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怪奇な出来事

1 :いち早大生:02/03/02 04:28
二月末日夜のことです。
夜11時頃だったでしょうか・・・。
僕は大隈講堂前の階段に座って一人でわせ弁
(ホカ弁のような店)の弁当を食べてました。

ちょうど照明が落とされ、あたりが真っ暗になった時でした。
音も無く、僕の目の前に一人の女性が現れました。
50〜60歳くらいでしょうか。
大きな眼鏡(暗くて分からなかったが、たぶん色眼鏡)をかけた、
ほほのこけたオバサンでした。

2 :いち早大生:02/03/02 04:28
彼女はいきなり、
『アンタ早稲田の学生?』
と言うや否や、僕の返事も待たずに一冊の文庫本を手渡してきました。
『これ、アタシが書いた本なの。今度直木賞取るからよろしくね』
と言い残し、僕から数メートル離れたところにいたカップルの元へ
スタスタと行ってしまいました。

そのカップルに向けて同様の事を言い、二人に一冊ずつ手渡しているのが、
暗いながらもはっきり見えました。



3 :いち早大生:02/03/02 04:29
いぶかしがりながらも僕は、文庫本に目をやりました。
『いのちの電話』というタイトルでした。

作家名を見ても聞いた事がありませんでしたし、
(作者名はあえて伏せます)
その版元の●代●藝社という名も、背表紙に記された●レビ文庫
という名も聞いた事がありませんでした

4 :いち早大生:02/03/02 04:36
何なんだ一体・・・その文庫本から顔を上げると、
そのオバサンの姿はいつのまにか消えていました。

何だか薄気味悪くなった僕は、急いで弁当をたいらげ、
アパートに帰りました。

自分の部屋に戻って人心地ついた僕は、さっきの出来事を
思い返し、とりあえずその本を読んでみよう、と思いました。

5 :名無し物書き@推敲中?:02/03/02 04:37
      ∧__∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       ∩゚Д゚) < それこんなコピペが書いてなかったか?
□………(つ  |  \___________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
.   いのちの電話 |
.            |



6 :いち早大生:02/03/02 04:41
文庫本の裏表紙を見ると、著者近影があります。
和服をまとった女性が写った白黒写真です。
30代半ばくらいでしょうか。
そのふっくらとしたほほを見るに、とても
さっきのオバサンと同一人物には見えません。

『いつの写真だよ・・・。
 いや、もしかすると、あのオバサンはこの作者の
 熱狂的なファンだっただけなのか?』

あのオバサンのげっそりしたほほを思い返して、
そう考えたりもしました。

7 :いち早大生:02/03/02 04:46
裏表紙の、著者近影の右隣には、本文の抜粋があります。

今、手元にありますので紹介させていただきたいと思います。

『ちょっと待ちなさいよ。まだ何も解決してないでしょう。
 約束が違うと思いません?薬もくれないで!
 せめてあなたの名前を言いなさい。
 遺書をあなたに書いて死んでみせますから』
 このまま電話を切られては、自分が傷つくだけだと思った。

8 :いち早大生:02/03/02 04:49
(続き)
『いったいあなたに何がわかるというのですか。
 自分で自分の命を断ち切ることのできる人の、
 真の強さが・・・・・・
 食べて寝るだけでは生きているとは言えません。
 ムダな消費は罪悪です』
         (本文「いのちの電話」より)

・・・以上、裏表紙の本文抜粋を原文ママで記しましたが、
いかがでしょうか?

かなりダウナーな臭気が、部屋に立ち込めてきた気がします。

9 :いち早大生:02/03/02 04:56
一体、いつ書かれた本なんだろうか?
最近の本で、本当に直木賞候補だったりするんだろうか?
そう思い、奥付(と言うんでしたっけ)を見ました。
すると・・・一九八九年一二月一五日発行、と書いてありました。

『十数年たってまだ初版かよ!!
 こんなのが直木賞取るわけないじゃんか。
 あのババア、頭オカシイのか・・・』

思わずゾッとしました。

10 :いち早大生:02/03/02 05:03
そして、奥付には著者略歴が書いてあります。
そこには、作者名、本名、そして出身(関西某所とのこと)
が書いてあります。

わざわざ本名を書くか・・・そう思った次の瞬間、
我が目を疑いました。

現住所まで書いてあるのです!!
『●●●● ●−●●−●』と。
早稲田大学から数キロもない地域です。
ようやく、さっきのオバサンが作者本人であり、
わざわざ自分の本を配っていたのだと確信しました。

11 :いち早大生:02/03/02 05:08
僕は恐ろしさを抱くとともに、好奇心に駆られていました。
一体どんな小説なんだろうか?

