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★★★中学生日記〜不良編★★★

1 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/02/01(木) 08:37
「塗装するから今から来い!」
先日のメットの下地処理が終わり今日は塗装である。
下地処理係として今までやってきたがとうとうこの日が来た。
何が何でも先輩の塗装の技術を盗んでやる!という熱い気持ちが先輩の家までの
道のりを短くする。
先輩はマスキングされたメットを右手に持ち道路の真中に仁王立ちしていた・・・。
「遅い遅い!早くしねえと天気変わんだろうが!」
「すいません!早くやりましょう!塗装!」
「よし!お前これ持て。(ガチャガチャ)そんで、あのマンションの屋上な。」
明らかに不法侵入である。だがそんな事は関係ない・・・ハシゴに登り屋上に出る。
「今日は風が強いな。まあいいや。おい、スプレー!」
 メットを手すりの角に引っ掛け手際よく塗っていく。この辺りでは一番という評判
は嘘ではなかった。缶スプレーを自由自在にまるで体の一部の様に操る姿は正に先輩が
一番光り輝いている時だ!
「よし、いいだろ!どーだこの艶!綺麗だろう!ホコリも付いてないな?」
綺麗である。先輩の子供のような眩しい笑顔が・・!今まででこんな純粋な顔は見た事
が無い。  一通り作業を終え後は乾かすのみ。作業中吸えなかった煙草を胸一杯吸い込む。
日本晴れの空に紫煙が広がりもの凄い勢いで?消えていった!?
「ゴトン。ボコ。バゴーーーーーーーーン・・・」

「ああっ!?・・・早くとって来い!!!!!!」

一万円したコルクメット。俺が下に着いた時は3っつに割れていた・・・。


2 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/02/01(木) 15:12
「くぅおらー!お前らそんなとこで何してるんだ!」
マンションの管理人、藤田が鬼の形相で仁王立ちしていた。
「やっべぇー」
すかさず屋上にいる先輩に視線を送った。が、そのときはすでに
先輩の姿は跡形もなく消えていた。

「こんのクソガキがぁ!またスプレーで落書きしてながったなぁ!」
藤田は3っつに割れたコルクメットを乱暴に足で蹴り飛ばすと、若い頃
柔道で鍛えたという自慢の肉体を振るわせながら詰め寄ってきた。

3 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/02/02(金) 01:59
「ドゴ!バキッ!ドス!」
肉体を鈍器で殴ったかのような音が町内にこだました。
先輩は、はっきりとその異音をコウモリ並みの聴覚で確認した。屋上に
居るにもかかわらず・・・。
急いで階段を駆け降り異音のした方向へ決死の形相で急行する。

そこには町内力自慢大会で見事優勝を勝ち取った「王者・藤田」が
虫の息で横たわっていた・・・。

「先輩!やっちゃいましたよ!ちょっとビビったけど案外雑魚でしたよ!」
「お・・お前・・・・・・強いなぁ!」
「そんなことないすよ!先輩に比べたらまだまだですよ!」

先輩は子供の頃この藤田にボコボコにされた思い出がある。
それがトラウマとなっていたのだ。異音を感知した時先輩は自分が
安全であることをすでに確認していたのだ。

「ケッ!こら藤田。あんま調子こいてんじゃねえぞ!コラ。」
先輩はここぞとばかりに今までのトラウマを吐き出すかの如く執拗に
藤田の惨めな顔面に唾を吐きつづけたのであった・・・。


「パーポーパーポー」

「おい!マッポだ!」
「とんずらしましょう!」


4 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/02/02(金) 08:03
「君達、待ちなさい!逃げても無駄だよ!待てえ〜!」
パトカーのサイレンの音をキャッチするなり、忍者の如く散らばる
先輩・大田と後輩・大山。
「へへっ!待てって言われて待つ馬鹿はいねえよ!」
昔から使われている常套句だが大田君が使うとそれらしい。
「大山!一角山公園な!」
「はい!」

======一角山公園内便所=======

「おい、ちゃんと巻いて来ただろうな?」
「完璧です。なんせセコ道(裏道)抜けて、お巡りの後に居ましたから。」
「おお!お前頭良いな!でかした!」
その頃、大田、大山を追跡していたパトカーが公園前に荒々しく止まった。

