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王子と姫の官能小説

1 :師走:01/12/21 01:26
どなたか王子様とお姫様の濡れ場シ−ン書ける方おられませんか?
書ける方がおられたら是非書いてほしいのですが・・・

2 :つっこみ:01/12/21 11:53
まずおまえが書く。
そして、文句があるならもっとうまい文書いてみろ、と挑発する。

OK?クレクレ君に世間は冷たいよ。

3 :( ´_ゝ`)フーン:01/12/21 14:13
最近、官能小説のスレッドが多いね。

4 :名無し物書き@推敲中?:01/12/21 15:40
はっきりいってうざい。2ちゃんでなく、pinkちゃんねる行け。

5 :( ´_ゝ`):01/12/28 20:22
>>4
ばか?

6 :名無し物書き@推敲中?:02/01/10 19:03
むかしむかしのお話です。

ある王国に、ニチャーヌ姫という可愛らしいお姫様が生まれました。
姫の誕生を祝うため、お披露目の宴には様々な国の王様や王妃様が
おいでになりました。
「ほほう・・・、これはお美しい!!」
「なんと可愛らしくお微笑みになるのかしら!!」
お世辞ではない賛辞がニチャーヌ姫に次々と向けられました。
ニチャーヌ姫が微笑むと、春風が吹いたように皆の心があたたかに
なりました。
ニチャーヌ姫が声をあげると、可愛らしい鈴の音のようで、皆ずっと
聞いていたい気持ちになりました。
また、ニチャーヌ姫の傍に寄るとふしぎなことに甘くて優しい香りが
してきて、人々はうっとりとその香りに酔いました。

ニチャーヌ姫の国の東にある国の王が
「ぜひわたしの王子と婚約を!」
と叫べば、西の国の王も
「わたしの国の王子とこそ婚約を!」
と叫びます。
王子のいない南の国の王は
「来月生まれるわたしの子はきっと王子です! どうか結婚の
お約束を!」
と懇願し、まだ独身で年若い北の国の王は
「ニチャーヌ姫がご成長されるのをお待ち申し上げますから、
ぜひともわたしの妃に!」
と言い出しました。

ニチャーヌ姫の父と母である王と王妃はすっかり困ってしまって、
しばらく話し合った後、こう言いました。
「では、ニチャーヌ姫が15歳になったとき、再びこのような宴を
設けましょう。皆さま方のお気持ちが変わらなければ、その時に
ニチャーヌ自身に求婚をしてください」

そしてあれよあれよというまに時が過ぎ、ニチャーヌ姫はそれはもう
美しい娘に育ちました。

7 :名無し物書き@推敲中?:02/01/10 19:09
東の国の王子、モナール王子もりっぱな青年に。
西の国の王子、ギコッシュ王子もりっぱな青年に。
そして、南の国の王が宣言した通り生まれてきたチュボー王子も
りりしい少年に。
あのとき「待つ」と言っていた北の国のイッティヨシ王は言葉通り独身を通し、
立派な統治者に。

4人の求婚者は15年前の約束通り、ニチャーヌ姫の15歳の誕生日の宴に向かう
ことを決めていました。

8 :名無し物書き@推敲中?:02/01/10 19:12
ニチャーヌ姫は宴のドレスの採寸をしていました。
「姫様、またお胸が大きくなられたのですね」
「そうなの。どのドレスもきつくって、困ってしまうわ。
それにわたし、ドレスって重くて苦しくて好きじゃないの」
ニチャーヌ姫は、そういいながら、白い豪華な下着に包まれた
ふっくらとした膨らみを見下ろしました。

9 :名無し物書き@推敲中?:02/01/10 19:18
姫様づきの女官のスレーはうっとりとニチャーヌ姫の姿を見ました。
『なんてなんてすてきな姫様にご成長されたのかしら。
絹糸のようなおぐし、ばら色の唇、朝露さえもやわらくまいおりて
きそうな長いまつげ、輝く瞳・・・。豊かで若さがはじけそうなお胸、
はかなげに細いお腰、それでいてお尻は丸く美しく・・・』

10 :名無し物書き@推敲中?:02/01/10 19:22
なんといってもその香りです。
どこから香ってくるのかわかりませんが、ニチャーヌ姫の
甘く優しい香りは、嗅いだものを幸せにさせてくれるのでした。

しかしスレーは最近不安になることがありました。
ニチャーヌ姫が年頃になるにつれて、その香りがただ清しい
ものではなく、媚薬のような妖しい香りを含むようになって
きたように感じることがありました。

11 :名無し物書き@推敲中?:02/01/10 19:25
「外国のお客様もいらっしゃるのですって? どうして
15歳の誕生日だけそんなに大げさにするのかしら・・・」
そういいながらばら色のくちびるを尖らせる様は、まだ
ほんの子供のような、それでいて色っぽいような・・・女官
スレーは微笑ましいような心配なような気持ちで姫の
採寸を続けました。

12 :名無し物書き@推敲中?:02/01/10 19:28
いっぽう、そのころ、東の国のモナール王子は・・・。
「ぼくが必ずニチャーナ姫をわがものにするぞ!」

モナール王子は17歳になっていました。
13のときに手に入れたニチャーナ姫の小さな肖像画を
それはそれは大切にしていました。
豪華な枕の下にいつも入れては眠る前に眺めていました。

13 :名無し物書き@推敲中?:02/01/10 19:33
モナール王子の就寝前行動

1.父王と母王妃におやすみの挨拶をする
2.女官にかしづかれ着替えの間にいく
3.女官にかしづかれ着替えの間で寝間着に着替えさせてもらう
4.女官にかしづかれ豪華なベッドに入る
5.枕元の明かりだけ残して消灯してもらう
6.明かりを頼りに豪華な枕の下からニチャーナ姫の肖像画をとりだす
7.「ニチャーナ・・・」とつぶやく

14 :12,13:02/01/10 19:34
すまん。ニチャーヌだった・・・。鬱だ。

15 :俺のせいいっぱいの官能です:02/01/11 02:03
ニチャーナ姫のチチはおわん型。

16 :名無し物書き@推敲中?:02/01/11 02:04
宴が迫ってきた夜、ニチャーナ姫の部屋から不思議な音が・・・。

17 :名無し物書き@推敲中?:02/01/11 02:09
だからニチャーヌ姫なんだろ?

18 :名無し物書き@推敲中?:02/01/11 02:09
もしかしてこのスレ、おもしろいものに化けるかもしれんね(w

19 :名無し物書き@推敲中?:02/01/11 03:21
ニチャーヌ姫の部屋から夜な夜なニチャニチャと。

20 :名無し物書き@推敲中?:02/01/11 03:22
スルメを噛む音が

21 :名無し物書き@推敲中?:02/01/11 03:23
1はこんな展開で満足してるのか?

22 :名無し物書き@推敲中?:02/01/11 03:25
1を焦らしに焦らすためにもダラダラつまらないお伽話が続くことをきぼーん。

23 :名無し物書き@推敲中?:02/01/11 03:32
俺も、続き書かせて欲しい!
で、整理。

ニチャーナ姫:ヒロイン。おわん型の乳。もうすぐ15歳。薔薇色の唇。
美人。いい匂い。
東の国の王子(モナール):ニチャーナ姫に求婚する予定。17歳。
西の国の王子(ギコッシュ):ニチャーナ姫に求婚する予定。
南の国の王子(チュボー):ニチャーナ姫に求婚する予定。
北の国の王(イッティヨシ):ニチャーナ姫に求婚する予定。

スレー:ニチャーナ姫づきの女官。

これだけか・・・・。
なんか敵役の魔女でも出したいとこだな。

24 :名無し物書き@推敲中?:02/01/11 04:17
東の国のモナール王子は姫の肖像画を見てオナール。

25 :名無し物書き@推敲中?:02/01/11 04:20
西の国のギコッシュ王子は、アブラギッシュでマッチョな19歳に成長。
「オレのマッスルバディーでニチャーナ姫をイッタダキ〜!」

26 :間違ってるよ。:02/01/11 04:29
ニチャーナじゃなくてニチャーヌ・・・。
良く読もうよ。

南の国のチュボー王子は、姫より数ヶ月若いのでまだ14歳。
ニキビ盛りの欲盛り。
「ハアハア・・・ニチャーナ姫」
間者を使ってニチャーナ姫のプロフィールを入手。
「バスト88、ウエスト55、ヒップ86・・・・」
うっとりと宴の日を待つのであった。

27 :ついでに連続カキコ:02/01/11 04:32
北の国のイッティヨシ王は男盛りの33歳。
姫を手に入れたらああしてこうして・・・とオッサンらしい
嫌らしい妄想に明け暮れていたのであった。
現代日本ならややこしいことになる歳の差だが、おとぎの国
だからご安心あれ。

28 :名無し物書き@推敲中?:02/01/11 06:28
>>26
ニチャーナじゃなくてニチャーヌ。
よく読もうよ。

29 :名無し物書き@推敲中?:02/01/11 22:21
各国の王子や王様は皆ヨーロッパ系の姿ですか?

30 :もなーる王子:02/01/12 01:19
に、にちゃーぬでいいんだよな、おわん型は。

31 :名無し物書き@推敲中?:02/01/12 01:21
いよいよニチャーヌ姫の15歳の宴が始まろうとしていたその時!

32 :名無し物書き@推敲中?:02/01/12 01:23
お約束だから魔女が現れたってことにしよう。
でもってニチャーヌ姫がさらわれた。
あやうし、ニチャーヌ姫!!!

魔女の名前は、アゲアラーシ。

33 :名無し物書き@推敲中?:02/01/12 01:25
1は焦れてるだろうなあ・・・。
官能のかけらもない展開に。

34 :名無し物書き@推敲中?:02/01/12 01:26
>29 ヨーロッパ系、萌エ。

35 :名無し物書き@推敲中?:02/01/12 01:28
ニチャーヌ姫の父王は、知らせを聞いて国に駆けつけてくれた
求婚者達にこう言いました。
「ニチャーヌ姫を救ってくれた者に、ニチャーヌ姫との結婚を
許そう!」

36 :名無し物書き@推敲中?:02/01/12 03:40
おもろい。おもろいぞこのスレ。

37 :名無し物書き@推敲中?:02/01/12 15:48
「に、にっくき魔女アゲアラーシ!わ、わたくしも姫様を
お助けに参りますううっ!!」
女官スレーも慣れぬ甲冑を身に着け、魔女の森へと向かいました。

38 :名無し物書き@推敲中?:02/01/12 16:10
そのころ、気絶されさらわれたニチャーヌ姫が意識を取り戻していました。
「はっ・・・ここはどこ!?」
狭くて粗末な部屋の妙にひんやりとした空気に、ニチャーヌ姫は思わず
身震いをしました。

「ホホホホホ・・・気がついたようだねえ・・・」
振り返ると、とてつもなく長く黒い髪の毛をテラテラと光らせ、露出の
高い黒い革製の衣裳とマントを身に着けた背の高い女が、腰に手をあてて
高笑いしていました。

「あ、あなたは誰!?」
「ほーほっほ、わたしは・・・」
「そんな寒そうな格好をして・・・。生活にご不自由なさっているの?
見ればこのお部屋も狭くてうすら寒くって、それにゴホッ、ほこりっ
ぽくて・・・」
「そんなことはどうでもいい! 聞くのじゃ! わたしは・・・」
「ほらやっぱりこんなにホコリがたまってるわ! いけませんよ、ハウス
ダストアレルギーを発病することもあるのよ」
「そうか・・・それで最近時々クシャミが・・・ではない!! ええい、黙れ
黙れっ!!黙れおろう!! よく聞け!! わたしは魔女アゲアラーシ!!」
「えっ・・・」
ニチャーナ姫は目を丸くしました。
「魔女ですって!!」

39 :漏れもニチャーナと間違えた・・・鬱・・・:02/01/12 16:15
「魔女ってもっとおばあさんだと思ってたわ」
というニチャーヌ姫の言葉に一瞬気をよくした魔女
アゲアラーシ。
「はっ、いかんいかん、いいかよく聞け、ニチャーヌ姫
よ!! そなたはもう国には帰れぬ!!」
「どうして?」
「わたしより美しい娘は世にいてはならぬのじゃ!!
そなたはわたしがさらってきた他の娘たちと同様に、
みすぼらしいなりをして、一生わたしの下働きとして
暮らすのじゃ。ホーホホホホ」

40 :名無し物書き@推敲中?:02/01/12 16:17
で、魔女が杖ふったらポン!とニチャーヌ姫まるはだか。

41 :名無し物書き@推敲中?:02/01/12 16:17
「きゃん!」

42 :名無し物書き@推敲中?:02/01/12 16:19
「(むむう・・・。なんと美しい体)さあ、このボロ服に
着替えるのじゃ!!」

43 :名無し物書き@推敲中?:02/01/12 16:20
「この服じゃ胸がきついからきれないわ。。。。」

44 :名無し物書き@推敲中?:02/01/12 16:22
「無理矢理でも着るのじゃ!! このままでは1を喜ばせて
しまうではないか!!」

45 :名無し物書き@推敲中?:02/01/12 16:24
「着てはみたものの、胸で服が破れちゃいそうだわ。。。」

46 :名無し物書き@推敲中?:02/01/12 16:34
アゲアラーシは小さな窓を開けました。
「外をご覧!!」
「ま、まあ・・・!」

その部屋は深い森の中にある高い高い塔の最上階にあることを
ニチャーヌ姫は知りました。
「お前は絶対に逃げ出せないんだよ。シワシワのばばあになる
まで、わたしのお世話をして暮らすんだ。ホーホホホホ」

「おとうさまやおかあさまに会わせてはくださらないの?」
ニチャーヌ姫が悲しそうな顔をすると、アゲアラーシは満足げに
微笑みました。
「そうだよ、ホホホホホ。さあ、他の娘どもは一階下で掃除を
している。お前も行って働くんだよ! その綺麗な指がボロボロ
になるまでね!!」

47 :名無し物書き@推敲中?:02/01/12 16:36
俺ならアゲアラーシを男にするなあ。ボソッ

48 :名無し物書き@推敲中?:02/01/12 16:39
「姫と王子の官能小説」ってことは、北の国のイッティヨシ王は
ハイ落ちた! なのでは。。。

49 :名無し物書き@推敲中?:02/01/12 16:45
イッティヨシ王は逝ッテヨシ?

50 :名無し物書き@推敲中?:02/01/12 17:35
おわん型クッキリのまま働く似ちゃー濡姫デアッタ。

51 :名無し物書き@推敲中?:02/01/12 19:19
官能にい官能。

52 :名無し物書き@推敲中?:02/01/12 23:55
ギャグになってるYO!

53 :名無し物書き@推敲中?:02/01/12 23:59
魔女の図書室の掃除に向かったニチャーヌ姫の目に、ふたりの少女が映った。

身なりはニチャーヌ姫同様に粗末な服を着せられてはいたが、一人は小柄で
とても可愛らしく、もうひとりは細身で背の高いとびきりの美人であった。

「まあ新入りさんだわ」
小柄な娘がにっこりと微笑み、細身の美人も振り返った。
「はじめまして。わたしはニチャーヌ姫。あなたがたは?」
小柄な娘が答えた。
「わたしはアボンヌ姫。2ヶ月前にここにさらわれてきたの」
細身の美人も答えた。
「わたしはゾヌー姫。一月ほど前に不覚にも連れられてきました」

かわいこちゃん揃い踏みであった。

ニチャーヌ姫は二人に向かって声を潜めて言った。
「助けが来るのを待っていてはどうなるかわからないわ。わたしたち
で脱出を図りましょう」

54 :名無し物書き@推敲中?:02/01/13 00:01
カワイコちゃん揃い踏み?
イ、イヨイヨカ!?

55 :名無し物書き@推敲中?:02/01/13 00:02
登場人物が増えてきたな。。。。

56 :内藤亜鉛:02/01/13 00:10
このスレおもろい。

57 :セイリシテミタヨ! サアカイテカイテ:02/01/13 00:12
ニチャーヌ姫:ヒロイン。おわん型の乳。もうすぐ15歳。薔薇色の唇。美人。いい匂い。

東の国の王子(モナール):ニチャーヌ姫に求婚する予定。17歳。ベツメイ、オナール。
西の国の王子(ギコッシュ):ニチャーヌ姫に求婚する予定。19歳。アブギッシュでマッチョ。
南の国の王子(チュボー):ニチャーヌ姫に求婚する予定。14歳。ニキビ盛り。
北の国の王(イッティヨシ):ニチャーヌ姫に求婚する予定。オッサン。

スレー:ニチャーヌ姫づきの女官。

アゲアラーシ:この世で一番美しくないと気が済まない魔女。露出の高い服装。

アボンヌ姫:ニチャーヌ姫より先に魔女にさらわれる。小柄でかわいい。
ゾヌー姫:ニチャーヌ姫より先に魔女にさらわれる。細身で美人。

58 :名無し物書き@推敲中?:02/01/13 02:30
「だ、脱出するといっても、ここは高い高い塔の上よ」
「そうよ、わたしたちの宿舎は最上階だし、作業しろといわれている
部屋もほとんどが上階・・・。それに階下にうまく下りていけたとしても、
この塔には出入り口がないのよ!」

アボンヌ姫とゾヌー姫の悲壮な言葉にも動じることはなく、ニチャーヌ姫は
軽やかに脚立に足をかけました。
「ここは魔女の図書室よ。折角ここをお掃除しているんですもの、
本を少々参照させていただいて、魔法で脱出させてもらいましょうよ!」

「な、なんですって」
「魔法の箒でも作るつもり?」
「箒でも絨毯でもどこでもドアでも、抜け出せればなんでもいいわ!
さあ、アボンヌ姫はあっちの棚の本を、ゾヌー姫はこっちの棚の本を
さがして!」

59 :名無し物書き@推敲中?:02/01/13 02:32
と、そのとき、3人の仕事ぶりを魔女アゲアラーシが見回りにきた!

60 :名無し物書き@推敲中?:02/01/13 02:40
でもさぁ、姫でもないむしろ下層にいる一般市民の読者が
どうやって姫様に感情移入できるんでしょか?
深い謎があるんですなぁ……

61 :名無し物書き@推敲中?:02/01/13 02:41
「さぼっていないかい!?」
「はっ、はいっ!」
何とか企みを知られずにほっとしたのも束の間、魔女アゲアラーシの
鼻がヒクヒクと動きました。
「ん? なんだいこの匂いは」
アゲアラーシは3人の姫の周りを注意深く嗅ぎ回りました。
「ニチャーヌ! あんただね!」
「えっ」
「なんだい、こんなにいい匂いの香水をつけて! そのみすぼらしい
格好に似つかわしくもない! そんな匂い今のお前には似合わないよ!
落としておしまい!」
「わ、わたし香水なんかつけてません」
「こんな匂いをさせておいてしらをきるつもりかい! アボンヌ!
ゾヌー! 命令だよ! お風呂にニチャーヌを連れて行ってこの
匂いをすっかり落としておしまいっ!!」

62 :名無し物書き@推敲中?:02/01/13 02:43
>>60
漏れ様は王子に感情移入!
ショミンダケド・・・

63 :ワーイ ヒメノニュウヨクタイムダーイ:02/01/13 02:46
風呂シーンには完全に感情イニュウ!!

64 :名無し物書き@推敲中?:02/01/13 02:47
時間ですよ〜っ。

65 :スタジアム:02/01/13 02:51
おわん型!おわん型!おわん型!

66 :名無し物書き@推敲中?:02/01/13 03:00
水蜜桃のようにみずみずしい膨らみも、なめらかな腰のくびれも、
白くて丸いお尻もすっかり露わにされてしまったニチャーヌ姫。
「ほ、本当に香水なんてつけていないのよ」

「ごめんなさいね、ニチャーヌ姫。魔女の命令だから・・・」
「ごめんなさいね、ゴシゴシ洗わせてもらうわね」
「あっ」

67 :スタジアム:02/01/13 03:26
オオオオオオ〜ッ!!!

68 :名無し物書き@推敲中?:02/01/13 21:50
続編希望あげ

69 :名無し物書き@推敲中?:02/01/14 00:54
Me too!

70 :名無し物書き@推敲中?:02/01/14 01:05
3人のかわい子ちゃん(死語ではないか?)が泡に戯れていた頃、
ニチャーヌ姫を救わんとする勇者達は魔女の森で野営をしていたのであった。
---------------------------------------
東のモナールおうじ:Lv3 HP33 MP11 OP720
西のギコッシュおうじ:Lv4 HP48 MP1 OP135
南のチュボーおうじ:Lv2 HP28 MP30 OP110
北のイッティヨシおう:Lv4 HP53 MP25 OP58
にょかんスレー:Lv6 HP66 MP42 OP22

OP=オナールポイント。モナールおうじは、さすがだ!

71 :名無し物書き@推敲中?:02/01/14 01:08
女官スレー・・・OP22・・・どう受け止めたらいいんだ?

72 :名無し物書き@推敲中?:02/01/14 01:10
ニョカンスレー、エマニエルフジンミタイノ、キボン。

73 :名無し物書き@推敲中?:02/01/14 01:12
哀しいな。なんか。>北のイッティヨシおう:OP58
年取るとな。。。。。。

74 :名無し物書き@推敲中?:02/01/14 01:29
「や、やめて、くすぐったいわ」
真珠色に輝く肌を朱く染めて、身をよじるニチャーヌ姫。
「がまんして、ニチャーヌ姫」
「ごめんなさい、でも魔女に叱られるから・・・」
自らも泡だらけになって、ニチャーヌ姫の体にタオルを
這わせるアボンヌ姫とゾヌー姫。

「ああんっ!」
ニチャーヌ姫が鼻にかかった甘い声を上げた途端、一層
甘い香りが匂い立った。
「ああ、どうしてなの? 洗えば洗うほど、こすればこする
ほど、素敵な甘い香りが強くなるわ・・・」
アボンヌ姫は涙目になった。
「ニチャーヌ姫、おかわいそうに、こんなに息を荒げられて・・・。
早くお楽にしてさしあげたいのに」
ゾヌー姫も髪をかきあげながらため息をついた。

「一体どこから立ち上ってくるの?この香り・・・・」
ふたりはニチャーヌ姫の身体に顔を近づけた。

75 :名無し物書き@推敲中?:02/01/14 01:34
もっと1を焦らせ! ただし俺は焦らすな!

76 :焦らそう。:02/01/14 02:06
魔女の森では勇者達の野営が続く。

とそのとき、

やせいのピロユキがあらわれた!

77 :イライラ:02/01/14 02:45
みんなオナールのに夢中で、まるで無視。
つまらなくなったやせいのピロユキは去った。

さて、そのころ塔では。

78 :名無し物書き@推敲中?:02/01/14 03:15
「鏡よ鏡、この世で一番美しいのは、だ・あ・れ?」
魔女アゲアラーシが微笑むと魔法の鏡は一瞬沈黙しました。
『・・・・・・』
「鏡? 答えは簡単であろう。この世で一番美しい者の名前を挙げれば
よいのじゃ!」
『・・・えぇーっ・・・・と・・・』
鏡は汗をたらたらと流しながら悩んでいるようでした。
「なぜ悩む必要があるのじゃっ!」
アゲアラーシの剣幕に驚いたように鏡はカタッと揺れると、大急ぎで
言葉を発しました。
『ま、魔女アゲアラーシさまはとてもとてもお美しいです。濡れ羽色の
おぐし、魅惑的な唇、神秘的な瞳、挑発的なダイナイマイトバディー・・・』
「おーほほほ、そうであろう、そうであろう」
『・・・・しかし・・・・』

79 :名無し物書き@推敲中?:02/01/14 03:35
「しかし!?」
魔女アゲアラーシが鏡を睨み付けた瞬間、鏡に映っていたアゲアラーシ
の姿がフッと消え、突然、右上に「生中継」という文字が浮かび上がり
ました。
そこには、汗だくのアボンヌ姫の顔が。
「ア、アボンヌ姫!・・・鏡よ、そなた、この姫がわたくしより美しいと
申すのか!」
『ご、ご覧ください、このピンク色の柔らかそうな頬。キラキラ輝く
瞳。つやつやと輝く唇。服の下で動きに合わせて揺れる若々しい胸・・・。
いつもは薄汚れていますが、今日は石鹸が飛んできたのか、すっかり
きれいになって・・・。正直、かわいくてたまりません!』
「な、なんじゃと!?」

アボンヌ姫の顔が切り替わって、次に泡まみれのゾヌー姫の顔が映り
ました。
「今度はゾヌー姫か!!」
『ご覧くださいませ! いつもは薄汚れているこの姫も、飛び散った
泡で汚れがすっかり落とされ・・・。紅をささずとも紅い唇、意志の
強そうな光を湛えた瞳、絹糸のような美しい髪、細身で美しい体つき・・・
ぞくっとするほどセクシーではないですか!』
「か、鏡よ、何を言う!!」

そして、鏡の画像がまたもや切り替わりました。

80 :名無し物書き@推敲中?:02/01/14 03:44
「ニ、ニチャーヌ姫!!」
美しいものにめっぽう弱い魔法の鏡は、もはやアゲアラーシを恐れる
こともなく少し息を荒げながらニチャーヌ姫の姿を映し出していました。

『こ、この美しい媚態・・・。もはや、説明は要らないでしょう。ほんと
生まれてきてよかった・・・!』
鏡は感動の涙を流し始めました。

81 :名無し物書き@推敲中?:02/01/14 03:53
「なっなんとはしたない姫じゃ・・・! 体中を摩られて嫌がるような
ふうをしてあんないやらしい顔をして喜んでおる・・・!! こんなにも
はしたない姫を一番美しいなどと言うつもりか? 鏡よ、血迷うのも
いい加減にせぬと・・・」
『この世で一番お美しいのは、ニチャーヌ姫さまです!これホント!』
「うぬううううぅぅぅ」

「ねえ、どこかで何かが割れたような・・・」
「そう? それよりニチャーヌ姫の匂いを早く落とさないと」

82 :名無し物書き@推敲中?:02/01/14 04:02
ムカシノチュウゴクニモ、イイニオイノスルビジョガイタラシイネ!
ドンナニオイダロ。。。

83 :名無し物書き@推敲中?:02/01/14 04:08
アゲアラーシは、鏡を床にたたきつけると、それなりに美しい顔を見るも恐ろしくゆがめて、部屋を出て行ってしまいました。

「一番匂いの強いのは、このあたりかしら」
「あっ、いやっ、」
「あばれないで。あばれると手もとが狂ってしまうわ」
「で、でもっ。あっ。あっ。いやっ」
「一生懸命こすればすぐ終わるわ。がまんしてね」

部屋に残された鏡の破片には、二人の姫に洗われながら身をよじるニチャーヌ姫の姿が、まだうっすらと映っておりましたが、やがてそれも消え、ただの鏡に戻ってしまいました。

84 :ニチャーヌ姫:02/01/14 04:11
そろそろ服着た〜いっ。

85 :スタジアム:02/01/14 04:13
イイヤ、マダマダ!
おわん型! おわん型! おわん型!!

86 :名無し物書き@推敲中?:02/01/14 04:15
匂いを消すために肥溜めにぶち込まれたら萎える?

87 :スタジアム:02/01/14 04:17
ナエナエ〜。

88 :名無し物書き@推敲中?:02/01/14 04:45
「あッ・・・ああン(わたし、どうしてしまったの?こんないやらしい
声を出して、こんな気持ちになって・・・)」

突然、勢いよく浴室のドアが開きました。
「ア、アゲアラーシさま」
「お前たち、いつまでのんきに風呂に入ってるつもりかい!」
「えっ・・・」
「今すぐ台所へお行き! そうしてご馳走をこれでもかっていう位
作るんだよ!」

服を着ていたアボンヌ姫とゾヌー姫はすぐに台所へ向かいましたが、
初めての快感の衝撃にわけもわからず頬を濡らしたままのニチャーヌ
姫は生まれたままの姿でぼんやりと浴室に腰を下ろしたままでした。

「(キーッ、重力に逆らわないぷりぷりの乳をこれでもかと見せつけ
やがって!)ニチャーヌ姫、お前もとっととお似合いのボロを着て
台所にお行きッ!!」

89 :エロくないスマソ:02/01/14 05:28
 そう言うと、アゲアラーシは、傍に脱いであったニチャーヌ姫の
着物を取って、それをびりびりに引き裂いてしまいました。
「アゲアラーシ様… これを着るのですか?」
 ニチャーヌ姫のかすれるような声には何も答えず、アゲアラーシ
はほとんどぼろきれのようになった下着とローブとを投げつけると、
皮の衣裳に半ば露わになった背中を向け、どこかへ行ってしまいました。
 ニチャーヌ姫は、ちぎれてしまった肩紐を結び合わせると、かつ
て下着だったものを身にまといました。しかしそれは縦に幾つにも
裂けていて、張りの良い乳房を隠すことも、傷一つ無い背中を覆う
こともできませんでした。そのうえ、すそが破れとれてしまったた
めに、ひざ下まであった丈は、すっかり短くなって、姫の大人のも
のになり始めた腰のあたりまでにしか達することができなかったの
です。それですから、姫のすらっとして肉付き豊かな二つの脚のあ
いだに繁るやわらかいものは、いまだ湿りけを帯びて盛り上がった
肌に張りつくようにしながら、窓から差し込む太陽の光をうけて影
をつくっておりました。
 姫は、つづいてローブを取ってみました。すると、これはもはや
どのようにしても体に着ることのできないほどに裂かれていました
から、せめて秘めるべきところだけでも覆おうと、これを腰のまわ
りに捲きつけました。
「この上から前掛けをかければ、どうにか格好がつくかしら」

90 :名無し物書き@推敲中?:02/01/14 08:59
続編期待してます!ファンです!!!

