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リレー推理小説

1 :名無し物書き@推敲中?:02/04/08 20:59
安藤刑事は、犯人を追い詰めた。
「もう逃げられないぞ…」
と、その時おもむろに犯人は拳銃を抜いた。
「ま、待て…撃たないでくれ!」
安藤の願い適わず、犯人は発砲した。

続きをどうぞ

78 :名無し物書き@推敲中?:02/04/10 01:27
でも、もう19歳にもなる女を少女と呼ぶのは
語弊があるだろう。もう成熟した女である。
19歳を少女と呼ぶのは男性社会の呪縛でしかない。

79 :名無し物書き@推敲中?:02/04/10 01:27
その後を追って安田も地球を離れた。
それと同時にその回路は閉じられた。
そして安藤刑事は穏やかな生活を取り戻したのだった。
新しい彼女も出来た。
名前は川上恵子、二十四歳の看護婦である。

80 :名無し物書き@推敲中?:02/04/10 01:28
安田が夏樹の話す物語を聞いていたころ、
安藤刑事は保管室へ来ていた。
手には番号札。
通常、殺人事件などの物件はここに基本的には事件が解決するまで
保管されている。
月に1、2度、解決したもので引き取り手の無かった物は
焼却処分とされるが、
それでもその場所は物で溢れかえっていた。

81 :名無し物書き@推敲中?:02/04/10 01:32
読者は思われたことであろう。
何故、これにはステレオタイプ的な、近視眼的な、
男が好みそうな、女子大生だの、看護婦だの、
出てくるのかと、小一時間問い詰めたいそんな気分であろう。
いかにも、その通り。
言い逃れは出来ないのであった。
いつでも、ご都合主義であり、まるでTV局のやらせ同然であるというような
批判意識を持ってしてでも、某麻まで生TYみたいに、
この世には何の変化もないことを肝に銘じるが良いと
村の古老は我々に語ったのである。
我々は、古老から貰った干し柿を貰い、帰途についた。

82 :名無し物書き@推敲中?:02/04/10 01:35
安藤刑事は粗忽者なので、番号札は番号札でも
銭湯の番号札を持ってきてしまっていた。


83 :名無し物書き@推敲中?:02/04/10 01:36
まともな番号札を持ってきた安藤刑事は
最近変な夢を見るのが原因かな、と考え
夢のとおり精神科にでもかかろうかと思いながら
同じ番号の書かれたプレートを探す。

一方、安田は夏樹の物語(>>079)から、
『夏樹』が少なくとも安藤を知っている事を見抜いていた。


84 :名無し物書き@推敲中?:02/04/10 01:42
しかし安田は既に09Kr星の住人であった。
今の安藤に、いつまでも安田と夏樹のことなどを気に掛けている暇などなかった。


85 :名無し物書き@推敲中?:02/04/10 01:46
安田が安藤刑事のことを知っているかと訪ねると、
夏樹は一瞬驚いた顔をし、
そして、そう物語を続けた。
しかし、その表情と話す物語から
安田は夏樹が安藤刑事に贖罪の念を持っていることを感じ取った。
安田はなぜか安藤刑事に嫉妬を感じた。

86 :名無し物書き@推敲中?:02/04/10 01:51
それでも、安藤刑事は遠く離れた地球にいて、安田はたまらなく切なかったが、
これからはこの星で夏樹とふたり、仲良く末永く暮らしていこう、と思った。
それは、夏樹も同じ気持ちだった。わたしには安田さんしかいない…。
そして安田(元)刑事は、子どもは最低二人は欲しいな、などと夢想した。

87 :名無し物書き@推敲中?:02/04/10 01:54
そこで安田は夏樹に言った。
「夢想して、妄想して、自分に酔うのはよせ。
ばなばかしい。俺は夏樹なんか、嫌いだ。
今までいたのは、体目当てだったんだからな」

88 :名無し物書き@推敲中?:02/04/10 01:57
安田刑事は本音をつい吐露してしまった。
F県大田市の市内で一番大きな公園。
時間は夕暮れに近かった。