「コンコン」ノックする何物かの手。
「コンコンコンコン!」お礼も倍返しならノックも倍返しである。

「(ん?まさかお巡りじゃないよな?)」
「それはないでしょう!」
「(馬鹿!声でけぇよ!)」

「こら!こんなとこにいたのか!お前ら!」
「(やべっ!なんでばれたんだよ!?)」
「(しらないっすよ!)」
「もういい!せーので逃げんぞ!俺右お前左いいな!?」
「せーの!」

バン!
「ぐあ!」
「へっば〜か!」

「ぶりぶりぶりぶりぶぶっ・・・・」

何と!漏らしてしまったのである!
「あ・あ・あ・あいつらぁ〜!!!!」

この事が発端で大田、大山は地元、黒谷警察から目を付けられる様になる。
大田・15歳、大山・弱冠14歳の塗装に適したそよ風が心地よく感じられる
春であった。

5 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/02/02(金) 08:44
「しかしよ〜昨日のお巡り馬鹿だよな?あれ一生ついて回るぜ!?」
「本当すよ。なんせ糞もらしたんすから!」
黒谷四中の屋上で不良少年のくったくのない笑い声が授業中の教室にも
響き渡る。当然授業はふけている。基本的に出る授業といえば
体育、図工それに家庭科ぐらいであろうか。
家庭科の時は調理酒をやけ呑みし保健室に直行という、不良にとっては
なんとも情けない話もあり、事、話題性においては大田の右に出る者は居ない。
黒谷四中初まって以来のお笑い不良である。大田は現役中学生にも関わらず
他校においては既に伝説の域に達しているほどの猛者でもある。



6 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/02/02(金) 09:01
図工の時も伝説を残している。
どこで入手したのか模造刀を図工室のグラインダーで削り大根位の
物ならスパッと切れるほどの名刀にしてしまった事もある。
勿論自分の手もグラインダーで削ってしまったが。

体育の時なんぞは柔道の試合の時、熱くなりすぎて自分の帯で相手の
首を締めにかかったが、どこでどう間違えたのか帯が足に絡み付き
畳に背中から転んでしまい、自ら一本負けを喫するなど、日本柔道史
に載せてもいいくらいの伝説の技を編み出している。
先日行われたシドニーオリンピックの柔道選手、フランスのドイエも
大田には敵わないであろう。彼の場合は勝ってしまったが。

7 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/02/02(金) 09:09
そんな事より今日は暴走族の集会の日である。
大田はどことなく落ち着きが無い。
「大山、とりあえず今日はよ気合入れてこいよ!」
「はいっ!でも大丈夫ですかね?」
「なにびびってんだよ!お前は。先輩連中もくっからビッとしてろよ!」
「分かりました!」


8 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/02/02(金) 20:02
「ビビビビビビ〜」
大田は父の乗っている原付の鍵を密かに持ち出し町内を乗り回していた。
「危ねえ!」
突然飛び出てきた輩と接触しそうになる。
「あ?先輩!?」
「おお!大山か。どうだいいだろう!」
「どうしたんすかその原チャ!」
「ん?かっぱらったんだよ!」
「まじすか?悪いですね〜先輩も!自分にも乗せてくださいよ!」
「ダメだ!・・・・・・・じゃあな!−−−−ビビビビー」
大田は今日の集会の為に練習をしていたのだ。せっかく塗装した
コルクメットも3っつに割れてもうない。仕方ないので父のフルフェイス
メットを被っていた。そして原付も父の物である。不良の習性で
思わず俺がかっぱらったなどとハッタリをかましてしまったのである。

「はい。大山ですけど。」
「俺だ!今から来い」
「あ!分かりました!」
「とりあえず家で待機すっからよう」
「今日って何処に集まるんですか?」
「いいから来い!分かったな・・・・・・プープープープ・・・・・」

・・・・・・・集会まで一時間大田家・・・・・・・

9 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/02/02(金) 20:13
大山は初めての集会に緊張を隠せない。もちろんこの場合は良い意味での
緊張である。はやる気持ちが足取りを速くする。