91 :名無し物書き@推敲中?:02/01/14 12:54
>88
「重力に逆らわない」乳は萎え〜・・・。
逆らってるよな?逆らいまくってるんだよな?ハアハア・・・

92 :ニチャーヌ姫の乳:02/01/14 12:57
逆らってます。キッパリ

93 :名無し物書き@推敲中?:02/01/14 13:12
その頃、魔女の森では・・・。

「藁 藁 藁」
「へえー、野生のピロユキって『藁 藁』って鳴くんだなあ」
「チュボー王子、呑気なことを言っていないでイバラをかき
わけて歩けよ!」
「モナール王子、チュボー王子に偉そうなことを言ってるわり
にはさっきから休憩ばかりとってるじゃないか!」
「なんだと!」
「若者たちよ、いさかいを起こすのはよしなさい」
「オッサンは黙っててください、イッティヨシ王!」
「な、なにい!?」
勇者たちは内輪モメ。

「やめなさーーーーいっ!!」
勇者たちが振り返ると、怒りに震える女官スレーの姿が。
「『ぼくが一番』って育った方達は協調性のカケラもないんですから!
さあ、あそこの湖で水浴びでもして頭冷やしてらっしゃいっ!」
その剣幕に、4人はおとなしくなって仲良く水浴びにいきました。

「・・・ふう、さて、わたくしもすっかり薄汚れてしまったことだし、
この隙にあちらの小川で少し水浴びでもしましょう」
スレーは甲冑を脱ぎ始めました。

94 :BGM:02/01/14 13:15
ナーントカ カントカナントカ エマニュエーーール

95 :名無し物書き@推敲中?:02/01/14 16:06
女官スレーが熟れた身体を冷たい水に浸していると
川岸の草むらに人影が・・・。

「ハアハア・・・」

96 :名無し物書き@推敲中?:02/01/14 16:31
そのころ、なんとか身繕いをして台所に行ったニチャーヌ姫は・・・。
「ごめんなさい、遅れてしまって。・・・まあ!」
野菜、果物、肉、魚、穀物・・・いろいろな食材がこれでもか、とてんこ盛り
になっており、アボンヌ姫とゾヌー姫が慣れぬ手つきでせっせと料理を作って
いました。
「さっきはごめんなさいね、ニチャーヌ姫」
「気になさらないで。それよりも、こんなに沢山の材料!いったい何人分の
お料理を作らなくてはならないの?」

「3人分じゃ」
背後から声がして振り返ると、アゲアラーシが腕組みをして立っていました。
「3人分?」
「ああ、おまえと、アボンヌとゾヌーが食べるんだよ。全部ね。嬉しいだろう?
ご馳走がたんと食べられて。ホーホホホホ」

料理ができあがると、必ず残さず食べるように3人の姫に厳しく命じ、魔女
アゲアラーシはどこかへ行ってしまいました。

アボンヌ姫が食事をほおばりながら可憐な瞳に涙を食べて言いました。
「アゲアラーシはわたしたちを醜く太らせようと思ったらしいの。モゴモゴ」
ゾヌー姫もスプーンを叩き付けるように置いて紅い唇をかみしめました。
「これから毎日こうなのかしら・・・。絶対に嫌よ! 早く国に帰りたい!」
ニチャーヌ姫は
「明日の図書室のお掃除では、もっと頑張って脱出する魔法を探しましょう」
とけなげに二人を励ましました。

そしてその夜・・・。

97 :名無し物書き@推敲中?:02/01/14 16:38
3人の姫が狭い部屋でようやく眠り支度をはじめたころでした。

「ほうら、新入りだよ」
どこかから帰ってきたアゲアラーシが、その部屋に一人の少女を
投げ込みました。
「魔法を使って着替えさせるのすら面倒だ。ドレスを脱がせて
そのへんの汚いテーブルクロスでも巻いておおき」
そう言ってアゲアラーシは自分の部屋へ帰っていきました。

「まあ」
「あなた、大丈夫?」
3人の姫がその少女のところに駆け寄ると、少女は意識を取り戻し
始めました。
「う・・・ここは?」
美形で凛々しいその少女は驚いたようにあたりを見回しました。
「ここは魔女アゲアラーシの塔よ! あなたはわたしたちと同じように
さらわれてきたみたい」
「あ・・・あなたは?」
「わたしはニチャーヌ姫。こちらがアボンヌ姫で、こちらがゾヌー姫。
あなたは?」

その凛々しい少女ははっと我に返ったように居住まいを正して、きりっと
した瞳をして答えました。
「わたしは、マジレス姫です」

98 :名無し物書き@推敲中?:02/01/14 16:43
実はマジレス姫は、少女ではなくて少年でした。
そう、国の将来を担う、世継ぎのマジレス王子だったのです。

マジレス王子の国では、王子は17の誕生日まで女の子として育て
られるのが常でしたので、マジレス王子は常に美しいドレスを
身につけ育てられてきましたが、心は思春期の少年なのでした。

「(僕としたことが、あの悪名高い魔女アゲアラーシにさらわれる
とは一生の不覚・・・)」

99 :名無し物書き@推敲中?:02/01/14 16:48
「マジレス姫、大丈夫ですか?」
「は、はい、だいじょ・・・!?」
マジレス少年は鼻血を吹きそうになりました。

よく見れば3人の姫は寝る準備をしていたため、下着姿。
しかも、ニチャーヌ姫の下着はなぜかビリビリに破れていて
ちらちらと見たことない美しいものが見え隠れするのですから。

「お熱でもあるのかしら?お顔が赤いですわ」
「い、いいえいいえっ(アゲアラーシは無類の男好きで、男の
精を吸い尽くすと聞く・・・!今ここで僕が男だと明かすわけには
いかない! 女になりきらなくては!)」

100 :名無し物書き@推敲中?:02/01/14 16:53
3人の姫が大急ぎでテーブルクロスを縫ってマジレス姫のために
巻き付けると洋服のようになるものを作ってくれました。

「ねえ、ここには2段ベッドしかないから、二人ずつに別れて
眠りましょう」
「そうね」
「じゃあ、マジレス姫、新入り同士一緒にやすみましょうか」
にっこり微笑むニチャーヌ姫(ビリビリ下着すがた)。
「ええっ!」

101 :名無し物書き@推敲中?:02/01/14 23:39
「あ」
湖の中で空を見上げてモナール王子。
「ん?どうした?」
同じく水浴びをしていたイッティヨシ王。
「いやあ・・・。トンビがアブラアゲのようなものをくわえて飛んでいく
のが見えたよーな・・・」

102 :スタジアム:02/01/14 23:40
ドウデモイイカラ
おわん型! おわん型! おわん型!!

103 :名無し物書き@推敲中?:02/01/14 23:45
「おやすみなさい」
「おやすみなさーい」

2段ベッドの上の段にはアボンヌ姫とゾヌー姫が、
下の段にはニチャーヌ姫とマジレス姫(実は王子)
が横になりました。

やがて上の段から規則正しい寝息が聞こえてきましたが、
マジレス王子は眠れるはずもありません。
背中は向けていますが、隣には、あの美しいニチャーヌ姫
が半裸でしどけなく横たわっているのですから。

「ごくり」
しかも背中のほうから、何とも言えない優しく甘く誘い
かけるような香りが漂ってくるのです。
「(理性との闘いだ・・・)」

104 :名無し物書き@推敲中?:02/01/14 23:49
突然、理性と闘っているマジレス王子の耳元に甘〜い空気が
かかりました。
「あの、マジレス姫・・・」
「ひゃっ!」
「ど、どうかなさったの?」
「いいえ、何でもありません!」
マジレス王子は必死で平静を装い答えました。
「あの・・・マジレス姫にご相談したいことがあるんです」
「相談?」

105 :名無し物書き@推敲中?:02/01/14 23:57
ふたりは、ベッドの上に向かい合わせに座りました。

ろうそくの小さな明かりが、ちらちらとニチャーナ姫の
あらわになった白い太股や、二の腕、ボロボロになった
着衣のすきまから胸の膨らみや脚の付け根を照らし、
マジレス王子は挑発されそうな自分を必死で保とうと
していました。
「(り、理性だ・・・)」

「マジレス姫は、おいくつなんですの?」
「はっ、えっ、はい、じゅ、16です」
「まあ、わたしよりひとつ上のお姉様なんですね!」
ニチャーナ姫はホッとしたように可愛らしく微笑みました。
「それならご存知かもしれないわ!」
「(なんてかわいいんだ・・・。はっ、いかんいかん)そ、それで
ご相談とは・・・」
「は、はい・・・」
ニチャーナ姫は薄明かりの中でもわかるくらい真っ赤に頬を染め
ました。
そして、意を決したような顔になり、おもむろに下着をその
たわわな胸の上までたくしあげたのでした。

106 :観客席:02/01/15 00:02
おわん型! おわん型! おわん型ああああっ!!

107 :名無し物書き@推敲中?:02/01/15 00:09
マジレス王子は一瞬夢ではないかとおもいました。
ニチャーヌ姫がその美しい身体をすっかりマジレス王子にさらしてしまっているのですから。

「どっ どうしてそそそんなかっこうを」
「悩んでいるんです」

ニチャーヌ姫はそのお椀型の頂のうす桃色の部分を指差しました。
「ここと」
そして、その指を下げて、白い太股の付け根の淡い叢を指しました。
「ここが」
この上ない美しい瞳をすこし潤ませて、ニチャーヌ姫は辛そうに言いました。
「とってもジンジンするんです・・・」

108 :1を喜ばせてどうするーっ:02/01/15 00:11
そのころ、魔女アゲアラーシは自室でGIジェーンのような
激しい腹筋をしていた。努力の魔女。

109 :名無し物書き@推敲中?:02/01/15 01:23
マジレス王子はマジで答えようとして
医療全書を取り出すと、それを見てこう言いました。
「子宮癌の可能性もありますね…… もしかすると淋病の可能性もありますよ。
一度きちんとした大学の病院で見て貰った方がいいですよ。
え? マジレスカッコワルイ? え、なに? エロやれって?
まいったなぁ。どうすりゃいいんだか」
そう言ってマジレス王子はニチャーヌ姫に抱きつきました。
「なにをするのですか!?」
ニチャーヌ姫は叫びましたが、誰も聞く者はいません。
「僕だってやりたくないんだよ」マジレス王子は泣く泣く言いました。
「読者が期待してるからしないわけにはいかないんだ」
マジレス王子の手はニチャーヌ姫の桃のように美しい股へと向かっていき……

110 :妄想100%バカ:02/01/15 02:07
「腹筋をしたから、今度は腕立てよ」
 体を起こしたアゲアラーシは両手を地面につけ、腕立てをしようとした。
 そのとき、携帯が鳴った。
 せっかく腕立てしようと思った気分をそがれたアゲアラーシは、眉根を少しよせると
袖の中から携帯をとった。
「はい、こちら来来軒」
「は?」
「だからシナそばやっていってるでしょ!」
 アゲアラーシの対応は最悪だった。だが、シナそばや、という言葉から
相手はアゲアラーシだと認識した。
「あのな、このまま傍観しようと思ってたんだけど」
「なによ、あんた。なんか文句あんの?」
「エロになりそうでエロにならない面白ストーリー。しかし、それでいて
そう期待させるストーリー。みんな、それを期待してるんじゃないのかな」
「は?」
 と、アゲアラーシが首を傾げた途端、携帯は切れた。

111 :名無し物書き@推敲中?:02/01/15 02:14
「なによどうせ彼氏いない歴300年よ。250年来の親友も先月
ゴールインしちゃったワヨ」
とイライラしたアゲアラーシが腕立てに励み始めていたころ・・・。

112 :妄想100%バカ:02/01/15 02:19
再び携帯が鳴った。

113 :名無し物書き@推敲中?:02/01/15 02:34
「なによどうせ彼氏いない歴300年よ。ドモホルソリンクル
だって毎晩使ってるわ」
といいながら通話しはじめるアゲアラーシ。
「はいこちらバカの人の妻アニイタ!」
相手は無言だった。
「無言!? 馬鹿にして!! 切るわよ、もうっ!」
相手が口を開いた。
「あのな、このまま傍観しようと思ってたんだけど」
「なによ、あんた。なんか文句あんの?」
「お前って、姫たちの前では「〜じゃ」とか言ってんのに、
一人のときは女らしい口調じゃねえか。・・・かわいいな」
「ええっ?」
と、アゲアラーシが首を傾げた途端、携帯は切れた。

114 :名無し物書き@推敲中?:02/01/15 02:37
「な、なによどうせ彼氏いない歴300年よ。・・・・・・・・
・・・・・・・かわいいななんて言われたのだって312年ぶりよ」
とモジモジしたアゲアラーシが笑顔で腕立てに励み始めていたころ・・・。

115 :名無し物書き@推敲中?:02/01/15 02:37
野営のチュボー王子は眠れぬ夜を過ごしていた。
昼間コソーリ見た侍女スレーの裸身が焼き付いて離れぬのだ。

「(スレーさん・・・年下の男は嫌いかなあ・・・)ハアハア」
寝返り一つ。
「(明日も水浴びを提案してくれないかなあ・・・)ハアハア」
寝返り二つ。
「(スレーさんの乳は・・・釣り鐘型・・・)ハアハア」

南の国のチュボー王子、OPアップ!

116 :スタジアム:02/01/15 02:39
釣り鐘型!釣り鐘型!エマニエル! エマニエル!!

117 :名無し物書き@推敲中?:02/01/15 03:02
マジレス王子の身体が空に浮いた。かと思うと次の瞬間、床に叩き
つけられていた。
「きゃっ!?わたしったらつい・・・ごめんなさい、マジレス姫」
駆け寄るニチャーヌ姫をマジレス王子は呆然と見上げた。
「い・・・今のは巴投げ・・・?」
「はい。ごめんなさい。わたし、幼い頃から女官スレーに護身術を
教わっていて、つい反射的に・・・」
「反射的に・・・?」
「でもマジレス姫もおふざけが過ぎてらしてよ。マジレス姫が女の子で
本当によかったわ。もし殿方だったらもっと大変な目にあわせてしまって
いたのよ。スレーは殿方に触られたらお股のあたりをつぶすようにギュッ
とつかむように言ってわたしに毎日クルミを握らせていたの」
「つ、つつつつぶす・・・」
マジレス王子の顔がサッと青ざめた。
「そのせいで、わたし、クルミを片手で割れるようになったのよ」
とびきりの笑顔で微笑むニチャーヌ姫。
マジレス王子は震えながらも無理矢理笑顔を作って言った。
「ほほほ、わたしったら本当におふざけが過ぎたわあ。ニチャーヌ
姫が深刻だったから笑顔を取り戻してもらおうと思って、うふふ」
頬にはひとすじの冷や汗が流れていた。

118 :名無し物書き@推敲中?:02/01/15 03:09
「そうだったの。お優しいのね、マジレス姫!」
ニチャーヌ姫は可愛らしく微笑んだが、もうマジレス王子の欲望は
暴走しなかった。
「笑ってくれて嬉しいわ、ニチャーヌ姫。さあ、もう寝てしまい
ましょう」
「えっ、相談の続きは?」
お願い、とでもいうように一途な潤んだ瞳でマジレス王子を見つめる
ニチャーヌ姫。

119 :名無し物書き@推敲中?:02/01/15 03:31
「じゃ、じゃあ見せなくてもいいから、言葉で相談して!
(頼むから)」
あんないやらしい体を見せつけられたら、クルミのように潰される
のが怖くてもつい再び押し倒してしまいそうなマジレス王子は念の
ためニチャーヌ姫から目を逸らして言いました。

「さっき指差したところがね、じんじんするの・・・。多分、今日
お風呂で激しくこすられたからだと思うんですけれど・・・」
目を逸らしたマジレス王子の耳に、恥ずかしそうなニチャーヌ姫の
声が流れ込んできました。艶やかで、澄んでいて、潤んだ声でした。

「ハ、激しくこすられた?」
「ええ・・・。魔女のせいで、アボンヌ姫とゾヌー姫がやむなく・・・」
「ど、どのように」
「ええ・・・。わたしの体から匂いがするといって、その匂いが強い
ところをふたりがくんくんと嗅いで・・・」
「く、くんくんと」
「ええ・・・。そうされてるうちに、わたし、・・・わたし、なんだか
おかしな気分になってきてしまって。あんな気分になったのって
生まれて初めてで・・・」
「お、おかしな」
「ええ・・・。それにおかしな声も出てしまって・・・」
「お、お、おかしな声・・・?」
「ええ・・・。異常なのでしょうか? こすられていくうちに」
「ど、どのような」
「えっと・・・再現すると、このような」

ニチャーヌ姫の再現音声を聞いて、マジレス王子は鼻血を吹いて
失神してしまいました。

「マジレス姫? あら眠ってらっしゃるわ・・・。そうよね、遠いお国
からさらわれてきたんですもの・・・。わたしったらお疲れのところを
自分のことばかり考えて・・・ごめんなさい」

ニチャーヌ姫はマジレス王子にそっとボロシーツをかけてあげました。
「おやすみなさい、マジレス姫、優しいお姉様、よい夢を・・・」

120 :名無し物書き@推敲中?:02/01/15 04:03
ええ物語や。。。

121 :名無し物書き@推敲中?:02/01/15 17:41
いつの間にか童話口調じゃなくなってるぞ

122 :名無し物書き@推敲中?:02/01/15 22:07
age

123 :名無し物書き@推敲中?:02/01/16 00:33
昔あるところにいとやんごとなきお方二人寝室にありけり。
「姫、よいかよいか」
「はあはあ王子様、まいりますまいります」

124 :名無し物書き@推敲中?:02/01/16 02:56
↑これは・・・御伽草子口調?

125 :名無し物書き@推敲中?:02/01/16 03:20
夜が明けると、ニチャーヌ姫たちには厳しい作業が待っていました。

塔の地下に掘ってある井戸から水を汲み、長い長い螺旋階段をのぼって
高層階にある台所と浴室に運ばねばならないのです。

しかし、小柄なアボンヌ姫と細身のゾヌー姫だけでやっていた作業に
今日から2人も加わるのです!
しかも一人は実は男で、もう一人はクルミを片手で割る女!
これは期待できそうです。

「よいしょっと」
華奢な腕のどこからそんな力が出るのか、ニチャーヌ姫はやはり
軽々と水汲み桶をふたつ両手に下げて調子良く階段をあがっていきました。

「ははは、こんなものわたしの手にかかれば・・・んっ・・・」
マジレス王子は『げげっ、思ってたよりずっと重いよう』と泣きそうに
なりましたが、すたすたと階段をのぼっていくニチャーヌ姫の短い
スカートの裾からちらちらとまあるいお尻が見えそうだったので、相当
無理をしながらも一生懸命ニチャーヌ姫の後ろにくっついて階段をのぼり
ました。

「それにしてもおかしいわねえ」
と桶ひとつかかえてアボンヌ姫がいいました。
「なにが?」
ゾヌー姫がたずねると、
「アゲアラーシよ。いつもは階段の途中に立って『うすのろ!役立たず』
って嬉しそうに罵倒しにくるのに・・・」
とアボンヌ姫。
「そうね、そういえば今朝は見当たらないわねえ・・・」

そのころ、魔女アゲアラーシは・・・。

126 :妄想100%バカ:02/01/17 01:16
続編期待age

127 :名無し物書き@推敲中?:02/01/17 01:34
ネオナチらしい、エロという大衆の欲望へ訴えたプロパガンダだ!
こうして大衆から真実へ目を背けさせる!
井藤、出て来い!本名をさらけ出せ!
匿名は卑怯だ!貴様の正体は私が知ってる!

128 :名無し物書き@推敲中?:02/01/17 03:53
我を忘れて背筋をしていた。

129 :名無し物書き@推敲中?:02/01/17 08:28
>127のような言葉を号令にしながら。
「ネオ、フッ! ナ、フッ! チ、フッ! らしい、フッ! エロ、フッ!」
肉体の限界に挑む魔女アゲアラーシの顔は、欲望に溺れるときの表情にも
似て、どこかしらセクシーではありました。


130 :名無し物書き@推敲中?:02/01/17 08:48
そのころ、魔女の森を進む勇者一行の前に・・・。

やせいのキティがあらわれた!
「うわっ!」
「キティだ!」
「コワッ!」
「出たっ!」

モナールおうじ
「たたかう、はなす、さくせん、にげる・・・にげるッ!」
にげられなかった!!

ギコッシュおうじ
「たたかう、はなす、さくせん、にげる・・・ふははは、俺はアブラギッシュな
マッチョマンだぞう!もちろんたたか・・・」
キティとめがあった!!
「ブルッ。に、に、にげーる!!」
にげられなかった!!

チュボーおうじ
「たたかう、はなす、さくせん、にげる、にげるうっ!!!おかーしゃーんっ」
にげられなかった!!

イッティヨシおう
「ふっ、若者は意気地なしばかりだな。場数を踏んできたこのわたしに任せる
がよい! たたかう、はなす、さくせん、にげる。闘うに決まって・・・」
キティがニヤリとほほえんだ!!
「ヒーッ!! いいい、いいか若者達よ、わたしの国では古来から『逃げるが
勝ち』ということわざがあって・・・に、ににげるとも!!」
にげられなかった!!

キティがけたたましくわらいごえをあげてちかづいてきた!!
「ヒ、ヒーーーーッ!!」






131 :名無し物書き@推敲中?:02/01/17 08:57
そのとき、立ちすくむモナール王子、ギコッシュ王子、チュボー王子、
イッティヨシ王の前に歩み出る人影が・・・。

「こんなとこで逃げたらいつまでたっても姫様には会えませんわっ!」
「ス、スレーさん!」
甲冑姿の女官スレーが、まっすぐに野生のキティを睨み付けていました。

モナール「おやめなさい、スレー!」
ギコッシュ「キ、キティは狂暴だと聞いている!」
チュボー「ス、スレーさんっ・・・ダメだっ!(つつ釣り鐘型が・・・!)」
イッティヨシ「スレーよ、無茶はおやめなさい!!」

「うるさいっ!!闘わないかたがたは下がっていてくださいなッ!!」
スレーの力強い声が森に響き渡りました。
「たたかう、はなす、さくせん、にげる・・・もちろん闘います、命の
限り、闘いますわっ!!!」


132 :名無し物書き@推敲中?:02/01/17 09:16
「こうげき、じゅもん、とくぎ、どうぐ、ぼうぎょ、そうび。
とくぎッ!!」
スレーの姿はまるで伝説の戦いの女神の化身のようでした。
「『ともえ投げ』!ドリャアアアアッ!!」

「あ」
呆然と見守る王子と王たちのはるか上を通り、野生のキティはふるさとの
ある遠いお山のほうへと投げ飛ばされてゆきました。

「ふうっ」
闘い終えたスレーが振り返ると、王子と王たちが尊敬のまなざしを
うかべていました。

「ス、スレー、国に帰ったらほうびをつかわすぞっ!」
「し、師匠と呼ばせていただきたい!!」
「ス、スレーさん・・・(ドキドキ・・・)カッコよかったです!!」
「なかなかの技であったぞ! すばらしい!」

「はあ。ありがとうございます。・・・ふう、それより汗をかいて
しまって、少し気持ちが悪いですわ」
「みっ!水浴びをしたほうがよいのでは? ねっ、よいのではっ?」
嬉しそうにチュボー王子が提案をしました。






133 :B.G.M:02/01/17 09:19
チャーララ チャララ チャララ エマニュエーッル

134 :客席:02/01/17 09:42
釣り鐘型! 釣り鐘型! 釣り鐘型!

135 :名無し物書き@推敲中?:02/01/17 13:20
女官スレーの水浴びシーンはさしずめお銀の入浴シーンか?

136 :名無し物書き@推敲中?:02/01/17 23:16
スレ―さんは編みタイツに上に鎧なのか?

137 :名無し物書き@推敲中?:02/01/18 01:36
ソレイイ!

138 :名無し物書き@推敲中?:02/01/18 02:07
チュボー王子の提案に、他の王子たちも賛成しました。
「水浴びか、それはよいな」
「うむ、先ほどの戦闘ですっかり汗をかいてしまったしな」
「かなり進んだし、水浴びをしたら少し休憩を取ろうではないか」
水浴びがしたかったというより、野生のキティに遭遇して魔女の森の恐ろしさを
改めて感じ、『これ以上進むの怖いな〜。やだな〜』という気持ちになって
いたのでした。

「(もう、何か理由を付けてはすぐに休もうとなさるんだから!)」
スレーは呆れ顔で王子たちを見ました。
「(グズグズしている間にも姫様に何かあったら・・・と思うとわたくしなど
気が気ではないのに・・・)」
スレーは城の女官になってすぐに大抜擢でニチャーヌ姫付きとなりました。
姉のように年若いスレーにニチャーヌ姫はよくなつき、スレーは姫へ自分の
すべてを注いで仕えてきたのでした。
「(姫様・・・。どうか、今しばらくのご辛抱を!必ずやお救いいたします!)」
スレーの目にはうっすらと涙が溜まっていました。

「そういうことで、スレー、わたしたちはあちらの小川で水浴びをしてまいるぞ」
スレーが我に返ると、呑気なボンボン4人組は、『ワーイ、休憩休憩〜』とでも
いうような呑気な表情を浮かべて小川へ向かおうとしていました。
「はあ、ええ、ごゆっくり・・・」
だらだらと伸びやら欠伸やらをしながら歩いていく4人の背中を、スレーは
怒ったような顔で見送りました。というか、内心は激しく怒っていました。
「(姫様にふさわしい方なんてあの中にはおられませんっ!)」

「・・・ふぅ。カッカしていては判断力が鈍りますわ。わたくしもあちらの木陰で
少し水に入って頭を冷やしましょう」

139 :名無し物書き@推敲中?:02/01/18 02:34
ぴちゃん。

甲冑も編みタイツもすっかり脱ぎ捨てたスレーは、憂いを含んだ表情で
小川にその白い裸身を浸した。

本当なら姫様は平和に15歳のお誕生日を迎えてらっしゃったはずなのに・・・

森の静けさに、ふと思いを巡らす。

ニチャーヌ姫様が15ということは、わたくしは今年で30になるのね・・・

空に手をかざし、自分の白い指を見つめる。そこには約束の指輪は
はめられていない。
ふと、姫と同じ年に初めて恋した近衛兵のことを思い出す。

彼と結婚していたら、仕合せだったかしら・・・

水面を見下ろすと、白い柔らかい乳房。先端をつまむようにそっと触れる。
たった一度だけ近衛兵の彼はこれに触れた。

ふふ・・・わたくしったら初心だったのね、泣いてしまったわ、あのときは・・・

少し転がすように指を動かす。

はじめて・・・口に含まれたときはどんな気分だったかしら・・・

その頃の熱い思いが甦ってきたかのように、スレーは熱い吐息をひとつ
漏らした。
「んぅ・・・」

ピイヒョローーー バサバサバサ・・・
「!」
鳥の羽音に我に返るスレー。

いやだわ、わたくしったら

スレーは、ひとり恥ずかしそうに微笑み、火照った体を冷やすように
何度も手で白い肩や首筋に水をかけた。

こんな一大事に、何を考えていたのかしら・・・

「・・・ハァハァ・・・(ス、スレーさん・・・っ!!)」
チュボー王子が一部始終をまたもや覗いていたとは、スレーは知る由も
なかった。
「(ス、ス、スキだあっ・・・!!)」

140 :鳥よ:02/01/18 02:46
何故に飛ぶ。

141 :名無し物書き@推敲中?:02/01/18 15:40
なにげに女官が一番色っぽいのでは。。。

142 :名無し物書き@推敲中?:02/01/18 21:11
1はまだこのスレを魚血してるだろうか…

143 :名無し物書き@推敲中?:02/01/19 00:21
ぐはははは。ホントに編みタイツかい!?

144 :名無し物書き@推敲中?:02/01/19 03:45
>142
「師走」だけにもう年末まで来ないのだろうか・・・

145 :名無し物書き@推敲中?:02/01/20 05:09
その頃、魔女アゲアラーシはスクワット中。

146 :名無し物書き@推敲中?:02/01/20 16:20
「なによなによどうせ彼氏いない歴300年よ。イタデン野郎にカワイイなんて
いわれただけで美容体操(瀕死語)に精が出ちゃうわよ。ハッ! フッ! ハッ! フッ!」

「アゲアラーシサマ!」
窓を叩くものがおりました。アゲアラーシの髪の毛にそっくりな色の羽をもった
黒い鳥でした。
「ハンカック。なにかあったのか?」
黒い鳥の名はハンカック。アゲアラーシの忠実なしもべでした。
「マジョノモリニ、シンニューシャガ!」
「ふん、また勇者を気取った腰抜けどもであろう。イバラや野生の怪物たちに
かなうまい」
「シカシ、キティガヤラレマシタ!」
「キティが・・・? ほほう、なかなか見所はあるらしい、面白い」
アゲアラーシは口元だけで笑いました。
「シカモ、ソノシンニューシャ、ツ、ツ、ツリガネガタデ!!!」
「釣り鐘型?」
アゲアラーシは怪訝そうに根を寄せました。
「アミタイツガ!! ハァハァ」
「編みタイツ?」
アゲアラーシは首を傾げました。
「ハァハァ、ビーチクヲソット!! ハァハァ」
「ビー・・・? ハンカック、お前は何を言っているのだ???」
あきれ顔のアゲアラーシの前で、ハンカックは身悶えを始めました。
「エッ、エ、エ、エマニュエーーール」
そういうとハンカックはくるくると錐揉み状に落ちていきました。

「何だったのだ・・・?」
アゲアラーシは窓から身を乗り出し、地上で恍惚の表情を浮かべて気絶している
ハンカックに言いました。
「見張っておけ。何かあったら報告するのじゃ」


147 :名無し物書き@推敲中?:02/01/20 16:36
「あ!」
そのころ、姫君たちはすでに水汲みも終え、図書室の掃除に
とりかかっていました。
「アボンヌ姫、どうなさったの?」
ニチャーヌ姫がたずねると、アボンヌ姫は紫色の重そうな本を
抱えてきました。
「ここに、空を飛ぶ魔法が載っているの!!」
「何ですって!」
姫たちは色めきたってアボンヌ姫のところへと集まりました。
「『第16章 魔法の座布団で空を飛ぶ』」
「ほんとだわ!」
「この魔法をマスターすれば、塔のてっぺんの部屋からでも
脱出できるわね!」
「どうすればいいの? 読んで読んで!」
得意げなアボンヌ姫は、童顔をほころばせて読み始めました。
「えっと・・・」

148 :名無し物書き@推敲中?:02/01/20 16:53
「ひとつ:魔法の座布団は一人乗りである」
「四枚作ればいいのね!」
「ひとつ:魔法の座布団は初心者にも作成可能」
皆の間から歓声があがりました。
「ひとつ:魔法の座布団は初心者でもラクラク操作」
皆の間から拍手がおこりました。
「材料:3夜月光をあびた高級な布」
「マジレス姫がさらわれてきたときに身に付けていらしたドレスが
あるわ!裾がうんと広がっているからあれなら四人分の生地が
とれるわ!」
「それと、絹糸。これもマジレス姫のドレスを丁寧にほどけば
大丈夫ね!」
「詰め物としてカラスの羽」
「窓際によく落ちているわ。拾って集めましょう」
「詰め物としてイモリのすりつぶしたもの」
「アゲアラーシの実験室にあったわ。お掃除のときに何とか手に
入れましょう」
「詰め物として・・・」
読み上げるアボンヌ姫の笑顔が凍り付きました。
「アボンヌ姫? どうなさったの?」

「う・・・」
見ると、アボンヌ姫の頬は涙で濡れていました。
「ア、アボンヌ姫?」
アボンヌ姫は床に突っ伏して泣き始めました。
「わ、わたくしには無理よーーーっ!」

149 :名無し物書き@推敲中?:02/01/20 16:56
ニチャーヌ姫はアボンヌ姫が投げ捨てた紫色の本を手に取りました。

「詰め物として、カラスの羽、詰め物として、イモリのすりつぶしたもの、
詰め物として・・・」
ニチャーヌ姫は目を疑いました。
「い、陰毛!?」

150 :名無し物書き@推敲中?:02/01/20 17:12
マジレス王子とゾヌー姫も耳を疑い、本を読むニチャーヌ姫を
見ました。

「ま、魔法の座布団はパーソナルなものであるゆえ、持ち主の
認識をさせることが重要であり、詰め物としてそれを使う者の
陰毛が必要不可欠である。ただし本数は2,3本でよい・・・」

ゾヌー姫は顔を真っ赤にしながらも
「せ、背に腹は変えられませんわ」
と髪をかきあげ言いました。
マジレス王子も
「ア、アボンヌ姫、恥ずかしいお気持ちはよくわかりますが、
ゾヌー姫のおっしゃるとおり。2,3本くらい我慢いたしましょう」
と泣き伏すアボンヌ姫に言いました。

アボンヌ姫はひっく、ひっくと身体を震わせながらも起き上がり、
「だめなんですの・・・」
と言い、そっと服の裾と下着をたくしあげました。
「わたし、わたし・・・」
その白い太股の付け根が、3人の目に映りました。
そのままの格好でアボンヌ姫は涙をあふれさせて小さな声で
言いました。
「ないんですもの・・・」

151 :スタヂアム:02/01/20 17:15
パイパソ! パイパソ! パイパソ!