そしてそのまま安田刑事は歩み去った。
偽メール事件について聞かなかったのは、
優しさであった。

89 :名無し物書き@推敲中?:02/04/10 01:57
なぜか、安田はDQN並に逆ギレぎみだった。

90 :名無し物書き@推敲中?:02/04/10 01:57
「そんなこと知ってたわよ!」
夏樹は怒鳴り、ポケットからナイフを取り出すと、安田の胸に突き刺した。
それは心臓を鋭く抉り、安田は死んだ。
そして夏樹は、切り立った断崖から身を投げた。
その遺体は、数日後、地元の漁師によって発見された。

91 :名無し物書き@推敲中?:02/04/10 02:02
「その遺体は、数日後、地元の漁師によって発見された」
そう、夏樹が物語を話しているのを、安田は背中で聞いていた。
安田はキレていた。多分、安藤刑事に対する嫉妬だろう。

そのころ安藤刑事は携帯電話を発見していた。
ビニル袋越しに操作したが、
不審名所は発見出来なかった。
しかし、送信先のアドレスが2つだったことが分かった。
「これが俺と安田に任せた理由か……」
安藤は憮然と呟いた。

92 :名無し物書き@推敲中?:02/04/10 02:03
これで安田と夏樹については片がついたな。
安藤刑事はふたりの墓前に手を合わせながらそう思った。

93 :名無し物書き@推敲中?:02/04/10 02:04
その漁師は、予想を裏切らずに、DQNで高校中退だった。
もちろん、読書もせず、せいぜい、港の安食堂で、
レバニラいためを食いながら、ワンカップ大関を
かっくらうのが関の山である。
「くみちゃん、いいケツしてやがんな、
俺の暴れん坊将軍で、掃除してやろうか」なんて、
おげれつ、DQN、親父まるだしの言葉をごみのように
今日も投げ捨てるのである。
くみちゃんは、ここの看板娘、17歳、高校中退
ヤンキーくずれの彼氏あり、である。

94 :名無し物書き@推敲中?:02/04/10 02:07
「ヤンキーくずれの彼氏あり、である」
夏樹が延々と公園で物語を呟いていた頃。

安藤は暗い表情で目を覚ました。
安藤が二人の墓前で手を合わせている夢。
(もしかしたら、俺は安田と夏樹が
 知り合いだったのじゃないかと疑っているのかもしれない)

安藤はその日一日、安田と顔も会わせなかった。
安田も、安藤と顔を合わせたくない様子だった。

95 :名無し物書き@推敲中?:02/04/10 02:13
皆、顔をあわせたくないのは、鬱だからである。


96 :名無し物書き@推敲中?:02/04/10 02:18
携帯のベルが鳴った。
それも二人同時に。

それを見た安田は顔色を変えて部屋を飛び出し、
そんな様子と携帯を見ていた安藤は、より憮然としたおももちを深くする。

『夏樹です。いつもの所で』

来たメールには、そう書かれていた。

97 :名無し物書き@推敲中?:02/04/10 02:29
「もういいよ。勝手にせーよ」
安藤刑事はそう呟くと、そのメールを消去した。

98 :名無し物書き@推敲中?:02/04/10 02:35
しかし、刑事としての職務を果たさなくてはならない。

そういう言い訳を自分に信じ込ませ、安藤刑事は公園に向かった。
誰もいなかった。
安田の携帯に電話を掛けた。
誰も出なかった。

安藤刑事はその場でしばらく立ちすくんだ。

99 :名無し物書き@推敲中?:02/04/10 03:38
公園の水のみ場のそばに丸められた紙が落ちていた。

100 :名無し物書き@推敲中?:02/04/10 05:00
100!!