・・・・・・大田家前・・・・・・

「大田くーん!」
「・・・・いいよー!」

呼び鈴は付いているが大田の部屋にはつながっていない。
大田家の前で大声で呼ぶのがもはや当たり前になっている。

先輩の部屋の前・・・ドアには「社長室」というプレートが貼ってある。
ここに来る者はまるで自分が平社員にでもなったような感覚に陥る。

「(ガチャ)失礼します!」
「おう!」

10 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/02/02(金) 22:03
「お・・・太田君」
大田は新たにコルクメットを手に入れていた。鏡で一番カッコイイ角度を何回も確認していた。
しかしコルクは一個一万円もする高かな物だ。つい先日塗装したての
コルクを屋上から地面に落とし3っつに割ってしまったにも関わらず、
もう手に入れている。さすが行動力はずば抜けている。

(コルクヘルメットとはそこらへんの安物の半分型のヘルメット(半帽)
と違い中敷にコルクが敷き詰められていて高級感がある。暴走族御用達
のヘルメットとして知らぬ者は居ない。)

「今日はこれ被って行くからよ。」
「かっこいいすね!自分は何を被れば良いんですか?」
「お前はノーヘルだよ!」
「え?事故ったら死んじゃいますよ!」
「大丈夫だよ!そろそろ行くぞ!」

集合場所のボーリング場まではここから20分。大田、大山は二人乗りして行く。


11 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/02/03(土) 03:13
「ビビビビビ〜」
原付特有のエグゾーストノーストが静寂に包まれたセコ道にまるで猫の
発情期の鳴き声の如く下品にこだまする。
「危ない!!!!(あ・・・・死ぬ・・・・・)」
「ガシャーーーン」
「うおっ!」
悲惨な激突音が事故の重大さを物語っている。住人が何事かと集まり出してきた。

「どーしたー?大丈夫かー?」
「・・・・・いってえ!・・・」
「大丈夫っす・・・」
「あ〜こりゃ原付廃車だな。こりゃひでえは!」
初めての事故に我を失った大田はふと皆の視線の方向に目を合わせた。
「なんだこりゃ?・・・これが俺の原チャか?」
大田、呆然と惨めな姿になった親父の原付を眺める・・。
「先輩!早く原付のって逃げましょう!お巡りが来ちゃいますよ!」
「お・・・・おう」

大田が事故った原因とは何か?
それは大山が後ろに乗っているにも関わらず集合場所に早く着きたいが為
レーサー気取りで十字路を曲がろうとした時、そこにはマンホールが待ち構えていた。
簡単な話マンホールごけである。通称「マンごけ」
運転技術が未熟な大田はマンホールにまるでブラックホールに吸いこまれるかの如く
突進していったのである。

12 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/02/07(水) 00:45
はぁはぁはぁ・・・

2人の息が上がる。
「疲れた〜、先輩ちょっと休みましょうよ・・・」
「あぁ。」
「せ、先輩!あそこ!!」

ふと10M先を見ると学校一の美人で有名な小林ナツキが
本屋から出てくる所だった。私服の小林ナツキは制服の時とは
違った印象だった。肩まである茶色がかった髪の毛。黄緑色のニット。
茶色のスカート。明らかに周りとは違ったオーラを出している。




13 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/02/07(水) 08:03
「オラ!いくぞ!」
「はいっ!」
この二人も明らかに違ったオーラを発している。

14 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/02/07(水) 08:08
私服の大田、大山は制服の時とはまた違った印象だった。
かけたてのパンチ、紫のニッカボッカ。異様な光景である。
小林に気づかれぬ様後を付ける。後姿がまた怪しい・・・。

15 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/02/07(水) 14:55
突然、小林が走り出した。
気付かれたか?!と動揺する2人。
さすが小林、陸上部のエースだけあってとても早い。
普段から煙草を吸う2人には、とうてい追いつけない。
もう、いいかげん疲れがピークに達した時
小林の足が止まった。そこは、いつも見慣れた
学校の裏門の前だった。

16 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/02/10(土) 13:39
学校の裏口には隣町の番長がいた!!

17 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/02/10(土) 20:53
「おい!?あれ山中だろ!なんでここに・・・?」
「先輩!まさか小林・・・・」
野生の勘はすさまじい。こんな時だけ見事に的中してしまうのである。
心臓の高鳴りを押さえきれず大田が裏門に怒りをあらわに駆け出した!
その後を巨体を奮わせながら大山も後に続く!
「こらこらこらこら!殴り込みか!?おう!」
精一杯に凄む大田。まるで親衛隊のようである。
「お・・・大田君・・・」
小林がその大きな目を更に大きくしてかすれそうな声を振り絞ってそう言った。
「皆まで言うな!いいってことよ!」
「太田君!危ない!」
その時轟音と共に大田の体に衝撃が走る!そのまま崩れ落ちる大田!
情けない!と思うのもつかぬま一瞬の出来事に動転していた大山が
すかさず太田君の仇とばかりに山中のもろそうな顎に渾身の右フックを見舞う!
もんどりうって倒れる山中!
先輩をワンパンでやられた大田の怒りが山中への執拗な暴行に変わる!