152 :名無し物書き@推敲中?:02/01/21 02:04
つるりんあげ

153 :名無し物書き@推敲中?:02/01/22 01:40
その言葉通り、アボンヌ姫のそこにはけぶるように在るはずの叢は見あたらず、
ただ真珠色の肌がやわらかな丘をつくっていました。
「まあ、泣かないでアボンヌ姫」
「そうよ、よくさがせばあるかも知れないわ。たかが二、三本ですもの」
ニチャーヌ姫とゾヌー姫は優しくアボンヌ姫をなぐさめました。

一方、姫と名乗ってはいますが16歳の青少年マジレス王子はただただアボンヌ姫の
それに釘付けになってしまっていました。
「(う、う、う・・・・うわあ〜〜っ)ハァハァ」

「ほっ本当にさがしてくださる?」
涙で頬を濡らしたまま、すがるような目をしてアボンヌ姫はニチャーヌ姫たちに
言いました。
「もちろんよ!」
そのやりとりもマジレス王子には聞こえていませんでした。
ただ鼓動をはやめながらふっくらとした丘を凝視せずにはいられませんでした。
「(目、目が離せない・・・)ハァハァ」

「じゃあ、お願いします・・・」
長いまつげを伏せながら、さっとアボンヌ姫が脚を大きく開きました。
その瞬間、ニチャーヌ姫とゾヌー姫のうしろからブシュウ、という不審な音がしました。
「今、何か音が・・・?」
「あらっ、どうなさったの? マジレス姫!」

振り返ると、鼻血を吹いたマジレス王子がなぜか微笑みを浮かべながら気を失っていました。


154 :名無し物書き@推敲中?:02/01/22 23:11
にょかんあげ

155 :名無し物書き@推敲中?:02/01/22 23:49
うまいなあ

156 :トウジョウジンブツセイリ! サアモットカイテ!:02/01/23 19:08
<姫様がた>
ニチャーヌ姫:ヒロイン。お椀型の乳。15歳。薔薇色の唇。美人。いい匂い。魔女アゲアラーシにされわれる。
アボンヌ姫:ニチャーヌ姫より先に魔女にさらわれる。小柄で可愛くてパイパソ。
ゾヌー姫:ニチャーヌ姫より先に魔女にさらわれる。細身で美人。
マジレス姫(王子):ニチャーヌ姫より後に魔女にさらわれる。16歳。国のしきたりにより姫の格好をしているが本当は男。

<勇者?たち>
東の国の王子(モナール):ニチャーヌ姫を得るために魔女の森へ。17歳。ベツメイ、オナール。
西の国の王子(ギコッシュ):ニチャーヌ姫を得るために魔女の森へ。19歳。アブギッシュでマッチョ。
南の国の王子(チュボー):ニチャーヌ姫を得るために魔女の森へ。14歳。ニキビ盛り。女官スレーに懸想?
北の国の王(イッティヨシ):ニチャーヌ姫を得るために魔女の森へ。オッサン。
スレー:ニチャーヌ姫づきの女官。ニチャーヌ姫を救い出すため魔女の森へ。釣り鐘型の乳。30歳。エマニュエル。特技巴投げ。

<魔女・手下>
アゲアラーシ:この世で一番美しくないと気が済まない性分。露出の高い服装。彼氏いない歴300年。努力家?
ハンカック:黒い鳥。アゲアラーシの忠実なしもべ。半角で喋る。

<魔女の森のモンスター他>
ピロユキ:藁 藁 と鳴く。
キティ:勇者たちに一番恐れられているらしい。

157 :名無し物書き@推敲中?:02/01/23 22:11


158 :名無し物書き@推敲中?:02/01/24 01:18
魔女って実際何歳?

159 :名無し物書き@推敲中?:02/01/24 01:20
彼氏いない歴300年だってことは。

160 :名無し物書き@推敲中?:02/01/24 01:21
アヴォンヌ姫はミニモニに〜

161 :名無し物書き@推敲中?:02/01/24 01:53
「う・・・ううん」
甘くて優しい香りに誘われるようにマジレス王子は目を覚ましました。
「あっマジレス姫! よかったわ、気が付かれたのね・・・」
すぐそばにはつやつやとしたニチャーヌ姫の唇がありました。
「ニ、ニチャーヌ姫?」
「ああ本当によかった。なかなか意識を取り戻されないから、わたし、
女官に習った人工呼吸をしようとしていたところだったの」
なぜもう少し気を失っていなかったのか、マジレス王子はマジで後悔しました。

「ここは・・・」
「第二図書室よ。アボンヌ姫とゾヌー姫は第一図書室で脱出できる魔法を探して
くださっているわ」
「ということは・・・」
「ええ、残念だけど、魔法の座布団は無理みたいなの。わたしとゾヌー姫で
くまなく探したのだけれど・・・」
「クマナク」
マジレス王子の脳裏にあのほの白い丘が浮かんできてしまい、マジレス王子は
もう少しで再び鼻血を吹きそうになったので必死で話を変えようとしました。
「あ、あ、あの、アゲアラーシは?」
「それが、今日は一度も顔を見せないの。ゾヌー姫たちはこんなことは珍しい
っておっしゃってるんだけど・・・」
思案顔の邪気のないニチャーヌ姫の顔は愛らしく、マジレス王子は嫌が上にも
密室でこの美しい少女と二人きりだということを意識させられてしまいました
が、それを振り切るように必死で平静を装って言いました。
「ダッ脱出する方法を見つけ出すまたとないチャンスだわ! さあ、はりきって
魔法を見つけ出しましょう!ハァッハァッ」

162 :名無し物書き@推敲中?:02/01/24 01:56
「ん、そういえばエクササイズに夢中であいつらの働きぶりを監督しに
行くのを忘れておった。行って苛め抜いてやらねば」
アゲアラーシは汗を拭いてシャワー室へと向かいました。

163 :名無し物書き@推敲中?:02/01/24 01:59
アゲアラーシが荒々しく皮の衣裳を剥ぎ取ると均整の取れた
迫力バディーが現れた!

164 :名無し物書き@推敲中?:02/01/24 02:01
プレイメイトフウ、キヴォン。

165 :名無し物書き@推敲中?:02/01/24 02:03
毬のやうな巨乳ですか・・・・・

166 :スタジアム:02/01/24 02:20
キョニュウ! キョニュウ! キョニュウ!

167 :名無し物書き@推敲中?:02/01/26 00:26
>>156
ごめん、ちょっとツッコミ入れさせて。
スレーは「わたくしは今年で30になるのね・・・」って言ってるから
まだ29歳だと思うのよ・・・。29と30の差は大きいかと。

168 :スレー:02/01/26 03:15
大きいですわっ。

<訂正>
スレー:ニチャーヌ姫づきの女官。ニチャーヌ姫を救い出すため魔女の森へ。釣り鐘型の乳。
29歳。<ここんとこヨロシク。エマニュエル。特技巴投げ。


169 :名無し物書き@推敲中?:02/01/26 03:23
アゲアラーシの汗ばんだ毬のような乳房を、シャワー(いつの時代の話なんだっけ?)
から勢いよくとび出す熱い飛沫が揺らした。
「フゥ・・・」
そしてアゲアラーシはシャワーヘッドを掴み、それを一番敏感な場所に。。。

170 :いけね1を喜ばすとこだった:02/01/26 03:26
持っていかず、ザバザバといかにも彼氏いない歴300年の女らしく色気のない
態度で湯をかぶると、素っ裸に大股で尻を掻きながらシャワー室を出た。

171 :名無し物書き@推敲中?:02/01/26 03:44
「よーお、アゲアラーシ。相変わらずいいカラダしてんなぁ」

その聞き覚えのある鼻に掛かったようないやらしい男の声がした方を
向く前に、アゲアラーシは不愉快そうに眉根を寄せて無言で指を
鳴らしました。
ポン、という軽い音がしたとたん、アゲアラーシはいつもの皮衣裳を
身に付けていました。
「あぁ、勿体無い、もう着ちまうのか」
アゲアラーシは睨み付けるように声の主の方を見ました。
「ふーん、相変わらず怒った顔もなかなか色っぽいねぇ」
声と同様にいやらしそうなヒゲをたくわえ、長いマントをはおったその男は、
アゲアラーシの部屋の窓枠にニヤニヤと笑いながら腰掛けていました。
「ドキューソ! 何の用なのよ!」
「何の用とはごあいさつだなぁ。203年ぶりだってえのに」

172 :名無し物書き@推敲中?:02/01/26 04:06
ドキューソと呼ばれたその男が指を鳴らすと、ポン、とアゲアラーシの
目の前に黒薔薇の花束が現れました。
「そんなもの要らないから帰ってよ」
「まだ俺のプロポーズを受ける気にはならないってのか?」
「当然でしょ」
「お前と初めて会った480年前から、ずっとお前のことが好きなのに・・・」
「その間に何百人と結婚したんだっけ」
「あれはすべて一瞬の気の迷いだ。お前がいつも一番だったさ・・・」
ドキューソはふたたび指を鳴らしました。するとたちまちアゲアラーシの
身体は黒い花嫁衣裳に包まれました。
「(ムキーーーッ)ふざけるのもいい加減にしてよ。忙しいのッ!」
アゲアラーシは怒り心頭といった様子ですぐに魔法で衣裳を元に戻しました。
「つれないねぇ・・・。相変わらず人間の男が好きなのか?」
「悪い?」
「お前の夢は人間の男と結婚して、ブロンドに髪染めて、毎日掃除して
料理して、魔法を使うときにゃ口を左右に動かして、『タバサ』って娘を
産むことだったもんなあ」
「そ、そんな昔の話・・・」
アゲアラーシは怒りながらも柄にもなく頬を染めました。


173 :名無し物書き@推敲中?:02/01/26 04:11
「そうやって頬を染めると魔法学校の頃みたいだぜ」
「帰ってよ、いちいちウザったい男ね!あんたのせいで、会話が洋画の
日本語吹き替えみたいになってるじゃないの!」

174 :名無し物書き@推敲中?:02/01/26 04:33
「仕方ないだろ?俺はこんなふうにしか喋れないのさ。なぁアゲアラーシ、
俺との子を『タバサ』って名前にすればいいさ・・・」
囁くようにそう言ったかと思うと、ドキューソはまた指を鳴らしました。

「なっ!」
次の瞬間、アゲアラーシはガーターベルト以外何も身に付けていません
でした。
「えっ!」
間髪入れずにドキューソが指を鳴らすと、アゲアラーシは両腕を後ろ手に
縛られていました。
「あっ!」
更にドキューソは指を鳴らし、アゲアラーシの両脚は開かれたまま固定
されたように動かなくなりました。
「何すんのよ!」

175 :名無し物書き@推敲中?:02/01/26 04:44
「なんてお前はいやらしい格好が似合うんだ、アゲアラーシ・・・。その
張り詰めた乳房をこねくり回して、その猛々しい茂みにこの舌を分け
入らせたい・・・」

そう言いながらアゲアラーシに手をのばそうとしたとき、ドキューソは
首にひんやりとした感触を覚えました。
「うっ」
宙に浮いたナイフがドキューソの首をピタピタと叩いていました。
アゲアラーシはにやりと口角を上げて笑いました。
「とっとと出てっていただきましょうか」


魔法の箒にまたがり魔女の森の中空をよろよろと飛びながら、何度目かの
プロポーズにやぶれたドキューソはじっと考えていました。
「(指も鳴らさなかったし魔法の杖も手に取れないはずなのに・・・なぜ魔法が
使えたんだ・・・?)」

アゲアラーシはふう、とため息をつきながら衣裳を元どおりにすると呟き
ました。
「むかーし、口を左右に動かしてかける魔法を練習しといて助かったわ」

176 :名無し物書き@推敲中?:02/01/26 04:47
ドッと疲れ果てたアゲアラーシは、姫たちを苛めに行く元気もなく、
そのままスヤスヤと眠ってしまいました。

脱出魔法を見つけるチャンスですぞ、姫様方!!

177 : :02/01/27 23:33
期待上げ。

178 :名無し物書き@推敲中?:02/01/28 04:00
「まあいい。あの女は次の機会に蹂躙してやることにしようじゃないか。
なにしろあの女ことは俺が誰よりも一番わかって・・・おっ・・・!?」
魔女の森の上空をよろよろと箒でさまよっていたドキューソは何かに気づいたように
さっと低空飛行に移りました。
「フフフ・・・」
ドキューソは不気味に笑うと、指をパチンと鳴らしました。
次の瞬間には、ドキューソは怪しい黒い鳥、ハンカックに姿を変えていました。
ハンカックは葉のこすれる音もたてずに、枝にとまりました。
その枝の下では、スレーが王子達をまとめて作戦会議を開いていました。
ハンカックは思わず叫びました。
「ツリガネ!ヌゲ!ミズアビ!ツリガネ!ヌゲ!ミズアビ!」


179 :名無し物書き@推敲中?:02/01/28 04:03
↑二行目「あの女のことは」、”の”が抜けた・・・
ウツダシノウ

180 :スタジアム:02/01/28 10:58
シナナクテモイイカラ、釣り鐘型!釣り鐘型!釣り鐘型!

181 :名無し物書き@推敲中?:02/01/28 16:05
「よろしいですか。次に万が一キティが現れたならこのような陣形をとってすみやか
に…んっ?」
スレーは自分の体が不思議なほどに熱くなるのを感じました。
「(真剣に戦闘のことについて語っているからかしら…急に…)」

ハンカックに化けたドキューソは、木の上からスレーに向かって唱え続けて
いました。
「ツリガネ!ヌゲ!ミズアビ!ツリガネ!ヌゲ!ミズアビ!」

「スレー? どうしたのだ」
もじもじし始めたスレーに、不思議そうにイッティヨシ王が尋ねました。
「い、いいえ…別に…(なんだか…体中が火のそばにいるように火照って…)」

ドキューソはニヤニヤと笑いながら続けます。
「ツリガネ!ヌゲ!ミズアビ!ツリガネ!ヌゲ!ミズアビ!」
「ハァ…(冷たい水に…入りたい…)」

「スレー、どうかしたのか」
「本当におかしいぞ」
王子達は口々に訝しがって声をかけました。
「す…すみませ…ハァッ(どうしてなの?猛烈に水浴びがしたくて…)
頬を染め、少し息を荒げ、身をよじるスレーの姿は、本人が思いも寄らぬ程に
色っぽく王子達の目に映りました。
「ハァッ、ハァッ、い、今…陣形の話の続きを…」



182 :名無し物書き@推敲中?:02/01/28 16:22
「ツリガネ!ヌゲ!!ミズアビ!!ツリガネ!ヌゲ!!!ミズアビ!!!!」
ドキューソの呪文の語気はさらに強くなり、スレーは思わず声をあげてしまい
ました。
「アッ、アアッ(あつい…!)!!」
まるで閨の中で快感に達した女が叫ぶような声を聞いて、王子達はスレーを凝視
しました。

頬を赤らめながらもチュボー王子がおずおずと声を掛けました。
「あ、あのう、スレーさん、もしかして疲れているのではありませんか? お顔も
あ、赤いし…。熱でもあるのかも…」
「ツリガネ!!!!!ヌゲ!!!!!!ミズアビ!!!!!!」
「キャウッ!!!」
スレーの声が森に響きました。

スレーは髪を乱れさせ口を半開きにして息をしながらもすっくと立ち上がりました。
その目のふちはほんのりと赤らみ、瞳は潤んでうつろでした。
「ス、スレーさん?」
そしてスレーは甲冑に手をかけガチャガチャと脱ぎ去ると、その下にまとっていた
衣服も次々とはぎとっていきました。
「ス、スレーさっ…」
「スレー!?」
「な、なにを」
「わわっ!?」

183 :名無し物書き@推敲中?:02/01/28 22:22
突然、スレーの眼が正気に戻りました。
「わ、わたしったら・・・一体、何を・・・」
四人の王子はほぼ同時に叫びました。
「あっ!」
「くそっ!」
「惜しい!」
「あともうちょっとで見えたのに・・・釣り鐘・・・」

続いて、上の方の木の枝から奇妙な鳴き声が聞こえてきました。
「ニセモノ!!!!ニセモノ!!!ニセモノ!!!ニセモノ!!!!ニセモノ!!!ニセモノ!!!」
見ると、怪しい二匹の黒い鳥が激しくつつきあっています。

「ニセモノ!!!!ニセモノ!!!ニセモノ!!!ニセモノ!!!!ニセモノ!!!ニセモノ!!!」
「(やべえ!オリジナルが来やがった!このままではアゲアラーシに報告されてしまう!)」

「スレーさん、あれは一体・・・?」
「嫌な予感がします。あの二匹の怪鳥を逃がしてはなりません!」
スレーは乱れた服装を戻しながら言いました。
スレーの眼には激しい怒りがこもっていました。

184 :名無し物書き@推敲中?:02/01/29 11:23
このスレおもしろ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━い!!!!!

185 :名無し物書き@推敲中?:02/01/30 14:21
その頃、姫たちは・・・

186 :名無し物書き@推敲中?:02/01/31 11:02
期待age
サア、ミンナモットカイテカイテ!!!

187 :名無し物書き@推敲中?:02/02/01 00:14
姫たちはアゲアラーシが来ないのをいいことに、せっせと図書室で脱出魔法を
探し続けていました。

そして、森では・・・。
「ニセモノ!!!!ニセモノ!!!ニセモノ!!!ニセモノ!!!!ニセモノ!!!ニセモノ!!!」
「いてっ!」
「ン?イマノコエ・・・」
「(ちっ、ばれたか。仕方ねえ)突っつくなよハンカック。俺だ」
「ソ、ソノコエハ、ドキューソサマ!?」
ハンカックは大きく羽根をひろげ、自分の姿をしたドキューソを凝視しました。
「久しぶりだな」
「マオウサマノ12バンメノオクサマヲネトッテ、ツイホウニナッテイタノデハ?」
「刑期が明けたのさ。それに寝取るだなんて人聞きの悪い。寂しい王妃様を
ほんの一時お慰めしただけのことさ」
「ナ、ナンニシロ、マジョノモリニオハイリニナルノハコマリマス! アゲアラーシサマガシッタラ・・・」
「既にアゲアラーシには先刻挨拶済みだぜ?それより相談なんだが・・・んっ?」
 ドキューソの目に地上から自分達に矢を射ろうと構えているスレーの姿が映りました。
「やべえ、ハンカック、移動するぞ」
 サッとドキューソが黒い羽根を一振りしました。

「えっ!?」
スレーは我が目を疑いました。
今まさに仕留めようとしていた怪しげな2羽の怪鳥がサッと掻き消えてしまった
のですから。

188 :名無し物書き@推敲中?:02/02/01 00:22
「な、なんだったのかしら・・・」
「ス、スレーさん、本当にお疲れなのでは? あちらの木陰に布を広げました。
少しお休みになられては・・・」
「・・・お優しいんですのね、チュボー王子様」
スレーに微笑まれてチュボー王子は夢見心地になりました。
「(スレーさん・・・ああ素敵な釣り鐘型のスレーさん)」

189 :名無し物書き@推敲中?:02/02/01 00:54
「ソウダンデスッテ? コノワタクシニデスカ?」
ドキューソの魔法で木の陰に移動させられたハンカックは訝しげに
そう言いました。
「ああ、簡単なことだがな。協力して欲しいんだよ、ハンカック」
「モ、モウシテオキマスガ、ワタクシハアゲアラーシサマノチュウジツナシモベ。イヤラシイテビキナドハ
オコトワリデスヨ!」
「いやらしい手引き?言うねぇお前も。それよりハンカック、お前
はどうしてアゲアラーシの所ではなくあの色っぽい甲冑女と腰抜け
男どものそばに居たんだい?」
ドキューソにそう尋ねられた途端、ハンカックは滑稽なほどうろたえ
始めました。

「シ、シンニュウシャヲ、ミハルヨウニト、アゲアラーシサマカラメイジラレ! アノ、ソノ、、イ、イロッポイトカ、
ツリガネガタトカ、ビジントカ、オシリガキュットシマッテルトカ、マーッタクカンケイナク!!」
ドキューソはその様子を見てニヤリと笑いました。
「釣り鐘型か・・・。俺は長年の経験から甲冑を着ていても判ったんだが。
フフフ、ハンカック、お前、あの甲冑女が水浴びをしているのを見たん
だな?」
「ソ、ソンナ」
「そして、再びその釣り鐘型を見たいと思ってるな?」
「ソ! ソンナハシタナイコト、オモッテオリマセン! ワタクシハタダミハリヲ!!」
「そうか・・・。さっきは残念だったな、ハンカック。俺はあのときお前に
化けてあの女を裸にしようと魔法をかけていたんだぞ」
「エエッ!ソウダッタノデスカ?」
明らかに残念そうな顔をしたハンカックを見て、ドキューソは満足げに
笑いました。
「取り引きだ、ハンカック。俺は再びその魔法をあの釣り鐘乳の女に
かけてやろう。そのかわり・・・」
ドキューソは声をひそめてハンカックのほうに顔を近づけました。

190 :名無し物書き@推敲中?:02/02/01 01:22
ハンカックは驚きの声をあげました。
「エエッ!? アゲアラーシサマノユメノナカニハイルタメノジュモンヲ!?」

「忠実なしもべであるお前なら知っているだろう?ハンカック」
「シ、シカシ、アレハアゲアラーシサマガグッスリネムッテイラッシャルトキニ、ドウシテモツタエナクテハナラナイ
コトガオコッタラ、ワタシガユメノナカニハイッテオツタエスルトキダケ、ツカッテヨイモノデ・・・」

ドキューソは大げさにため息をつきました。
「無粋だねえ。『夢で会えたら』って言葉を知らないのかい? お前
は知っているだろう? 俺のアゲアラーシへの長い長い片思いを」
「アゲアラーシサマハ、イチズナカタガオスキナノデス」
「本当は一途なんだよ。ただ、アゲアラーシが応えてくれない寂しさに
負けてしまったことは何度かあったが・・・」
「ゴキョウリョクシカネマス」
「そんなこと言うなよ、ハンカック。現実には口もきくつもりはないぜ?
ただ夢の中で好きな女の姿を垣間見たいと思っているだけなんだ」
「ソンナコトオッシャッテモ」
さすがは忠実なしもべであるハンカックはかたくなに断り続けました。
しかしどうしたことでしょう。

「・・・釣り鐘型」
ドキューソがそう呟いた途端、ハンカックはピクリと反応しました。
「白い釣り鐘型」
ハンカックの視線は動揺したように宙をさまよいました。
「白くて柔らかい釣り鐘型」
ハンカックは焦ったようにクチバシをパクパクとさせました。
「白くて柔らかくて美しい釣り鐘型」
ハンカックは荒い息を漏らし始めました。
「白くて柔らかくて美しく先端の蕾は優しく色づいて尖っている釣り鐘型」
「ハァハァ」

「・・・なぁハンカック? 悪くない取り引きだろう?」
ハンカックの口から拒否の言葉はもう出てきませんでした。

191 :名無し物書き@推敲中?:02/02/01 01:29
えまにえるあげ

192 :名無し物書き@推敲中?:02/02/01 13:13
やべェ、、、このスレマジでおもしろい、、、

193 :名無し物書き@推敲中?:02/02/02 01:59
頑張ってドキューソ様!!(w
本当、このスレ展開が読めなくて面白すぎ!

194 :名無し物書き@推敲中?:02/02/03 19:25
「さ、さあ、スレーさん、僕が見張っていますから、少しお休みください」
「では、お言葉に甘えさせていただいて、ほんの少しだけ・・・」
チュボー王子が敷いてくれた布の上に体を横たえると、スレーは静かな寝息を
立て始めました。
「(ス、ス、スレーさん・・・)」
チュボー王子はその美しい寝顔にじっと魅入っていました。

他の王子たちは少し離れたところで腰を下ろして休んでいました。
「ハー、それにしても冒険ってのがこれほど大変だとは知らなかったよ」
「そうだよなあ。イバラが行く手を阻むし、モンスターは怖いし、風呂には
入れないし、野宿だし」
「野グソだし」
「はやくニチャーヌ姫に会いたいなあ・・・」
そういうとモナール王子は懐からニチャーヌ姫の小さな肖像画を取り出しました。
そう、夜な夜なモナール王子のオナールのお供になっていた例の肖像画です。
横からギコッシュ王子とイッティヨシ王も覗き込みます。
「ほんっとかわいいなあ・・・」
「このドレスの胸元・・・」
「お椀型に違いないな・・・」
「ぷりぷりに違いないな・・・」
「手に余るほどに違いないな・・・」
「触るとうぶなニチャーヌ姫は頬を赤く染めてイヤイヤをするに違いないな・・・」
「でもうっとりとこの美しい瞳を潤ませるに違いないな・・・」

そのときです。妄想に息を荒げる3人の背後の草むらからガサッという音がしました。


195 :名無し物書き@推敲中?:02/02/03 19:39
三人の顔はすうっと青ざめました。

「い、今、音、しなかった・・・?」
「気のせい・・・ってことじゃいけない・・・?」
「ス、スレーは今休んでるんだろ・・・?」
「かかか怪物ってことはないよネ!」
「キ、キティってことはないだろう、ねっ、ねっ、ねっ!」
「だ、誰か見てきてくださらないだろうか」
「そういうイッティヨシ王が行ってきてくださいよ。年の功で」
「いやいや、既にわたしは即位している身。万が一にもわたしの身に何かあったら
我が国は・・・。ここはマッスル自慢のたくましい若者であるギコッシュ王子に・・・」
「そ! そんな、それよりも、ここにいる三人の中では一番年若いモナール王子が
行くのが筋かと・・・」
「わわわたしなど、まだまだ子供で」

背後の草むらから更にガサッという音がした瞬間、三人は大きくこぶしを振り上げ、
誰からともなく声をあげていました。
「さーいしょはグー!」

チョキで負けたイッティヨシ王は、チョキなんか一生使うものかと心に決めながら
その草むらへと向かっていきました・・・。

196 :名無し物書き@推敲中?:02/02/03 19:52
イッティヨシ王は目を疑いました。
女がうつぶせに倒れていたのです。
甲冑を身に着けてはいましたが、それはうす桃色で作られたどう見ても
女性用に作られた特注品で、何も被っていない頭には豊かな髪の毛があり、
その毛先は乱れていましたがかつては美しく巻かれていたように見えました。

イッティヨシ王は駆け寄っていってその女を抱き起こすと、声をかけました。
「もし、ご婦人! 生きておられるか?」
「・・・う・・・ん」
細いうめき声がその唇から漏れました。
「おお、息はあるようだな!・・・ん?」
イッティヨシ王はその女の顔をじっと見つめました。
「あ、あなたは・・・。我が国の隣国、ボンヌ王国のキボンヌ女王様では
ありませぬか!」

197 :名無し物書き@推敲中?:02/02/03 20:19
そのイッティヨシ王の大きな声にキボンヌ女王は目を開けました。
「う・・・ん・・・」
「キボンヌ女王!」
「あ・・・あなたは・・・隣国のイッティヨシ王・・・。なぜ魔女の森に・・・」
「キボンヌ女王こそ、なぜこんな危険なところに単身で」
キボンヌ女王はそっと哀しい目をして答えました。
「単身では、ありませんでしたのよ・・・」

イッティヨシ王は、キボンヌ女王の愛娘アボンヌ姫も魔女アゲアラーシに
さらわれたことを知りました。
「わたくしは、多くの兵を連れこの魔女の森に入りました。同じように
ゾヌー姫をさわられたというAA王国の一行にも途中出会い、行動を共にして
おりました。しかし・・・選んだ進路がまずかったのか、運悪くキティの群れに
遭遇しまして・・・AA王国ご一行は全滅、わが国の兵たちも皆殺されて・・・。
遂にわたくし一人となってしまったのです」

キボンヌ女王はとても十代の娘がいるようには見えない幼さの残る可愛らしい
顔を華奢な手で覆いました。
「夫を亡くし女王に即位してから、わたくしの生きがいはアボンヌの成長だけ
でしたの。たった一人でもわたくしがきっと娘を助け出そうと戦ってきたの
ですが・・・あまりの疲労に倒れてしまったのですわ・・・」
「キボンヌ女王・・・」
イッティヨシ王はキボンヌ女王の背中をそっと慰めるように撫でました。

キボンヌ女王が隣国に嫁いできたとき、当時まだ王子であったイッティヨシ王も
式典に参列しました。
「(当時キボンヌ様はまだたったの14歳で、小柄で可愛らしく美しくて、ボンヌ
王国の王子がうらやましくってならなかったなあ・・・。あれから十数年が経ったと
いうのに、相変わらずのこの可憐さはどうしたことか。少女のころと変わらない
ではないか。王位という重責を背負わせるにはお気の毒なほどの華奢な肩をして
いらっしゃる・・・)」
「イッティヨシ王様?」
「キボンヌ女王様、あちらにニチャーヌ姫救出隊の仲間がおります。互いに協力
して姫様たちを救おうではありませんか」

198 :名無し物書き@推敲中?:02/02/03 20:24
そのころ二羽の黒い鳥が、木陰に横たわる女官スレーと付き添っている
チュボー王子の上空にそっと忍び寄っていた・・・。

「ド、ドキューソサマ、ホントウニスルンデスカ?」
「約束だからな。よく見てろよ、ハンカック」
一羽の黒い鳥がニヤリと笑った・・・。

199 :名無し物書き@推敲中?:02/02/03 22:37
にやりあげ

200 :名無し物書き@推敲中?:02/02/03 22:46
どんどん世界が広がっていくね〜おもしれ〜〜
スタジアムはどこ行ったんだ?