101 :名無し物書き@推敲中?:02/04/10 08:06
100!!
とだけ書かれた紙が落ちていた。
この意味は何だろうか?
安藤刑事は考えた。
でも、判らなかった。

102 :TO信者:02/04/10 08:20
安藤はその紙を裏返しにしてみた。
そこにはこう書いてあった、「動くと撃つ、そのままじっとしていろ」
夏樹の質の悪い悪戯か、安藤はそう思った。一応警戒して周囲をじっと視回す。

そのとき公園の入り口の方から見慣れた顔の男が走ってきた、安田だ。

103 :名無し物書き@推敲中?:02/04/10 09:09
いや、安田ではない。昨日のせんずりがが目に堪えているのだろうか?
どう見ても、自分とうりふたつの男。

安藤は、一瞬の恐怖に捕らえられ、その男にニヤニヤ擦り寄った。

104 :名無し物書き@推敲中?:02/04/10 14:53
安藤は、自分そっくりの男に近づくと殴った。
理由は気に入らないからだ。
それから、安藤とそのそっくりな男、安田との殴り合いは、
20分づついた。その結果、二人とも死んでしまいました。

105 :名無し物書き@推敲中?:02/04/10 15:06
二人がそんな殴り合いをしている頃、
銅田一少年の姉で、今年高校2年になる、銅田一紗代は、
家出をしていた。
家出してまず、向かったのは、不夜城と言われる新宿。
その新宿の歌舞伎町、コマ劇場である。
歌舞伎町は今は夜、酔客、OL、学生、チンピラ、やくざ、三国人、黒人、南米人、
ありとあらゆる人があふれていた。
紗代が、コマ劇場でボーとしていると、
中年の親父が声をかけてきた。親父は50歳くらいであろうか。
見事に禿げ、口臭はきつく、おまけに仁丹くさかった。
やすっぽいつるしの背広をきていて、王将の柄の入った、こんなのどこで
売ってんだ、買うやつも買うやつだが、売るやつも売るやつ、作るやつも
作るやつだと、小一時間問い詰めたい気がする、ネクタイをしめていた。
その親父が紗代に近づき言った。
「オネーちゃん、高校生?おじさんとデートしない?
いくらでおじさんとデートしてくれるかな?
2でどうかな?じゃなかったら、3出してもいいよ」と言いました。
親父はこんな交渉ごとになれているようでした。

106 :名無し物書き@推敲中?:02/04/10 15:42
紗代は考え抜いた末、こう答えた。
「4ならいいよ!!」
親父はこの意外な答えに少々戸惑いを覚えた。
だが、親父はしばらくして平常心を取り戻し、そして紗代にこう言った。
「4でおじさんとデートしてくれるの?もちろんOKだよ!」
紗代は少し嬉しそうな笑みを浮かべ
「やったー!!おじさん最高!」
と、おおはしゃぎ。
そして二人は手を取り合い、コマ劇場を後にした。






107 :名無し物書き@推敲中?:02/04/10 17:31
それを見ていた新宿署生活安全課の刑事・鮫田は二人に職質をかけ、
現行犯で逮捕した。
その紗代の客である男は野島高次といい、ここ数日、内偵中だったのだ。
紗代もそんな男をひっかけるとは、やはり田舎の小娘である。

108 :名無し物書き@推敲中?:02/04/10 18:27
紗代は警察署で、散々説教され、親元に連絡され、
親が迎えにくることになった。
あと、3時間ほどで、この新宿署にくるはずである。
紗代は困った。
別段、説教されたことはいいのだが、これでは家出した甲斐がない。
あんな暗い山奥の村になぞ、帰りたくもないのだ。
紗代は隙をうかがっていた。
逃げ出すチャンスをうかがっていた。
幸い、ブラに隠した金は見つかっていない。
その金はいままでの小遣いやお年玉をためたものだ。
まだ、2万ほど残っている。
これだけあれば、何とかなるだろうと思った。
どこかの店で働いていいし、ウリしても稼げる。
どこかの店とは、もちろん、風俗である。
今まで、紗代の目の前にいた、くだびれた警官が、ふと席を立つ。
なかなか戻ってこない。
これはチャンスだ。紗代はこっそり警察署から逃げ出した。
警察署を抜け出すとそこから、大久保を目指した。
大久保には街娼が多く、南米人もいたし、中華系も沢山いた。
何か飯の種になるようなことが転がっている感じがした。

