -――-,     __    ―――,  |     _|_
 ∠   |      /            /  |  ヽ     /  |     く
   フ  |     /            /   /   |    へ   | /    メ
  (_  ヽ_ノ  \_  ヽ___  |_/  ノ  /  \  レ'     (__

  匚二二|
  L___|     |             ヽ    _|
  |____|    ―十 ̄   二ココ_   フ 土  _匚
   / |      |  ̄'   一ナ┘   ス 羊   |
  ノ  L_)   | 、_   /l二l        ̄ ̄  ヽ_ノ

 ___              |
 |    |      ├―┐ ―十 ̄ ヽヽ
 |    | l l / ノ   /    |  ̄'
 L___」 _ノ    ノ    | 、_   〇

731 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/03(金) 16:28
このスレ大きすぎます

732 :名無しさん@お腹いっぱい:2001/08/03(金) 17:21
荒らしかよ

733 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/03(金) 17:41
だから、しばらく様子見たほうがいいって言ったのに

734 :age:2001/08/05(日) 00:42
age

735 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/07(火) 09:11
もう書けないのかな?

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>>235
くださいませ。


終了。
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...

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.... ..    

._.」 '; ̄:|⌒ヽ |l get="_blank">>>216 しなければならない。 643643643643643643643643643643643643643643643643643643643643643643" target="_blank">>>3643643643643643643643643643643643643643643643643643643643643643643643643643643643643643643643643643643643643643643643643643643643643643643643643643643643643643643643643643643643643643643643643643643643643
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