201 :名無し物書き@推敲中?:02/02/03 23:06
突然、ハンカックの身体がビクンと震えました。
「!?」
「ん?どうかしたのか?」
「ドキューソサマ、ショウジキ、ヤバイデス!!」
「え?」
「アゲアラーシサマカラツウシンガハイリマシタ、ドウヤラ、オメザメニナッタヨウデス!!」

ハンカックの頭の中にアゲアラーシの声が響いてきます。
「ハンカック?今あんたどこにいるの?」
「イヤ、アノ、ソノ、、、、マ、マジョノモリノ、パトロールチュウデス、、、」
「パトロール?そんなのどうでもいいわ、すぐに城にもどってきなさい。」
「ナ、ナニカアッタノデスカ?」
「ドキューソのバカが来たのよ、さっきはなんとか追いかえしたんだけど、よく考えたらあいつがそんなに簡単に
あきらめて帰るわけがないじゃない。きっとまだこの近くで余計なことを企んでるに違いないわ。」
「ド、ドキューソサマ、、、デスカ、、、」
「そうよ、あんたが、あいつの口車に乗せられないわけがないわ。簡単に何かに利用されるのが
オチよ。余計なことにならないうちに、さっさと戻っておいで、わかったね!?」
「ハ、ハァ、、、、」

「おい、ハンカック、アゲアラーシは何て言ってるんだ?」
「イヤ、アノ、ソノ、イマスグシロニモドッテコイト、、、」

「ん?ちょっと、あんた今誰と話したの?聞こえたわよ、まさかドキューソのバカじゃないでしょうね!?」
「イヤ、ソノ、チガイマス、、、、チガイマスッテバ、、、」
「じゃあ、誰と話してたのよ!?」
「イヤ、アノ、ソレハデスネ、、、」

202 :名無し物書き@推敲中?:02/02/04 12:05
ハンカックはしどろもどろになりながらも必死でいいわけをしました。
「サ、サイキンヒトリシバイヲベンキョウシテオリマシテ」
「独り芝居ぃ?」
「ハ、ハイ、ツウシンキョウイクデイイテキストガアルノデスヨ!ア、ア、アゲアラーシサマモイカガデスカ」
「・・・どうでもいいから戻っといでッ!」
「ハ、ハー・・・イ・・・」

アゲアラーシとの交信が切れた途端、ハンカックは深いため息をつきました。
「おい、ハンカック! なんだよそのしけた面は」
「・・・アゲアラーシサマカラオヨビガカカリマシタノデ・・・イカネバナリマセン」
「冗談いうなよ。お楽しみはこれからだぜ?」
「ツイツイジョウヨクニナガサレソウニナッテマシタガ、ワタシハアゲアラーシサマノチュウジツナシモベ。
ドキューソサマニゴキョウリョクハデキマセン」
すっかりつきものが落ちたような顔になったハンカックは、魔女の塔に向かって
飛び始めました。
「おい待てよ、ハンカック!」

203 :トウジョウジンブツセイリ! サアモットモットカイテ!:02/02/04 12:43
<姫様がた>
ニチャーヌ姫:ヒロイン。お椀型の乳。15歳。薔薇色の唇。美人。いい匂い。魔女アゲアラーシにさらわれる。
アボンヌ姫:ニチャーヌ姫より先に魔女にさらわれる。小柄で可愛くてパイパソ。
ゾヌー姫:ニチャーヌ姫より先に魔女にさらわれる。細身で美人。
マジレス姫(王子):ニチャーヌ姫より後に魔女にさらわれる。16歳。国のしきたりにより姫の格好をしているが本当は男。

<勇者?たち>
東の国の王子(モナール):ニチャーヌ姫を得るために魔女の森へ。17歳。別名、オナール。
西の国の王子(ギコッシュ):ニチャーヌ姫を得るために魔女の森へ。19歳。アブギッシュでマッチョ。
南の国の王子(チュボー):ニチャーヌ姫を得るために魔女の森へ。14歳。ニキビ盛り。女官スレーに懸想?
北の国の王(イッティヨシ):ニチャーヌ姫を得るために魔女の森へ。オッサン。
スレー:ニチャーヌ姫づきの女官。ニチャーヌ姫を救い出すため魔女の森へ。釣り鐘型の乳。29歳。エマニュエル。特技巴投げ。
キボンヌ女王:ボンヌ国君主。愛娘アボンヌ姫を救い出すため魔女の森へ。娘と同じように可憐で華奢。

<魔女・手下・魔法使い>
アゲアラーシ:この世で一番美しくないと気が済まない性分。露出の高い服装。彼氏いない歴300年。努力家?
ハンカック:黒い鳥。アゲアラーシの忠実なしもべ。半角で喋る。スレーの釣り鐘乳に夢中?
ドキューソ:いやらしいヒゲをたくわえた魔法使い。洋画の吹き替えのような喋り。アゲアラーシを狙っている。


204 :名無し物書き@推敲中?:02/02/04 12:44
はんかっく、まじでまてよ。。。。

205 :スタディアム:02/02/05 01:04
釣り鐘型! 釣り鐘型! 釣り鐘型!

206 :名無し物書き@推敲中?:02/02/05 01:08
そばで黒い鳥が一匹飛び立っていきましたが、スレーの寝顔に夢中の
チュボー王子は気づく様子もありません。

スレーが寝返りをうちました。
それと同時に、スレーのきめ細やかな絹糸のような髪の毛が美しく流れます。
チュボー王子は一人、つぶやきます。
「ス、ス、スレーさん・・・」
「ん・・・」
「ス、スレーさんの寝顔・・・」
「あ・・・ん・・・」
「もう、ニチャーヌ姫も魔女も国のこともどうでもいい、スレーさんと一緒に旅ができれば・・・」
「ああ・・・ん、・・・ん、んふぅ・・・」
「(あれ?なんかヘンだぞ?)」
どうしたことでしょう、眠っているはずのスレーの唇から、何やら悩ましい声が漏れはじめました。

「(フフフ、とりあえずあんなバカ鳥はほっといて、あの甲冑女を脱がして楽しむことにするか。
あの隣にいるニキビヅラのガキが少々邪魔だが・・・)」
ハンカックの姿のドキューソは一人ニヤリと笑うと、小声で怪しい呪文を唱え続けます。
「ツリツリガネガネヌゲヌゲミズアビ、ツリツリガネガネヌゲヌゲミズアビ、ツリツリガネガネヌゲヌゲミズアビ、、、、、」
ドキューソの言葉には先ほどより力がこもっていました。

「あ・・・ん、くふぅ、、・・・あ、あん・・・」
スレーのピンクの唇からは、何とも形容しがたい声が漏れ続けます。
「(ス、ス、ス、スレーさん・・・まさか、またさっきのオイシイ発作が・・・)」
チュボー王子の眼には、スレーのつやつやした頬が、心なしか紅潮してきたように見えました。
「(今、他の王子達は向こうで休んでる・・・チャ、チャンスだ・・・)」
その年上の美しい女性の悶える様子は、14歳のチュボー王子には少々刺激が強すぎるようです。

夢うつつの中、スレーは思いました。
「ま、またさっきの・・・ああ、ダメ、わたし、もう戻れないんだわ、ヘンな気持ちになってしまうの・・・
ああ、はぁん・・・水、冷たい、水に入りたい・・・」

207 :ドキューソ:02/02/05 02:18
ツリツリガネガネヌゲヌゲミズアビ、ツリツリガネガネヌゲヌゲミズアビ、ツリツリガネガネヌゲヌゲミズアビ
ツリツリガネガネヌゲヌゲミズアビ、ツリツリガネガネヌゲヌゲミズアビ、ツリツリガネガネヌゲヌゲミズアビ
ツリツリガネガネヌゲヌゲミズアビ、ツリツリガネガネヌゲヌゲミズアビ、ツリツリガネガネヌゲヌゲミズアビ



208 :名無し物書き@推敲中?:02/02/05 02:26
「ああッ!!熱い・・・ッ!!」
いきなりスレーは目を閉じたまま起き上がると甲冑に手をかけました。
「ス、スレーさん!?(ゴクリ)」

209 :名無し物書き@推敲中?:02/02/05 04:56
ところ変わって、魔女の塔。

210 :名無し物書き@推敲中?:02/02/07 02:07
魔女の塔は崩壊していた。

211 :名無し物書き@推敲中?:02/02/07 15:21
「ア、ア、アゲアラーシサマ!? イッタイコレハ・・・」
到着したハンカックが慌てているのを余裕しゃくしゃくの表情で迎える魔女アゲアラーシ。
「壊したのじゃ」
「コ、コワシタッテ・・・」
「さっきドキューソの奴にもたやすく侵入されたように、今までの魔女の塔はセキュリティーが
甘かった。それで取り壊して建て直すことにしたのじゃ」
「ソ、ソレデ・・・ナカニアッタモノハ・・・」
アゲアラーシは事も無げに言った。
「移動させた」
「イ、イドウサセタッテ・・・、アノタクサンノゾウショモ、タクサンノマホウドウグモ、タクサンノイショウモ、タクサンノアンチエイジング
ケショウヒンモ、タクサンノシェイプアップヨウヒンモ、サラッテキタヒメギミタチモ!? イッタイドコヘ!?」
「ア・オーリー大伯母の城じゃ」
「ア・オーリーサマノオシロ!?」
大伯母ア・オーリーは魔法学校の元教師で、アゲアラーシの魔法の師匠でもあった。
ア・オーリーの城は魔女の森の奥の奥の崖の傍にひっそりと聳えている。
「タ、タシカニアソコナラア・オーリーサマモイラッシャルシ、アンゼンデショウガ・・・」
ハンカックはア・オーリーが苦手であった。姑体質で、かわいいアゲアラーシの関係者
に対してチェックが厳しいのだ。
「そうだろう。さ、お前がグズグズしている間にすでに工務店に新築の注文はしておいた。
大伯母の城に向かうぞ」
「ハ、ハイ・・・」

212 :名無し物書き@推敲中?:02/02/07 15:42
そのころ、すでにア・オーリー老魔女はニチャーヌ姫たちに姑ぶりを
発揮していました。
「おやおや、おかしな雑巾の絞りかただよ。最近の子は順手と逆手で
絞るってことを知らないのかねえ」
「まあまあ、この部屋はいつから丸くなったのかねえ。角にこんなに
ホコリが積もってるけど・・・」
「大根の葉は食べられるんだけどねえ・・・。知らないってのは恐ろしいねえ」
「え? これはみじん切りじゃなくて角切りの間違いだろう?」

いきなり移動させられたと思ったらアゲアラーシ以上の細かいチェック
&イビリ・・・。姫様たちはこそこそと言葉を交わしました。
「・・・ここどこ? こうらくじゃないわよね」
「えなりくんがいないからちがうわよ、たぶん」
「あのおばあさんは一体どなたなのかしら・・・。赤木ハルエ?」
「アゲアラーシがわたしたちを連れてきたときたしか『大伯母さま』って・・・」
「一体どうなるの? わたくしたち」
「もう少しで脱出魔法を見つけられそうだったのに・・・」

「何コソコソ喋ってるんだい! さあさ、口をきく暇があったら手を動かすんだ!」
「ハ、ハーイ・・・」

渡る世間は魔女ばかり・・・。
官能はいずこ。

213 :名無し物書き@推敲中?:02/02/07 15:52
にょかん! にょかん! にょかん!

214 :名無し物書き@推敲中?:02/02/07 15:56
既にスレーはアミタイツをもどかしげにひきちぎるように脱ぎに掛かっていた。
「アッ、アッ、ハアッ」

215 :名無し物書き@推敲中?:02/02/07 16:08
「スッ。スレーさ・・・」
次の瞬間、少年チュボー王子の目の前に、白い釣り鐘型の膨らみがふるりと
揺れてあらわになった!
「あん、ああんっ・・・」
甘やかな声を吐息に混ぜながら、身に付けていたものすべてを荒々しく剥ぎ
取り、スレーは桃色に染まった柔肌をすべて白日のもとにさらした。
「スッ・・・・・・スレーさっ・・・・・」
チュボー王子は涙目になっていた。
身悶えするスレーの扇情的な動きに少年の熱い情欲はもう抑えられるすべも
なかった。
「スレーさん!!!!好きだ!!好きだ!!好きだああああっ!!」
チュボー王子は揺れる釣り鐘乳に向かって飛び込んでいった。

216 :名無し物書き@推敲中?:02/02/07 16:21
スレーさん、スレーさんとうわごとのように呟きながら、少年チュボーは
その美しく柔らかい温もりをその両腕にしっかりと抱きしめた。
ような気がしたが、
「みずーッ! あんた邪魔ーッ!!」
スレーの絶叫と共に、チュボー王子の両腕は空を切り、体はふわりと空を飛び、
気が付いたときには柴の上に横たわっていた。
「はああ、水ーッ。・・・気持ちいーいっ」
呆然と地に横たわるチュボー王子の耳に、かすかに小川の水音とスレーの安堵
したような声が聞こえてきた。

「クックック、裸で巴投げとは、いーいもん見せてもらったなぁ」
木の上でハンカックに化けたドキューソがニヤニヤ笑いながら呟いていた・・・。

217 :ちゅぼー:02/02/07 16:28
そのままあおむけで見てたその日の夕日は

だいだいいろににじんで

ちょっと

しょっぱかったです・・・

218 :名無し物書き@推敲中?:02/02/07 23:37
甘酸っぱい青春。。。

219 :スタージアム:02/02/08 03:05
丸出し巴投げ! 丸出し巴投げ! 丸出し巴投げ! 一本! ドワ〜〜ッ!!!

220 :名無し物書き@推敲中?:02/02/09 00:39
そのころ、魔女アゲアラーシとハンカックは…

221 :名無し物書き@推敲中?:02/02/09 02:27
ア・オーリーの城へと向かっていました。
そして、キボンヌ女王という新たな可憐な仲間を迎えた王子たちはといえば・・・。

「キ、キボンヌ女王様、さあ、このハンカチの上に腰を下ろしてください」
「まあご親切に、モナール王子」
「キボンヌ女王様、喉が渇かれたでしょう。湧き水を汲んでまいりました」
「ありがとうございます、ギコッシュ王子」
「キボンヌ女王、よろしければわたしが持ってきたパンを召し上がりませんか」
「お気遣いいたみいりますわ、イッティヨシ王」
キボンヌ女王の可憐さに、3人はすっかり高揚していました。

「(本当にこの可愛らしいお方に十代の娘がいらっしゃるのか・・・?)」
「(こんなに美しく若々しいのに長い間未亡人だなんて・・・)」
「(しかしやはり未亡人。可愛らしさの中にも小娘にはない色香のようなものが・・・)」
「(夫である前王を亡くされてから、寂しい日々を過ごされたんだろうな・・・)」
「(寂しい夜を過ごされたんだろうな・・・)」
「(寂しい夜はどのように過ごされたんだろうかな・・・)」
「(寂しい夜はあんなふうに過ごされたんだろうな・・・)」
「(寂しい夜はこんなふうにも過ごされたんだろうな・・・)」
「(寂しい夜はああやってこうやってこの可憐な唇を噛み締めたのだろうな・・・)」

「ハァハァ」
「? どうされたのですか? 何だか皆さま息が荒うございますわ」
「い、いいえ、何も・・・ハァハァ」
キボンヌ女王は3人の邪な思いには全く気づかず、可愛らしくパンを頬張って
いました。


222 :名無し物書き@推敲中?:02/02/10 12:49
そのころ王女達は…

223 :名無し物書き@推敲中?:02/02/10 12:52
ところ変わってア・オーリー城

姫たちはア・オーリー老魔女にイビられながらも、それなりに楽しい日々を送っていました。

マジレス王子は真っ黒になった雑巾をすっかり慣れた手つきで洗いながら、一人つぶやきます。
「あ〜あ、いつまでこんなこと続くんだろ。」

「(でも、ある意味、結構いい生活かもな・・・)」

「(仕事も耐えられないってほどじゃないし)」

「(それに・・・)」

「(ニチャーヌさんは美人でいい匂いだし・・・)」

「(ゾヌーさんは細身でやっぱり美人で優しいし・・・)」

「(アボンヌさんは・・・ブッ)」
「マジレス姫、お茶が入りましたよー。」
突然、大広間の方からアボンヌ姫のやわらかい声がかかりました。
「あ、はい!今行きます!」
マジレス王子は思わずあわてて雑巾を絞ります。
「(うふふ・・・ぼくはこのためだけにがんばってるようなもんだよなァ・・・)」
マジレス王子はウキウキしながら水道場を立ち去ろうとしました。
「ちょっと待ちなさいよ。」
「ビクッ!?」
突然うしろから声がかかり、マジレス王子は驚いて立ち止まりました。
振り向くと、そこには一人の少女が立っていました。
その少女は、まだまだあどけない童顔でしたが、漆黒の大きな帽子とマントを身にまとっており、
その格好は明らかに魔女のものでした。
少女は、大きな目をパチクリさせながらマジレス王子の顔を覗き込みました。
「あなた・・・オトコでしょ?」
「ぶえっ!?」
「おばあちゃんやメイド女たちの眼はごまかせても、あたしにはちゃんとわかるんだから。」
「き、キミは!?」
「あたしは、サラシ。オーリーおばあちゃんの孫よ。」
マジレス王子は、この城の大広間にかけられたア・オーリー老魔女の肖像画のそばに、小さな女の子が描かれていたのを思い出しました。
「(あの女の子・・・ア・オーリーの孫だったのか・・・)おわっっっっ!!」
サラシは、いきなり右手に抱えていた大きなホウキで、マジレス王子の股間をつつきだしました。
「ほら、やっぱりオトコじゃない。」
「ひゃ、ひゃふ!!な、何を・・・あ、アオゥ!!」
「フフフ・・・おもしろいわ、コレ。」
「ちょ、ちょっと、やめろってば。」

224 :名無し物書き@推敲中?:02/02/11 01:41
「マジレス姫ー、アボンヌ姫が今お茶を・・・んっ」
「ニニニニニチャーヌ姫!」
マジレス王子をお茶に呼びに来たニチャーヌ姫は、不思議そうな顔をして
王子とサラシを見つめました。
「あ、あのう・・・」
「(ニ、ニチャーヌ姫にばれたらもう隣で眠れなくなる!!)あ、あ、えっと」
小さな魔女サラシは、マジレス王子の焦った顔をみてニヤリと笑いました。
「あんた、ニチャーヌ姫っていうの?」
「え? あ、え、ええ・・・。あなたは・・・?」
「あたしはサラシ。ア・オーリーおばあちゃんの孫よ。へーえ」
サラシはニチャーヌ姫をじろじろと眺めました。そして、マジレス王子にだけ
聞こえるように囁きました。
「あんた、この姫が好きなんでしょう」
「えっ!!」
顔を真っ赤にするマジレス王子。
「でもあんたが今男だってばれたら、あんたと生活を共にしてたこの純真な
姫様はなんて思うかしらねえ」
「・・・」
サラシはにっと笑いました。
「黙っててあげてもいいわよ」
マジレス王子が少しほっとした顔をしたとき、サラシは付け加えました。
「ただし」


225 :名無し物書き@推敲中?:02/02/11 03:11
「今日からあんたはあたしのシモベになるのよ!」
「し、シモベ!?」
サラシはニ〜とイタズラっぽい笑みを浮かべました。
「うーん、シモベ・・・っていうより、ドレイかな?」
「どどどドレイ!?」
「あ、いや、待って、ドレイとゆーより、オモチャっぽい・・・そう、あんたはあたしのオモチャになるのよ!」
「オモチャッッ!?」
「そ。あたしの命令は絶対!な〜んでも言うとおりにするのよ!・・・ふふふ、やった、あたし前から欲しかったんだ、こーゆーの。」
「(くそー、なんなんだよこのガキ・・・でも、でも、これからも毎晩ニチャーヌさんの体温を感じていたいし・・・)」
「あ!」
「え?」
「あんた今あたしのことガキだと思ったでしょ?」
「ぶえっ!?」
サラシは状況がわからずきょとんとしているニチャーヌ姫の方に向き直って言いました。
「ねぇねぇ、あんた知ってる?」
「なんですの?」
サラシはマジレス王子を指さしました。
「ほら・・・見てごらんなさいよ、あいつのアソコ・・・」
「え?」
見ると、マジレス王子の股間は先ほどさんざんホウキでつつかれたために、メイド服の上からでもはっきりと確認できるほど
モノの見事にヴォッキしていました。
「どわわわわわわわっっ!!」
ことの重大さに気づいたマジレス王子はあわてて二人に背を向けました。
「一体・・・どうしたんですか?あの・・・マジレス姫の・・・その、あそこ・・・って・・・」
幸いなことに、少しおっとりしたニチャーヌ姫には気づかれなかったようでした。
「(ど、どうしよう・・・ヤヴァい、ヤヴァすぎる、ななななんとかごまかさなくてわ・・・)」
「あ、そうだ。あたしちょっと用事を思い出しちゃった。じゃあね。」
突然サラシはそう言って指を鳴らすと、パッと姿を消しました。
「(一体なんだったのかしら・・・)あ、マジレス姫、早くしないとお茶が冷めちゃうわ。行きましょうよ。」
「あ、はい。あ、ああの、わたし、ちょっとトイレに寄ってすぐに行きますから。」
「そうですか、じゃあ、みなさんと待ってますから。」

トイレで一人、鏡に映る自分と見つめ合いながら、マジレス王子は絶望していました。
「(ど、どうしよう・・・大変なことになった・・・)」
突然、マジレス王子の頭の中にサラシの意地悪い声が響いてきました。
「どう?あたしをなめるとこーゆーことになるのよ。」
「どどわっ!?」
「今、魔法であんたの頭の中に話しかけてるわ。」
「ま、魔法で!?」
「そ。今日からこの方法でいろいろ命令しちゃうから、ヨロシクね!」
「(そ、そんなァ・・・)」
こうして、マジレス王子の暗黒の日々が始まりました。

226 :名無し物書き@推敲中?:02/02/11 03:38
しかし、マジレス王子には多少救いがありました。
四六時中サラシに苦しめられることはなかったのです。

「こんにちは〜、おばあちゃま!」
「おお、今日もこの寂しいおばあちゃんのところへ来てくれたのかい、サラシ」
いじわるちび魔女サラシは魔法学校の放課後にこのア・オーリー城へやってきて、
「サラシ、もう帰らないとかあさんに叱られるんじゃあないかい?」
「えっ、もうこんな時間!? じゃ、じゃあまた明日ね、おばあちゃん」
と、夜7時に帰っていくのでした。
「(同居じゃなくてよかったよ、実際)」
ほっとため息をつくマジレス王子。
しかも『こどものまほうは7じまで』と決まっているらしく、夜の間はサラシ
からテレパシーで無理難題を命じられることもありませんでした。


227 :名無し物書き@推敲中?:02/02/11 04:11
その日も辛い仕事が終わり、マジレス王子はトイレの鏡に映った自分と見つめ合いながら、独り言をつぶやいていました。
「ふぅ・・・一時はどうなることかと思ったけど、よかったよかった。」
「やぁ。」
突然、マジレス王子の背後から太く渋い声がかかりました。
「どわーーーっ!!」
驚いてふりむくと、そこには何やらいやらしいヒゲをたくわえ、黒く長いマントをはおった怪しい男が腕を組んで立っていました。
「おっと、ごめんよ。脅かすつもりはなかったんだ。」
「(またヘンなのが出てきたぞ・・・)あ、あなたは・・・?」
「ふっ・・・魔法界一の魔女キラー・・・とでも言っておくかな?」
「ま、魔女キラー!?」
「ああ。魔女喰い、魔女ハンター、魔女ゲッター、なんでもいい。ところで、キミ、とんでもないのに眼をつけられたもんだなぁ。」
「え?ど、どうしてそれを!?」
「ハハハ・・・あの魔女ッコの悪質なイタズラは魔法界でも有名だよ。」
「・・・」
「まぁ、いくら俺が魔女キラーとは言え、さすがにあんな子供にまで手は出さないがね。実は熟すまで待つ・・・それが俺のポリシーさ。
ところで、キミ、ついこの前までアゲアラーシのもとで働いていたんだよね?」
「は、はあ・・・」
「いやぁ、まさか女装までして忍び込むなんて、さすがの俺も思いつかなかったよ。今のキミはほとんどハーレム状態なんだろ?
好きな女のためなら手段を選ばない・・・いやぁ全くすばらしい!俺も同じ考えだ。」
「・・・」
「きっとキミと俺は気が合うはずだ。そうと見込んで、実は俺に協力して欲しい。」
「は、はぁ・・・」
マジレス王子はいつもNOと言えず、状況に流されてばかりいる自分が嫌になりました。
「俺は今、実は魔女のアゲアラーシを狙っている。」
「え?アゲアラーシを!?」
「ああ。あの女をモノにするまで俺は死ねないよ。今、あいつがどこにいるか知っているかい?」
「あ、いやー、その、この城に移ってからは一度も見てませんけど・・・。」
「そうか、ならば仕方がない。この城で待つことにしよう。・・・いいかい、これは男と男の結束だ。
キミも、この城のメイドを狙っているんだろう。先日ちょっと拝見させてもらったが、どれもこれも発育のいいフェロモン娘ばかりじゃないか。」
「は、はぁ・・・」
「もちろん、全員喰ってしまうのが一番だ。それでこそ俺のパートナーとしてふさわしい男だよ。」
「は、はぁ・・・」
「いいかい、俺はキミに最大限の協力をするし、そのかわりキミも俺に精一杯協力して欲しい。ギブアンドテイクってやつだよ。」
「は、はぁ・・・」
「じゃ、よろしく頼むよ。おっと言い忘れてた、俺の名はドキューソ。よろしくな。お互い長いつき合いにしようぜ。」
ドキューソは指をパチンと鳴らし、姿を消しました。
「(ゲゲ・・・また何かややこしいことになってきたぞ・・・)」

228 :名無し物書き@推敲中?:02/02/11 04:16
マジレス姫?なんだかとっても嬉しそうね。どうかなさったの?」
「ニ、ニチャーヌ姫」
「それにしてもサラシちゃんはマジレス姫がお気に入りなのね。いつも
『マジレス、マジレス』って」
「き、気に入るなんて・・・(あのくそガキ、『ニチャーヌ姫のスカートを
めくれ』だの、『アボンヌ姫の胸をさわれ』だのガキのくせにエッチな命令
ばかりしやがって・・・。できるわけないって断るとぼくが掃除した場所を
グチャグチャにしたり料理を捨てちまったり、ぼくが『いかず後家』なんて
言ったなんてアゲアラーシに伝えて怒らせたり(コワカッター)・・・。終いにゃあ
『あたしの言うこときかないと、ニチャーヌ姫の前で丸裸にしちゃうわよ!』
なんて脅してくるし・・・)。からかわれてるだけなのよ・・・」
「そうなの? うふふ、まるで姉妹みたいに仲良しに見えるわ」
「げっ、冗談じゃな・・・」
マジレス王子はハッとしました。
「ニ、ニチャーヌ姫、もうお風呂に入ったの?」
「え?ええ、お先に」
アゲアラーシの塔ではわざと薄汚い格好をさせられていた姫君たちでしたが、
ア・オーリー老魔女はしつけにも身だしなみにも厳しかったので、このお城に
移ってからは、質素ながらも清潔な洋服が与えられお風呂にも毎日入れるように
なっていました。
「ゴクリ(お、お風呂上がりのニチャーヌ姫・・・なんてなんてなんて色っぽいん
だろう・・・)」
ほんのりと桜色に染まった頬、濡れた髪、そして香り立つあの魅惑的な匂い・・・
マジレス王子は高鳴る胸を必死で抑えました。
「(カ、カ、カラダも桜色に染まってるんだろうか・・・)」
あの晩、ろうそくの明かりの下で見たニチャーヌ姫のほの白い体がマジレス王子の
脳裏に鮮明に浮かんで来ました。
「ハァハァ(お椀型・・・)」
「マジレス姫?」
「(そ、そんな可愛い目で見つめられると・・・)ハァハァ」
「お顔が赤いわ」
ニチャーヌ姫が近寄るとあの甘い匂いが強まりました。
「(わわわわわ)あ、わ、わ、わたくしもお風呂に入ってきますうっ」

浴室でマジレス王子はため息をつきました。
「(ニチャーヌ姫と一緒に生活できるのは嬉しいけど・・・このままじゃ蛇の
生殺しだよ・・・)」

229 :名無し物書き@推敲中?:02/02/11 04:24
マジレス王子は思いました。
「(あのヒゲの魔女キラー・・・ドキューソって言ったっけ。あの人に協力したら
本当にニチャーヌ姫とうまくいくのかなあ・・・)」

230 :名無し物書き@推敲中?:02/02/11 04:27
アゲアラーシとは会ってないとつい咄嗟に嘘をついてしまいましたが、マジレス
王子はアゲアラーシの居場所を知っていました。
アゲアラーシはこの広くてややこしい造りのア・オーリー城のある場所にいるの
です。
「(アゲアラーシのいどころを教えれば・・・ドキューソは・・・?)」

231 :名無し物書き@推敲中?:02/02/11 04:29
その頃勇者たちは魔女の森で幾度目かの野営をしておりました。

232 :名無し物書き@推敲中?:02/02/11 04:32
「(そういえば、あの人、この城で待つことにしよう、とか言ってたよな。どこにいるんだろう?)」
マジレス王子は考え込みました。
「(そうだ、あの人もどう見たって魔法使いだよなぁ、
それならあのチンチクリン娘と同じように頭の中で会話ができるかもしれない!)」

233 :マジレス:02/02/11 04:35
おーーーーい、どきゅーそさーーーーん

234 :名無し物書き@推敲中?:02/02/11 04:36
そろそろ、トウジョウジンブツセイリの更新の時期では?
>>203さんの降臨求む!