109 :名無し物書き@推敲中?:02/04/10 21:14
しかしそこでもまた鮫田に捕まってしまった。
さすが「鮫」と呼ばれる男である。
この男からは逃げられないな、と紗代は観念した。
そして今度は留置場に入れられてしまった。
当然である。身柄拘束中に逃げ出したのだから、それはれっきとした犯罪である。

110 :名無し物書き@推敲中?:02/04/11 01:12
いや、それは犯罪ではなかった。
ただ、紗代を脅かす意味で鮫田はふりをしただけであった。
ほどなく、新宿署に紗代の両親が迎えに来た。


111 :名無し物書き@推敲中?:02/04/11 01:20
そして彼女が両親と対面したその時、
アルカイダのハイジャックした日航機が新宿署に激突した。
新宿署の建物は一瞬のうちに瓦礫と化した。当然、署内にいた全員が死亡。
ただ鮫田だけが、もう帰宅していたため難を逃れた。

112 :名無し物書き@推敲中?:02/04/11 02:28
トイレで放尿中だった鮫田は、騒然とした街の雰囲気に殺気立ち、
ふるちんで家の前に飛び出した。

しつこく残尿が排尿口から流れ出してはいたが、そんなことは今の
鮫田にはどうでも良かった。

肛門から、糞も垂れてきた。まるで、ねずみの尻尾のように長く、
しっかりと垂れている。

なぜか顔は笑っている鮫田は、新宿署へ向けて走り出した。

113 :112、「なぜか」はいらないと思われ。:02/04/11 03:26
 頬の筋肉が吊り上っているのが、自分でもわかる。股間を伝うむずがゆさが、
余計に笑みを促進させた。
 「子どもみたいだな、お前。」
 16の時に、授業中おもらしをして、安藤に言われた言葉を思い出した。だっ
て、しょうがないだろ。そういう病気なんだから。
※次の方へヒント
 鮫田さんは、「腹圧性尿失禁」という病気です。どんな病気なのかは調べて
 下さい。だって、そっちの方が勉強になるでしょ。

114 :名無し物書き@推敲中?:02/04/11 04:50
鮫田が、なぜ笑っていたかと言えば、突然起こった悲劇に対する
突発性顔面神経痛が、彼に満面の笑顔を作らせたのであった。

腹圧性尿失禁と言うような恥ずかしい病気のためではなかった。

115 :名無し物書き@推敲中?:02/04/11 06:00
ちょうど、そのころ新宿署を襲撃したアルカイダは、ホームページ上で
犯行声明を日本語で披露したが、誤字脱字の多いへんてこりんな日本語を見た
人々により見るも無残に笑われてしまった。
それを見た在日10年アルカイダの伏兵、ホーケイダ・ビンビンは、笑い転げながら
本部に連絡をしたため、恥じ入ったアルカイダ幹部ら他多数は、組織を解体し、世界中に
散らばった。

116 :名無し物書き@推敲中?:02/04/11 10:37
鮫田は署に行き、ドサクサに紛れて、保管庫から、各麻薬、違法なものを、
持ち出した。勿論、拳銃や弾を持ち出した事は言うまでも無い。
これから、賭場荒らしをするつもりだった。
自宅に戻り、クスリを隠し、拳銃を持ち、手袋、覆面を用意し、
あらかじめ目をつけていた、巨大暴力組織の傘下にある、賭場に向かう。
その賭場は、池袋の一角にあった。
深夜、その賭場がある、マンションの一室に飛び込んだ。
まず、用心棒を射殺し、賭場に飛び込んだ。
チャかを持っているものもいたが、機敏な動作で、鮫田は全て射殺した。
勿論、奴らが持っていた銃を回収する事も忘れてはいない。
トカレフ、ベレッタ、S&W、コルトガバメント、各種弾薬すべてを
回収し、用意していたバックにしまう。
賭場にあった現金、500万ほどの現金もバックにしまった。
襲撃に要した、時間は2分ほどだった。
探せば、まだ現金はあったかも知れないが、よくをかけば、
逃げるまで時間がかかり、つかまる要素も高くなる。
迅速な行動を鮫田は心がけていた。
マンションを出た、鮫田は何食わぬ顔をして、
自宅に向かう。
自宅に戻り、麻薬類をしまっている隠し金庫に、現金を数えてからしまった。
現金は630万あまりあった。これで好きなことも出来る。
それに銃も入手することも出来たし。
銃も金庫にしまった。
鮫田はブオトコであった。
素人童貞で、女を抱くのには、何か金がかかった。
これで好きなことが出来る。
これで、モデル級の女も、中学生も、女子高生だって、抱けると鮫田は思った。
それでやる気になった、鮫田は、芸能人も斡旋しているという、
秘密のクラブに電話をかけた。
アイドルの河合里絵を抱くためである。
何百万も積めば、一晩自由になる。
電話がつながり、鮫田は用件を言った。
電話を切る。あと一時間で、女が来るという。
一時間後、可愛い女がやってきた。
本物の里絵であった。桜井は挨拶もそこそこにし、
約束の金を渡し、里絵を自由にした。
これぞ男の人生だと思った。
鮫田は絶頂の中で射精した。