目次によると本作は、表題作の「いのちの電話」から始まり、
「いずこへ」
「比肩の女」
「さぼてん」
「月下美人」
「終わりの日」
「暑い夏」
「ごみ屋敷」
と、都合8篇の短編からなっています。

12 :いち早大生:02/03/02 05:13
試しにぱらぱらと斜め読みしてみました。
すると、各々の短編がある共通項をもって
書かれていることが分かりました。

『主人公は中年〜熟年の女』
『離婚ないし生涯独身の寂しい生活』
『関西出身』
『精神の崩壊』

これって作者自身のことなんじゃあ・・・
いよいよもって身の毛がよだつ思いです。

13 :いち早大生:02/03/02 05:20
こんな本を手渡されて、僕は今、非常に気が滅入ってます。
一体どうしろと言うのか。

はっきり言って「実話」です。
マジで。

この不思議な出来事を誰かに話さずにはいられず、
2chに書くことにしました。
こちらの板で板違いにならないか心配ですが、
他の板でも収まりが悪いようですし、
ひとまずこちらに書かせていただきました。

皆さんのご感想をお聞かせください。

14 :名無し物書き@推敲中?:02/03/03 03:08
自費出版で売れ残った本を通行人に配っていた作者、
という解釈じゃ駄目なの?


15 :名無し物書き@推敲中?:02/03/03 03:13
1話ずつゆっくりでいいからアプきぼーん(w

16 :いち早大生:02/03/03 14:59
>>14
正解、でしょう。
ただ、10余年前の本をいま手渡してきたわけですよね。
ということは、10年余新作を書いていないのか、と。
にもかかわらずはっきりと
「こんど直木賞取るからよろしく」
と言ったわけですよ。
その辺に何か、山岸涼子の短編漫画のような・・・・・・
そんな怖さを感じたんです。

17 :いち早大生:02/03/03 15:09
>>15
実はあれから本作品をきちんと読んでみたんですが・・・。

あとがきによると作者は、「朝日カルチャーセンター京都」とやらで
「小説講座を受講」した事から、執筆活動を始めたようです。
どうりで、文章があまり上手ではないというか、言葉も陳腐な・・・。
台詞回しも稚拙というか、リアリティがないというか・・・。

そもそも、8篇中6篇が、不幸な生い立ちから偏屈になり、社会
から疎外感を感じて生きる女性が主人公の物語、しかも内5篇が
(おそらく執筆当時の彼女の年齢であろう)50歳前後の女性
ですからね。

「いい加減他にアイデアがねえのか」とツッコミたくなるような、
そんな感想しか思い浮かびません。
ハッキリ言って作者(十勝花子似w)の狂いっぷりの方がよっぽど
小説になるよ!という。

それでも良ければ、以下、いくつかあらすじをご紹介させて
いただきたいと思います。

18 :いち早大生:02/03/03 15:26
表題作「いのちの電話」:あらすじ

主人公は50歳前後と思われるバツイチの女。
愛人をつくって逃げた夫から送られる生活費で、
京都市内の小さなマンションで無為に暮らしている。

一人息子は東大に合格するも、上京の日に、今後家族で
あることを止めよう、と母に告げた。

彼女は実は、祖父が発狂、父親が自殺、夫の自殺を知った母も発狂、
そして親類のもとで育てられたという生い立ち。親類や隣近所の者
たちの好奇の目から、不眠症となり、性格的に破綻していく。
看護婦になるも、長続きしない。そんなある日、自殺しようと街を
ふらついているときに知り合った、これまた自殺しようとしていた
男と心中を決意。が、決行寸前に思いとどまり、何となくセックス、
そのまま結婚。姑からのイビリ。夫の浮気、そして離婚・・・。

息子は、崩壊しきった家族を、とりわけ「きちがいの家系」である
母を憎んでいたのであった。

生来の自殺願望と偏屈な気質に加え、息子を失った喪失感が
いっそう彼女を孤独のふちに追いやっていた。

今日もまた、狭い部屋の中でうだる暑さと不眠に悩まされながら、
また自殺について考えている。そしてふと、「いのちの電話」の
存在を思い出し、電話してみる。が、相談員相手にヒステリーを
起こしてしまい、さらなる自己嫌悪に陥る。

そしてふと、東京にいる息子に会いに行こうと思い立ち、最終の
新幹線に乗り込む。

19 :いち早大生:02/03/03 15:36
表題作「いのちの電話」:私の感想

まず、東大に現役合格したという息子が上京の日、
自分の母親に訣別を宣言するシーン。
そんなときに母親を「ママ」と呼ぶ東大生ってのは
いかがなものか。
おそらく、「高学歴=マザコン」的な極めて陳腐なバイアスが
なせるわざであろうw

それと、「いのちの電話」に電話するシーン。
相談員がきちがいのたわごとにアドバイスをしたり、
ムキになったりするんだが、これは事実誤認ではないか?

聞いた話では「いのちの電話」の相談員というのは、
『ひたすら相手の話を聞く』ことだけを要求される
仕事らしいのだが。
少なくとも喧嘩腰で反論する、というのはあそこの
相談員の服務規定に違反していると思われる。

・・・取材もなしに憶測で書くんじゃねえ!!
ってトコでしょうかw

20 :おれのすれっど:02/03/13 01:20
関西には得得うどんってチェーン店があるんだ。
ひとたまでもふたたまでも値段はかわらない。


21 :名無し物書き@推敲中?:02/03/13 14:42
おもしろそうじゃんW他のあらすじもきぼーん

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