235 :名無し物書き@推敲中?:02/02/11 04:37
「(おおおーいいっ)」
「(うるせえな)」
「(あっ!ドキューソさん!?つながった!!あ、あのう)」
「(ああ、同志か。悪いけど取り込み中だ。後にしてくれ)」
「(取り込み中?)」

236 :名無し物書き@推敲中?:02/02/11 04:42
マジレス王子の耳に女の喘ぎ声が飛び込んできた。
「こ・・・これは・・・」
「(というわけだ。悪いな、同志。また明日にでも声かけてくれ)」
「は・・・はあ・・・」

237 :名無し物書き@推敲中?:02/02/11 04:43
「や〜ん、ドキューソ様〜、今誰と話してたの〜?」
「フフフ・・・ごめんよ、ちょっとした邪魔が入ったんだ。俺としたことが、行為中にレディの気が散るようなことをするなんてとんだ失態だった。」
「あ、あんん、あん・・・ハァハァハァハァ、ね、ねえ、あ、あん。」
「どうしたんだい?」
「あ、、、あん・・・ねえ、ドキューソ様、わたしに約束して・・・あん!」
「何をだい?」
「あ、あん!!・・・わ、わたし以外の魔女にはもう誰にも会わないって・・・あ、はぁん、あん!!」
「いくらレディのお願いでも、それだけは聞けないなぁ。」
「ね、ねえ、お願いっ、お願いだからぁ、、ふぅん、あん、ああ、あ、そ、そこ、いいわぁ・・・」
「ここはどうだい?」
「あ、あん!!も、もうダメェ・・・あん!!」

238 :スレーファン:02/02/11 04:43
その頃勇者たちは魔女の森で幾度目かの野営をしておりましたアゲイン。

239 :名無し物書き@推敲中?:02/02/11 04:51
「(ふーびっくりした・・・)」
女性の嬌声など初めて聴いたマジレス王子でした。
「(でも、一体誰と・・・? ドキューソさんはこの城に潜んでるんじゃなかったっけ?)」
マジレス王子は首を傾げました。
「(まあいいか。この城は広いからぼくの知らない人がいるのかも知れないし。
それよりも、早くお風呂入ってニチャーヌ姫の隣で寝ようっと)」

240 :スレーファンさんゴメソ:02/02/11 04:52
その頃勇者たちは魔女の森で幾度目かの野営をしておりましたアゲイン&アゲイン。

241 :スタディアム:02/02/11 04:55
釣り鐘型! 釣り鐘型! 釣り鐘型!

242 :スレーファンさんごめんあとちょっと:02/02/11 23:33
「おかしい・・・」
ア・オーリー城の長い廊下の一つで、腕を組みながら壁にもたれかかったドキューソは一人つぶやきました。
「もう俺がこの城に身を隠してからしばらくたつのに、アゲアラーシのやつ、ちっとも姿を見せない。
どうしたものか。あの女装のガキもちっとも役にたたねえし・・・」
「あっ!!」
突然、ドキューソに甲高い声がかけられました。
「ドキューソさんだ!」
「ゲッ!」
振り向くと、そこには黒パジャマ姿のサラシが立っていました。
ドキューソは顔をやや引きつらせながら言いました。
「さ、サラシちゃんじゃないか・・・しばらく見ないうちに、大きくなったなぁ。ど、どうしてこんな時間に?」
「明日、魔法学校が創立記念日でお休みなの。だから、今日はおばあちゃんのお城にお泊まりよ。」
「(マジかよ・・・)」
自称魔法界一の魔女キラーであるドキューソでしたが、この魔女ッコだけは手に負えませんでした。
サラシはうれしそうにドキューソの側にすり寄ってきました。
「ねぇ、ドキューソさんこそどうしてここにいるの?」
「え?あ、ああ、いやー、ちょっと今日ア・オーリーさんにあいさつをしに来てたんだ。」
「ふーん。じゃ、今夜はドキューソさんもここにお泊まりね。」
「え?あ、ああ。そういうことに、なるのかな。」
「じゃ、あたしの部屋で一緒に寝よ!ね、お願い!」
「(じょ、冗談じゃない・・・)あ、いや、ハハハ・・・参ったなぁ、いくら俺が女好きだからと言って、そんなことはできないよ。」
「え〜!?どうして!?」
「どうしてって・・・その、実は熟すまで待つのが俺のポリシーだからさ。」
「え?み、みが、じゅくす?何なの、それ?」
「あー、いや、ハハハ・・・サラシちゃんがもう少し大きくなったら教えてあげるよ。」
「ねぇねぇ、ドキューソさん、いつあたしをお嫁さんにしてくれるの?約束でしょ?」
「ええっ!?そんな約束したっけ?」
「あ、ひどい!あたし、ずっと楽しみにして待ってんのに!」

二人の会話を物陰からそっと聞いていたマジレス王子はみるみる自分の顔が青ざめていくのがわかりました。
「や、やばい、あのチンチクリン娘、ここここ今夜はここに泊まるだって!?
どうしよう!?やばいよ、やばいよ!ナニされるかわかったもんじゃない!」

243 :名無し物書き@推敲中?:02/02/12 00:24
(・∀・)ワクワク

244 :名無し物書き@推敲中?:02/02/12 00:42
ところがサラシはオモチャ(マジレス王子)のことなどすっかり忘れて
ドキューソにつきまとうのでした。

245 :名無し物書き@推敲中?:02/02/12 01:40
「サ、サラシちゃん、悪いけど俺は用事があるから・・・」
指をパチンと鳴らし姿を消すドキューソ。
「待って〜ん、ドキューソさま〜んっ」
杖を振って『ラブナビーション』という魔法道具を出すサラシ。
『ラブナビゲーション』は目当ての異性の居所をつきとめるというスーパーギア!
「魔界通販でおこづかいはたいて買ったんだもん、絶対つきとめるわよーーっ」

と、そのとき。
「サラシッ!」
背後からのその女性の声に、サラシは動きを止めた。


246 :名無し物書き@推敲中?:02/02/12 02:01
「かっ、かあさま!!」
サラシの顔は、サァッと青ざめました。声の主は、タターキィ。そう、サラシの
母親だったのです。
「かかか、かあさま、どうして・・・」
タターキィは仁王立ちをしてにこりともしないでサラシに言いました。
「あなたがね、魔法を使った気配を感じたのよ、サラシちゃん」
「あ、え、そのう・・・」
いつものサラシとは全く違う態度です。こっそりと様子を覗いていたマジレス王子は
驚きました。
「サラシちゃん? 質問です。『こどものまほうは』?」
「し、七時まで・・・」
「そうです。大変よくできました。じゃあ今は何時?」
「・・・」
サラシは気まずそうにうつむきました。
「何時っ!?」
蚊の鳴くような声でサラシは言いました。
「は、八時五十分デス・・・」
「そう!八時五十分。大変よくできました。でも、この時間帯に魔法を使った
ことは大変よくありません! いつもかあさまが言ってるでしょ? 7時を過ぎた
子供の魔法は健全な発育を阻害するって!」
「ハ、ハイ・・・」
「まったく、おばあちゃまは本当にあなたに甘いんだから・・・。サラシ、やっぱり
あなたに外泊はまだ許すべきじゃなかったわね」
「えっ」
「言い付けを破ったんですもの、今夜は強制送還よ」
「そ、そんなぁ〜・・・」
サラシが泣きそうな顔をして見上げてもタターキィは眉一つ動かさず、
「罰として明日のお休みは家で魔法の本を読んでレポート100枚提出ね」
と杖を振りました。
「か、かあさま〜、許し・・・・」
すると、サラシの泣き顔を泣き声はフッと廊下から掻き消えてしまったのでした。

247 :名無し物書き@推敲中?:02/02/12 02:12
「(ラッキー、これで今夜は安心して眠れる!)」
柱の陰でマジレス王子は小躍りしました。
「(でも泣いててちょっとかわいそうだったな、あのガキ魔女・・・。親が子に
よかれと思ってしてくれたことって時には子を辛い気持ちにさせるんだよなあ)」
他国から命を狙われないようにと姫として育てられているマジレス王子は、しみじみ
とそう思いました。が、すぐにニヤリと笑いました。
「(まあでも、あのチビ魔女にも弱点があったとはねえ、フッフッフ)」

248 :トウジョウジンブツセイリ! フエタネ! サアカイテカイテ!:02/02/12 02:23
<姫様がた>
ニチャーヌ姫:ヒロイン。お椀型の乳。15歳。薔薇色の唇。美人。いい匂い。魔女アゲアラーシにさらわれ現在ア・オーリー老魔女の城に。
アボンヌ姫:ニチャーヌ姫より先に魔女にさらわれ現在ア・オーリー老魔女の城に。小柄で可愛くてパイパソ。
ゾヌー姫:ニチャーヌ姫より先に魔女にさらわれれ現在ア・オーリー老魔女の城に。細身で美人。
マジレス姫(王子):ニチャーヌ姫より後に魔女にさらわれれ現在ア・オーリー老魔女の城に。16歳。国のしきたりにより姫の格好をしているが本当は男。

<勇者?たち>
東の国の王子(モナール):ニチャーヌ姫を得るために魔女の森へ。17歳。別名、オナール。
西の国の王子(ギコッシュ):ニチャーヌ姫を得るために魔女の森へ。19歳。アブギッシュでマッチョ。
南の国の王子(チュボー):ニチャーヌ姫を得るために魔女の森へ。14歳。ニキビ盛り。女官スレーに懸想?
北の国の王(イッティヨシ):ニチャーヌ姫を得るために魔女の森へ。オッサン。
スレー:ニチャーヌ姫づきの女官。ニチャーヌ姫を救い出すため魔女の森へ。釣り鐘型の乳。29歳。エマニュエル。特技巴投げ。
キボンヌ女王:ボンヌ国君主。愛娘アボンヌ姫を救い出すため魔女の森へ。娘と同じように可憐で華奢。

<魔女・手下・魔法使い>
アゲアラーシ:この世で一番美しくないと気が済まない性分。露出の高い服装。彼氏いない歴300年。努力家?
ハンカック:黒い鳥。アゲアラーシの忠実なしもべ。半角で喋る。スレーの釣り鐘乳に夢中?
ドキューソ:いやらしいヒゲをたくわえた魔法使い。洋画の吹き替えのような喋り。アゲアラーシを狙っている。
ア・オーリー:アゲアラーシの大伯母。元魔法学校教師。魔法の森の奥の城に住む。姑体質。
サラシ:ア・オーリーの孫。魔界でも有名ないたずら魔女っこ。マジレス姫が実は男だということを知っている。ドキューソのことが好き。
タターキィ:サラシの母。サラシに恐れられている。

<魔女の森のモンスター他>
ピロユキ:藁 藁 と鳴く。
キティ:勇者たちに一番恐れられているらしい。



249 :名無し物書き@推敲中?:02/02/12 02:25
スレーさん。。。

250 :名無し物書き@推敲中?:02/02/12 02:26
a



251 :名無し物書き@推敲中?:02/02/12 02:42
ge

252 :名無し物書き@推敲中?:02/02/12 02:53
「いつも言ってるでしょう、かあさま。サラシを甘やかさないでって。
あの子はゆくゆくは有名魔法大学に進ませるんですからねっ」
タターキィは母であるア・オーリー老魔女の部屋にいってそう訴えました。
「はいはい、あんたの言う通り手作りの菓子しか与えてないし、TVゲーム
だって30分で切り上げさせてるよ。たまの休みの前日だものはめもはずしたく
なるもんさ。そんなにキリキリしなくったって・・・」
「もうっ! おかあさまはわたしにはあんなに厳しい躾をしたくせに、孫の
ことになると」
「(おおコワ)そそ、そうだ、タターキィ、今アゲアラーシが来てるんだよ」
「アゲアラーシが?」
「あの子の塔の建て替えの間、居候させてんだよ」
「塔の建て替え? んまっ、まさかあの子結婚するの?」

253 :名無し物書き@推敲中?:02/02/12 02:58
「そうだと良かったんだけどねぇ・・・。何だかセキュリティの強化とかで」
「セキュリティなんか強くしたらますます男が寄り付かないじゃないの!」
「そうだろう? あたしもあの子のことが心配になってね、地下に例の部屋
をしつらえたんだよ」
「例の? ああ、あの部屋ね・・・」
タターキィは遠い目をしました。
「思えばわたしもおかあさまにあの部屋に入れてもらってサラシの父親と
出会ったんだったわね・・・」

254 :名無し物書き@推敲中?:02/02/12 03:08
その部屋。
その部屋の内装は魔女の城には相応しくないほどのピンクづくしであった。
その部屋には小さな椅子がふたつあった。
その小さな椅子の間にはやわらかなこれまたピンクのカーテンが引かれていた。
その小さな椅子の背後の壁にはハート型の電光掲示板があった。

片側の椅子には苦い顔をしたアゲアラーシが座っていた。
そして。
二人の派手なタキシードを着た男が元気に叫んだ。
それぞれの手にはマイクが握られていた。
「ひとめあったそのひから!」
「こいのはなさくこともある!」
「みしらぬあなたと」
「みしらぬあなたの」
「けっこんをとりもつ」
「ぱんつで、でえと〜っ!」

アゲアラーシはなぜかパンツ一丁だった。


255 :名無し物書き@推敲中?:02/02/12 03:21
ポン、と軽い音と共に空いていた椅子の上に男が現れた。
カーテンがひかれているため、アゲアラーシからは見えないが、
男もまたパンツ一丁である。

「ま、魔界から来ました、ナーナシと申します! 趣味は魔法アニメの
セル画収集!魔法大学出の488歳。 現在、魔王様の城で書記をやって
おります!」
その男の側にいた司会(?)は明るく声をかけた。
「いらっしゃ〜い。こらまた白ブリーフがお似合いな真面目そうな人やね。
好きな女の子のタイプは?」
ナーナシと呼ばれた魔法使いは少し照れながら答えた。
「ミ、ミソキイモモ、です」

アゲアラーシ側の司会(?)もテンションを高めながら
「はい、アゲアラーシさんの好きな男のタイプは既に聞いております!
プラット・ビットです!」
といい、二人を遮るカーテンのハート型にくり貫かれた小窓からナーナシ
という青年の顔を見る。
「お、これは・・・プラット・ビットというよりは!」
「いうよりは!」
「ブラっとアキバハラという感じ!」

どこかからなぜか観客(?)の失笑が聞こえて来て、アゲアラーシは
眉根に皺をよせてうんざり、という表情を作った。

256 :名無し物書き@推敲中?:02/02/12 03:27
「ミソキイモモというよりも!」
「いうよりも!?」
「むっちりフトモモという感じ!」
わははは、とどこからか予定調和の笑い。そして、
「ごたーーいめーーーん」
という司会者たちの二重唱と共にカーテンがあがった。

ナーナシという青年は、パンツ一枚のアゲアラーシの姿を食い入るように
見つめたが、アゲアラーシは臭いものでも嗅いだときのような顔のまま
ナーナシを見ようともしなかった。
「ウ、ウワア・・・アニメみたいな丸くておっきいオパーイだ・・・ハァハァ」

257 :名無し物書き@推敲中?:02/02/12 03:32
考えていることを口に出している自分に気づかないのか、ナーナシは
アゲアラーシの見事な肉体を凝視したままブツブツと呟いた。
「あ、あんなプリプリしたオパーイなら・・・けけ結婚したら・・・どんな
かっこうをさせようかな・・・ウエイトレスかな・・・裸エプロンもいいな
・・・ハァハァ」

258 :名無し物書き@推敲中?:02/02/12 03:52
アゲアラーシは荒々しく叫びました。
「司会!とっとと進めて!」
アゲアラーシとナーナシにスイッチが渡されました。
「スイッチ、オン!」
ふたりの背後のハートの電光掲示板は、半分だけナーナシの側がキラキラと
光りました。アゲアラーシのほうは消えたままです。
「そ、そんなあ〜・・・。アゲアラーシさん、お友達からでも・・・」
次の瞬間にはナーナシの姿は椅子から消えていました。

「残念でしたな〜。自分に正直な公務員やったのに」
「ほな、次行きましょか」
司会の二人は何事もなかったかのようにまたテンションをあげて掛け合い
を始めました。
「一目会ったその日から!」
「恋の花咲くこともある!」
アゲアラーシは深いため息をつきました。
またくだらない魔法使いとの出会いがえんえんと繰り返されるのです。

「まあ、アゲアラーシのこと週のうち6日半は例の部屋に押し込めてるの?
それだけ殿方と出会えば、アゲアラーシが気に入る人も出てくるでしょうね」
タターキィはうきうきと身を乗り出してア・オーリーに言いましたが、
「だといいんだけどねえ・・・。あの子は誰に似たんだか頑固だから・・・」
とア・オーリーは心配顔で答えました。

259 :スレーファン になりかわり:02/02/12 03:55
その頃勇者たちは魔女の森で幾度目かの野営をしておりました。そして。


260 :名無し物書き@推敲中?:02/02/12 04:32
みんなで野グソしました。ブリッ。

261 :名無し物書き@推敲中?:02/02/12 15:26
その夜:勇者たちの胸の内

モナール「(今夜もオナールして寝よう。オカズはニチャーヌ姫とキボンヌ様!)」
ギコッシュ「(今夜もオナールして寝よう。オカズはニチャーヌ姫とキボンヌ様とスレー!)」
チュボー「(スレーさん、スレーさん、ああ釣り鐘スレーさん)」
イッティヨシ「(キボンヌ様・・・もう眠ったであろうか。寂しくないであろうか。慰めが要るであろうか)」

スレー・キボンヌ「(今夜もいいうんこが出たわ。さ、寝ましょ)」


262 :名無し物書き@推敲中?:02/02/12 15:30
アゲアラーシとサラシはハトコなんだよね?

263 :名無し物書き@推敲中?:02/02/12 15:38
一方、ア・オーリーの城。
誰もいない廊下をゾヌー姫が歩いていました。
風呂上がりの姫の肌は薄紅色に上気して石鹸のよい匂いを漂わせていました。
「あら? なんでしょう、あれは」
ゾヌー姫は柱の陰に何か落ちているのに気づきました。
すらりとした長身のゾヌー姫は膝を曲げて、柱の陰をのぞき込みます。
洗い晒しの艶やかな黒髪が流れ落ち、えりぐりの大きく開いたパジャマ
からは小さいながらも形のよい美乳がのぞきました。
「ええっと、『ラブナビーション』・・?」
魔女ッコ・サラシは文字通り強制送還されたので、ぽろりと『ラブナ
ビーション』を落としてしまっていたのです。
『ラブナビーション』は簡単操作が売りなのでスイッチは一つしか
ついていません。ちなみに銀のステッカーで、でかでかと『ラブナ
ビーション』とロゴが入っています。
頬に片手をやって小首を傾げながら、ゾヌー姫は不思議そうな瞳で
赤いスイッチを見つめました。
「これを押せばいいのでしょうか?」

ぽちっ。


264 :名無し物書き@推敲中?:02/02/12 17:20
『ラブナビゲーション』の画面がパッと明るくなりました。
「ま、まあ・・・これは?」
地図らしきものが映りました。間違いありません。ゾヌー姫の国の
AA王国の城内の地図です。
「ど、どうして・・・?」
赤いハート型のアイコンが勝手に廊下の部分を動いていくのが見えました。
驚いたゾヌー姫は思わず赤いスイッチを押してしまいました。
そのときちょうどハート型のアイコンは王と王妃の寝室の位置にありました。
「ま、まあ」
画面が切り替わり、懐かしい父と母の姿が映りました。
「おとうさま、おかあさま!」


265 :名無し物書き@推敲中?:02/02/12 17:34
音声が聞こえてきました。
『ああゾヌー、かわいいゾヌー姫、どうしていることやら』
ゾヌー姫の母である王妃は両手で顔を覆って泣いていました。
『魔女の森には精鋭隊を送ったのだ、きっとゾヌーは無事で帰ってくる』
ゾヌーの父である王は優しく王妃の背中を撫でていました。
「おとうさま!おかあさま!わたくしはここですわ!無事ですわ!」
ゾヌー姫は必死で画面に向かって叫びましたが、両親には届かないようでした。

『ああ、あなた・・・わたくし、怖い・・・しっかり抱きしめて』
『王妃よ・・・』
ゾヌーは泣きながら両親の様子を見ていました。
『ああ・・・あなた・・・』
『そなたの口から嘆きが漏れぬようくちづけようぞ』
『んん・・・』
『そなたが寂しさに震えぬように全身でそなたを包もうぞ』
『あ、ああん・・・あなたっ・・・』
両親が天蓋つきのベッドにもつれこんだ瞬間、ゾヌー姫は真っ赤になりながら
またスイッチを押してしまいました。
「おおおとうさまとおかあさまったら・・・あ、あら?」
再び画面には城内の地図が映り、また勝手にハート型のアイコンは廊下を動き
出していました。
「この方向は・・・」
ゾヌー姫は染まった頬を更に赤らめました。
「シィーにいさまのお部屋の方向だわ」

266 :名無し物書き@推敲中?:02/02/12 17:46
にいさま、とゾヌー姫は呼びましたが、シィー伯爵は本当の兄ではありません
でした。
シィー伯爵は従兄弟でした。王の姉である伯母が城に出戻ってきたので幼い頃
から一緒に暮らしていました。

ゾヌー姫より5歳ほど年上のシィー伯爵は、美しく逞しく利発な青年なので城内
でも人気者で思いを寄せる若い娘も多くおりました。
もちろんゾヌー姫も密かに恋心を抱くそのひとりでした。

「シィーにいさま! ああ、きっとわたくしのこと心配で心配で夜も眠れないに
違いないわ。ごめんなさいシィーにいさま、ご心配おかけして・・・。ああ、それ
よりもにいさまはいても立ってもいられなくて魔女の森でわたくしのために
戦ってくださっているのかも知れないわ! ああシィーにいさま!」

ゾヌー姫が画面を前に身を捩っている間に、ハートのアイコンはシィー伯爵の
部屋の上まできました。
少し操作を覚えたゾヌー姫は赤いスイッチを押しました。
「シィーにいさま・・・」
と呟きながら・・・。

するとどうしたことでしょう。シィー伯爵の部屋の画像が映し出される前に
まずおかしな音声が飛び込んできたのです。
「あ、ああ〜ン」

267 :名無し物書き@推敲中?:02/02/12 17:49
このものがたりをよんでると、どろんじょさまのおいろけしーんをおもいだし
ます。
ほどよくぽろり。

268 :名無し物書き@推敲中?:02/02/12 17:51
官能までにはい官能だガネ。

269 :名無し物書き@推敲中?:02/02/12 18:20
思惑とは違っててもここまで育ったスレを1は何と思ってるんだろう。。。

270 :名無し物書き@推敲中?:02/02/12 22:13
昨日の晩、このスレ読んで寝たら夢の中にサラシたんが出てきた、、、
カワイカターヨ、、、、、ハァハァ

271 :名無し物書き@推敲中?:02/02/12 22:55
てゆーかこのスレのキャラのAAキボンヌ

272 :名無し物書き@推敲中?:02/02/13 00:02
サラシはその晩、自分の部屋のベッドに寝そべりながら一人つぶやきました。
「ちぇっ、つまんないの。」
サラシは、突然ガバッと飛び起きました。
「そうだ!ラブナビでドキューソさんの顔だけでも見ちゃお。」
サラシは、机の引き出しからマイ杖を取り出してさっと一振り。しかし・・・
「あれ!?なんで出ないの?・・・まさか、あたし、おばあちゃまのお城に置いてきたのかしら!?」
一瞬、青ざめるサラシ。しかし、すぐにニヤリと笑いました。
「ふふふ・・・慌てることはないわ。こんな時のためにあたしにはオモチャがいるんだから。
お母様は今夜アゲアラーシおばさまと一緒に飲み行ってて家にいないし・・・チャンスだわ。」

「ちょっと!バカ王子!聞いてる!?あたしよっ!!」
ニチャーヌ姫のかわいらしい寝息をそばで聞きながらハァハァしていたマジレス王子の頭の中にいきなりやかましい声が響いてきました。
「(ゲゲッ!ガキ魔女!)ど、どうして!?もう夜の七時はとっくに過ぎてるよ!」
「な、なんでアンタがんなこと知ってるのよ!?さあ、今すぐ部屋から出てよ!頼みたいことがあるの。」
「そ、そんなぁ・・・」
「あら、いいのよ。今度またあの女の前でヴォッキさせてやるから。」
「どわわわわっっ!!そ、それだけは・・・」
「さあ、わかったらさっさと部屋を出なさい。んで、すぐに23階の中央廊下に行ってちょうだい。探してほしいものがあるの。」

そのころ、23階の中央廊下でゾヌー姫は・・・

273 :名無し物書き@推敲中?:02/02/13 00:37
滂沱の涙。
ああ、あわれ齢十六歳の乙女ゾヌー。
らぶ・なびげいしょんと称するその魔の箱を見つめたまま、ただただ
涙を流しておりました。
その涙に濡れた瞳に映るのは、ああ、映るのは

「ああん、もっと・・・シィー伯爵ぅぅ・・・」
「へっへっへ、いやらしい女だなあお前は」
「はぁっ・・・すごい、すごいわ・・・」
「こんなになってるぞ。雌犬め」

長き初恋をただひたすらに温め続けてきた彼の人、シィー伯爵のそれは
もう淫らなる御姿でありました。
あろうことか、ゾヌー姫様付きの人妻女官に下卑た笑みを浮かべながら
言葉攻めを繰り返すその御姿には、いつもの爽やかな面影はひとかけらも
なく・・・。

「シ、シィー御兄様・・・・」

274 :名無し物書き@推敲中?:02/02/13 00:41
>>270
おっ、炉理ですなあ。
も、漏れは・・・スレー・・・。
最近出番少ないぞ・・・。


275 :名無し物書き@推敲中?:02/02/13 01:11
「ったくあのガキ、人をまるでオモチャみたいに扱いやがって・・・」
「ちょっとぉ、聞こえてるわよ。」
「ゲッ!!」
結局サラシの言いなりになって23階中央廊下へとやってきたマジレス王子。
「(ん?何か聞こえるぞ・・・?)」
マジレス王子は思わず物陰に隠れました。
「(人だ・・・人が泣いてる声がする・・・)」
マジレス王子はそっと首を出してあまりにも長い廊下を見渡しました。
「(あ!あれは・・・ゾヌー姫!?)」


276 :名無し物書き@推敲中?:02/02/13 01:36
マジレス王子は、ゾヌー姫がただただ泣きじゃくる様子を見ているしかありませんでした。
「(ゾヌーさん、一体何があったんだろう・・・)」
「ちょっと!何してるの!?さっさとあたしのラブナヴィ探してよ!」
「(・・・ったくうるせえな・・・ん!?)」
次の瞬間、マジレス王子の眼に信じられない光景が映りました。
いきなり、泣きじゃくるゾヌー姫の背後に、背の高い黒マントの男が現れたのです。
「あ、あれは・・・ドキューソさん!?」
「え!?ドキューソ様!?うそ?どこどこどこ?」
頭の中でサラシがわめき散らすのも気にならないほど、マジレス王子は二人を凝視しました。
「(ドキューソさん、一体何をするつもりだ!?・・・あっ!!)」
なんと、ドキューソは背後から音もたてずにゾヌー姫を抱きしめたのです。

「きゃっ!」
「泣かないで、小鳥さん。」
「きゃっ、ちょっと、放してください!誰なんですか!?」
「わたしの名前など・・・あなたのその美しい涙の前では何の意味も持ちませんよ・・・」

その様子をドキドキしながら眺めていたマジレス王子は思わずつぶやきました。
「さすが、ドキューソさんはすごいなぁ・・・オレにはあんな大胆なこと絶対にできないよ。」
「え!?ちょ、ちょっと、ドキューソ様が何してるのよ!?あたしにも教えなさいってば!!」

「やっ、ちょっと、放してください!いや!」
「あなたは、美しい・・・あなたの全てを、わたしに下さい・・・」
「ちょ、ちょっと、人を呼びますよ、放してください!」
「そんなことなど、、、あなたのその美しい涙の前・・・?!?!?」
いい気になってベラベラしゃべっていたドキューソは急に口をふさぎ、眼をむきました。
「そ、それは・・・ラブナヴィゲーション!?」
「え?」
「あ、あなた、そ、それをどこで拾ったんですか!?」
「・・・ごめんなさい、ちょっとそこで拾ってしまいまして・・・あなたのものでしたの?」
ドキューソは顔を引きつらせながら思いました。
「(こんなものを持っている人間がいるものか。一人しかいないじゃないか!!あの子、こんなものでわたしを!?しまった油断した!!)」

その様子をハラハラしながら見ていたマジレス王子。
「ど、ドキューソさん・・・なんでやめてしまったんだ?せっかくいいモノが見れると思ったのに・・・」
「ちょっとぉ!!あたしにも事情を説明しなさいってば!!ドキューソ様が何をしているのよ!?」

277 :名無し物書き@推敲中?:02/02/13 01:40
ゾヌー姫は見られているとも知らず、局部をポリポリ掻いているのでした。

278 :名無し物書き@推敲中?:02/02/13 02:19
ポリポリ掻いているように見えるのも無理はありません。
ドキューソにたくしあげられたままの寝間着の裾を必死で引き下げようと
していたのですから。

279 :名無し物書き@推敲中?:02/02/13 02:38
ドキューソはすっとゾヌー姫から手をはなしました。
「あ・・・その、あの、美しい小鳥さん、確かにそれはわたしのものです」
ゾヌー姫は突然攻撃の手が緩められたことに安堵と訝りを感じながら
「では、あなたのお名前は『サラシ』とおっしゃるの?」
と言いました。
「えっ、そ、それはあのクソガ・・・イ、イヤ、小鳥さん、なぜそんな名前を?」
「だってこれに書いてあるんですもの」
ゾヌー姫がラブナビゲーションを裏返すと、へたくそなピンク色の字でデカデカと
『サラシ』の文字がありました。
「(やっぱりあのチビのか!)え、えっと・・・」
「確かここの城主ア・オーリー様のお孫さんのお名前もサラシちゃんだった
と思うのですけれど・・・魔法使いには多いお名前なのですか?」
「い、いや、えっとそのわたしはそのサラシちゃんからそれをもらったのですよ」
「まあそうでしたの。ではお返しいたしますわ」
ゾヌー姫はドキューソにラブナビを手渡しました。

『ちょっと!ドキューソ様がどうしたのよ!実況しなさいよ!あたしのラブ
ナビはどうなったのよっ!!』
じっと見ていたマジレス王子はサラシのばかでかい声に我に返りました。
「あ…ラブナビってあの小さな箱のこと?それなら、今、ドキューソさんの
手に・・・」
『な、なあんですって!!』

280 :名無し物書き@推敲中?:02/02/13 02:58
『取り返してよ、取り返すのよ!! 奪い取るのよ!!』
「奪い取るって・・・あっ」
『どうしたのよ? ちょっとっ!!』
「しっ」
『「しっ」って「しっ」って、あんた誰に口きいてんのようっ!!このバカ王子!!』
マジレス王子はそうすることは無駄だと知りながらも耳をふさぎながらドキューソ
たちを見ました。

「ありがとう、美しい小鳥さん」
「あっ」
ドキューソはさっきのいやらしい動きとは違い、とても優しくしかし素早く
ゾヌー姫を抱きしめました。
そして、低く優しい声で
「失恋の特効薬は新しい恋ですよ。近いうちに再びわたしがその薬を持って
ゆきましょう。・・・お楽しみに」
と囁き、ゾヌー姫の桜色に染まる頬にキスをしました。
「まっ!」
次の瞬間、ドキューソの姿は掻き消え、ゾヌー姫だけが呆然とそこに立って
いました。