117 :名無し物書き@推敲中?:02/04/11 13:58
そのころアルカイダのメンバーの一人、モハメド・バルクは福岡発伊丹行きのNH220便に搭乗していた。
彼の目的はただ一つ、この航空機をハイジャックして大阪のATCビルに突入させる事である。
彼はまだ22歳の若者だった。俺の人生はこれで終わるのか・・・、とため息を漏らしていた。
その時である。本部からの無線連絡が入った。
「今だ、決行の時だ!!」
彼は少し間をおいた後、ゆっくりと立ち上がった。
そして隠し持っていた千枚通しを取り出し、スチュワーデスの背中に突きつけこう言った。
「機長室に入れさせろ、そうでないとお前を殺すぞ・・・」
「キャーーーーーーーーー!!!」
スチュワーデスは悲鳴をあげた。彼はあまりにも大きい悲鳴に激昂し、
なんと彼はスチュワーデスを殺してしまった。
こうなったら強行突破だ、と彼は思い機長室めがけて走り出した。
偶然だった。機長室の扉は開いていた・・・。
彼は機長室に入り込み、そして機長・副機長を迅速に殺害した。
「こちらバルク、第一段階完了」 と彼は本部に無線を送った。


118 :名無し物書き@推敲中?:02/04/11 16:30
そのとき、モハメド・バルクは、機体のゆれにより、
床に投げ出された。その衝撃で手に持っていた、アイスピックが
心臓を突き刺し、死亡した。
誰も操縦するものがいなくなった機は、10分後に地上に激突し、
全員が死亡した。テロは失敗した。

119 :名無し物書き@推敲中?:02/04/11 17:18
テロは失敗した・・・、と誰もが思っていた。しかしである。
どういうわけか飛行機は福井県の美浜原発に激突していたのである。
アッラー、アクバルと彼が最後に唱えた祈りが通じたのであろう。
原発は見事に炎上している。
ドーン、大きな爆発音がした。炉心が爆発した模様である。
ナトリウムが燃えているのだろうか、真紅の炎が見えている。
突然けたたましいサイレンが鳴り出した。
なんと、放射性物質が大規模に大気に放出された事を示す警報の様である。
福井県はこの事態を動燃から報告を受けて初めて知った。
県庁は大混乱に陥った。どう対応を取ればいいのかと慌てふためいている。
その時である、一人の男が立ち上がった。福井県副知事の城田芳雄である。
城田はこう言った。
「県民の安全を確保するのが第一である。その為には県民全員を県外に脱出させる以外ほかに方法は無い。
 何としてでも80万の県民全員の命を守るのだ」
城田はまず輸送手段の確保と考え、JR、航空自衛隊、海上保安庁などありとあらゆる所に輸送の確保の要請を行った。

「チェルノブイリよりも甚大な被害が出るだろう。しかし私は最後まで戦う」
と決意を固め、そして彼の戦いは始まった・・・。 


120 :名無し物書き@推敲中?:02/04/11 20:25
そこへ突然光が走った。

121 :名無し物書き@推敲中?:02/04/11 21:47
いきなり、肩のところに、熱いものを感じた。
銃声が聞こえたのは、しばらく経ってからのような気がした。