「やめて〜!」小林やっと事の重大さに気づいたのか発狂寸前!
「ぐふ!ぶっ!うっ!」山中の息遣いがさらに荒れる!
「てめ、この!こら!舐めてんじゃねえぞ!このやろー!」怒りの化身とかした
大山!その175cm、85kgの体から繰り出される怒涛のラッシュは
誰もとめる事が出来ない!
「も・・も・うかん・ひぇんひて・・ください・・・」
明らかに空気が漏れている!そう、大山は山中の歯を全部へし折ってしまったのだ!
「いいか!黒谷四中に喧嘩売りに来る時は人数集めてから来い!」

・・・・学校のアイドル小林が隣町の番長と付き合っていたことへの怒りをいつのまにか
すり替え、今までの暴行を必死でフォローしようとする大山。しかし
この事件で大山に対する小林の評価がどん底に落ちたのは言うまでも無い・・・。

18 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/02/15(木) 10:07
「しかしよう、昨日の山中の野郎全然たいした事無かったな」
昨日、山中にワンパンでやられておきながら、言う事がさすがに
デカイ。大山がいなかったらやられっぱなしだったくせにである。
「大田君、今日は久しぶりに遠征しますか?」
「お!いいね〜。何処らへん行くよ?」
大田まだ懲りてない。昨日やられたというのに・・・。
「それじゃあ、駅前でも行ってみますか!」
「良し、じゃあ取り敢えず家来い。原付直ったからよ。」
さすが大田、行動力は最高だ。あの後親父に見つかる前に
暴走族の先輩の家に行き2日で直してもらっていたらしい。

==========黒谷駅ロータリー===========

19 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/02/15(木) 10:24
「しかしよう、誰もいねえな。」
「そうっすね・・・あ!山中!」
駅前ロータリーには昨日大山がボコボコにした山中が
学校のアイドル小林と楽しそうにソフトクリームを
食べているではないかっ。
「あの野郎・・・。」
大山怒りがこみ上げる。それもそのはず、大山は小林のファンで
あった。その小林が敵対する中学の男と、それも不良の人間と
付き合っているとあらば怒りも倍、更に倍ってもんよ。
大山の殺気を感じたのか山中と目が合った。大山視線をそらさず
向かっていく!その距離わずか5m!
「こら!山中。なんでてめえがここに居るんだよ。」
普通ならば大山達がここに居る方がおかしいのにも関わらず。
「いや、デートだよ。」
「デートだ?こら。なめんじゃねええぞ!」
そこへ毎度ながら要領のいい大田、
「止めとけ。相手は女連れだろう。野暮な事すんなよ、大山。」
「え?でも先輩、昨日・」
「うるせんだよ!いいから行くぞ。」
さすが大田、伊達に大山より一年長く生きていない。
己の株を上げる為、非の打ち所の無い対応力。
しかし何をしに駅前まで来たのか・・・・。
一体今日は何だったのか?と考え込む大山・・・。

まだまだ未熟な大山には理解できなかったソフトクリーム
が美味しい季節だった。

20 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/02/23(金) 20:02
ぶりぶりぶりぶり〜!突如爆音が響き渡った!

21 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/02/24(土) 00:15
「ざ〜〜〜〜っ」
ガチャ。
「ふう〜〜〜すっきりした!」

22 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/02/26(月) 01:18
俺強い

23 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/02/27(火) 07:20
と、大山はぼそりと呟いた・・・。

24 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/01(木) 01:31
「しかしよう、誰もいねえな」
「そうっすね・・・なんせ過疎板ですから」

「それによう、つまんねぇ文ばかりだな」
「そうっすね・・・なんせ2ちゃんねるですから」


25 :名無しさん@お腹いっぱい。:2001/06/17(日) 07:52
「いや、中々味があってよろしい!」

名物校長の鶴の一声で復活した、大田、大山であった。

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