281 :名無し物書き@推敲中?:02/02/13 03:28
バー『魔境』では心地いいジャズ音楽が流れていた。
薄暗いカウンターの片隅に、いい女がふたり。

「アゲアラーシ、どうよ久々のシャバの空気は」
タターキィはなるべく刺激しないようにとつとめて明るく振舞って訊いた。
「あー、週6日半もパンツDEデートなんてまったく冗談じゃないわよ」
カクテル『ブラッディ・ブラッディ』をあおるように飲み干すアゲアラーシ。
「マスター、もう一杯!」
「まあまあ、かあさまもあなたのためを思ってあの部屋をしつらえてくれたんだから。
・・・それより、いい男いた?」
「魔界の男なんてクソよ」
「やれやれ、相変わらず人間が好きなのね。変わってるわ〜。奴らは寿命も短いし、
空も飛べないし、火ひとつも魔法で起こせないのよ」
「それでも魔界の男よりはマシよ」
「やれやれ。おかあさまはあなたにいいお相手が見つかるまであの部屋に入れるつもり
みたいよ」
「冗談じゃないわ。塔の建て直しが終わったらとっととア・オーリー城から出てってやる。
まったくこんなことになるなんて大誤算よ。・・・マスター、もう一杯!」

「フフフフフ・・・」
ところ変わってア・オーリー城の一室。いやらしいヒゲの男が小さな箱を覗き込んで
満足げに笑っていた。
「『パンツDEデート』か・・・くっくっく」
ドキューソは小さな画面の中で酒を飲んで荒れるアゲアラーシに向かって呟いた。
「もうすぐ会えるな、アゲアラーシ・・・」

282 :名無し物書き@推敲中?:02/02/13 03:30
その頃勇者たちは魔女の森で幾度目かの野営をしておりましたのだよ。




283 :名無し物書き@推敲中?:02/02/13 04:04
勇者全員、ゾヌー姫を思い描き、高速でおのれの分身をしごいているのでした。

284 :名無し物書き@推敲中?:02/02/13 16:23
ゾヌー姫の姿絵を、姿絵コレクターのモナール王子が持っていたためです。
モナール(於:木陰)「セイッセイッ (たまにはオカズを変えるのもいいな) セイッセイッ」
ギコッシュ(於:水辺)「セイッセイッ (細身のバディー、意志の強そうな瞳・・・
たまらん〜!!)セイッセイッ」
イッティヨシ(於:草陰)「セイッ・・・セイッ・・・(ああ・・・キボンヌ様がすぐ近くで休んで
おられると思うと逆に・・・) セイッ・・・セイッ・・・」
チュボー(於:スレーのテントが見える芝の上)「セイッセイッ (こ、こんな姫の姿絵
なんて姿絵なんて・・・ッ、スススレーさん・・・!)セイッセイッ 」

スレー・キボンヌ「(ああ今日もいいうんこが出たわ。寝ましょ)」

285 :名無し物書き@推敲中?:02/02/13 22:22
スレーさんあげ

286 :名無し物書き@推敲中?:02/02/13 22:25
サラシちゃんあげ

287 :ヒロイソナノニデバンスクナイゾ:02/02/13 23:13
ニチャーヌ姫あげ

288 :名無し物書き@推敲中?:02/02/13 23:32
その日の深夜のことでした。

「(はあ〜・・・さっきのドキューソさんの鮮やかな女性の扱い・・・。さすが
だったなあ・・・)」
マジレス王子はニチャーヌ姫の隣で眠れぬ夜を過ごしていました。
「(ガキ魔女のやつ、怒ってたな〜・・・明日からますます苛められるんだろう
か・・・。鬱だ)」
マジレス王子は寝返りを打ちました。
「(ニチャーヌ姫・・・・・)」
無防備に寝息を立てるニチャーヌ姫の寝顔がすぐそこにありました。例の甘く
優しい香りも漂ってきます。
「・・・・・・」
ニチャーヌ姫と寝床を共にしてしばらく経ち、マジレス王子は自分を抑える
すべを身に付けていたはずでしたが、先ほどのドキューソとゾヌー姫を見て
刺激されたのか、マジレス王子は自分の身体が熱くなるのを感じました。
「ん・・・」
ニチャーヌ姫の柔らかそうな唇から愛らしい声が漏れました。夢でもみて
いるのでしょうか。
「(ほんっとかわいいなあ・・・)」
ついつい見入ってしまうマジレス王子。
「ん・・・マジレス・・・ひめ」
「(どきん)」
自分の名を呼ばれ、マジレス王子の胸は激しく高鳴りました。
「(ニ、ニチャーヌ姫・・・)」
柔らかい唇は目の前です。
柔らかい唇は目の前です。
柔らかい唇は目の前です。


289 :名無し物書き@推敲中?:02/02/13 23:34
オワン型の乳も目の前ダヨ!

290 :名無し物書き@推敲中?:02/02/13 23:35
そのころ、四人の王子はまだシンクロオナールを続けていました。

そしてア・オーリー城ではマジレス王子も負けずにニチャーヌ姫のそばでハァハァしておりました。
ニチャーヌ姫は、寝返りをうち、その美しい顔をマジレス王子の方に向けます。
「ん・・・うーん・・・」
「ニチャーヌさん・・・好きだ、ニチャーヌさん・・・ハァハァ」

そのころ、サラシは・・・
「まったく何なのよ!?あの役立たずのバカ王子!!」
サラシは家に母親がいないのをいいことに、自分の部屋でわめき散らしていました。
「あたしのオモチャのくせに・・・このままでは気が済まないわ!!魔法でイタズラしてやる!!」
そしてサラシは、再びマイ杖を取り出し、さっとひとふり。

「ん??・・・おわっっ!?」
マジレス王子は、自分がいつのまにか一糸纏わぬ全裸になっていることに気づきました。
「なななななんだよ!?コレ!?どーなってんだ!?」

サラシは、不気味な笑いを浮かべました。
「ふふふ・・・覚悟しなさい、バカ王子!!」
そして杖をもうひとふり。

「ん?・・・ぬわああああっっ!!!」
マジレス王子の両腕がまるで操り人形のように、動き回り、暴れ出しました。
「ど、どーーーなってんだ!?コレ!?ぬおおおおっっ!!」
そして、暴れ馬のようなマジレス王子の両腕は、ニチャーヌ姫のパジャマを乱暴に掴んだ!!

「あははは!!さあ、破っちゃいなさい!」
そしてサラシはさらにもうひとふり。

「ぬわあああああっっっ!!!」

291 :名無し物書き@推敲中?:02/02/13 23:38
突然、ニチャーヌ姫のお尻から我慢していたオナラが出た。

「ぶうううう!!」

292 :名無し物書き@推敲中?:02/02/13 23:41
今読み返したらイッティヨシ王が33歳ってことが判明。
33って・・・・・・オッサンか・・・・・? そう? そうか。わかったYO・・・。

293 :名無し物書き@推敲中?:02/02/13 23:43
たいへんだ!ニチャーヌ姫の屁の匂いは男にとって最高の媚薬なのだ!

294 :スタジアム:02/02/13 23:48
おわん型! おわん型! おわん型!

295 :名無し物書き@推敲中?:02/02/13 23:49
「あわわわわわ」
加速がつくマジレス王子。

296 :名無し物書き@推敲中?:02/02/13 23:52
「さあ、もう原型をとどめないほどにメチャクチャに破っちゃいなさい!!」
サラシは、さらにさらに杖をふりまくった。

「ぬおおおおおっっっ!!!」
サラシのイジワル魔法と、ニチャーヌ姫の強力な媚薬屁の二重攻撃に耐えきれず、ついにマジレス王子の最後の理性の糸が切れた!!

ビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリッッッッッ!!!

297 :1を喜ばせてどうするーーーっ:02/02/13 23:57
場面かわって、ア・オーリー老魔女の入浴シーン。

298 :名無し物書き@推敲中?:02/02/14 00:04
BGMはエマニュエール?

299 :名無し物書き@推敲中?:02/02/14 00:05
>298 ゼッタイチガウ。

300 :イッティヨシと同い年:02/02/14 00:23
BGMはビバノンノンで。

301 :名無し物書き@推敲中?:02/02/15 18:05
「い〜い湯だなっ」
「・・・・・・」
「いいいい湯ッだッなッ!」
「・・・・・」
「ハンカック!!」
「ハッ!ハイッ!ナンデゴザイマショウ、ア・オーリーサマ」
浴室の脱衣所の棚の上にぼーっととまっていたハンカックは、ア・オーリーの
恫喝で我に返り慌てて返事しました。
「なにぼんやりしてるんだい!あたしのいい湯だな、の後に、ハハハン、の
合いの手がないじゃあないか!」
「シ、シツレイシマシタ」
「全く何のための風呂番なんだい!なに考えてたんだい!」
「ツリガネノ・・・ア、イイエ、アノ、ソノ、アゲアラーシサマノオミアイノコトヲ」
「ああ、あの子のガンコさにも困ったものだよ」
ア・オーリーはため息をつきました。
「恋は百薬の長なのにさぁ・・・勿体無い・・・」
黒薔薇の花びらが浮かぶ浴槽から片足をあげて呟いたア・オーリーの声は
その年には似つかわしくないほどどこか艶めいていましたが、再びスレーの
釣り鐘乳に思いを巡らしはじめたハンカックは気がつきませんでした。

302 :名無し物書き@推敲中?:02/02/15 18:18
すいみつとうのようなおわん型のおぱーいが!
なめらかにかーぶをえがくほそいこしが!
やわらかなしげみをたたえるひみつのはなぞのが!
すべすべとしたあたたかいふとももが!

マジレス王子の眼前にすっかりあらわにされても、家事労働の疲れからか
ニチャーヌ姫は可愛らしく寝息を立てていたのでした。

白いシーツにふんわりと沈む輝くばかりの白い裸体にマジレス王子は我を
忘れてしまいました。
「破いたわね?じゃあ次はその女の・・・」
もうサラシに操られるまでもありません。マジレス王子は何も知らない
ニチャーヌ姫の身体にすばやく跨りました。
「ニッニッニチャーヌ姫ェ・・・ハァハァ」

303 :名無し物書き@推敲中?:02/02/15 18:26
「バカ王子?きこえてるのぉ?いい?次はね・・・」
サラシは楽しそうに杖を振り上げました。そのときです。
「サ・ラ・シ・ちゃん?」
軽い調子とは裏腹に、地獄の果てから響くような声が背後からしました。
「・・・・」
サラシはうしろを振り返れないまま小さな声で言いました。
「か、かあさま・・・?」

ポン、という音と共にサラシの振り上げていた魔法の杖が消えました。
「い・ま何時ぃ?」
サラシが勇気を出して振り返ると、顔は笑顔ですが目は決して笑っていない
母タターキィが立っていました。
「か、かあさま、お帰りなさい! サラシさみしかったーあ。アゲアラーシ
ねえさまとお出かけだっていうから、サラシてっきり夜明けごろに帰って
くるのかと思ってたあ!えへっ!」
「アゲアラーシも今忙しいのよね・・・。それより、今、何時かしら?」
もうタターキィは笑ってもいませんでした。

「午前二時でス・・・・・・」
これからされるであろうおしおきのことを考えて、サラシの目にはうっすらと
涙がにじんでいました。


304 :名無し物書き@推敲中?:02/02/15 18:38
サラシの魔法は止まっても十六歳の少年の暴走は止まらない!
つっぱしる愛にーブレーキーはないぜえええええーー。

シーツの上には生まれたままの姿の男女がふたり。
「ハァハァ」
マジレス王子は息を荒げながらニチャーヌ姫の唇に自分のそれを寄せて
いきました。
「すすす好きだッ」
そのときです。
「ん・・・」
ニチャーヌ姫の唇から声が漏れました。
「おかあさま・・・・・・」
マジレス王子はハッとしてニチャーヌ姫の顔を見ました。

「おとうさま・・・わたし・・・帰ってきたのね・・・」
うす明かりの中、ニチャーヌ姫の長いまつげが伏せられた目からひとすじの
涙が流れるのがはっきりと見えました。
「うれしい・・・」
もうひとすじ、涙が流れました。


305 :名無し物書き@推敲中?:02/02/15 19:00
「・・・・・・・・」
マジレス王子は親指でニチャーヌ姫の涙を拭いました。
そして、自分がニチャーヌ姫に跨っていることに改めて気づいて、顔を赤らめ
ながら身を引きました。
「(ま、まったくあのクソガキめ〜っ)」
とサラシの魔法が切れてからも続行しようとしていた自分のことは棚に上げて
ムッとしながら、マジレス王子はア・オーリーから与えられた箪笥から新しい
寝間着を2枚出してきて自分の身とニチャーヌ姫の身を整えました。

くうくうと平和な寝息を立てるニチャーヌ姫をじっと見つめるマジレス王子。
「(ニチャーヌ姫と一緒にいるのが楽しくて最近は脱出のこと真剣に考えなく
なってたなあ・・・)」
マジレス王子はニチャーヌ姫の髪の毛にそっと触れました。
「(離れたくないなあ…。でも…ニチャーヌ姫は…)」
しばらく考えを巡らせていた後、マジレス王子の顔は明るく輝きました。
「(そうだ!)」

306 :名無し物書き@推敲中?:02/02/15 19:10
「(ぼくは17歳になったら「王子」だってカミングアウトできる! そうしたらニチャーヌ姫の
国に正式に求婚すればいいんだ!)」
求婚したって断られるかもしれない、とはなぜか考えないマジレス王子。

「(脱出が成功したらしばらくは離れ離れで寂しいけど、ケコーンしたらもう一生一緒
だもんね!)」
離婚だってありえる、などとは考えないマジレス王子。

「(そうとなったら(?)ニチャーヌ姫!このあなたの愛のしもべマジレスが必ずや脱出を
成功させてあなたの御身をご無事なまま御国の父上母上までお届けいたしますぞ!)」
すっかり騎士気分のマジレス王子。

「(結婚したら、さっき見たオパーイもお尻も全部ぜんぶゼンブ・・・・・・・・・・・・)ハァハァ」
結局そこに行き着くマジレス王子。

何はともあれ脱出への意欲を燃やすのは物語が進んでいいことだ。多分。

307 :ニセスタヂアム:02/02/15 23:37
魔女ッコ! 魔女ッコ! 魔女ッコ!

308 :名無し物書き@推敲中?:02/02/16 01:54
魔女っこおしおき萌え〜

309 :名無し物書き@推敲中?:02/02/17 03:17
ホソロ爺っての登場きぼん。

310 :名無し物書き@推敲中?:02/02/17 10:18
 窓からは、希望に燃えるマジレス王子のお顔を、まんまるなお月さまが、
明るく照らしていました。
 そのとき、そよそよと、風にゆられていたカーテンの陰から、一匹の猫が
あらわれました。
 猫は、マジレス王子のお顔を、じっと見つめると、
「んにゃあ〜」
一声甘えた声をだし、とことこと、マジレス王子のほうへ近づいてきました。
「お前も、さびしいのかい?」
そう言って、マジレス王子は、猫を抱き上げました。
「おやっ?」


311 :名無し物書き@推敲中?:02/02/17 10:23
 その猫は、みたところ、普通の猫となんら変わったところはありません。
ところが、よくみてみると、後ろ足に、赤いブーツをはいていました。
 「この赤いブーツは、どこかで見たことがあるぞ。」

 マジレス王子は、一生懸命思い出そうと考えました。

312 :名無し物書き@推敲中?:02/02/17 10:42
 かつて、マジレス王子には、ひとりの弟君がおりました。
その弟君の名前は、ヒッキー王子といいました。

 ところが、ヒッキー王子は、まだ幼くして、魔女アゲアラーシにつれさられ
ていたのです。
 幼子とはいえ、りっぱな王子です。
 あの恐ろしい魔女アゲアラーシの手にかかったら、どんな目にあわされるで
しょうか。
 心配した王は、一人の魔法使いを雇いました。
 そうして、ひそかに、さらわれたヒッキー王子のあとをつけさせました。
「わが王子ヒッキーは、赤いブーツをはいておる。
 どんな暗闇でも、はっきりとあかるく、その足下を照らし出すようにな。」

 王の言葉通り、赤いブーツを目印に、魔法使いは、ヒッキー王子をみつけだ
しました。
 そうして、すんでのところで、ヒッキー王子を猫にかえてしまいました。
 魔法の呪文を唱えて・・・・。
 



313 :名無し物書き@推敲中?:02/02/17 10:47
 その魔法使いは、ホソロ爺といいました。

314 :名無し物書き@推敲中?:02/02/17 17:39
マジレス王子の脳裏に赤いブーツを履いたちいさな女の子が浮かびました。
「赤いブーツ・・・・・・アゲアラーシ・・・・・魔法使い・・・・・・」
マジレス王子の耳にかわいらしい声が甦ってきました。
『にいさま〜』
「ヒッキー・・・・・・」
赤いブーツでちょこちょこと駆け寄ってきた小さな姫君の姿が浮かびました。
「ヒッキー姫・・・いや、ヒッキー王子・・・」
そう、ヒッキー王子も兄のマジレス王子同様に表向きは姫君として育てられて
いたのでした。
マジレス王子は赤いブーツの猫をもう一度まじまじと見ました。
「にゃぁ〜ん」
「お、おまえは・・・・ヒッキーなのか?」

315 :名無し物書き@推敲中?:02/02/17 17:58
「にゃあ」
月明かりの下、猫はそう鳴いて笑ったように見えました。

「ああヒッキー!にいさまだよ!わかるかい?マジレスだよっ」
感動の再会とばかりに抱きしめようとしたマジレス王子の腕からするりと抜け、
猫はトン、と窓枠から部屋の中に下りました。
「ヒッキー・・・?」

そのまま猫はマジレス王子を一瞥もせずベッドの方に向かい、2段ベッドの上段に
軽やかに上りました。
「?」
姿を追ってマジレス王子はベッドのハシゴに足をかけました。
「ヒッキー?」
マジレス王子の目に、上段で眠っているゾヌー姫とアボンヌ姫の寝姿が映りました。
どちらも熟睡しているようでした。
ふたりとも寝相はあまり良い方ではない様子で、アボンヌ姫は反り返って胸を突き出す
ような格好で、ゾヌー姫は横向きに寝ていてすっかり寝間着の裾がまくれあがり可愛い
お尻が見えていました。
「(ひゃあっ!)」
マジレス王子が顔を赤らめていると、猫はするりとアボンヌ姫のほうへと歩いていき
ました。
「(わあっ、ヒッキー、な、なにを・・・)」
赤いブーツの猫は、アボンヌ姫の突き出された胸に顔を寄せました。
そして至福の表情で頬擦りを始めたのです。

316 :名無し物書き@推敲中?:02/02/17 18:05
「(ななな、何するんだ!や、やめなさい、ヒッキー)」
マジレス王子は口をぱくぱくさせてその様子を見ていました。
猫が顔を押し付けると、やわらかいアボンヌ姫の胸がふふわふわと形を変えるのが
はっきりと判りました。
「ぅふぅん・・・」
アボンヌ姫の唇からそんな声が漏れたときにはマジレス王子は飛び上がりそうに
なりましたが、アボンヌ姫は目を覚ましませんでした。

アボンヌ姫の胸から顔をはなすと、猫は今度はゾヌー姫のほうへと向かいました。
「(ヒッキー、や、やめ・・・)」
猫はゾヌー姫のお尻を頬擦りしはじめました。



317 :名無し物書き@推敲中?:02/02/17 18:07
カーブに沿ってすりーーー、すりーーーーと。

318 :名無し物書き@推敲中?:02/02/17 18:15
唖然とするマジレス王子を尻目に、猫は下段に眠るニチャーヌ姫のところへ・・・。
「(わっ、バカ、ニチャーヌ姫に何かしやがったら・・・)」
こともあろうに、猫はニチャーヌ姫の清らかな唇をぺろりと舐めました。
「(コロスーーーーーーー!!!!!!)」
「にゃ?」
猫は、ニチャーヌ姫のあの甘い香りに気がついたようでした。
「ふんふん」
鼻を動かして、ニチャーヌ姫の体中を嗅ぎまわります。
「(こいつ!)」
マジレス王子は真っ赤になって猫をつかまえようとしますが、猫はするりと
優雅に手を逃れつつニチャーヌ姫の体のあちこちに鼻を近づけました。

319 :名無し物書き@推敲中?:02/02/17 18:25
「(ぎゃあっ!何するんだっ!!!)」
猫は、その香りが特に強い部分を探し当て、顔を埋めて激しく鼻を動かし始めました。
          
      クンクンクンクンクンクンフンフンフンフンフン

「あ・・・ぁ・・・ん?」
刺激を感じたのか眠っているニチャーヌ姫の唇から愛らしい声がこぼれます。
マジレス王子はこれ以上はないといっていいほど真っ赤な顔をして猫をつまみあげ
ました。
「出てけ、エロネコ!」

そのまま窓辺まで運んでいくと猫はにっと笑いました。
「久々の再会なのに冷たいじゃありませんか、マジレスにいさま」
「おっ、おまえ・・・。人の言葉が話せるのか!?」
「もちろん」

320 :名無し物書き@推敲中?:02/02/17 18:53
「・・・じゃあ・・・本当にヒッキーなのか・・・?」
「そうですよ」
感動の抱擁の後、ヒッキーは今までのことを話してくれました。

ホソロ爺のお陰でアゲアラーシの魔手からは逃れることはできたものの、
アゲアラーシの塔に潜んでいたホソロ爺は捕まりア・オーリー城の北側の
崖にある洞穴に幽閉され、ヒッキーもまたアゲアラーシが猫嫌いだったこと
からア・オーリー城に連れてこられ長い年月を過ごしていたのでした。

「ホソロ爺が幽閉されてる洞穴には魔力を封印する力があるんです。
ホソロ爺さえ洞穴から救い出せば・・・ぼくたちをここから脱出させてくれる
はずですよ。ただ・・・洞穴には太い鉄格子がとりつけられているし、洞穴の
前はイバラで埋め尽くされているんです・・・。猫の姿のぼくではとても・・・」
「そうか・・・・・。ヒッキー、ぼくが何とかしてみるよ」
マジレス王子の顔は決意に燃えていました。

321 :名無し物書き@推敲中?:02/02/17 18:58
「にいさま?」
「思えばお前がアゲアラーシにさらわれたのだって、姫君の格好ばかりしてるのが
嫌だってぐずるお前をぼくが一度だけだからねって男の子の格好をさせたのが原因
なんだ。ぼくがどうにかしてホソロ爺の幽閉を解いてお前を人間に戻してもらうよ。
そしてここを脱出して、みんなで国に帰ろう!」
それからニチャーヌ姫と婚儀を・・・と思うとますます意気揚揚となるマジレス王子
でありました。
「ハァハァ」

322 :名無し物書き@推敲中?:02/02/17 20:47
そのころ魔女の森の勇者たちは・・・。

323 :名無し物書き@推敲中?:02/02/18 01:34
瓦礫の山と化したアゲアラーシ城を目の前にして困惑していました。
「これは一体・・・」
「どういうことでしょうか?」
腕を組み、考え込む美女二人。

その様子を少し離れた場所から鑑賞する四人の王子達。
「(昨晩もあんなにオナールしたのに、、、ハァハァ)」
「(もう魔女退治もニチャーヌ姫もどうでもいいよ、実際、、、ハァハァ)」
「(スレーさん・・・釣り鐘型のスレーさん、、、この悶々とした切ない思いをどうしたらいいのだろう、、、ハァハァ)」
「(全く、、、あのお二人を眺めているだけで自分を見失いそうになる、、、ハァハァ)

「王子様方はこの有り様をどうお考えですか?」
キボンヌ女王がふり向き、発情真っ最中の王子達に尋ねた。
「あら?どうかなさいましたか?」


324 :名無し物書き@推敲中?:02/02/18 03:49
「なにやら4人から瘴気のようなものを感じますわ・・・」とスレー。

325 :マヨナカノトウジョウジンブツセイリ!サアカイテカイテ!:02/02/18 04:14
<姫様がた>
ニチャーヌ姫:ヒロイン。お椀型の乳。15歳。薔薇色の唇。美人。いい匂い。魔女アゲアラーシにさらわれ現在ア・オーリー老魔女の城に。
アボンヌ姫:ニチャーヌ姫より先に魔女にさらわれ現在ア・オーリー老魔女の城に。小柄で可愛くてパイパソ。祖国はボンヌ王国。
ゾヌー姫:ニチャーヌ姫より先に魔女にさらわれれ現在ア・オーリー老魔女の城に。細身で美人の16歳。祖国はAA王国。
マジレス姫(王子):ニチャーヌ姫より後に魔女にさらわれれ現在ア・オーリー老魔女の城に。16歳。国のしきたりにより姫の格好をしているが本当は男。

<勇者?たち>
東の国の王子(モナール):ニチャーヌ姫を得るために魔女の森へ。17歳。別名、オナール。
西の国の王子(ギコッシュ):ニチャーヌ姫を得るために魔女の森へ。19歳。アブギッシュでマッチョ。
南の国の王子(チュボー):ニチャーヌ姫を得るために魔女の森へ。14歳。ニキビ盛り。女官スレーに懸想?
北の国の王(イッティヨシ):ニチャーヌ姫を得るために魔女の森へ。33歳。
スレー:ニチャーヌ姫づきの女官。ニチャーヌ姫を救い出すため魔女の森へ。釣り鐘型の乳。29歳。エマニュエル。特技巴投げ。
キボンヌ女王:ボンヌ国君主。愛娘アボンヌ姫を救い出すため魔女の森へ。娘と同じように可憐で華奢。

<魔女・手下・魔法使い>
アゲアラーシ:この世で一番美しくないと気が済まない性分。露出の高い服装。彼氏いない歴300年。努力家?
ハンカック:黒い鳥。アゲアラーシの忠実なしもべ。半角で喋る。スレーの釣り鐘乳に夢中?
ドキューソ:いやらしいヒゲをたくわえた魔法使い。洋画の吹き替えのような喋り。アゲアラーシを狙っている。
ア・オーリー:アゲアラーシの大伯母。元魔法学校教師。魔法の森の奥の城に住む。姑体質。
サラシ:ア・オーリーの孫。魔界でも有名ないたずら魔女っコ。マジレス姫が実は男だということを知っている。ドキューソのことが好き。
タターキィ:サラシの母。サラシに恐れられている。
ナーナシ:アゲアラーシの見合い相手の一人。趣味は魔法アニメのセル画収集。好きなタイプはミソキイモモ。再登場はあるのか?
ホソロ爺:魔法使い。ア・オーリー城北側崖にある洞穴に幽閉されている。

<王族・貴族>
シィー伯爵:ゾヌー姫の従兄弟で初恋の人。ゾヌー姫救出隊にも加わらず国で女官とイチャイチャ。
ヒッキー(王子):マジレス王子の弟。幼少のころアゲアラーシにさらわれるがホソロ爺の魔法によって猫に姿を変えられ難を逃れ現在はア・オーリー城に住む。赤いブーツを履いている。

<その他>
パンツDEデート司会者:2名。関西弁を喋る。

<魔女の森のモンスター他>
ピロユキ:藁 藁 と鳴く。
キティ:勇者たちに一番恐れられているらしい。

326 :名無し物書き@推敲中?:02/02/18 04:17
ハソポタより登場人物多いんでねーか。。。

327 :名無し物書き@推敲中?:02/02/18 04:19
スジがとおってんのがすごいんスけど

328 :名無し物書き@推敲中?:02/02/18 13:29
正直このスレこの板で一番好き(w

329 :名無し物書き@推敲中?:02/02/18 17:42
突然、ハァハァする王子達の後ろの茂みでガサッと音がしました。
「・・・・・・・・・」
ハァハァ中止。固まる王子達。
「敵でしょうか!?」
「速やかに陣形をとって!!」
既に戦闘態勢に入っている美女達。
王子達は慌ててスレーとキボンヌ女王の後ろにまわりこみました。
スレーは言わずもがな、隊の中でたった一人この恐ろしい森で生き残っただけ
あって、キボンヌ女王もなかなかの使い手なのでした。
「キ、キ、キティかな」
「せっかくイイ感じで白昼夢に耽ってたのに〜」
「ツ、ツリガネ」
「邪魔しおって」

6人が見つめる中、茂みが掻き分けられ音の主が姿を現しました。
「ん・・・?」
「こ、これは・・・」


330 :名無し物書き@推敲中?:02/02/18 17:56
「うふ」
「うふふ」
6人は呆然としてそれを見つめていました。
「こんちは」
「こんちはあ」
誰かが呟きました。
「こ、子供がどうしてこんなところに・・・?」
そう、そっくりな顔をした子供がふたり、一人は赤い洋服に赤い三角帽子、
もう一人は緑の洋服に緑の三角帽子を身につけて、にこにこと6人に
笑いかけていました。
混乱する6人に向かってふたりは自己紹介を始めました。
「アッゲです」
と赤い服の子供がお辞儀。
「サッゲです」
と緑の服の子供がお辞儀。
「ようせいのこどもなのです」
「おさんぽがだいすきなのです」
声を揃えて
「うえるかむとぅまじょのもり〜。どうぞよろしく〜」

331 :名無し物書き@推敲中?:02/02/18 18:03
モンスターじゃなくてよかったよ〜と安堵した後・・・。

モナール「(チッ、子供かよ)」
ギコッシュ「(薄物を着た美人の妖精ならよかったのに)」
チュボー「(釣り鐘・・・)」
イッティヨシ「(性別はどっちだろう?女の子なら将来かなりの美人に・・・)」
キボンヌ「(なんて可愛らしいのかしら!まるでアボンヌの小さいころのよう。
ああ、アボンヌ、無事でいて頂戴・・・!)」
スレー「(妖精? お散歩が大好き?・・・ということは、アゲアラーシの塔が
なぜこうなったのか、アゲアラーシは今どこにいるのか知っているのかも
知れないわ。もしかしたら道案内もお願いできるかも知れない!)」

建設的な思考をしていたのは、スレーだけであった。


332 :名無し物書き@推敲中?:02/02/19 04:43
アッゲとサッゲには萌えん。
物語としてはいい。
もっとスレー活躍きぼん。

333 :名無し物書き@推敲中?:02/02/21 17:42
保全

334 :名無し物書き@推敲中?:02/02/21 18:50
「ああ、アゲアラーシさんち? 今ね、たてかいちゅうなんだよ〜」
「たてかいじゃなくてたてかえだよ〜、アッゲはばかだねえ」
「ばかじゃないよう」
「ばかだよう」
「ばかっていうほうがばかなんです」
「おまえのかあちゃんでべそなんです」
「おまえのかあちゃんもでべそじゃないかあ」
「しってらい、おんなじかあちゃんだもの」