122 :名無し物書き@推敲中?:02/04/11 22:09
それは絶好調のスポンポン鮫田であった。体中に蛍光塗料を塗りたくった鮫田は、閃光のように
突っ走り福井県庁の前に現れた。既にこの世の者とは思えない彼ではあったが、大事件をかぎわける
鋭い臭覚は以前と同様に健在だった。
勢い余って原子炉被害対策本部へ殴り込み、口に咥えていたトカレフを手に取ると、県知事城田芳雄
を的にして銃撃したのだった。

123 :名無し物書き@推敲中?:02/04/11 23:17
その時、地震が起きた。

124 :名無し物書き@推敲中?:02/04/11 23:19
小振りだったが、動揺させるには充分だった。

125 :名無し物書き@推敲中?:02/04/12 15:50
城田はその隙を見逃さなかった。
城田は護身用にと隠し持っていた痴漢撃退スプレーを鮫田めがけて噴射した。


126 :名無し物書き@推敲中?:02/04/13 11:24
しかし、あえなく顔面に一撃を食らった城田は、血しぶきを景気良く振り撒いて
無様に床に突っ伏した。無残にも、彼の頭部は跡形もなかった。
驚いた城田芳雄は、ピクリともしない城田芳雄に近付いた。

絶命した城田芳雄は県知事の城田であった。もう一人の城田芳雄は副知事の
城田である。彼らは、同姓同名であったために、互いに、ふくちゃん、けんちゃん
と呼び合っていた。
「けんちゃん、大丈夫?」
ふくちゃんは、ぐったりと重くなったけんちゃんの肥満した体をいとおしむ様に、
両手で抱きかかえた。
「これぐらい、大したことないよー、けんちゃん。がんばれー、ファイト!
ガッツだ!けんちゃん!」
楽観思考を拠り所として生きて来たふくちゃんにとって、事態が事態だけにこれは
仕方のない言葉だった。
そして、彼には、何時までもこういうことに関わりあっていてはいけないという
現実思考も働いていた。
今目前の重要課題、原子炉被害への対応と今だ揺れつづける地震に対しての対策。
早速、地震対策本部設けなければ・・・。
そうだ、ひとつ忘れていた。
いきなり部屋に乱入してきて発砲し始めた妙なこの男・・・すっぽんぽんで体中に
緑色の塗料を塗っている。
何か明るく、楽しそうだ・・・・でもこれは間違っている・・・
鮫田は今、地震の揺れに合わせてタコ踊りを踊っていた。
そう、これは間違いだ。
ふくちゃんは間違いの許せない男であった。早速、鮫田を羽交い締めにすると、
警官を呼んで留置所にぶち込んだ。

重要課題は山積している。さあ、解決を急がなくては。けんちゃんのことを
忘れるためにも更に決意を新たにした城田は、止むことを知らぬ地震に心地よい
快感を覚えながらも80万の県民全員に思いを馳せ、お得のポーズで自分の席に
付いた。

127 :名無し物書き@推敲中?:02/04/13 18:57
城田はふと、窓から外の様子を見てみることにした。
・・・・・・・・。
外には地獄絵図が広がっていた。
放射線を大量に被爆したと思われる人たちが、ありとあらゆる所で嘔吐を繰り返していた。
なかには意識を失って倒れている人も見られる。
城田はもし県庁が放射線防御体制になっていなければ・・・、と考えると身震いをせずにはいられなかった。
再び外に目を向けてみる。
発狂してしまったのだろうか、ガソリンをかぶり焼身自殺を図った人がそこらじゅうで燃えている。
その火はやがて車や建物へと燃え移り、業火となっていた。
そして遠方にと目を向けてみた。
・・・・・・。
なんと!!巨大な噴煙が県庁めがけて迫ってくるではないか。
火砕流であった。
「あれは火砕流だ!!さっきからの地震は火山の噴火によるものだったんだ!!
 これは逃げないとやばいな・・・。もう県民なんかどうでもいい!!」
城田はそう叫んで一目散に走り出した。



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