「はいはいはい、わかったから、それでアゲアラーシは建て替え中はどこにいるの?」
アッゲとサッゲはスレーのほうを見た。
「しななーい」
「しなないじゃなくてしらないでしょ、サッゲはほんとにばかなんだから」
「ばかじゃないよう」
「ばかだよう」
「ばかっていうほうがばか(以下略

「はいはいはい、わかったから、じゃあアッゲちゃんもサッゲちゃんもアゲアラーシの
行き先は知らないのね?」
「アッゲはしってます〜」
「しっかたぷりしちゃってます〜」
「しっかたぷりじゃーなくてしったかぶりなんだよ。ほんとサッゲはばか(以下略

「はいはいはい、じゃあアッゲちゃん、アゲアラーシの行き先を教えてくださいな」
「うーんとね、おしろ」
「お城?」



335 :名無し物書き@推敲中?:02/02/21 19:06
「ひっこしのひ、アッゲはここをおさんぽしてたんです。そしたらまかいらくらく
ひっこしぱっくのおにいさんたちがやってきて、アゲアラーシさんのおにもつに
『ア・オーリー城』ってラベルをつけたたの」
「ア・オーリー城? それはどこにあるの?」
「このもりのおくのそのまたおくだよ〜」
「ア・オーリー城なら、サッゲなかにはいったことあるよ」
「サッゲ、うそつき〜」
「うそつきじゃないです〜」
「うそつきはどろぼうのはじまりなんです」
「どろぼーっていうほうが(以下略

読者同様、スレーのこめかみで青筋がひくついた。
「はいはいはい、わかったから、アッゲちゃんとサッゲちゃんでわたしたちを
そのア・オーリー城まで道案内してくれない?」
「いいよ〜」
「いいよ〜」
一同の顔が輝きました。
「でも、ひとつじょうけんがあります」
「あります〜」

336 :名無し物書き@推敲中?:02/02/21 19:15
「アッゲと」
「サッゲには」
「ハンサムなおにいちゃんがいるんです〜」
「いるんです〜」
「でもね」
「でもね」
「であいがないんです〜」
「まったくないんです〜」
「じきようせいおうだというのに」
「そうなんです。じつはようせいおうじなのです」
「びじんのおねえさん」
「おねいさん」
「えっ」
アッゲとサッゲから指をさされてスレーは顔を赤らめました。
「ちょっと年はいってるみたいだけどびじんのおねいさん!」
「おねえさん!」
スレーのこめかみが再びひくつきました。
「ぶじア・オーリー城についたなら」
「ついたなら」
「アッゲとサッゲのハンサムなおにいちゃんとけっこんしてください!」
「くらさいっ!」

「ケ、ケコン〜〜ッ!?」
叫んだのはスレー自身ではなくてチュボー王子でした。

337 :名無し物書き@推敲中?:02/02/22 01:13
「ちょっと待ってくださいよ!!その話、納得がいきません!」
叫ぶチュボー王子。

338 :名無し物書き@推敲中?:02/02/22 07:46
納得がいかないままアッゲ。

339 :名無し物書き@推敲中?:02/02/22 07:51
「なぜなっとくがいかないのですか、にきびづらのおにいさん」
「にきびづらのおにいさんにおねがいしているのではありません」

340 :名無し物書き@推敲中?:02/02/22 08:07
「ぼぼぼぼぼくにお願いしてないってのは判ってるけど!!そうじゃなくて!!」
顔を真っ赤にして涙ぐみながらじたばたするチュボー王子を無視してアッゲと
サッゲは続けました。
「アッゲとサッゲのおにいちゃんのなまえは」
「じきようせいおうであるおにいちゃんのなまえは」
「ガイ・シュッツおうじです」
「ガイおうじとちぢめられるのはきらいらしいです」
「ガイ・シュッツ王子・・・」
思いも寄らぬ条件に言葉を失っていたスレーはやっとそう呟きました。
「びじんのおねえさんにおにあいのナイスガイのガイ・シュッツおうじです!」
「としがいっててもいいおんななら気にしない気さくなおうじです!」
「ハンサムです!」
「あたまもいいです!」
「バディーもナイスです!」
「せいかくもいいです!」
「すぽーつばんのうです!」
「せんすばつぐんです!」
「へんたいしゅみはありません!」
「てくにしゃんです!」
「おまけに2ちゃんねるなんかしたこともありません!」

「でも・・・・・・・」
スレーが何か言おうとした瞬間、アッゲが懐から白いオカリナを出し
不思議な音楽を吹き始めました。
「おにいちゃんをよんでいるのです」
サッゲが言いました。

程なくして、叢を掻き分ける音がしました。
「アッゲ、わたしを呼んだかい?」
爽やかな声がして、声の主が姿を現しました。
「・・・・・・・・!」
その青年の美しさに、皆は息を呑みました。



341 :名無し物書き@推敲中?:02/02/22 08:19
「じまんのおにいちゃんです!」
「ガイ・シュッツおにいちゃんです!」
アッゲとサッゲはガイ・シュッツ妖精王子を皆の前に押し出しました。
「これは・・・珍しい」
ガイ・シュッツ妖精王子は目を丸くしました。
「こんな美しい方々がこの森にいらっしゃるなんて・・・ようこそ」
ガイ・シュッツ妖精王子はスレーの手の甲にキスをし、キボンヌ女王の
手の甲にキスをしました。
その様子を見てムッとする王子達にも次々と握手を求めるガイ・シュッツ
妖精王子。
「おにいちゃん」
「このびじんのおねえさんをどうおもわれますか?」
アッゲとサッゲがスレーを指さすと、ガイ・シュッツ王子はその美しい瞳で
スレーをじっと見つめました。
「(あ・・・・)」
顔を赤らめるスレー。
「・・・・・・アッゲ、サッゲ、わたしの女性の好みを完全に把握しているのだね」
降参、という風に笑うガイ・シュッツ王子にますます顔を赤らめるスレー。
「おきにめしたのですね!」
「おにいちゃんはたしょうとしまでもびじんできのつよそうなおんなのひとが
すきなのはしってましたよ!」
色めきたつアッゲとサッゲに微笑むと、ガイ・シュッツ王子はスレーの前に
歩み出ました。
「お嬢さん・・・お名前は?」
「ス、スレー・・・です」
「いい名前だ」
「そ、そんな・・・」
「もっとあなたを知りたい」
「そ、そんな・・・」
もじもじとはにかむスレーを見てチュボー王子はますます涙ぐみましたが
凛々しい決心をしていました。
「(ス、スレーさんの釣り鐘乳は・・・わわわ渡さないぞ・・・!!)」

342 :名無し物書き@推敲中?:02/02/22 08:32
「かっぷるせいりつ〜」
「どんどんどんぱふぱふぱふ」
はやし立てるアッゲとサッゲに
「ははは、参ったなあ・・・」
と爽やかに照れるガイ・シュッツ王子。
「けれど、わたしは運命というものを信じたくなりました、スレーさん」
「えっ」
気がつくと、スレーはガイ・シュッツ王子に半ば抱きしめるようにして
引き寄せられていました。
「な、なんてことを!!」
叫ぶチュボー王子はまるで無視。
「スレーさん・・・不思議ですね、既にわたしはあなたの虜です」
「ま、まあっ」
くちづけせんばかりに顔を寄せられてスレーは気が遠くなりそうになりました。
思えば何年ぶりの抱擁でしょう。
「わたしに応えてくださいますか」
「わ、わたくしには、まだすることが・・・・・・」
細い声でそれだけようやっと言うスレー。
「そうだよう、おにいちゃん」
「これからびじんのおねえさんはア・オーリー城へいくんだよう」
アッゲとサッゲの言葉を聞いてガイ・シュッツ王子は少し驚いたような顔をしました。
「おお、あんな遠い城へ」
「い、行かねばなりませんの」
「・・・そうですか。・・・けれど、戻ってきてくださいますね?」
「えっ」
最高の笑顔を至近距離で見せつけるガイ・シュッツ王子。
「戻ってきてくださるのを、待っています」
「ガイ・シュッツさま・・・・・・」

「こんやくせいりつ〜」
「どんどんどんぱふぱふぱふ」
ガイ・シュッツ王子と別れた一行は、こうしてア・オーリー城への冒険へと
新たに出発したのでした。
「ぼ、ぼくは認めないぞおおおおおお!!」
チュボー王子の声が森中に虚しくこだましておりました。


343 :名無し物書き@推敲中?:02/02/23 15:29
お、お椀型は?

344 :名無し物書き@推敲中?:02/02/24 01:13
その網タイツのおみ足に踏まれたい・・・

345 :女官スレー(妖精王子と婚約中):02/02/24 04:15
踏みっ。>>344

346 :344:02/02/24 20:36
あ・・・・・っ

347 :名無し物書き@推敲中?:02/02/24 23:57
いいなあ344。

348 :名無し物書き@推敲中?:02/02/25 19:11
魔女ッコタンにイジめられたい、、、

349 :名無し物書き@推敲中?:02/02/25 23:59
ところかわってア・オーリー城。

今日も一日の辛い仕事が終わってトイレで一息つくマジレス王子。
「さあ、今日も楽しい時間がやってきたぞ。もうすぐアボンヌさんが声をかけてくれるはず。」
脱出への気力はどこへやら、最近はなぜかあのやかましいコムスメからも声がかからず、すっかりマターリな
生活にドップリつかっているマジレスでした。

「よぉ。」
突然、背後から太く渋くそしてイヤラシイ声が。
「どわっ!?」
「久しぶりだね、同志。」
そこに立っていたのは、エロの貴公士、ドキューソでした。
「ど、ドキューソさん!」
「どうだい、計画は進んでいるかい?ぶっちゃけた話、何人喰った?」
「そんな・・・ぼ、ボクにはドキューソさんみたいにあんな大胆なことできないよ。」
「・・・あんな?俺が何かしてたのを見たのかい?」
思わず口が滑ってしまったマジレス王子。
「あ、いや!違うんですよ、前に頭ん中で話したときに、何かヘンな声が聞こえてきて・・・」
「あ、あれのことかい?あんなのはただの遊びさ。」
「そ、そうですか・・・」
「それにしても、君はなかなか意志が強いね。君は、毎晩あのメイドの一人とベッドを共にしてるんだろう?」
「は、はぁ。」
「何も考えず、本能の赴くままに、脣を奪ってやればいいのさ・・・。」
「は、はぁ・・・」
オレにはオレの計画があるんだ!とは、さすがに言えないマジレス王子。
「ところで・・・君に見てもらいたいものがあるんだ。」
「見てもらいたいもの?なんですか?」
ドキューソは、ふところから何やらピンクの小さな箱を取り出した。
「これなんだが・・・」
「あっ!それ、この前に例の魔女ッコが探してましたよ!」
「やはりか。悪いが、コレは俺が使わせてもらう。あのガキに返すつもりはないぜ。」
「は、はぁ・・・つーか、それ、なんなんですか。」
「コレはな、本来は魔法界の通販で簡単に手に入るものなんだが・・・通販は通販でも、18禁、つまり、オトナのオモチャってわけさ。」
「お、大人のオモチャ!?」
「だから、あんなガキが持つようなモノじゃないんだよ。」
「(やっぱりとんでもないヤツなんだな、あのガキ。)」
「まぁ、これを見てくれよ。」
ドキューソが差し出したラヴナヴィの小さな画面には、なんと上半身裸のアゲアラーシが、何やらイスに座って顔をしかめていました。
「あっ!こ、コレは・・・パンツDEでーと?なんじゃこりゃ?」
「これが誰かわかるかい?」
「・・・あれ?もしかして、アゲアラーシ!?」
「そうだよ。驚いたかい?」
「(あの魔女、、、結構イイカラダしてるんだな・・・ゴックン)」
「この画面に映っている部屋は、この城のどこかのはずなんだが、なかなか見つからないんだ。君、知らないかい?」
「さぁ、、、ボクはこの辺のフロア以外にはあまり行かないから。」

350 :名無し物書き@推敲中?:02/02/26 00:29
「ア・オーリーさんからアゲアラーシはこの城にいるってのは聞いてるんですけど
滅多に見かけなくて・・・。それより、なんですか?このパンツDEデートってのは・・・」
「見合いだよ」
「お見合い?」
「魔界式のな」
「へえ・・・」
マジレス王子は興味深そうに画面を覗き込みました。
「ふーん、カーテンで仕切られてて・・・あっ、パンツ一丁の男の人が出てきた!
・・・へえ〜・・・あの男の人も魔法使いなんだあ・・・ぷっ、『マリリソ・モンロー
というよりは!毬乳モロ出しという感じ』?ハハハ、あっ?ご対面?カーテンが
開いた!うわ〜っアゲアラーシさん仏頂面〜。スイッチオン?・・・あ〜っ、
アゲアラーシさん側のハート点灯してませんよ? アゲアラーシさんが振ったって
ことですよね?もったいない、職業も魔界図書館員でおかたそうだし、結構かっこ
いい人だったのに〜」
「・・・・・・・・お前入れ込みすぎ・・・」
ドキューソは呆れ顔でマジレス王子を見ました。

351 :名無し物書き@推敲中?:02/02/26 00:36
「あのう、ところでそれはどうして『ラブナヴィ』って商品名なんですか?」
「どうしてって、これを使う人の想い人の居場所をナビゲートしてくれるからさ」
「じゃあそれを操作してアゲアラーシさんの居場所を突き止めればいいんじゃ
ないんですか?」
「それが、この城の地図が映った途端スクランブルがかかったんだよ。多分
ア・オーリー様が結界を作ってるせいだと思うんだが・・・」
お手上げ、というようにドキューソは首を振りました。
「じゃあ、ドキューソさんもこのお見合いに参加すればいいのに」
ドキューソの動作がぴたりと止まりました。

352 :名無し物書き@推敲中?:02/02/26 01:32
「ドキューソさん? どうかされたんですか?」
「・・・・・・・ふははは」
「ド? ドキューソさん?」
「ふはっはっはっはー、同志よ、いや、兄弟よ!ありがとう、ありがとう!!」
ドキューソはマジレス王子の手を握って激しく振りました。
「ドキューソさん? いったい・・・」
「ラブナビがこの城の地図を表示したし、魔女の見合いは身内の家で行われる
のが相場だからアゲアラーシがこの城にいるのは確信していたが、本当そこ
からが八方塞がりだったんだよ! この城は広すぎるし手掛かりもなかった
からな! でも、八方塞がりなんて思ってた俺が馬鹿だったよ! そうだ、
そうだよな、俺もパンツDEデートにエントリーすればいいんだ! こんな
簡単なことに気がつかなかったなんて!」
あまりの喜びようにあっけに取らているマジレス王子をドキューソは抱きしめ
ました。
「恩にきるぜ!兄弟!」
「ど、どういたしまして・・・」
「そうだ、このラブナビはお前にやるよ!」
「え、え、僕に、でも・・・」
「いいから遠慮せずにもらっとけ!じゃあな!がんばれよ!」
パチン、という音と共にドキューソは消え、マジレス王子は呆然とその愛と魔の
機械、ラヴ・ナビゲーションを持ったまま立ちつくしていました。

353 :名無し物書き@推敲中?:02/02/26 01:50
「脱出のチャンスよ!マジレス姫!」
マジレス王子がお茶の席に着くと、アボンヌ姫が興奮気味にそう言いました。
「しっ、アボンヌ姫、お声が大きいわ」
「あ・・・ごめんなさい」
ゾヌー姫は辺りを見回しました。
「ニチャーヌ姫、お隣りに座ってらっしゃるあなたからマジレス姫に話して
くださる?」
「ええ」
ニチャーヌ姫は隣に座るマジレス王子に耳打ちするためにそっと唇をマジレス
王子の耳に近づけました。
ニチャーヌ姫の甘い吐息が耳に掛かり、マジレス王子の胸は高鳴りました。
「あのね・・・」
「あっ!」
「?どうなさったの?」
「え、あっ、いえ・・・」
感じてしまったなどとは口が裂けても言えないマジレス王子は、必死で平静を
装って笑顔を作りました。
「もしかして聞こえにくいのかしら?」
ならば、とニチャーヌ姫は更に唇を近づけようと寄ってきます。
「(ふ、ふわぁ!)」
体も寄せたためマジレス王子の二の腕に柔らかく弾力のあるものが当たりました。
「(ムムムムムネがムネがムネが〜ッ。お椀型が〜僕のウデにいいいい!)」
マジレス王子の顔色などお構いなしに、ニチャーヌ姫は囁きました。
「ア・オーリーさんから、今週末にきのこ狩りをするよう命じられたの」

354 :名無し物書き@推敲中?:02/02/26 02:17
「キキキノコ?ハイ、ボクノキノコハモウビンビンデス!!」
「マジレス姫?」
怪訝そうなニチャーヌ姫が少し身を引いたので、我に返ったマジレス王子。
「あ・・・ごめんなさい、さ、さっきのはわたしの国の古い言葉で『ビッグ・
チャ〜ンス!』っていう意味なのよ・・・うふ」
「まあ、そうだったの」
納得したように笑顔を作るニチャーヌ姫。マジレス王子は雑念を振り払う
ようにつとめながら小声で訊きました。
「(り、り、理性、理性・・・)きのこ狩り?っていうことは外に出れるのね?」
小声でニチャーヌ姫も嬉しそうに答えます。
「ええ、この広いお城の敷地内で採集するようにとのことだけど、お庭に
このお城から抜け出せる場所があるかも知れないわ」
マジレス王子はホソロ爺が幽閉されているという洞窟のことに思いを巡らせ
ました。
「(この城内をもし自力で抜け出せたとしても、そこから広がる魔女の森は
たやすくは通り抜けられないだろう。恐ろしいモンスターやイバラ、それに
ア・オーリー達が追ってくるだろうし・・・。やっぱり、キノコ狩りの日は
城の北側の崖に幽閉されているというホソロ爺をまず救出してそれから
力を借りたほうがいいだろうな・・・)」
考え込んでいるマジレス王子に、ニコニコとニチャーヌ姫は叫びました。
「ボクノキノコハモウビンビンデーース!」
「ニ、ニ、ニチャーヌ姫!?」
マジレス王子がびっくりしてニチャーヌ姫を見ると、ニチャーヌ姫は無垢な
笑顔を浮かべていました。
「もう憶えちゃったわ。これはマジレス姫のお国の古い言葉で『ビッグ・
チャンス』なんでしょう? 今のわたしたちの状況にぴったりね」
「そ、それは! そう・・・・なんスけど・・・」
ゾヌー姫とアボンヌ姫もニコニコと頷きます。
「その言葉なら魔女たちにもわからないかもね」
「そうね! わたくしたちの暗号のようなものね!!」
そうして、こともあろうにゾヌー姫とアボンヌ姫も声を揃えて叫びました。
「ボクノキノコハモウビンビンデ〜ッス!!」
マジレス王子は涙目になってただただ口をぱくぱくさせていました・・・・・。

355 :名無し物書き@推敲中?:02/02/26 13:18
「ボクノキノコハモウビンビンデ〜ッス!!」
「ボクノキノコハモウビンビンデ〜ッス!!」
「ボクノキノコハモウビンビンデ〜ッス!!」
叫びまくる三人の姫たち。
「あわわわわ・・・」
困惑するマジレス王子でした。

356 :名無し物書き@推敲中?:02/02/26 19:30
キノコ!キノコ!キノコ!
ここ面白いよ〜。

357 :名無し物書き@推敲中?:02/02/26 20:57
「ボクノ!」
「キノコハ!」
「モウ!」
三人の姫たちははしゃぎまくります。
「ビンビンデ〜〜〜〜ッス!」
ハモっちゃったりしてます。
「ちょ、ちょっと、みなさん、もうやめて下さい!」
「どうなさったのマジレス姫?」
「お顔が真っ赤よ。」

358 :スタジアム:02/02/27 01:04
キノコ! キノコ! 可憐な娘達が嬉しそうに!! キノコ! キノコ!

359 :名無し物書き@推敲中?:02/02/27 01:44
その夜・・・。
ニチャーヌ姫の傍らでため息をついて起き上がるマジレス王子の姿がありました。
「(ふう、今日はホント参ったなあ・・・)」
ちらりとニチャーヌ姫を見ると、いつものように愛らしい寝顔。
マジレス王子は枕の下から隠してあったラブナビゲーションをそーっと取り出し
ました。
「(えーっと、ここを押せばいいのかな?)」
赤いスイッチを押したとたん、画面が明るくなりました。
「(あっ!)」
画面一杯に今まさに傍らで寝息を立てているニチャーヌ姫の顔が映りました。
「(おっ、想い人の居所をつきとめて姿を映すっていうのは本当だったんだ!)」
しばらくは興奮気味に画面と本物のニチャーヌ姫を交互に見くらべていたマジレス
王子でしたが、そのうちだんだん怒ったような表情になりました。
「(これのどこが『大人のおもちゃ』なんだよ!!画面なんかより生身のニチャーヌ
姫を見てたほうがよっぽどいいよう!!)」
シーツの上にラブ・ナビゲーションを荒っぽく放り投げるマジレス王子。
「(んっ?・・・でも待てよ)」
マジレス王子は、平和な寝息をたてているニチャーヌ姫をちらりと見ました。
「(このラブ・ナビには・・・好きな人のライブ映像が映る・・・わけだから・・・)」
そう思った途端、マジレス王子の頭の中はニチャーヌ姫の入浴シーンで一杯に
なりました。満面に笑みが広がります。
「(そっか〜!!って、ことは明日の晩の交替入浴タイムが!!)ビッグ・チャンス!!」
喜びのあまりつい声に出してしまったマジレス王子はいけない、と肩をすくめました。
「う〜・・・ん」
マジレス王子の声に反応したのか、夢うつつにニチャーヌ姫が口を開きました。
「マジレスひめ・・・わたしたちの暗号を・・・つかわなきゃ・・・だめ」
ニチャーヌ姫は愛らしい声で寝言を続けました。
「ボクノキノコハモウビンビンデ〜ス・・・・・・」
マジレス王子はちょっと泣きたくなりました。

360 :名無し物書き@推敲中?:02/02/27 05:31
艶笑小話みたいな物語だな。。。。

嫌いではない。

361 :名無し物書き@推敲中?:02/02/27 05:39
よく晴れ上がった翌日の事。
魔女の森を進む一行に忍び寄る怪しいモンスターの陰が・・・・。
アッゲが叫んだ。
「へんたいです!」
サッゲが叫んだ。
「たいへんですでしょ!?アッゲは本当にばかなんだから!!」
アッゲがまた叫んだ!!
「ばかっていうほうが(略 それよりもモンスターが!」
「そうです、おそろしいモンスターのけはいがします!」
勇者一行に緊張が走る。
「恐ろしいモンスター? キティなの!?」
すばやく戦闘態勢になったスレーが言うと、アッゲとサッゲは首を横に
振った。
「ちがいます!」
「やつです!やつのなまえは・・・」


362 :名無し物書き@推敲中?:02/02/27 05:40
「も、もしかしてゴルアではあるまいな!?」

363 :モンスター一口メモ:02/02/28 02:40
ゴルァはゴリラの5倍の大きさの堂々たる体躯を持ち、「ゴルァ ゴルア」と鳴く
モンスターなんだ!

364 :名無し物書き@推敲中?:02/03/02 03:21
アラシじゃないけど
アゲアラーシぱんついっしょハァハァあげ

365 :名無し物書き@推敲中?:02/03/02 03:22
マチガエタヨ・・・
パンツ「イッショ」ッテナンダヨ・・・
パンツイッチョダヨ・・・
イッテキマス・・・

366 :名無し物書き@推敲中?:02/03/02 11:18
魔女ッコ! 魔女ッコ! 魔女ッコ!

367 :名無し物書き@推敲中?:02/03/04 16:46
「うわあああ、やっぱりゴルァだ!」

368 :名無し物書き@推敲中?:02/03/04 17:11
「ゴルァ!!ゴルァ!!ゴルァ!!!」
うろたえる一同。
「うわわわっ!!」
「なんだよコイツ!?」
「ば、バケモノだ!!」
「ひぃぃぃぃっ!!」

「みなさん、落ち着いて!打ち合わせどおり陣形を取ってください!」

369 :344:02/03/06 21:12
つづききぼんぬ。

370 :キボンヌ女王:02/03/06 23:06
わたくしのことお呼びですの?
ああ、スレーさんが「早く陣形を!」と叫んでらっしゃるので
ゴルァを倒してからまた参りますわ


371 :名無し物書き@推敲中?:02/03/09 06:04
キボンヌ女王もツルツル?

372 :名無し物書き@推敲中?:02/03/09 21:59
予想外に長い戦いの様だ。

373 :名無し物書き@推敲中?:02/03/10 11:50
ア・オーリー城は、巨大な岩山からできていました。
岩山のてっぺんに、お城があるのです。
そして、岩山は、あまりに急で険しいため、これまで誰一人として最後まで
のぼったことがありませんでした。
ア・オーリー城の眼下には、南と西、そして東に、広大な森がひろがっていました。
ただ北側だけが断崖絶壁で、その真下では、深い底なしの大地の裂け目が、
ぽっかりと口をあけていました。
北側は、一年中、陽の光が射すことはありません。
そして、その暗くて寒い洞穴に、ホソロ爺は、13年もの長い間、たった一人で
閉じこめられていました。

374 :名無し物書き@推敲中?:02/03/10 12:26
「今宵じゃ、今宵なのじゃ。
 今宵は、13年目の満月の夜・・・あーっ。
 ヒッキー王子は如何なされておることか!
 何処におられるのであろうか・・・」

天井からぶらさがっているコウモリ一族の目が、きらりとひかりました。
洞穴の裂け目に住んでいる野ネズミ一家が、チュウチュウとなきました。
お兄さん野ネズミが、朝の散歩から帰ってきたのです。
お兄さん野ネズミは、息を切らして言いました。
「南の森が、たいへんだよ。
 きっと、誰かが、ゴルアの目を覚ましちゃったんだ。
 それからね、また例の猫に会ったよ、ほら赤いブーツの・・・」

375 :名無し物書き@推敲中?:02/03/10 15:42
野ネズミたちの話を聞くともなく聞いていたホソロ爺は、驚きの声をあげました。

「赤いブーツ!赤いブーツをはいた猫!まさか・・・
 よもや・・・それは・・・」

実は、ヒッキー王子が捕らわれの身となったときに、ホソロ爺がかけた魔法には
秘密があったのです。
その秘密というのは、つぎのようなものでした。
恐ろしい魔女アゲアラーシの魔の手から逃れるため、とりあえずヒッキー王子を
猫の姿に変身させる。
その魔法は、13年目の満月の夜にだけ、とくことができる。
その日を逃すと、ヒッキー王子は、永遠にもとの人間の姿に戻られなくなって
しまう。

そうして、今宵が、その13年目の満月の夜なのでした。

376 :名無し物書き@推敲中?:02/03/11 18:54
その日、ちょうど姫様たちはキノコ狩りのため城の外に出ることを許されていました。
「サア、キノコモタクサントレタシ、オシロニモドルノデス!」
日は傾きかけていました。空には白くて丸い月が輝き始めていました。
「(あの見張りの黒い鳥が邪魔で、北の崖に行けないよお)」
マジレス王子は作業を続けているふりをしながら内心はやきもきしていました。
「サアサア、カゴヲセオッテシロニモドルノデス!」
黒い鳥、ハンカックは久々の仕事らしい仕事に生き生きとしていました。
「(ア・オーリーサマノオフロバンダケダト、ドウシテモツリガネノコトバッカリウカンデキテ・・・)」

ニチャーヌ姫がそっとマジレス王子に近づいてきて小声で話しました。
「どうしましょうマジレス姫。今日だけがチャンスなのに・・・」
ふんわりとした甘い香りに、マジレス王子は励まされました。
「(ニ、ニチャーヌ姫はぼくを頼ってくれている!!ここでがんばらなくちゃ
男がすたるってもんだよ!)」
「ナニボヤボヤシテルンデスカ!ハヤクカタヅケテオシロヘ!!」
「きゃっ」
ハンカックは急きたてるようにアボンヌ姫の頭を軽く突付きました。
「ハヤクシナイトア・オーリーサマガオイカリデスヨ!」
「あっ」
今度はゾヌー姫の長い髪をくちばしで引っ張ります。

「(ぼ、ぼくがしっかりしなくっちゃ!)ちょ、ちょっと待ったーーーっ!!」
夕闇迫る城庭に、マジレス王子の凛とした声が響きました。


377 :名無し物書き@推敲中?:02/03/11 19:10
「ナンデスカ」
「ウ、ウツダタケをまだ採ってません!」
「ナンデスッテ!」
ハンカックの声が裏返りました。
「アレハア・オーリーサマガチョウゴウデイチバンツカウキノコ! ビヨウエキニエキスヲスコシイレルトウレイノアルビジンニ
ナルトイッテ・・・。アレガナイトア・オーリサマノキゲンハサイアクニナルノデスヨ!! アナタガタハニッチュウナニヲシテイタ
ノデス!!」
ウツダタケは4人の採集籠の中にたっぷり入っていましたが、薄暗くなってきていた
のでハンカックはまんまとだまされてしまっていました。

マジレス王子の嘘に気づいた姫たちも次々に嘘をつきはじめました。
「まあっ、うっかりしていたわ、ウツダタケ!!」
「わたくしは一生懸命探したけれど、この辺りにはありませんでした」
「そうそう、そういえば、お昼前に他のキノコ狩りに夢中になってお庭の北側に
いったときに見かけたような気がしましたわ!!」
「イ、イソイデソコヘイキ、ゴッソリトトルノデスーーー!!ハヤクハヤク!!」
「ああ、急ぎましょう!」

378 :名無し物書き@推敲中?:02/03/11 19:13
「(?あの黒い鳥、思った以上にに焦ってるなあ…)」
焦って飛ぶハンカックが何度か翼で目をこすっているのにマジレス王子は気づき
ました。
「(もしや・・・トリ目・・・?)」

379 :名無し物書き@推敲中?:02/03/11 19:14
ニヤリ。

380 :名無し物書き@推敲中?:02/03/12 18:55
ニチャーヌ姫もハンカックの鳥目に気がついたようでいたずらっぽくマジレス王子
に微笑むとすっと近づいてきて甘い声で囁いた。
「ボクノキノコハモウビンビンデ〜ス」(=ビッグチャーンス)

素敵な暗号に乾杯。


381 :名無し物書き@推敲中?:02/03/17 01:55
「ハヤクハヤク!アア、モウヒガシズンデシマ・・・」
マジレス王子が叫びました。
「ビッグ・チャ〜ンス!」
続けてニチャーヌ姫、ゾヌー姫、アボンヌ姫も声を揃えて
「ボクノキノコハモウビンビンデ〜ス!!!」

「ン?エ・・・?」
ハンカックはぼやける視界で必死で目を凝らしましたが、既に4人の気配すら
ありませんでした。
「エ?アノ?オーイ・・・?」
とっぷりと暮れた城庭に、虚しくハンカックの声が響きました。

382 :スレーファン:02/03/17 01:59
その頃、魔女の森では勇者達とゴルァの戦いはまだ続いていた。

383 :名無し物書き@推敲中?:02/03/17 20:14
「ゴルァ!ゴルァ!ゴルァ!ゴルァ!ゴルァ!ゴルァ!ゴルァ!ゴルァ!」

既にモナール、ギコッシュ、チュボーの3王子とイッティヨシ王は気絶していた。
「くううっ、ゴルァ毒のせいで攻撃ターンが回ってきても手が出せないなんて!」
「悔しいですわっ」
ゴルァの飛ばす唾がかかり自由の利かない体となってしまった女官スレーとキボンヌ
女王は悔しそうに体を震わせた。
「ゴルァ!ゴルァ!ゴルァ!ゴルァ!ゴルァ!ゴルァ!ゴルァ!ゴルァ!」
ゴルァのパンチが容赦なく美騎士たちを打ちすえる。
「アッ」
ボンヌ救出隊唯一の生き残りであるキボンヌ女王も遂に気を失いくずおれた。
「(残るは…わたくしだけ…)」
スレーはごくりと唾を飲み込むと、迫り来るゴルァを冑の下から睨みつけた。
「(絶対に負けませんわ!!)」

384 :名無し物書き@推敲中?:02/03/17 20:44
しかしゴルァ毒のせいでスレーの体は動かず、ただ立ち尽くし攻撃に耐えるばかり。
「はぁ・・・はぁ・・・(こんなところで負けてはニチャーヌ姫様を救えませんわ)・・・」
気力は充分だが体力は限界に達しようとしていたその時、ゴルァの重い拳がスレーの
肩口に振り下ろされた。
「ああっ!」
地上に倒れるスレー。土煙が立った。
「(き・・・気を失うわけにはゆきませぬ・・・!)」
ゴルァ毒の効き目が薄れたのか、多少体が動くようになったのをスレーは感じた。
何とか起き上がろうとした瞬間、スレーの冑がころりとはずれた。
「あ・・・」
ほこりっぽい戦場とは不釣合いな美しい髪の毛が、端整な顔が現われた。
「ゴルァ!ゴ・・・」
ゴルァの吠え声と動きが止まった。
「え・・・?」
スレーが見上げるとゴルァはあらわになったスレーの顔を凝視していた。
「な、なに・・・」
その目があやしい熱を帯びているのをスレーは錯覚だと思いたかった。
「ゴ、ゴルァ・・・?」
その声は先刻までの攻撃的なものとは全く違っていた。
「え・・・ちょ、ちょっと・・・」
ゴルァは(おそらく)微笑みをたたえて、スレーに近づいてきた。
「な・・・」
毒の効き目が薄れてきたとはいえ、まだ立ち上がれないスレーは一生懸命に尻で
後ずさった。
「ゴルァ(はーと)」
「ななななな!!!」
ゴルァの大きな手が、スレーの体へと伸びていった。

385 :名無し物書き@推敲中?:02/03/17 20:48
「あああーれええええーーー」


386 :名無し物書き@推敲中?:02/03/17 21:03
「う・・・ううん」
水音にスレーは目を開けた。
「わたくし・・・気を失ってしまっていたのかしら・・・」
痛む体を起こすと、小さな滝のそばに横たえられていたのがわかった。
「ここは・・・?皆様はどこ・・・?どうしてわたくしこんなとこに・・・?」
スレーは記憶の糸を辿った。
「次々と皆様がモンスターに倒されて、わたくし一人が残って・・・そして」
ゴルァが手を伸ばしてきてその大きな手で体をつかまれ持ち上げられたところまで
スレーは思い出した。
「それから・・・どうしたのかしら」
スレーは辺りを見回し、そして自分の格好に気がついた。
「きゃっ!」
いつの間にか鎧やその下の服は脱がされており、下着と網タイツだけの自分の
姿にスレーは思わず声をあげた。

387 :名無し物書き@推敲中?:02/03/17 22:19
そのとき、ドシーン、ドシーン、と背後から不穏な音がしました。
「ま…まさか」
スレーが青ざめながら振り返ると、そこには頬を赤らめたゴルァが立っていました。
「ゴ、ゴルァ?ゴルァ・・・ゴルァ?」
もじもじしながらもズンズンとスレーに近づくゴルァ。
「あ、あ、あの、どういうことなんですの、あの」
薄い下着一枚の体を両腕で隠すようにしながらスレーは後ずさりしました。
「ゴルァ・・・、ゴルァ」
ゴルァは優しくそう言うとスレーの二の腕の痛々しい打ち身のあとを太い指で
撫でました。
「あ、あの、わたくしをこんなところに運んできて一体…」
今度はスレーの頬にこびりついた泥汚れを指で落とそうとするゴルァ。
「(わ、わたくしの気のせいでなければ…このゴルァの表情は…)」
泥が乾いてしまって汚れが落ちないことに気づいたゴルァは、そっとスレーを持ち
上げました。
「なッ、なにを…」
ゴルァはじたばたするスレーを滝の水のもとへと運びました。
「きゃあっ!」
勢いよく水を浴びせられ、薄い下着がぴったりとスレーの体に貼りつき、釣り鐘型
の乳房もくっきりと浮かび上がりました。
「ゴゴゴゴゴゴルァ…ハァハァ!!」

388 :名無し物書き@推敲中?:02/03/18 00:22
釣り鐘乳LOVEなんだよ!ゴルァ!!

389 :名無し物書き@推敲中?:02/03/19 06:43
お椀のほうが好きだなんだよ!アゲ。

390 :ナンシー二号:02/03/20 20:10
【狂った薔薇に棘など無い】官能小説

「姉さん早く!!急いで!」
朝の静まり返っている城の通路に幼い声が響く。
ある王様とその家族が深い森の中の城に住んでいた。王様自慢の姫は全員合わせて
4人居た。長女の名前はクリスティーン(愛称クリス)続いて
クリスィーンの妹姫の、ミッシェル(愛称ミリィ)その次女のジルベール(愛称ベル)そして
末っ子のマリアンヌ(愛称マリィ)全員花のように愛らしく清らかな川のように純粋な乙女
であった。

「な・・・何を急いでいるの!?」寝ぼけ眼のクリスティーンを引っ張り誘導したのは
姫の中で一番元気な次女のミッシェルである。
「お父様が私達の王子様を連れて来たって!!早くぅ!!」
クリスティーンの顔が見る見るうちに変わっていく。「本当なの!?何処の国の王子様
かしら・・・?ああっ!楽しみだわ!!」目をきらきらと輝かせるクリスティーン。そんなクリス
ティーンに安心したのかミッシェルまで嬉しそうな表情になる。「お父様!!おはよう御座います!!」
勢い良く二人は王様の居る王室の扉を開けた。

そこに居たのは、麗人ぞろいの王子達であった。王様が声をかける。「遅かったな。まあ良い。」
二人が周りを見ると、ほかの姉妹達はもう来ていた。そしてその姉妹の前の腰掛椅子に、4人の端正な顔をした
王子達が座っていた。二人が席につくと王様は喋りだした。「お前達の前に居る王子達はこの城の近くの
泉の辺の城から来た。わしとは遠い親戚のようなものだ。今日集まってもらったのは他でもない。」
姫全員がわくわくしながら王様の言葉を待っている。王様は一つ咳払いをして言う。

「この王子達の欲求不満をお前達で解消してもらう」



391 :名無し物書き@推敲中?:02/03/20 21:28
>>390
「場を読め」

392 :名無し物書き@推敲中?:02/03/21 01:04
>>390
ストレートすぎ。
もちっとヒネれや。

393 :名無し物書き@推敲中?:02/03/21 03:29
>>390のような妄想を夜な夜なモナール王子達はしていたわけであるが、
それはそれで閑話休題。

ニチャーヌ姫の物語はまだまだ続くのである。

394 :名無し物書き@推敲中?:02/03/22 00:09
禿しく続きキボンヌage!!

ああ……キボンヌ様……(;´Д`)ハァハァ

395 :春の厨房:02/03/22 00:22
キボンヌ様って誰ね?


396 :業務代行:02/03/22 04:18
<姫様がた>
ニチャーヌ姫:ヒロイン。お椀型の乳。15歳。薔薇色の唇。美人。いい匂い。魔女アゲアラーシにさらわれ現在ア・オーリー老魔女の城に。
アボンヌ姫:ニチャーヌ姫より先に魔女にさらわれ現在ア・オーリー老魔女の城に。小柄で可愛くてパイパソ。祖国はボンヌ王国。
ゾヌー姫:ニチャーヌ姫より先に魔女にさらわれれ現在ア・オーリー老魔女の城に。細身で美人の16歳。祖国はAA王国。
マジレス姫(王子):ニチャーヌ姫より後に魔女にさらわれれ現在ア・オーリー老魔女の城に。16歳。国のしきたりにより姫の格好をしているが本当は男。
<勇者?たち>
東の国の王子(モナール):ニチャーヌ姫を得るために魔女の森へ。17歳。別名、オナール。
西の国の王子(ギコッシュ):ニチャーヌ姫を得るために魔女の森へ。19歳。アブギッシュでマッチョ。
南の国の王子(チュボー):ニチャーヌ姫を得るために魔女の森へ。14歳。ニキビ盛り。女官スレーに懸想?
北の国の王(イッティヨシ):ニチャーヌ姫を得るために魔女の森へ。33歳。
スレー:ニチャーヌ姫づきの女官。ニチャーヌ姫を救い出すため魔女の森へ。釣り鐘型の乳。29歳。エマニュエル。特技巴投げ。
キボンヌ女王:ボンヌ国君主。愛娘アボンヌ姫を救い出すため魔女の森へ。娘と同じように可憐で華奢。
<魔女・手下・魔法使い>
アゲアラーシ:この世で一番美しくないと気が済まない性分。露出の高い服装。彼氏いない歴300年。努力家?
ハンカック:黒い鳥。アゲアラーシの忠実なしもべ。半角で喋る。スレーの釣り鐘乳に夢中?
ドキューソ:いやらしいヒゲをたくわえた魔法使い。洋画の吹き替えのような喋り。アゲアラーシを狙っている。
ア・オーリー:アゲアラーシの大伯母。元魔法学校教師。魔法の森の奥の城に住む。姑体質。
サラシ:ア・オーリーの孫。魔界でも有名ないたずら魔女っコ。マジレス姫が実は男だということを知っている。ドキューソのことが好き。
タターキィ:サラシの母。サラシに恐れられている。
ナーナシ:アゲアラーシの見合い相手の一人。趣味は魔法アニメのセル画収集。好きなタイプはミソキイモモ。再登場はあるのか?
ホソロ爺:魔法使い。ア・オーリー城北側崖にある洞穴に幽閉されている。
<王族・貴族>
シィー伯爵:ゾヌー姫の従兄弟で初恋の人。ゾヌー姫救出隊にも加わらず国で女官とイチャイチャ。
ヒッキー(王子):マジレス王子の弟。幼少のころアゲアラーシにさらわれるがホソロ爺の魔法によって猫に姿を変えられ難を逃れ現在はア・オーリー城に住む。赤いブーツを履いている。
<その他>
パンツDEデート司会者:2名。関西弁を喋る。
<魔女の森のモンスター他>
ピロユキ:藁 藁 と鳴く。
キティ:勇者たちに一番恐れられているらしい。


397 :ちょい追加:02/03/22 11:22
<妖精>
アッゲとサッゲ:妖精の子供。おさんぽ大好きらしい。常にどっちが馬鹿か争っている。
ガイ・シュッツ王子:妖精国の王子。気が強い美人が好きらしい。スレーとケコーンの予定?

398 :名無し物書き@推敲中?:02/03/23 00:46
「ゴゴゴゴゴゴルァ…ハァハァ!!」
ゴルァの激しい鼻息が、濡れて薄布にすっかり浮かび上がったスレーの胸にかかりました。
「なっ、なにをするつもり!?」
ゴルァの腕に捉まれ、得意の巴投げの体勢を取れないスレーはただジタバタと
するだけで、その動きはいっそう釣り鐘型の美しい胸を振るような扇情的な
ものとなっていました。
「ハァハァ…ゴゴゴゴゴゴルァ…ハァハァ!!」
「きゃあっ!!」
ゴルァの太い指がスレーの胸元を通りすぎたかと思うと、薄い下着がいとも簡単に
裂けていきました。

スレー危うし!!!




399 :名無し物書き@推敲中?:02/03/23 00:49
ぷりーん。とツリガネが!!

400 :名無し物書き@推敲中?:02/03/23 10:17
窮地に陥ったスレーと、挑みかかるゴルァを、満月が煌々と照らし出していまし
た。
雲一つない、まるで昼間のように明るい満月の夜です。
そのとき、滝壺のそばの茂みで、二人の様子を伺っているひとりの人物が
いました。
まばゆいばかりの金髪が肩にかかり、全身透き通るような白い肌をした少年
です。
少年は、肌に何もつけていませんでした。
ただひとつ、赤いブーツをのぞいては・・・。

401 :名無し物書き@推敲中?:02/03/23 10:59
これより、少し前のことです。
あのホソロ爺が閉じこめられているお城の北側の断崖に、一匹の猫がトコトコと
近づきました。夜のお散歩です。
そのとき、鉄格子から満月をじっと眺めていたホソロ爺は何やらぶつぶつ唱えて
いました。
かつて、ヒッキー王子にかけた魔法を説く呪文です。
それは、たいへん難しく長い呪文でしたので、こうして長い年月の間に忘れて
しまわないよう、毎晩、練習していたのでした。

「イタシコンマ、イタシコンマ、ツリツキツリツキ、コンチチカチカ、
 レヌレヌツーチ、ウユニウソ・・・(中略)・・・
 ムズニガーオ、クイクイッ!!!あ〜それそれっ!!!」

こうして、偶然にも、そこを通りかかったヒッキー王子に呪文が唱えられ、
魔法がとかれることとなったのでした。

猫は、いいえ、ヒッキー王子は、夜のお散歩にも飽きて、もと来た道を
トコトコと歩いているうちに、だんだん苦しくなってきました。
それで、お水を飲もうと思って、ふらふらと滝へとやって来たのでした。
そして、滝にたどり着いたときには、すっかり人間の姿に戻っていたのでした。
忘れてしまわないよう、毎晩、練習していたのでした。


402 :名無し物書き@推敲中?:02/03/23 13:40
>>320の話は…?

403 :名無し物書き@推敲中?:02/03/24 06:08
ホソロ爺は全身全霊で呪文を唱え、その一夜だけ洞穴の前を覆っているイバラを
とげのないやわらかな野ばらに変える魔法もかけていたのでした。

兄のマジレス王子とともに(しきたりにより女装を強いられてはいましたが)
幸せな幼年時代を送っていたころ、ヒッキー王子は薔薇の香りを愛していました。
宮廷おかかえ魔法使いもしていてホソロ爺はそれを知っていたのです。
そして、魔法の野ばらのやわらかな香りが猫に身をやつした哀れな王子を
引き寄せるようにと一縷の望みを抱いていました。

ホソロ爺の願い通り、ヒッキー王子はいつもと様子が違うためそこがホソロ爺が
幽閉されている洞穴のまん前だということも気づかぬまま、散歩中に野ばらの香り
に誘われそこに近づいたのでした。

「魔法が・・・解けた・・・?」
ホソロ爺はヒッキー王子が人間に戻ったことを感知し、そっと涙をぬぐいました。

そのころ、ハンカックの見張りからうまく逃れたマジレス王子やニチャーヌ姫たちも
北側の崖を目指して夜の木立を歩いていました。

404 :名無し物書き@推敲中?:02/03/24 06:24
「きゃっ」
「大丈夫ですか、ニチャーヌ姫」
「ええ、ありがとうございます」

月明かりが照らしているとはいえ、木立ちの中はところどころ暗く、長い草に足を
とられて転びそうになるニチャーヌ姫をマジレス王子は支えました。
「(あ・・・なんていい香りなんだ、ニチャーヌ姫・・・ドキドキ)」
ニチャーヌ姫の香りに包まれて、急いでいる最中なのに一瞬にしてボクノキノコハ
モウビンビンデ〜ス状態になるマジレス王子でしたが、
「さ、急ぎましょっ!」
「マジレス姫、北側の崖でよろしいのですね?」
全くそんなことは考えちゃーいない姫君たちのいつになく凛とした声に現実に引き
戻され、前かがみになって道を急ぎました。

「マジレス姫、本当に北側の崖の洞穴に幽閉されている魔法使いが力を貸して
くださるのですね?」
「は、はい・・・きっと。でも、幽閉されている洞穴には鉄格子がはまっているそう
ですし、その前にはイバラが生い茂ってるそうなので注意してください!」
「ああ、でも・・・!国に帰れるんだわ!!」

そうは簡単に問屋が卸さないのですが、姫君(+王子)たちは期待に胸を膨らませ
ました。

405 :名無し物書き@推敲中?:02/03/24 06:56
「う〜ん・・・」
そのころ、魔女の森では・・・。
「あ、チュボー王子、気がつかれたか」
「ぼく・・・? あ、ああ、ゴルァにやられて・・・」
既に空には月が浮かんでいました。
チュボー王子は半身を起こしあたりを見回しました。

チュボー王子の隣には声をかけてくれたイッティヨシ王が座り、斜め前には
「いたいよう」と泣き声をあげながら横たわるギコッシュ王子、その隣には
既に復調したらしいキボンヌ女王に濡れた布で傷口を拭いてもらっている
モナール王子がいました。
「あのう、ス・・・スレーさんは!?」
皆が一瞬押し黙りました。
「ナナナ何その態度!? スレーさんがどうかしたんですか!!」
真っ青になって叫ぶチュボー王子に、キボンヌ女王が口を開きました。
「スレーさん、わたくしが気を失ってからたったおひとりでゴルァと全力で
戦ってくださったんだと思います・・・。気がついたときには・・・ゴルァの姿も、
スレーさんの姿もなく・・・あれだけが・・・」
キボンヌ女王は地に転がったままのスレーの冑を指さしました。
「ススススレーさんっ!!」
チュボー王子は思わず立ち上がりました。
「チュボー王子、落ち着きたまえ」
「スレー・・・きっと腹をすかせたゴルァに食われちゃったんだと思う・・・」
「惜しい釣り鐘をなくしたよね、全く・・・」

「ななななんで皆さんそんなに諦めがいいんですか!ぼくはそんなこと
信じな〜〜いっ!」
そう叫ぶと、涙を流しながらチュボー王子は木々の中に走っていって
しまいました。

406 :名無し物書き@推敲中?:02/03/24 07:02
「ああ、皆さんがあんなことをおっしゃるから!」
キボンヌ女王は王子たちを睨みつけました。
「わたくし、スレーさんはご無事でいると信じていますって言おうとして
いたのに・・・。一刻も早く捜索隊を作ろうと思えばこそ皆さんを懸命に治療
しているのですよ」
「でもさあんな恐ろしい怪物だったんだよ。いくら猛者のスレーだって・・・」
厳しい視線でモナール王子の言葉を封じ込めると、キボンヌ女王はため息を
つきました。
「(スレーさん、どうかご無事で・・・。すぐに見つけ出しますわ。きっと。
ああ、チュボー王子も同時に捜索しなくてはならないわね・・・。あ、そうだわ、
戦闘のときに姿を消したけど、妖精のアッゲとサッゲの姿も見当たらないわ・・・)」

「あいたたぁ、もっとやさしくふき取ってくださいよ、キボンヌ女王」
「キボンヌ女王〜ぼくまだ動けません。お水をください〜」
「ああ、こんなことになってしまって・・・辛いなあ辛いなあほんと辛いなあ」
キボンヌ女王は
「(こんな腰抜けたちを統べてここまで進んで来れたなんて、ほんっとうに
スレー さんは偉大だわ・・・)」
と王子たちを冷たい視線で眺めていました。

407 :名無し物書き@推敲中?:02/03/26 02:23
ツリガネはどぅーなってるの?!

408 :スレーファン:02/03/30 04:29
釣り鐘の危機・・・!

409 :名無し物書き@推敲中?:02/04/01 08:06
わくわく。

410 :名無し物書き@推敲中?:02/04/02 02:44
待ってるんだけどナー。

411 :名無し物書き@推敲中?:02/04/06 01:24
ニチャーヌ姫え。

412 :名無し物書き@推敲中?:02/04/07 07:05
>>399スバラバシイ!

413 :名無し物書き@推敲中?:02/04/12 23:07
そして…

全裸にブーツ1丁、なんとも悩ましすぎる姿で長時間立ちつくしていたヒッキー王子は
カゼをひいてしまいました。
「へぶっし!」

414 :ヒッキー王子の回想:02/04/13 07:07
はい、いつものようにア・オーリー城の庭を散歩してたんです。
明るい満月の夜のお散歩は、特に僕のお気に入りでした。
夕方、お城の北側の林にいくと、僕の大好きな薔薇の香りがして・・・。
香りのする方向に歩いていったら、可愛い野ばらが群生していました。

いい気分になった僕は、気の向くままに歩いて行きました。
いつもはお城の敷地から魔女の森へとすり抜けるのに苦労するのに、
お城の周りのイバラのトゲもなぜかその夜はおとなしく縮こまって
いました。

魔女の森のいつものお散歩ルートを歩いてお城に戻ろうとしたとき、
急に苦しくなってきたんです。ええ、全身が痛いようなだるいような、
そう、喉もからからになって。
僕はそこから遠くないとこに小さな滝があるのを知ってました。
喉をうるおそうと僕はそこへ向かいました。

そうです、そこで見たんです。
ゴルァって鳴く凶暴なモンスターと、その腕に抱かれた・・・
美しい女の人を。

そうです、そうです、そこで見たんです。
その美しい女の人の・・・
ツリガネ型のオパーイがプルンと飛び出すところも。


415 :ヒッキー王子の回想・2:02/04/14 01:33
頭に血がのぼりました。ええ、のぼりましたとも。
イヤ、血は別の部分に集中しましたとも。
鼻がむずがゆくなってきて「へっぶし!」とくしゃみをしました。
そこで気がついたんです。
見下ろしたぼくの体は、猫のそれではなく、まぎれもない人間の体でした。
「戻ったんだ!」と認識するまでに少し時間がかかりました。だって理由がわかりません。
その女の人の叫び声で我に返りました。

怪物が女の人の胸に鼻を寄せていこうとしていました。
ぼくは、自分が一国の王子であることを思い出しました。
人に優しく、そして強く生きよ、王である父は事あるごとにそうおっしゃっていました。
しきたりによって女の子の格好をさせられていたぼくでしたが、兄上とともに、愛する
国民を家族を守るための教育はうんと受けていました。

ぼくは無我夢中で怪物と女の人がいる滝壷へと走っていきました。大声をあげていたかも
しれません。あの美しい人を救うんだ、それがここに居合わせたぼくの使命なのだ。

と、そのとき、ぼく以上の大声をあげて、人影がぼくを追い抜いていきました。
人影は泣き声のような情けない声で
「スススススレーさぁぁぁんっ!!」
と叫んでいました。



416 :チュボー王子の回想:02/04/14 01:52
みんながあんまり不吉なこというんで、僕は涙を拭きながら無我夢中で森を走りまわって
スレーさんを探しました。
もしかしたら野生のピロユキの一匹や二匹蹴飛ばしてしまったかも知れません。

涙で視界がかすんで僕は草に足を取られ、転んでしまいました。
「ウワアアアアン」
あまりにドンくさい自分に、愛する人も守れない自分に、僕は声をあげて泣きました。
スレーさんの怒った顔、厳しい顔、戦うときの顔、時々見せてくれる優しい笑顔、
そしてあのステキな釣り鐘乳が浮かんできました。
同時にあの厳しい声も。
『しっかりなさってください!』戦闘のときに弱気になると必ずこう声をかけられました。

しっかりしなくちゃ。僕はそう思い涙を拭きました。
涙を拭いて立ち上がった目で足元を見ると、何かが落ちているのに気がつきました。
「茶色くて・・・ゴワゴワした・・・毛・・・?」
ゴルァの毛だ! そう気づいたぼくは地上にはいつくばって目を凝らしました。
「毛が落ちてる! それに足跡も!!」
僕はゴルァのものに違いない足跡をたどりました。

草を掻き分け林を縫うと、水音がしました。ええ、それが例の小さな滝だったんです。
「(ス、スレーさん!!)」
僕の目にスレーさんが映りました。こ、こ、こともあろうにゴルァに下着を裂かれ、つ、
つ、つりがね型のオッパイを、ままま丸出しにされていたのです!
僕のスレーさんの釣り鐘が!! かあっと頭に血が昇りました。
僕は無我夢中で走り出しました。スレーさんの名を呼びながら。

と、そのとき、全速力の僕を軽々と追い抜いていく人影がありました。
その人影には見覚えがありました。


417 :名無し物書き@推敲中?:02/04/14 01:56
アッゲ「ふーまにあった」
サッゲ「おにいちゃん、がむばってーーー」

チュボー王子、また妖精王子においしいとこをとられてしまうのか!?

418 :名無し物書き@推敲中?:02/04/15 05:24
コレデアッテル?(位置関係)

      [タキツボ]
    チチダシスレー ゴルァ

    ガイ・シュッツヨウセイオウジ

      チュボーオウジ

     ハダカノヒッキーオウジ

  アッゲ サッゲ<ガンガレーヲニイチャン!    

419 :↑合ってると思う:02/04/15 07:55
そのころ、ニチャーヌ姫たちにまかれた哀れな黒鳥ハンカックは大いに焦っておりました。
「タタタタイヘンダー!!ドドドドウシヨウーーー!!」
部下の掟は『ほう(報告)れん(連絡)そう(相談)』!!と一昔前の新入社員研修で
習うような言葉が浮かぶハンカック。
「トトト、トリアエズ、ホウレンソウーーー!!」
進むことも退がることもできず、夜闇の中鳥目をこすりこすりテレパシーで叫びました。
「タイヘンデゴザイマーーーッス!!」

「ん?」
「アアツナガッタ、ア・オーリーサマ、タイヘンデス!!」
「何言ってんのよ」
「ア、ア・オーリーサマデハナイノデスカ?」
「あんた、長年仕えてきたご主人様の美声を忘れたの?」
「ワワッ!アゲアラーシサマデゴザイマシタカ!!」
長年仕えてきただけあって、ハンカックの叫びは真っ先にアゲアラーシに届いた
のでした。
「オ、オミアイチュウデスヨネ!?シ、シツレイイタシマシ・・・」
パンツ一枚のアゲアラーシは憮然とした表情のまま言いました。
「いいわよ別に。またくっだらない男が相手だから」
「シカシ・・・」
「言ってごらんなさい、何がタイヘンデゴザイマスーーーなの?」
「ジツハ・・・」
そのときお見合い(パンツDEデート)の司会者たちが大声で叫びました。
「ではっ、スイッチ・オ〜〜ン!!」
「早く言いなさいってば」
といいながらスイッチに手も伸ばさないアゲアラーシ。目もくれない背後のハート
型の電飾は虚しく男性側だけが光りました。
「イヤ〜、あかんかったねえ」
「魔法学校の新米先生、残念でしたーーーー!!」
アゲアラーシのローテンションなどものともせず、司会者たちは元気にふられた男性に
声をかけました。
「ジ、ジツハ、アノウ、イイニクインデスガ・・・」
「早く言いなさいよ。退屈してたんだから」
「さあ!では気をとりなおして!」
司会者たちの声が響きました。





420 :名無し物書き@推敲中?:02/04/15 08:07
「一目合ったその日から!」
「恋の花咲くこともある!」
何回、何十回、いや何百回と繰り返された決まり文句があり、アゲアラーシの横の
カーテンの向こうにポン、という音をたてて新しい男が現われました。

「はーこれはえらいええ男やねえ」
「今回はアゲアラーシさんも参ってしまうかも知れんねえ」
アゲアラーシは司会者たちのそんな声などまるで無視してハンカックに報告を
促していましたが、ハンカックにもその司会者たちの言葉が聞こえていました。
「(エ、エエオトコ? コ、コレハゴシュジンサマセンザイイチグウノチャンスデハ!? モシカシテ、アゲアラーシサマニモ
ツイニハルガ!?)」
「ハンカック、大変なことって何よ」
「イ、イイエ!!ナンデモアリマセン!! アノ、キアイイレテガンバッテクダサイ!! デハ!!」
「あ、ちょっと」
ハンカックはテレパシーを送るのをやめました。
「(アゲアラーシサマ、ガンバ!!)」
ア・オーリー老魔女とは接続が悪いのか、テレパシーはつながらないようです。
「(トホホ・・・アンマリヨクミエナイケドジブンデサガスシカナイヨ・・・。サイワイコンヤハマンゲツデイツモヨリハアカルイ
ケド・・・。アゲアラーシサマモガンバッテ(!?)オラレルンダ。ワタシモガンバロウ)」
ハンカックは月明かりを頼りにヨロヨロと飛び始めました。


421 :名無し物書き@推敲中?:02/04/15 08:23
「なんだったのよ、一体」
憤然とした表情を浮かべるアゲアラーシ。
「・・・さん、じゃあ好みのタイプを教えてくださーい」
「そうですね・・・」
やたらいい声がカーテンの向こうから聞こえてきました。男らしく、落ち着いていて、
それでいて何やら色っぽい声です。『ええ男』は声まで『ええ』ということでしょうか。
「(ん・・・? でも、どっかで聞いたような声だわ・・・)」
アゲアラーシは眉根を寄せました。
「好みのタイプですか? そうですね、有名人では思いつきませんが・・・」
「(誰の声だったかしら・・・。思い出せないけど・・・)」
「髪は烏の濡れ羽色でロングが好みですね。唇はいつも深紅に彩られてて・・・
気の強そうな瞳・・・豊かな胸・・・そんな人がわたしの隣にいてくれれば幸いです」
「おーーーーっ!これは期待できそうですがな!」
「プラッド・ビットというよりは、ビキニパンツがビビッドという感じ!やけど!」
司会者の寒い駄ジャレの後、失笑する間もなく遮られていたカーテンが開きました。
「ごたーーーーいめーーーーん!!」

『ええ男』と連呼されてはさすがにアゲアラーシも相手を見ずにはいられませんでした。
ちらりと見たその先には・・・そう。ご想像のとおり。
「ド、ドキューソ!?」
「よーお、アゲアラーシ。偶然だな」
アゲアラーシと同様、パンツ一丁(黒ビキニ)のドキューソがにっこりと微笑んで
座っていました。
「運命を感じずにはいられないな、アゲアラーシ・・・」

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